ソニーの中堅モデル「WF-C700N」をレビュー。
実売1.4万円でノイズキャンセリングとマルチポイントに対応。ソニーならではのボーカル重視の高音質オーディオにくわえ、ソニー独自の音質補正機能「DSEE」にも対応します。
昨今の1万円前後の中華コスパイヤホンの機能性、ソニーならではのボーカル重視の高音質オーディオあり、なおかつの"ソニー"ブランド製品として考えると非常にコスパよく感じる1品です。
この記事では、ソニー「WF-C700N」を実機でレビューしていきます。
この記事の目次(タッチで移動)
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ソニー「WF-C700N」製品概要
基本情報
発売時期 | 2023年4月 |
市場価格 | 1.4万円前後 |
販売元メーカー | ソニー(国産) |
スペックシート
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | 対応 |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
専用アプリ | あり(iOS、Android) |
ソニー「WF-C700N」の外観デザイン&イヤホン装着感
イヤホンは軽量コンパクトで装着感よし
イヤホンサイズは非常にコンパクト。そして軽い(イヤホン片側5g)。
イヤーピースのサイズさえ調整すればイヤホンがそのまま耳穴にすぽりとハマります。
ソニーいわくの”エルゴノミック・サーフェース・デザイン”を採用。イヤホンが小型なのはもちろん、耳の凹凸に干渉しにくいイヤホン形状とあり、イヤホンが耳穴に滑りこむ。イヤホンの装着感も安定します。
イヤホン外装は和紙のような感触。ザラザラ感とサラサラ感を足して2で割ったような硬さと柔らかさあり。長時間のイヤホン装着でも耳が痛くなりにくくてよし。この点も評価ポイントです。
イヤホン外側に物理ボタンを搭載。オーディオ操作や通話対応など可能です。iOS・Android向けの専用アプリを使えば操作コマンドの割り当て変更もできます。
スマホ操作コマンド(割り当て変更可能)
以下3つの操作コマンドのうち、左右それぞれに1つづつ割り当て可能。割り当てなし(ボタン反応なし)も選択できます。
1. 再生コントロール
1回押し | 再生/停止 |
2回押し | 次の曲へ |
3回押し | 前の曲へ |
長押し | 音声アシスタント起動 |
2. 音量コントロール
1回押し | 音量を上げる |
長押し | 音量を下げ続ける |
3. 外音コントロール
1回押し | ノイズキャンセリング←→外音取り込み機能 |
X. 固定コマンド(変更不可)
(右イヤホン)4回押し〜 | 音量を上げ続ける |
(左イヤホン)4回押し〜 | 音量を下げ続ける |
通話対応コマンド(割り当て変更不可)
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回押し | 着信対応/終了 | |
長押し | 着信拒否 |
イヤホンの着脱検出には非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生/停止は機能しません。
充電ケースはコンパクト
ケースサイズはコンパクト。数値で言うと縦3cm、横8cm、厚み3cmほど。
丸みを帯びたスティック型ケース。握りこぶし一つで包めるサイズ感。男性であればズボンのポケットにしろ胸ポケットにしろ仕舞っておけるサイズ感です。
外装素材はプラスチック。魚の鱗のようなザラザラ加工あり。
触った感じ、擦り傷なども付きにくそう。ケースカバーなしの運用でもなんとか行けそうです。
ケースのワイヤレス充電(Qi)には非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です(ケーブルの同梱あり)。
ソニー「WF-C700N」の音質レビュー
中音域を重視した丁寧なオーディオ
ソニーらしい中音域を重視した音の作り。ボーカルしっかり、というか"ボーカルしっとり"した丁寧な音です。
高音域も明るく、楽器の音など聞き取りやすい。ボーカルや楽器の音をメインにして音楽を聴きたい人だとオーディオ相性は抜群です。
ハイレゾ・コーデックこと「LDAC」には対応しません。
ソニー独自の音質補正機能「DSEE」対応
WF-C700N はソニー独自の音質補正機能「DSEE」に対応。BluetoothオーディオをCD相当に音質補正して再生できます。
もっぱら高音域が補完され、俗に言う”クリアな音”に近いオーディオになります。実際に使うと音が明るくなったような印象あり、イコライザー調整だけでは対応できない音の解像度の引き上げが見て取れます。
イコライザー調整とは併用できませんが、高音域をよりクリアにしたい人だと常時機能ONで使いたい。
イコライザー調整にも対応(DSEEとの併用不可)
iOS・Android向けの専用アプリ「Headphones Connect」を使ったイコライザー調整に対応。
プリセット変更(音質テンプレ変更)ほか、目盛り単位で細かくチューニングしたオリジナルのイコライザーも作成できます。
ソニー独自のチューニング設定「CLEAR BASS」にも対応。通常の低音値(400)をいじるよりもCLEAR BASS経由で低音を引き上げた方が低音が崩れにくく、無理やり鳴らしてる感のないきれいな低音になるのでおすすめです。
イコライザー調整とDSEEは併用不可。もっぱら低音域を強めたい人だとイコライザー調整を、高音域を強めたい人だとDSEEを活用したい。
空間オーディオは相変わらず使い物にならず(数年来)
ソニー独自の空間オーディオサービス「360 Reality Audio」に対応。
特定の音楽アプリの特定の音源を再生する場合に限り、空間オーディオ仕様の3Dオーディオ再生が可能です。iPhone・Androidスマホに関係なく使えます。
ただ、対応アプリが致命的に少ない。↑上記の4アプリのみ対応。日本ではほとんど知られぬ音楽アプリです。かれこれサービスが始まった2021年ころから似たような感じ。実用性は皆無です。
もとより空間オーディオ狙いの人であれば他社メーカー品がおすすめです。
ソニー「WF-C700N」の機能レビュー
ノイズキャンセリングは実用水準の性能あり
WF-C700N はノイズキャンセリングに対応。機能ONにすると周囲の音を中和・低減できます。
明確に認知できる遮音性能あり。機能ONにすると通常時よりも周囲の音が2割〜3割ほどトーンダウンします。電車やバスの中で使えば走行音が中和され、音量を上げずともオーディオが聞き取れるようになる。
たた、イヤホンサイズがコンパクトで物理的な遮音性能はそこまで高くない。人の話し声などは残り気味です。
概して実用水準のノイズキャンセリングですが、ハイエンドモデルのような徹底した遮音を求めている人には合いません。とりあえずで周囲の音を中和・低減できる、カジュアル使いのノイズキャンセリング機能として検討すべきです。
外音取り込み機能は実用水準
WF-C700N は外音取り込み機能に対応。機能ONにするとイヤホンマイク通じて周囲の音を集音。イヤホンを装着したままでもスピーカー通じて周囲の音が聞き取れます。
なんちゃって機能になりがちな外音取り込み機能ですが、WF-C700N は音の取り込みが機能してます。
機能ONにしつつ音量も下げておけば”ながら聞き”運用も現実的。屋外で歩きながら、周囲の音を聞きながら安全にイヤホンを使いたいときに重宝します。
通話マイク仕様
マイク性能は優秀。屋内外で使いまわせる実力あり。
通話時のノイズカット(周囲の音の見極め&トーンダウン)が機能。”ゴニョゴニョ”した打ち消し音が多少残るものの、通話音声から周囲の音が気持ち8割方は除去できてます。風切り音も大方カット。屋外でのハンズフリー通話も問題ありません。
マルチポイント・ペアリング切り替え勝手
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大8台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | 対応 |
マルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続。接続したデバイス間であれば、なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動でオーディオ出力先が切り替わります。
ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリング接続先を切り替えるとき、現在のペアリング接続を解除する必要なし。Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけで当該デバイスにペアリング接続が切り替わります。
バッテリーまわりのこと
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
バッテリー駆動時間は相場に比べて短め。昨今のワイヤレスイヤホンだとケース併用で24時間使えるのが相場ですが、同20時間止まり。ノイズキャンセリング常時ONだと15時間とさらに短くなる。
ケース充電はUSB Type-Cケーブル使った有線充電に対応。ワイヤレス充電(Qi充電)には対応しません。
この記事のまとめ
【Good!】ソニー「WF-C700N」のよかったところ
- 軽量コンパクトなイヤホンデザイン
- ボーカル重視のソニー・サウンド
- ノイズキャンセリング&マルチポイントが利用可能
【Bad...】ソニー「WF-C700N」の気になったところ
- ワイヤレス充電(Qi)非対応
- 空間オーディオ再生は使い物にならず
WF-C700N、非常にコスパよし。
価格1.4万円でノイズキャンセリングとマルチポイント機能に対応。ボーカル重視のソニー・サウンドにくわえ、ソニー独自の音質補正機能「DSEE」も使えます。
機能面だけを見ると中華イヤホンで8,990円くらいで実現できそうな内容ですが、プラスαでソニーの高音質オーディオ、なにより"ソニー"ブランドが付与されているのを考慮すると、いざ価格1,4万円はコスパよく感じます。
3万円超のフラッグシップモデルを購入する気はなく、だけども機能性と音質とブランドを重視したワイヤレスイヤホンを探している人だとソニーの「WF-C700N」は価格的にも機能的にもブランド的にも丁度いい選択肢となりそうです。
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