AirPodsや中華メーカーに押されて話題が少ない国産ワイヤレスイヤホンですが、話題にならないだけで確かに製品は存在します。
それこそ「ソニー」「パナソニック」「JVCケンウッド」など国産のオーディオメーカーが相次ぎ新製品を投入しており、そこそこ選り好みできるまでに製品数も増えてきました。
この記事では、こうした国産オーディオメーカーが手がける完全ワイヤレスイヤホンを紹介。価格別のおすすめの製品を抜粋して紹介します。
この記事の目次(タッチで移動)
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ワイヤレスイヤホンの選び方
- 「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選ぶ
- (できるだけ)「AAC」コーデックに対応したワイヤレスイヤホンを選ぶ
- Androidスマホユーザーなら「aptX」コーデック対応のワイヤレスイヤホンも検討余地あり
1. 「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選ぶ
巷で言う「ワイヤレスイヤホン」とはBluetoothイヤホンのこと。無線通信規格「Bluetooth」を使ってスマホと接続している。
昨今のワイヤレスイヤホンはBluetoothの最新バージョンである「Bluetooth 5.0」に対応。一昔前の「Bluetooth 4.x」時代の製品に比べてワイヤレス接続の安定感が劇的に向上。屋外や人混みの中で使っても音飛びしにくくなっています。
2024年現在、あえて「Bluetooth 4.x」のワイヤレスイヤホンを選ぶ特段の理由なく、中古ワイヤレスイヤホン狙いの人も含めて迷うことなく「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選びたい。
2. (できるだけ)「AAC」コーデックに対応したワイヤレスイヤホンを選ぶ
コーデックとは、音楽データをBluetoothで転送するためのデータ圧縮規格のこと。音質や遅延(音ズレ)の程度に影響します。
今日のワイヤレスイヤホンだと「SBC」と「AAC」の2つのコーデックに対応している製品が一般的。「AAC」コーデックが事実上の上位規格となるため、できるだけ「AAC」コーデックに対応したワイヤレスイヤホンを選びたい。
3. Androidスマホユーザーなら「aptX」コーデック対応のワイヤレスイヤホンも検討余地あり
Bluetoothコーデックは「SBC」と「AAC」が一般的ですが、これの上位版となる「aptX」コーデックも存在します。
Androidスマホであれば「aptX」が利用可能。「aptX」コーデックに対応するワイヤレスイヤホンを選ぶと音質がプラスされておすすめです。
iPhoneは「aptX」非対応。iPhoneユーザーだとあえて「aptX」対応ワイヤレスイヤホンを選ぶ必要はありません。
なお、ソニーやパナソニックなどの大手メーカーは自前のCPUを使っており、「aptX」を採用せず。「aptX」搭載は米クアルコム社が開発・供給しているワイヤレスイヤホン向けCPUを使っている製品に限られます。
「aptX」を使ってない主なメーカーまとめ
- Apple
- ソニー
- パナソニック
- サムスン
- JBL ...など
【5000円前後】おすすめの国産ワイヤレスイヤホンまとめ
1. JVCケンウッド「JVC HA-A5T」(価格3,600円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5時間 |
ケース併用で最大15時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
JVCケンウッドが展開する現行エントリーモデル「JVC HA-A5T」。国産ワイヤレスイヤホンでは最安となる3,600円前後で展開中。
音質は低音重視。一方では音こもりが少なく音が聞き取りやすい。安かろう悪かろうで終わらず、オーディオ性能に確かなこだわりが見て取れる。「AAC」コーデックこそ対応しませんが、そうとは思えぬ高音質モデルです。
イヤホンサイズが小さめなので男女ともに難なく装着できです。コスパ重視の人でとりあえずの1台を探している人におすすめです。
2. Victor HA-A20T(価格5,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Victor HA-A20T は、Victorブランドのエントリーモデル。2023年に発売開始した現行ラインナップのひとつ。
ボーカル重視のクリアな音質、軽量コンパクトなイヤホン、相場同等の24時間使えるバッテリーを搭載した王道の仕上がり。
ノイズキャンセリングやマルチポイントといった最新機能こそ対応しませんが、音楽を聞くため、動画を見るためのワイヤレスイヤホンとしては必要十分。価格も含めてとりあえずの1台として丁度いい1品です。
【1万円以下】おすすめの国産ワイヤレスイヤホンまとめ
1. ヤマハ「TW-E3C」(価格6,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
YAHAMA TW-E3C は、おなじみ楽器メーカーの「ヤマハ」(YAMAHA)が手がけるワイヤレスイヤホン。
価格6,000円と安価ながら非常に音質の良いワイヤレスイヤホンとして人気。中音域〜高音域を重視。ボーカルや楽器の音が聞き取りやすいオーディオ設計です。下手な低音増強もなく、万人におすすめできます。
aptXコーデックに対応するのでAndroidスマホで使う場合ならより高音質になります(iPhoneはaptX非対応)。
さりげなく2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能にも対応。複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だとマルチポイント対応がプラスαのセールスポイントになります。
2. オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ATH-CKS30TW は、オーディオテクニカの現行スタンダードモデル。
オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」を冠する音質重視モデル。力強い低音、伸びやかなボーカルを特徴とします。音こもりにくい適度に強い低音がほしい人だとオーディオ相性は抜群です。
2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能にも対応。複数のデバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと重宝します。
ここら揃って価格7,000円でコスパよし。オーディオテクニカのスタンダードモデルとして文句ない仕上がりです。
なお、これとは別にノイズキャンセリング機能に対応したカスタム版も展開あり。価格は1.1万円前後。ノイズキャンセリングが使いたい人だとカスタム版も検討あれ。
▼ カスタム版(ノイズキャンセリング対応版)
3. オーディオテクニカ「ATH-SQ1TW2」(価格9,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6.5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
オーディオテクニカが手がけるおしゃれイヤホン「ATH-SQ1TW2」。ケース・イヤホン本体ともにスクエア型デザインを採用。コンパクトできらびやかな雰囲気と相まり、ジュエリー・アクセサリー感あります。
音質はちょい低音強め。音こもった感じが残りますが、もとより低音イヤホンを探している人だとオーディオ相性よし。iOS・Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です。
先に紹介した ATH-CKS30TW が音質重視の現行スタンダードモデルとすれば、ATH-SQ1TW2 はデザイン重視のコンセプトモデルといったところ。音質よりもデザイン重視でワイヤレスイヤホンを選びたい人なら ATH-SQ1TW2 がおすすめ。
4. Victor HA-A30T2(価格9,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大27時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Victor HA-A30T2 は、2024年に登場したVictorワイヤレスイヤホンの中堅モデル。ノイズキャンセリングやマルチポイントに対応するなど機能性を重視した製品です。
ノイズキャンセリングは実用水準の性能あり。機能ONにするとそれとなく周囲の音を中和・低減できます。
Victorらしいボーカル重視のサウンドは健在。プラスαで低音を強化。ボーカルと低音が張り合う迫力と臨場感あるオーディオで聴き応えあります。iOS・Android向けの専用アプリを使ったイコライザー調整にも対応。自分好みの音にチューニングしたい人でも問題ありません。
5. ソニー「WF-C510」(価格9,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大22時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ソニーの現行エントリーモデル「WF-C510」。2024年9月に発売開始した最新モデルです。
ソニーらしいボーカル重視の音質に強み。ソニー独自の音質補正機能「DSEE」にも対応しており、機能ONにすれば中音域〜高音域にかけてより精細で丁寧な音描写になります。iOS・Android向けの専用アプリを使ったイコライザー調整も可能です。
機能面は至って普通。ノイズキャンセリングには対応せず。とはいえ、「U1万円で買えるソニーのワイヤレスイヤホン」という観点では唯一無二の選択肢。ソニー好きの人なら検討余地ありです。
【2万円以下】おすすめの国産ワイヤレスイヤホンまとめ
1. パナソニック「Technics EAH-AZ40M2」(価格1.5万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大3台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大18時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」(テクニクス)。その通常版モデルとなるのが「Technics EAH-AZ40M2」。
1万円台のワイヤレスイヤホンの中では業界No.1と名高い高音質モデル。中音域〜高音域にかけて音の解像度が高め。さながらハイレゾ音源を思わすクリア・サウンドに。原音重視で音楽を聞きたい人だとオーディオ相性は抜群です。
業界初となる3台同時接続できるマルチポイント機能にも対応。もとより複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと勝手よし。数日も使えば”ペアリング切り替え”なる概念を喪失します。
音質も機能もブランドもこだわりたい人だと「Technics EAH-AZ40M2」がおすすめ。価格1.5万円以上の価値あります。
2. ソニー「WF-C700N」(価格1.4万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ソニー「WF-C700N」は、2023年に登場したソニーの中堅モデル。
ボーカル重視のソニー・サウンドは健在。ソニー独自の音質補正機能「DSEE」にも対応。機能ONにして使えば中音域〜高音域にかけて音が明るくなり、ボーカルや楽器の音がより聞き取りやすくなります。
ノイズキャンセリングやマルチポイントなど最新のトレンド機能にも対応。価格1.4万円で購入できるソニーの中堅モデルとして完成度高し。"ソニー"ブランドのワイヤレスイヤホンとして文句ない1品です。
3. オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW」(価格1.3万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体20時間 |
ケース併用で最大50時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
オーディオテクニカのひと世代前のハイエンドモデル「ATH-CKS50TW」(2021年発売)。
2024年現在、後継モデルの「ATH-CKS50TW2」が登場していますが、値下げして併売中。もともとの価格は1.7万円でしたが、現在は1.3万円前後で購入できます。
オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」を冠する製品。"クリアな重低音”こと音こもりにくい低音を特徴とします。音こもりにくい、適度に強い低音がほしい人だとオーディオ相性は抜群です。
50時間バッテリーを搭載する業界屈指のスタミナモデルとしても名高い。イヤホン単体でも20時間使える変態ぶり。いざとなれば充電ケースなしで1日とイヤホンが使いまわせる最強ズボラ仕様のイヤホンです。
ノイズキャンセリングやマルチポイントにも対応。ひと世代前のハイエンドモデルとはいえ、まだまだ現役レベルの性能・機能あり。コスパ重視の人ならおすすめです。
4. ソニー「LinkBuds S」(価格2万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
LinkBuds S は、ソニー・ワイヤレスイヤホンの見本市モデル。価格2万円で現在のソニー技術を余すことなく堪能できる非常にコスパよい1品。ソニーの現行フラッグシップ「WF-1000XM5」(価格3.3万円)と同等のハイエンド機能をもろもろ搭載します。
主な対応機能
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み機能(ながら聞き機能)
- マルチポイント
- 通話時ノイズカット
- LDACコーデック
- DSEE Extreme
特に注目したいのがソニー独自機能「DSEE Extreme」。機能ONにすると通常オーディオをハイレゾ相当に高音質補正。体感レベルで理解できる明るい音に変化します。音こもりないクリアなオーディオを好む人だと重宝すること違いない”神”機能です。
予算に余裕のある人なら最初からソニーのフラッグシップ「WF-1000XM5」(価格3.3万円)を検討してもいいかもしれませんが、とかくコスパ重視でソニー製品を選びたい、ソニーの最新機能を試してみたい人だと LinkBuds S がおすすめです。
【2万円〜】おすすめの国産オーディオメーカー製ワイヤレスイヤホン
1. ソニー「LinkBuds」(価格2.2万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大17.5時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ながら聞きイヤホンの代名詞として業界ポジション確立したソニー「LinkBuds」。イヤホンを装着したまま周囲の環境音が聞き取れます。
イヤホンが耳穴を完全にふさがず、さながら骨伝導イヤホンを思わす耳周りの開放感。屋外で安全考慮しながら音楽を聞きたい人、ジョギング中に使えるイヤホンを探している人だと丁度いい1品です。
あくまでトリッキーモデルであり、普通のイヤホンを探している人なら兄弟モデル「LinkBuds S」で十分。LinkBuds はもとより”ながら聞き”イヤホンとして使いたい人におすすめ。
2. オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」(価格2.4万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP55 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体25時間 |
ケース併用で最大65時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
オーディオテクニカの現行・上位版モデル「ATH-CKS50TW2」。2024年10月より発売開始。
オーディオテクニカ「SOLID BASS」ブランドを冠した音質重視モデル。"クリアな重低音”こと、音こもりにくい低音を強みとします。適度に音こもった低音で音楽を聴きたい人だとオーディオ相性よし。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体25時間、ケース併用で65時間と業界No.1のスタミナ仕様。イヤホン単体での電源ON/OFF機能も新搭載。もはやケースすら必要ない、イヤホン単体で運用できる新感覚ワイヤレスイヤホンです。
イヤホンを都度ケースに戻す必要なく、イヤホンを使ったら使いっぱなしできるズボラ・スタイルが、いざ音質や機能面以上のセールスポイントとして刺さる人も多そう。
3. ソニー「WF-1000XM5」(価格3.3万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大36時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
2023年に登場したソニーの現行フラッグシップモデル「WF-1000XM5」。
ボーカル重視のソニー・サウンド、業界トップクラスの高性能ノイズキャンセリングあり。これにくわえて今作はイヤホンサイズを小型化・軽量化。長時間のイヤホン装着でも耳が疲れにくくなった(※前作モデルは異様にイヤホンサイズが大きかった)。
ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」にも対応。高音域をハイレゾ相当に音質補正できます。ボーカルや楽器の音を重視して音楽を聴きたい人だとオーディオ相性は抜群です。
4. パナソニック「Technics EAH-AZ80」(価格3.5万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大3台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」(テクニクス)。その最上位モデルとなるのが「Technics EAH-AZ80」。
業界No.1の高音質モデルとして名高い1品。Technicsの高級イヤホン(有線イヤホン)「EAH-TZ700」の技術を転用。原音ありのままの音の描写・再現に磨きをかけた。
淀みなく、歪みない、クリア・サウンドを堪能したい人だと Technics EAH-AZ80 は間違いなくおすすめ。聞く曲のジャンルに関係なく、音楽・動画に関係なく美音そのものです。
業界初となる3台同時接続できるマルチポイント機能にも対応。スマホだけでなくノートPCやNintendo Swtichも含めてワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと勝手のよさは明らか。数日も使えば”ペアリング切り替え”なる概念を喪失します。
この記事のまとめ
2024年現在、国産ワイヤレスイヤホンを選ぶならU1万円ならヤマハ「TW-E3C」(価格6,000円)、1万円台ならパナソニック「Technics EAH-AZ40M2」。(価格1.5万円)、価格度外視ならパナソニック「Technics EAH-AZ80」(価格3.5万円)がおすすめ。
パナソニックのTechnicsシリーズは今もっとも熱い国産ワイヤレスイヤホン。高音質オーディオ、高性能ノイズキャンセリングを揃えたほか、業界初のマルチポイント3台接続が可能と使い勝手もよし。ワイヤレスイヤホン初心者〜上級者まで文句なく使えます。国産ワイヤレスイヤホン選びに迷ったらTechnics一択。
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