Googleが展開するオリジナルスマホ「Google Pixel」。
ピュアAndroid OSを搭載したシンプルisベストな使い勝手で人気博します。
Bluetoothオーディオコーデックは「LDAC」に対応するのはもちろん次世代コーデックとして知られる「LC3」にも対応。Bluetoothイヤホンこと"ワイヤレスイヤホン"の選びがいあります。
この記事では、Google Pixelスマホで使うことを前提にしたおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介します。
Google Pixelスマホと相性いいワイヤレスイヤホンを探している人は記事を参考にしてみてください。
この記事の目次(タッチで移動)
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Google Pixelスマホ向けのワイヤレスイヤホンの選び方
1. Google Pixelスマホが対応するBluetoothオーディオコーデックを確認する
Google Pixelスマホは、主要なBluetoothオーディオコーデックに対応。
だいたい以下のようなコーデックが使えます。
Google Pixelスマホが対応するBluetoothオーディオコーデック
- SBC
- AAC
- aptX(aptX HD)
- LDAC
- LC3(Pixel 7以降の機種のみ)
なお、aptXの上位版コーデックである「aptX Adaptive」「aptX Lossless」には対応していないので注意。
昨今だと「aptX」「LDAC」あたりに対応するワイヤレスイヤホンが人気です。
aptXは低遅延と高音質のバランス取ったコーデック。SBCやAACと比べてバッテリー消費は同等レベルとあり、非常に勝手いいコーデックです。
LDACはハイレゾ音域(24bit/96kHz)での高音質オーディオ再生できるハイレゾ・コーデックとして人気です。ただ、バッテリー消費が激しいのでちょい注意。
2. 低遅延にこだわりたい人なら「LC3」コーデックが本命
Google Pixel 7以降のPixelスマホであればLE Audioに対応。「LC3」コーデックが使えます。
LC3は次世代のBluetoothオーディオコーデック。ワイヤレスながらも30msの低遅延通信が可能です。
昨今だとハイレゾ・コーデックこと「LDAC」が人気ですが、LDACは遅延が平均1000ms(1秒)あってソシャゲやりたい人だと微妙なところ。
LC3なら平均30ms(0.03秒)。よほど耳がいい変態スナイパーでもない限り、遅延を認識するのは難しいレベルです。ほぼ有線イヤホン感覚で使えます。
Bluetoothオーディオコーデックごとの平均的な遅延具合(音ズレ秒数)
SBC | 200ms(0.2秒) |
AAC | 100ms(0.1秒) |
aptX | 70ms(0.07秒) |
LDAC | 1000ms(1秒) |
LC3 | 30ms(0.03秒) |
aptXでもギリ許容範囲かな...?とは思いますが、よりこだわりたい人だとLC3対応ワイヤレスイヤホンを選びたい。
3. 所々選ぶのが面倒なら「Pixel Buds Pro 2」がおすすめ
Googleは自社オリジナルのワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」シリーズを展開。
うち2024年に登場した現行モデル「Pixel Buds Pro 2」に関してはPixelスマホと同じくTensorチップを搭載。紛うことなきGoogle Pixelスマホ向けのワイヤレスイヤホンです。
Google Pixelスマホと接続して使えば音質向上、遅延低減、接続強化の3点が一挙に得られます。
Pixel Buds Pro 2はLE Audioにも対応あり。将来的にLC3コーデックが使えるようになる可能性があります(現時点では非対応)。この点もPixelスマホユーザーからすると潜在的なセールスポイントとなります。
Google Pixelスマホと相性よし!Pixel Budsシリーズ
1. Pixel Buds Pro 2(価格2.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP54 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大48時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Google Tensorチップを初搭載!Pixelスマホ特化のワイヤレスイヤホン
Pixel Buds Pro 2 は2024年10月に発売開始した最新モデル。
Pixel Budsシリーズの上位版モデルの位置付け。Google自社開発チップ「Tensor」をシリーズで初搭載。Google Pixelスマホとの親和性の高さを売りにしたワイヤレスイヤホンです。
特に音質に関してはPixelスマホとそれ以外で別物クオリティ。
そこらのAndroidスマホと接続すると単なる低音イヤホンですが、Pixelスマホで使う場合ならシルキーな音(優しく丁寧で歪みない音)に化けます。
音の粒も細かめ。長時間のリスニングでも聴き疲れにくい優良ワイヤレスイヤホンとして評価一転。Pixelスマホユーザーであればこそ使うべきワイヤレスイヤホンでしょう。
機能面も優秀。バッテリー駆動時間もケース併用48時間とスタミナ仕様です。イヤホンのタッチボタン長押しによる「Gemini」起動にも対応します。
価格は定価36.800円ですが、昨今だと相場2.7万円前後で購入可能。Amazonだと2万円前後でも買えます。
他のPixel Budsシリーズは特色なし
Pixel Budsシリーズは、通常版モデルとなる「Pixel Buds A-Series」(価格1.2万円)も展開がありますが、こっちはごくごく普通のワイヤレスイヤホン。
特にTensorチップを搭載するわけでもなく、Google Pixelスマホとの連携機能があるわけでもありません。
ノイズキャンセリングやマルチポイントなどトレンド機能にも対応しておらず、そのくせ価格は1万円超。
ほぼPixel Buds Proの引き立て役。よほど何か惹かれるものがある人を除けば、あえて購入するメリットは見い出せません...
【1万円以下】Google Pixelスマホと相性いいワイヤレスイヤホン
1. ヤマハ「TW-E3C」(価格6,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
楽器メーカー「ヤマハ」(YAMAHA)が手がける王道スタンダードモデル
U1万円ワイヤレスイヤホンの中ではNo.1と名高い高音質モデル。ヤマハの「TW-E3C」。
中音域〜高音域の描写力に強み。ボーカルや楽器の音など聞き取りやすいシルキー路線のサウンドです。
Bluetoothオーディオコーデック「aptX」にも対応。Pixelスマホユーザーであればプラスαの音質、なおかつ低遅延化が得られます。Pixelスマホユーザーであれば選んで損はない1品です。
価格6,000円と安価ながらもマルチポイント機能にも対応。複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人にもおすすめ。
2. EarFun Air 2 NC(価格7,990円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大40時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
U1万円でLDAC対応した数少ないワイヤレスイヤホン
中華オーディオメーカー・EarFunが展開する中堅モデル「EarFun Air 2 NC」。
定価7,990円でLDAC対応。Pixelスマホで使う場合ならハイレゾ音域での高音質オーディオ再生が可能です。
LDAC対応するワイヤレスイヤホンはもれなく1万円を超えてきますが、1万円以下でLDACを使いたい人だと EarFun Air 2 NC は数少ない選択肢となります。
中華イヤホンとあってコスパも抜群。ノイズキャンセリング、マルチポイント、空間オーディオ再生など対応。バッテリー駆動時間はケース併用40時間とスタミナ仕様です。
"EarFun"なるメーカーブランドの知名度こそ低いですが、物自体は良いんです。Pixelスマホユーザーで実用性重視の人なら選んでよし。
3. Anker「Soundcore Life P40i」(価格7,990円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大60時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Ankerの今現在の看板モデル。バッテリー駆動時間はケース併用60時間とスタミナ仕様
コスパと機能性に定評あるAnker。今現在の看板モデルとなるのが「Soundcore Life P40i」。
ノイズキャンセリング、マルチポイント、ケースのワイヤレス充電(Qi)などトレンド機能を網羅。
なおかつ、バッテリー駆動時間は業界トップクラスとなるケース併用60時間。イヤホン単体でも12時間使える最強スタミナ仕様です。
音質に関しては典型的な低音イヤホンですが、Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整が可能。好きな音質にカスタムできます。
Ankerの18ヶ月の製品保証もあり。なおかつの価格7,990円と考えると、やはりコスパよい1品です。
【2万円以下】Google Pixelスマホと相性のいいワイヤレスイヤホン
1. Anker Soundcore Liberty 5(価格14,990円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP54 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大48時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Ankerでは珍しいオーディオ特化モデル
2025年に登場したAnkerの現行フラッグシップ「Anker Soundcore Liberty 5」。
バスレフ型スピーカー&Dolby Audio機能を搭載(いずれもAnker初)。深みのある低音描写に磨きをかけた1品です。
ホームスピーカーのようなドコドコ鳴る低音、音場の広い臨場感ある音を楽しみたい人だとオーディオ相性は抜群。
PixelスマホユーザーならLDACコーデックも使えるので、より高音質で迫力あるサウンドが楽しめます。

「Dolby Audio」機能にも対応。機能ONにすると、よりシャープでエッジな低音が楽しめます
Anker製品とあって機能面も優秀。特にノイズキャンセリング性能は1万円台のワイヤレスイヤホンの中ではほぼトップ。ノイズキャンセリング狙いの人でも文句ない仕上がりです。
価格14,990円とAnkerワイヤレスイヤホンの中では高価な部類の製品ですが、その価格以上の価値あり。音質も機能面もこだわりたい人なら選びたい。
2. パナソニック「Technics EAH-AZ40M2」(価格1.5万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大3台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大18時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
老舗"Technics"の美音サウンドを1.5万円で実現「EAH-AZ40M2」
パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」(テクニクス)。その通常版モデルとなるのが「EAH-AZ40M2」。
この価格帯の製品の中では(先に紹介した)Anker Soundcore Liberty 5 と並んでオーディオ性能に特色ある1品。
中音域〜高音域の描写力が高く、楽器の音ひとつまでつぶさに描き分けます。
音場も広く、無駄な低音増強もないオーディオ優等生そのもの。
低音を楽しみたい人なら Anker Soundcore Liberty 5 がおすすめですが、中音域〜高音域に特化したシルキー路線の音を楽しみたい人だと EAH-AZ40M2 を選ぶべきです。
ちなみに、Technicsワイヤレスイヤホンは業界で唯一となるマルチポイントの3台接続が可能。複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だと勝手よすぎて感動します。
3. ソニー「WF-C710N」(価格1.6万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8.5時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Y2Kスケルトンカラーが魅力!業界随一のおしゃれイヤホン
2025年にリニュアルされたソニーの中堅モデル「WF-C710N」。
ボーカル重視のソニー・サウンド、高性能ノイズキャンセリング、軽量コンパクトなイヤホン装着感を売りにした安定の1品。
音質をデジタル補正するソニー独自機能「DSEE」にも対応。Android向けの専用アプリから機能ON/OFFできます。
そして今作はソニー・ワイヤレスイヤホンで唯一となるスケルトンカラーを用意。
Y2K感(2000年代感)あるブルーのスケルトンとあり、ビジュアルからして気になっている人も多いのではないでしょうか?
イヤホンサイズの小ささと相まり、さながらビー玉と錯覚する見た目と質感あり。生活の差し色となるガジェットを探している人だとこれ以上の製品はありません。
【2万円〜】Google Pixelスマホと相性のいいワイヤレスイヤホン
1. デノン「PerL Pro」(価格2.1万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive、aptX Lossless |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大32時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
聴覚に合わせて音をオーダーメイドできる変態イヤホン
創業100年。国産老舗オーディオメーカー・デノン(DENON)が展開するフラッグシップ「PerL Pro」。
イヤホン本体に聴覚測定器を搭載。各々の聴覚を測定し、聴覚に照らして聴き心地よい音に自動チューニングできます。
巷のレビューで評価高い高音質ワイヤレスイヤホンよりかは、自分好みの主観評価に依存した高音質ワイヤレスイヤホンを探している人だと PerL Pro との相性よさそうです。
チューニングの一切はAndroid向けの専用アプリを通じて自動で行えるため、オーディオに詳しくない人でも身構える必要はありません。
聴覚測定器を搭載することもあり、もともとの販売価格は5.7万円と割高でしたが、ここ最近は2.1万円前後で購入できます(2025年5月時点)。
2. BOSE「QuietComfort Ultra Earbuds」(価格3.6万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
業界No.1のノイズキャンセリング性能あり
BOSEの現行フラッグシップ「BOSE QuietComfort Ultra Earbuds」。
ワイヤレスイヤホン業界でNo.1と名高い高性能ノイズキャンセリングを搭載。
機械的な遮音性能、物理的な遮音性能、いずれも最高品質。自宅まだしも屋外で歩きながら使うと危険なレベルの静けさです。
ホワイトノイズ(サーっといった機械音)も発生なし。オーディオ再生を停止した状態なら耳栓そのもの。勉強時の集中グッズとしての活用もおすすめです。

イヤホン側面部に遮音のためのシリコンバンドあり
BOSE王道の低音サウンドにも強み。ドコドコ、ヴォンヴォン鳴る、身体の奥底に響いてくる低音が病みつきになります。
BOSE独自の空間オーディオ再生機能と組み合わせること、これもうBOSEのホームシアタースピーカーそのものです。
3. JBL TOUR PRO 3(価格3.9万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
(ドングル接続時のみ)LC3plus | |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大44時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
充電ケースをドングル代わりにLC3plus接続(10ms通信)できる超・低遅延モデル
JBLの現行フラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 3」。
BAドライバー使った高音質オーディオ、および業界トップクラスの高性能ノイズキャンセリングを兼ね備えたフラッグシップの極み。
+αの機能としてLC3plus接続に対応。LC3plusはLC3の上位版コーデック。平均10ms(遅延0.01秒)での超・低遅延通信が可能です。
2025年時点でLC3plusに対応するデバイスは皆無ですが、JBL TOUR PRO 3 は充電ケースをドングル代わりにして事実上あらゆるデバイスをLC3plus対応化。
ドングルはPixelスマホもちろんPCやNintendo Switchにも装着可能。USB Type-Cポートあるいは3.5mmイヤホンジャックを備えるデバイスならもれなくLC3plus通信できます。
ゲームに耐えうる低遅延ワイヤレスイヤホンを探している人だとLC3plus対応の JBL TOUR PRO 3 は丁度いい選択肢になりそうです。
【LC3対応】Google Pixelスマホと相性のいいワイヤレスイヤホン
そもそもLC3とは?
次世代のBluetoothオーディオ・コーデック「LC3」。
2020年に仕様策定された「LE Audio」準拠のコーデックで30ms(誤差0.03秒)での低遅延通信が可能です。
従来コーデックが100ms〜200ms通信なのに比べるとその低遅延ぶりは明白。もっぱらゲームする人だと重宝します。
Goole Pixelに関しては「Pixel 7」以降の機種ならLE Audio対応。LC3対応ワイヤレスイヤホンを使えばLC3コーデックで接続・通信できます。
LE Audioの設定方法は↓以下記事で解説してます。
-
【Tips】Google PixelスマホのLE Audio(LC3)を機能ONにする方法(Android OS 15仕様)
続きを見る
1. オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」(価格2.2万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP55 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体25時間 |
ケース併用で最大65時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
業界No.1のスタミナモデル(イヤホン単体25時間、ケース併用65時間駆動)
2025年時点で業界No.1のスタミナモデル。オーディオテクニカのハイエンドモデル「ATH-CKS50TW2」。
イヤホン単体で25時間、ケース併用だと最大65時間使える超・長時間バッテリーを搭載。
ノイズキャンセリング機能を常時ONにした場合でもイヤホン単体15時間、ケース併用40時間使える変態クラスのスタミナあります。
できるだけ充電しないでいいワイヤレスイヤホンを探している人、ズボラ気質な人なら選んで間違いないワイヤレスイヤホンです。
2024年10月に発売開始した最新モデル仕様とあってLC3コーデックにも対応。PixelスマホであればLC3接続が可能です。

LC3接続にも対応あり
音質はクリアな低音。音こもらないギリギリ強めの低音を堪能したい人だとオーディオ相性よし。イコライザー調整にも対応します。
2. ソニー「WF-1000XM5」(価格3.3万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大36時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
フラッグシップ製品では珍しい軽量コンパクトなワイヤレスイヤホン
ソニーの現行フラッグシップモデル「WF-1000XM5」。
ボーカル重視の高音質オーディオ、業界トップクラスの高性能ノイズキャンセリング、そして軽量コンパクトなイヤホン装着感を強みとする製品です。
ソニー独自機能「DSEE Extreme」にも対応。アプリ関係なくオーディオをハイレゾ相当に高音質補正して再生できます。
いざ機能ONにすると野良YouTube動画すらリッチ・コンテンツと勘違いする美音サウンドに化けます。音の粒が細かくなり、体感レベルで理解できる音質向上あり。
LDACコーデックに対応するほか、LC3コーデックにも対応。PixelスマホならLC3接続が可能です。
ただ、LC3接続状態だとマルチポイント機能が使用不可になるので注意。
3. パナソニック「Technics EAH-AZ100」(価格3.9万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大3台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大28時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
ウォーム感ある音に強み。玄人向け高音質オーディオ「Technics EAH-AZ100」
ワイヤレスイヤホン業界でNo.1と名高い高音質モデル「Technics EAH-AZ100」。
ワイヤレスイヤホン業界で史上初となる磁性流体ドライバーを採用。
ウォーム感ある、木製ハウジングを鳴らしているように錯覚するオーディオオタク好みの仕上がりです。
きれいさっぱりした音よりも、演奏の熱感が感じられるリアルな音を好む人だとオーディオ相性はよさそうです。

LC3コーデックにも対応あり
2025年1月に発売開始した最新モデルとあってLC3コーデックにも対応あり。Pixelスマホで使う場合ならLC3接続が可能です。
ただ、LC3接続状態だとマルチポイント機能が使用不可になるので注意。
LDACコーデックにも対応しているため、マルチポイントを使いたい人だとLDACを使った方がいいかもしれません(LDACとマルチポイントは併用可)。
この記事のまとめ
ここまでGoogle Pixelスマホ向けのおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介してきました。
Pixelスマホとの親和性で言えば、やはりGoogle純正ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro 2」(価格2.7万円)がおすすめ。
音質向上はもちろん接続安定性も強化されます。予算さえ許すのであれば選んで間違いない1品です。
Pixel Buds以外のワイヤレスイヤホンだと EarFun Air 2 NC(価格7,990円)、Anker Soundcore Liberty 5(価格14,990円)あたりがおすすめ。
EarFun Air 2 NCはU1万円ながらもLDAC対応。PixelスマホならLDAC接続できます。
Anker Soundcore Liberty 5はやはり音がいい。低音が沈みます。ホームスピーカーでオーディオ再生しているような音の臨場感あって気に入る人も多そうです。
そのほか最新のワイヤレスイヤホンに関しては↓以下記事で適時まとめています。こちらも参考にしてみてください。
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