AirPodsや中華メーカーに押されて話題が少ない国産ワイヤレスイヤホンですが、話題にならないだけで確かに製品は存在します。
それこそ「ソニー」「パナソニック」「Victor」など国産のオーディオメーカーが相次ぎ新製品を投入しており、そこそこ選り好みできるまでに製品数も増えてきました。
この記事では、こうした国産オーディオメーカーが手がける完全ワイヤレスイヤホンを紹介。価格別のおすすめの製品を抜粋して紹介します。
この記事の目次(タッチで移動)
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ワイヤレスイヤホンの選び方
- 「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選ぶ
- スマホが対応しているコーデックに合わせたワイヤレスイヤホンを選ぶ
- 国産メーカーごとの対応コーデック事情を知る
1. 「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選ぶ
巷で言う「ワイヤレスイヤホン」とはBluetoothイヤホンのこと。
昨今のワイヤレスイヤホンはBluetoothの最新バージョンである「Bluetooth 5.0」以上に対応。
一昔前の「Bluetooth 4.x」時代の製品に比べてワイヤレス接続の安定感が劇的に向上。屋外や人混みの中で使っても音飛びしにくくなっています。
2025年現在、あえて「Bluetooth 4.x」のワイヤレスイヤホンを選ぶ理由なし。中古ワイヤレスイヤホン狙いの人も含めて黙って「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選びたい。
2. スマホが対応しているコーデックに合わせたワイヤレスイヤホンを選ぶ
コーデックとは、音楽データをBluetoothで転送するためのデータ圧縮規格のこと。音質や遅延(音ズレ)の程度に影響します。
iPhone・Androidスマホごとの対応コーデックは以下のとおり。
iPhone | Androidスマホ | |
SBC | 対応 | |
AAC | 対応 | |
aptX | ✗ | 対応 |
aptX上位コーデック | ✗ | 機種により対応 |
LDAC | ✗ | 対応 |
LC3 | ✗ | 機種により対応 |
iPhoneユーザーだと「AAC」が事実上の上位コーデックになるため、できるだけ「AAC」対応のワイヤレスイヤホンを選びたい。
Androidスマホユーザーだと「aptX」「LDAC」あたりが本命。
「aptX」は音質と遅延のバランス取ったコーデック。
「LDAC」は音質に特化。ハイレゾ音域での高音質オーディオ再生が可能です。一方で遅延やバッテリー消費が大きめです。
ちなみに、「LC3」は2020年に仕様策定された次世代のBluetoothオーディオコーデック。30msで通信できる低遅延性能に強み。ただ、2025年時点で対応するスマホ、ワイヤレスイヤホンともに少なめです。
3. 国産メーカーごとの対応コーデック事情を知る
国産メーカーだと自社開発の独自CPUを搭載するワイヤレスイヤホンも多く、対応するコーデックがバラバラ。
なにかしら特定メーカー品を選びたい人だとメーカーごとのコーデック対応事情を理解しておきたいところ。
主要なメーカー品ごとのコーデック対応状況は以下のような感じです。
SBC・AAC | aptX | aptX上位 | LDAC | LC3 | |
ソニー | 対応 | ✗ | ✗ | 対応 | △機種による |
パナソニック | ✗ | ✗ | 対応 | △機種による | |
オーディオテクニカ | △機種による | △機種による | 対応 | △機種による | |
Victor(JVC) | ✗ | ✗ | 対応 | ✗ | |
ヤマハ | 対応 | 対応 | ✗ | ✗ | |
デノン | △機種による | △機種による | ✗ | △機種による |
ソニー、パナソニック、Victorあたりは自前で開発したCPUを搭載することもあり、aptX関連コーデックはもろもろ非対応です。
補足
「aptX」コーデックは、米クアルコム社が開発・供給しているワイヤレスイヤホン向けCPUを使っている製品のみ対応
iPhoneユーザーだともとより「SBC」「AAC」コーデックしか使えないのでそこまで影響ありませんが、Androidスマホユーザーで「aptX」「LDAC」あたりを使いたい人だとメーカーごとの対応状況を意識したい。
【コスパで選ぶ】5000円以下で買える!おすすめの国産ワイヤレスイヤホン
1. Victor HA-A6T(価格4,500円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBCのみ |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | ✗ |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大23時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
U5000円ではNo.1クラスの高音質ワイヤレスイヤホン
国産老舗・Victor(ビクター)が手がける現行エントリーモデル「Victor HA-A6T」。
音楽を聴くため、動画を見るための王道スタンダードなワイヤレスイヤホン。
ノイズキャンセリングやマルチポイントなど流行りの機能には対応しませんが、その分、価格4,500円とVictorブランド製品にしては手頃な価格で購入できます。
音質はVictor製品そのもの。ボーカルくっきり、低音しっかり、音場が広くて臨場感すら感じられる仕上がり。一見すると4,500円とは思えぬ高音質オーディオです。
この価格帯の製品だとワイヤレス接続が不安定なものがあったりしますが、そうした心配は必要なし。
屋内外でごくごく普通に使えるワイヤレスイヤホンです。はじめての1台としても十分おすすめ。
2. Victor HA-A20T(価格5,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Victorエントリーモデルのスティック形状版、安定したイヤホン装着感に強み
Victor HA-A20T は、Victorブランドのエントリーモデル。
先に紹介した「Victor HA-A6T」の事実上のスティック形状版。安定したイヤホンの装着感が強みです。
Victorならではのボーカル重視のクリアな音質は健在。長時間のオーディオ再生でも聞き疲れにくいワイヤレスイヤホンです。
もっぱらスティック形状のワイヤレスイヤホンを探している人、スティック形状ならではの安定したイヤホン装着感を重視する人ならこっちの方が勝手いいかもしれません。
3. JVCケンウッド「JVC HA-A5T」(価格3,600円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5時間 |
ケース併用で最大15時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
国産メーカー最安級のワイヤレスイヤホン
JVCケンウッドが展開する現行エントリーモデル「JVC HA-A5T」。
国産ワイヤレスイヤホンで最安となる価格3,600円前後で展開中。
音質は低音重視。一方では音こもりが少なく音が聞き取りやすい。安かろう悪かろうで終わらず、オーディオ性能に確かなこだわりが見て取れます。
バッテリー駆動時間がケース併用15時間と業界相場と比べて短めですが、とにかく安めの国産ワイヤレスイヤホンを探している人なら検討余地あり。
1万円以下で買える!おすすめの国産ワイヤレスイヤホン
1. ヤマハ「TW-E3C」(価格6,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
U1万円では業界No.1クラスの高音質モデル
U1万円でこれに勝てる製品ない...?
YAHAMA TW-E3C は、おなじみ楽器メーカーの「ヤマハ」(YAMAHA)が手がけるワイヤレスイヤホン。
価格6,000円と安価ながら非常に音質の良いワイヤレスイヤホンとして人気。
中音域〜高音域を重視。楽器の音を丁寧に描き分け。シルキー路線の長時間のリスニングでも聴き疲れにくい優しい音質です。
U1万円で音質重視の国産ワイヤレスイヤホンを探している人だとYAHAMA TW-E3C は第一検討候補としておすすめ。
さりげなくマルチポイント機能にも対応あり。複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だとマルチポイント対応がプラスαのセールスポイントになります。
2. Victor HA-A30T2(価格9,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大27時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Victorの中堅モデル、ボーカル+αで低音を重視
音質、機能性、ブランドの3点揃った優良モデル「Victor HA-A30T2」。
2024年に発売開始したVictor現行モデルの1つ。ノイズキャンセリングやマルチポイントなどトレンド機能を搭載した中堅モデルです。
ノイズキャンセリングは実用水準の性能あり。機能ONにするとそれとなく周囲の音を中和・低減できます。
Victorらしいボーカル重視のサウンドも健在。プラスαで低音を強化。
ボーカルと低音が張り合う臨場感あるオーディオで聴き応えあります。
iOS・Android向けの専用アプリを使ったイコライザー調整にも対応。自分好みの音にチューニングしたい人でも問題ありません。
3. オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
オーディオテクニカ「SOLID BASS」ブランドモデル、クリアな低音サウンド搭載
ATH-CKS30TW は、オーディオテクニカの現行スタンダードモデル。
オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」を冠する音質重視モデル。
"クリアな低音"こと音こもりにくい低音サウンドを特徴とするワイヤレスイヤホンです。
低音のリズミカルさを堪能しつつ、ボーカルも重視して音楽を聴きたい人だとオーディオ相性は抜群です。
2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能にも対応。複数のデバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと重宝します。
なお、これとは別にノイズキャンセリング機能に対応したカスタム版も展開あり。価格は1.2万円前後。ノイズキャンセリングが使いたい人だとカスタム版も検討あれ。
▼ カスタム版(ノイズキャンセリング対応版)
2万円以下で買える!おすすめの国産ワイヤレスイヤホン
1. パナソニック「Technics EAH-AZ40M2」(価格1.5万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大3台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大18時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
1万円台ではNo.1クラスの高音質モデル
パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」(テクニクス)。その通常版モデルとなるのが「Technics EAH-AZ40M2」。
1万円台のワイヤレスイヤホンの中では業界No.1と名高い高音質モデル。
中音域〜高音域にかけて音の解像度が高め。Hi-Fiオーディオ路線の滑らかで歪みの少ないクリア・サウンドが特徴的。
不必要な味付けのない、できるだけ原音重視で音楽を聞きたい人だとオーディオ相性は抜群です(ちなみにイコライザー調整にも対応します)。
業界初となる3台同時接続できるマルチポイント機能にも対応。
複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと勝手よし。数日も使えば”ペアリング切り替え”なる概念を喪失します。
トータルで見て価格1.5万円以上の価値あり。音質も機能もブランドもこだわりたい人だと「Technics EAH-AZ40M2」がおすすめ。
2. ソニー「WF-C710N」(価格1.6万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8.5時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Y2K感あるブルー・スケルトンカラーが魅力!ソニーの中堅モデル
2025年にリニュアルされたソニーの中堅モデル「WF-C710N」。
ボーカル重視のソニー・サウンド、高性能ノイズキャンセリング、軽量コンパクトなイヤホン装着感を売りにした安定の1品。
音質をデジタル補正するソニー独自機能「DSEE」にも対応。iOS・Android向けの専用アプリから機能ON/OFFできます。
今作はソニー・ワイヤレスイヤホンで初となるスケルトンカラーを用意。
Y2K感(2000年代感)あるブルーのスケルトンとあり、ビジュアルからして気になっている人も多いのではないでしょうか?
もとよりソニー好きな人におすすめの1品ですが、そのビジュアルを考慮するとデザイン重視のワイヤレスイヤホンを探している人にもおすすめです。
3. デノン「DENON AH-C840NCW」(価格1.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大35時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
老舗・デノンの中堅モデル。王道シルキー・サウンド搭載
創業100年。国産老舗・デノン(DENON)が展開する中堅モデル「AH-C840NCW」。
滑らかで歪みのない王道シルキー・サウンドに強みを持つ同機。
長時間のオーディオ再生でも聞き疲れしにくい優等生ワイヤレスイヤホンです。
2025年発売モデルとあり、昨今のトレンド機能はもろもろ完備。ノイズキャンセリング、マルチポイント、ケースのワイヤレス充電(Qi)など対応します。
また、さりげなくLC3コーデックにも対応。LC3対応スマホと接続すれば高音質かつ低遅延(30ms)なオーディオ再生が可能です。
音質重視のワイヤレスイヤホンを探している人はもちろん、手頃な価格で買えるLC3対応ワイヤレスイヤホンとしてもおすすめできる1品です。
【フラッグシップ】おすすめの国産ワイヤレスイヤホン
1. ソニー「WF-1000XM5」(価格3.3万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大36時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
ソニーの現行フラッグシップモデル「WF-1000XM5」
ソニーの現行フラッグシップ「WF-1000XM5」。
ボーカル重視のソニー・サウンド、業界トップクラスの高性能ノイズキャンセリングを兼ね備えたフラッグシップの極み。
ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」にも対応あり。中音域〜高音域にかけてハイレゾ相当に音質補正できます。
ボーカルや楽器の音を重視して音楽を聴きたい人だとオーディオ相性は抜群です。
イヤホン筐体は軽量コンパクト。昨今のフラッグシップ相当モデルだともれなくイヤホンサイズが大きめとあり、軽量コンパクトなフラッグシップを探している人だと WF-1000XM5 は数少ない選択肢となりそうです。
2. パナソニック「Technics EAH-AZ100」(価格3.9万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大3台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大28時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
玄人向け高音質オーディオ「Technics EAH-AZ100」
老舗・Technics(テクニクス)の現行フラッグシップモデル「Technics EAH-AZ100」。
ワイヤレスイヤホン業界で史上初となる磁性流体ドライバーを採用した同機。
ウォーム感ある、木製ハウジングを鳴らしているように錯覚する温もりリアルな音に強みを持つワイヤレスイヤホンです。
昨今のワイヤレスイヤホンだとHi-Fiオーディオ路線のクリアな音が人気ですが、演奏の熱感のような温かみのある音を好む人だと Technics EAH-AZ100 とのオーディオ相性は抜群。
LDACコーデックにも対応あり。Androidスマホユーザーならハイレゾ音域での、より高音質なオーディオ再生になります。
3. デノン「DENON PerL Pro」(価格2.1万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive、aptX Lossless |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大32時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
デノンのフラッグシップ、聴覚に合わせた聴き心地よい音が作れるオーダーメイド仕様
創業110年。国産老舗・デノン(DENON)が展開するフラッグシップモデル「PerL Pro」。
聴覚チューニング機能「Masimo AAT」で知られる同機。
各々の聴覚を測定し、各々の聴覚に合わせた聴き心地よい音に自動チューニングしてくれます。
人それぞれ”高音質”の定義は異なりますが、PerL Pro は聴覚の観点から考えうる各々ベストな高音質を目指したワイヤレスイヤホン。
自分の耳に依存した主観的な高音質ワイヤレスイヤホンを探している人なら PerL Pro の聴覚チューニングがしっくり来るはずです。
チューニングの一切はiOS・Android向けの専用アプリを通じて自動で可能。オーディオに詳しくない人でも身構える必要はありません。
イヤホン本体に聴覚検査器を搭載することもあり、もともと5.7万円とワイヤレスイヤホンとは思えぬ割高仕様でしたが、ここ最近は2.1万円前後で購入できます。
ソニーのワイヤレスイヤホンならこれもおすすめ
1. ソニー「LinkBuds S」(価格2万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ソニーのセカンドライン「LinkBuds」の見本市モデル
ソニー・ワイヤレスイヤホンのセカンドライン「LinkBuds」。
その見本市相当モデルとなるが「LinkBuds S」です。
ソニーの現行フラッグシップ「WF-1000XM5」(価格3.3万円)をベースにしたほぼ廉価版の位置付け。
価格2万円で現在のソニー技術を余すことなく堪能できる非常にコスパよい1品です。
主な対応機能
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み機能(ながら聞き機能)
- マルチポイント
- 通話時ノイズカット
- LDACコーデック
- LC3コーデック
- DSEE Extreme
ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」も利用可能。
機能ONにすると通常オーディオをハイレゾ相当に高音質補正。体感レベルで理解できる明るい音に変化します。音こもりないクリアなオーディオを好む人だと重宝する機能です。
予算に余裕のある人なら最初からソニーのフラッグシップ「WF-1000XM5」(価格3.3万円)でもいいかもしれませんが、コスパ重視でソニー製品を選びたい、ソニーの最新機能を試してみたい人だと LinkBuds S がおすすめです。
2. ソニー「WF-C510」(価格9,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大22時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
U1万円で展開される唯一無二のソニー・ワイヤレスイヤホン
ソニーの現行エントリーモデル「WF-C510」。
2024年9月に発売開始した最新モデル。価格は9,000円前後とソニー最安。
ソニーらしいボーカル重視の音質に強み。
ソニー独自の音質補正機能「DSEE」にも対応しており、機能ONにすれば中音域〜高音域にかけてより精細で丁寧な音描写になります。
iOS・Android向けの専用アプリを使ったイコライザー調整も可能です。
機能面は至って普通。ノイズキャンセリングには対応せず。マルチポイントのみ対応します。
プラス5000円くらい積めば中堅モデル「WF-C710N」が買えますが、あくまでもU1万円のソニー・ワイヤレスイヤホンを探している人なら WF-C510 がおすすめ。
オーディオテクニカのワイヤレスイヤホンならこれもおすすめ
1. オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」(価格2.4万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LC3 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP55 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体25時間 |
ケース併用で最大65時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
業界No.1の長時間バッテリー搭載モデル(イヤホン単体25時間、ケース併用65時間駆動)
オーディオテクニカの現行・上位版モデル「ATH-CKS50TW2」。
オーディオテクニカ「SOLID BASS」ブランドを冠した音質重視モデル。
適度に強い低音、適度に聞き取りやすいボーカル、この2つを兼ね備えたワイヤレスイヤホンを探している人だと ATH-CKS50TW2 はオーディオ相性よし。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体25時間、ケース併用で65時間と業界No.1のスタミナ仕様。
なおかつ、イヤホン単体での電源ON/OFF機能も搭載。日常的にイヤホンをケースに戻す必要なし。充電したいときだけ戻す、さながらスマホのような使い方が可能。
できるだけ充電しなくていいワイヤレスイヤホンを探している人だとバッテリー性能的にも機能的にも重宝するワイヤレスイヤホンです。
2. オーディオテクニカ「ATH-SQ1TW2」(価格9,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6.5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
デザイン重視のコンセプトモデル「ATH-SQ1TW2」
通常シリーズラインとは異なるオーディオテクニカのコンセプトモデル「ATH-SQ1TW2」。
デザイン面にコストを全振りした初見さんウェルカム仕様。
ケース・イヤホン本体ともにスクエア型デザインを採用。
コンパクトできらびやかな雰囲気と相まり、ジュエリー・アクセサリー感あります。
音質は低音寄り。iOS・Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です。
通常シリーズライン(ATH-CKS30TW)よりも音質面は地味ですが、デザイン面はやはり ATH-SQ1TW2 の方が上。デザイン重視の人なら検討したい。
Victorのワイヤレスイヤホンならこれもおすすめ
1. Victor HA-FX550T(価格2.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大21時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
「Tuned by VICTOR STUDIO」ブランドモデル
Victor HA-FX550Tは、2024年6月に発売開始した現行フラッグシップモデル。
「Tuned by VICTOR STUDIO」ブランドを冠したプロ仕様モデル。
シルク(絹)の振動板を搭載。滑らかで歪みないシルキー路線のサウンドを強みとするワイヤレスイヤホンです。
全体的に音のバランスよく、なおかつボーカル描写力も高め。オーディオファン好みの仕上がりです。
LDACコーデックにも対応。Androidスマホで使う場合ならハイレゾ音域(24bit/96kHz)での高音質オーディオ再生になります。
ノイズキャンセリングやマルチポイントといった最新機能にも対応あり。
トータルで見て価格2.7万円のフラッグシップモデルとして文句ない仕上がりです。
2. Victor nearphones HA-NP1T(価格1.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
高音質すぎるイヤーカフ型イヤホン
Victorが展開する"ながら聴き"イヤホンことVictor nearphones HA-NP1T。
耳たぶに噛ませて使うイヤーカフ形状のワイヤレスイヤホン。
イヤホン装着した状態でも耳穴をふさがず。オーディオ再生しながら周囲の環境音も聞き取れます。
"ながら聴き"イヤホンにしては音質よし。他社メーカー品だと低音域がスカスカになりがちですが、Victor nearphones HA-NP1T は低音域の質感や量感あり。
音質重視の"ながら聴き"イヤホンを探している人だと数少ない選択肢になりそうです。
この記事のまとめ
ここまで国産メーカーのおすすめワイヤレスイヤホンを紹介してきました。
2025年現在、国産ワイヤレスイヤホンを選ぶならU1万円ならヤマハ「TW-E3C」(価格6,000円)、1万円台ならパナソニック「Technics EAH-AZ40M2」。(価格1.5万円)、価格度外視ならパナソニック「Technics EAH-AZ100」(価格3.9万円)がおすすめ。
いずれも国産メーカー品ならではの音質のよさあり。自分で使うのはもちろん友人・知人へのプレゼントとしてもハズレありません。
パナソニックのTechnicsシリーズは今もっとも熱い国産ワイヤレスイヤホン。
高音質オーディオ、高性能ノイズキャンセリングを揃えるほか、業界初のマルチポイント3台接続が可能と使い勝手もよし。ワイヤレスイヤホン初心者〜上級者まで文句なく使えます。国産ワイヤレスイヤホン選びに迷ったらTechnics一択。
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