デザインに一目惚れして購入しました。「JBL LIVE PRO 2」。
見てのとおりのラグジュアリー・デザイン。耳元でちらりと光るジュエリー小物感あふれる。適度に光るローズブラウン系の小物ガジェット好きな人だとデザイン買いしたくなる。
見てくれだけでなく機能性も充実。マルチポイント、ノイズキャンセリング、ケース併用で40時間使えるロングバッテリーを備える。充電ケースはワイヤレス充電(Qi)に対応してて置くだけ充電も可能だ。
デザイン性と機能性を兼ね備えたハイエンドモデルを探している人に JBL LIVE PRO 2 はおすすめしたい。
▶ レビュー概略
基本情報
発売時期 | 2022年4月 |
市場価格 | 1.8万円前後 |
販売元メーカー | JBL(ハーマン)(米国) |
製品仕様(抜粋)
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
ハイレゾ再生コーデック | × |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | × |
防水 | 対応(IPX5) |
製品評価
低音 | (4.5) |
中音 | (4.5) |
高音 | (4) |
イヤホンの装着感 | (4.5) |
ノイズキャンセリング | (4.5) |
外音取り込み機能 | (4.5) |
マイク性能 | (4) |
バッテリー性能 | (5+) |
イヤホン単体10時間、ケース併用で最大40時間 |
ここがGood!!
- イヤホン・ケースともに高級ジュエリー感ある仕上がり
- マルチポイント対応、2台のデバイス間でペアリング切り替えの必要なし
- ケース併用で40時間使えるロングバッテリー搭載
- ケースのワイヤレス充電(Qi充電)対応
- ノイズキャンセリングは本格的な静けさ
- 外音取り込み機能は実用水準、”ながら聞き”運用も現実的
- 低音域〜中音域を重視したクリアで力強い高音質オーディオ
ここがBad...
- 3台以上のデバイス間だとペアリング切り替えしにくい
- ケースカバーがほとんど売ってない
こんな人におすすめ
JBL LIVE PRO 2 は、機能性重視のワイヤレスイヤホンを探している人、また、高級ジュエリー感あるワイヤレスイヤホンを探している人におすすめ。
価格1.7万円で昨今のトレンド機能を網羅。マルチポイント、ノイズキャンセリング、外音取り込み機能(ながら聞き機能)など対応。また、バッテリー駆動時間はケース併用で40時間と業界トップクラスのスタミナ仕様に。
オーディオ性能も悪くない。低音域〜中音域を重視したクリアで力強い音。専用アプリを使ったイコライザー調整も可能だ。
そして、なによりイヤホンデザインが秀逸。適度に光るローズブラウン系の小物ガジェット好きな人だとたまらない仕上がり。デザイン買いして損はない1品。
製品カラーリングは4色
カラーリングはローズ、シルバー、ブラック、ブルーの4色。レビューカラーはローズ。
▶ レビュー詳細
この記事の目次(タッチで移動)
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JBL LIVE PRO 2 の製品概要
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大40時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
専用アプリ | あり(iOS、Android) |
付属品
USBケーブル(USB Type-C to Aケーブル)、イヤーピース、取扱説明書が付属する。
JBL LIVE PRO 2 のペアリング・マルチポイント仕様
【概略】ペアリング仕様一覧
Google Fast Pair | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | × |
新規ペアリングモードの起動方法 | イヤホンボタンを1回タップ → 5秒長押し |
Google Fast Pair とは?
Google Fast Pairは、Googleが提供するペアリング簡素化システム。
Android OS 6.0以上のスマホであれば、専用のポップアップ画面からワンタップで初回のペアリング設定できる。
マルチポイントとは?
マルチペアリングとは?
マルチペアリングとは、複数デバイスのペアリング設定情報が記録できる機能のこと。
1度記録してしまえば次回以降に再度セットアップする必要がなくなり、ケースふたを開くだけでデバイスと再接続できる。
昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング設定情報が記録できる。
ペアリング接続先の上書き切り替えとは?
違うデバイスにペアリング接続先を切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。
一部メーカー品であれば現在のペアリング接続を解除せず、デバイスごとのBluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけでそのまま接続先が切り替えられる。
新規ペアリングモードの起動方法について
初回設定時はケースふたを開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。
2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。
新規ペアリングモードの起動方法
左右イヤホンどちらかのタッチセンサーボタンを1回タップ。そのあとすぐに同ボタンを5秒長押しすると新規ペアリングモードが起動できる。
新規ペアリングモードに切り替わると「ペェアリング」といった音声アナウンスが流れる。
複数デバイス間のペアリング切り替え方法
ペアリング接続先の上書き切り替え不可。違うデバイスに接続先を切り替える都度、先に現在のペアリングを解除する必要あり。
ペアリングを解除するには新規ペアリングモードを起動、あるいは現在のペアリングデバイスのBluetoothをオフにする。
マルチポイント仕様
マルチポイント接続可能台数 | 最大2台 |
オーディオ再生中の音声出力先の切り替え | △(着信時のみ可) |
マルチポイント機能に対応。なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動で音声出力先が切り替わる。
ただ、オーディオ再生中だと音声出力先が切り替わらず。オーディオ再生が停止している状態で、なにかしらオーディオ再生を開始した場合のみ当該デバイス側に自動で音声出力先が切り替わる仕組み。
着信時のみ現在のオーディオ再生状態に関係なく着信側デバイスに音声出力先が切り替わる。そのままタッチセンサーボタンでの着信対応も可能だ。
マルチポイント接続可能台数
マルチポイントで同時接続できるデバイスの台数のこと。もっぱら2台接続できる製品が一般的。
オーディオ再生中の音声出力先の切り替え
マルチポイントには、現在のオーディオ再生状態に関係なく音声出力先が切り替わるもの、現在のオーディオ再生が停止している場合のみ音声出力先が切り替わるものの2種類あり。
JBL LIVE PRO 2 の機能レビュー
バッテリーまわりのこと
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大40時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
バッテリー駆動時間は優秀。昨今のワイヤレスイヤホンだとケース併用で24時間使えるのがスタンダードだが、それをゆうに上回る40時間のバッテリー持ち。
ケース充電はUSB Type-Cケーブル使った有線充電、およびワイヤレス充電(Qi充電)にも対応している。日常的にワイヤレス充電器を使っている人だと地味だが堅実な評価ポイント。
通話マイク仕様
通話時ノイズカット機能 | 対応 |
風切り音カット | 対応 |
マイク性能は優秀。屋内外で使いまわせる実力あり。
通話時のノイズカット(周囲の音の見極め&トーンダウン)が明確に機能。通話音声から周囲の音が気持ち8割方は除去できてる。
風切り音(通話マイクに当たった風の音)も大方除去。屋外で通話したい人でも問題なく使えそう。
ボタン操作
ボタン種類 | タッチセンサー |
操作コマンドの割り当て変更 | 対応 |
装着装着 | 対応 |
イヤホン側面にタッチセンサーボタンあり。オーディオ・コントロール、音声アシスタント起動、通話対応までもろもろ可能。
タッチセンサー感度は安定。複数回タッチもきちんと認識される。
誤タッチを防ぐための1回タッチ操作のみの機能OFFには対応せず。機能OFFにする場合には操作コマンドを全OFFするしかない。
スマホ操作コマンド(割り当て変更可能)
以下の操作コマンドを左右それぞれに1セットづつ割り当て可能。割り当てなし(タッチ反応なし)も選択可能。
1. 再生&音声アシスタントの操作
1回タッチ | 再生/停止 |
2回タッチ | 次の曲へ |
3回タッチ | 前の曲へ |
1回タッチ → 長押し | 音声アシスタント起動 |
2. 音量コントロール
1回タッチ | 音量上げる |
2回タッチ | 音量下げる |
1回タッチ → 長押し | 音声アシスタント起動 |
3. アンビエントサウンドの操作
1回タッチ | ノイズキャンセリング←→外音取り込み機能 |
2回タッチ | トークスルーON/OFF |
1回タッチ → 長押し | 音声アシスタント起動 |
通話対応コマンド(割り当て変更不可)
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回タッチ | 着信対応/終了 | |
1回タッチ → 長押し | (着信時)着信拒否 | |
(通話中)マイクミュートON/OFF |
防水性能
防水性能 | IPX5(IP5) |
防塵性能 | × |
IPX5の防水性能あり。雨や汗が防げる。(理論上は)水道から水をかけて洗うのにも耐えられる。
専用アプリ
専用アプリ | あり(iOS、Android) |
イコライザー調整 | 対応 |
操作コマンドの割り当て変更 | 対応 |
低遅延モード(ゲームモード) | 対応 |
イヤホンを探す | 対応 |
iOS・Android向けの専用アプリ「JBL Headphones」が利用可能。
専用アプリからひととおりカスタム可能。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の強度調整もアプリから行う。アプリは使わなくても問題ないが、カスタマイズ内容を見るに半ば必須アプリだろう。
JBL Headphones
無料posted withアプリーチ
iPhoneとの相性
iPhoneとの相性 | (非常によい) |
AACコーデック | 対応 |
iOS向け専用アプリ | あり |
iPhoneとの相性は非常によい。
iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデックである「AAC」に対応。マルチポイントに関してもiPhoneでも利用できる(マルチポイントに組み込める)。
Androidスマホで使う場合と比べて欠点らしい欠点なし。iPhoneユーザーで使いたい人にもおすすめ。
JBL LIVE PRO 2 の外観デザイン&イヤホン装着感
イヤホンはジュエリー小物感あって良き(というか好き)
イヤホン・デザインに一目惚れして買いました(筆者談)。
ジュエリー小物のような高級感。そして重厚感。適度に光るローズブラウン系の小物ガジェット好きな人だとたまらないデザインだ(レビューしているのはローズ色)。
イヤホン自体はショートスティック型(JBL命名)を採用。耳穴のくぼみにすぽりとハマる装着感の良さあり。
イヤホン重量も片側5gと軽く、長時間のイヤホン装着でも耳が疲れにくい。
充電ケースも高級感あり
イヤホン同様に充電ケースも高級感あり。イヤホン本体よりも淡い色合い。外装素材は適度なマット感あって触り心地よい。
ケースサイズはコンパクト。数値で言うと縦4.5cm、横6cm、厚み2.5cmほど。握りこぶし一つで包めるサイズ感。男性であればズボンのポケットにしろ胸ポケットにしろ仕舞っておける。
ケースはかなり高級感あって裸で使いたいところだが、机で擦ったり、カバンの中にそのまま入れておくと傷が付きそうな印象は多分にあり。
ケース傷を防ぐためのケースカバーがAmazonなどで全く売っておらず、きれい好きの人(あるいは几帳面な人)だとこの点が同製品の数少ないデメリットになりそうだ。
JBL LIVE PRO 2 の音質
低音域〜中音域を重視した重厚サウンド
低音しっかり、ボーカルくっきりしたした音質。クリアで力強いオーディオだ。
スピーカーメーカーならではの趣向なのか、低音しっかり響きながらもボーカルが潰れず。低音の迫力とボーカルのクリアさが両方味わえる。
高音域もシャンシャンしない程度に残ってる。音場も広くてこじんまりした感じはない。
総合的に見ると高音質オーディオそのもの。聞く曲のジャンル関係なく、YouTube動画一つまでリッチに感じられる音のよさあり。
イコライザー調整にも対応
iOS、Android向けに配信している専用アプリ「JBL Headphones」を使ったイコライザー調整に対応。
プリセット変更(音質テンプレ変更)ほか、目盛り単位で細かくチューニングしたオリジナルのイコライザーも作成可能。
デフォルトままの音質でも十分だが、プラスαでボーカルあたりを引き上げると王道のJBL感あるボーカルくっきりした音質になるのでおすすめ。
ノイズキャンセリング&外音取り込み機能の実力は?
ノイズキャンセリングは高性能
JBL LIVE PRO 2 はノイズキャンセリングに対応。機能ONにすると周囲の音を中和・低減できる。
明確に認知できる遮音性能あり。周囲の音を遮断するハイエンドモデルらしいノイズキャンセリング。
電車やバスの中で使えば走行音が中和され、スピーカー音声だけが耳元に浮かび上がるような体験できる。
ホワイトノイズ(サーッといった機械音)も発生なし。オーディオ再生を止めてデジタル耳栓として使うのも現実的だ。
外音取り込み機能も実用水準、”ながら聞き”も現実的
JBL LIVE PRO 2 は外音取り込み機能に対応。機能ONにするとイヤホンマイク通じて周囲の音を集音。イヤホンを装着したままでもスピーカー通じて周囲の音が聞き取れる。
取り込み音は非常にクリア。イヤーピースによる物理的な音こもりこそ残るものの、周囲の音がほぼ9割方聞き取れる。それこそ虫の音も聞こえるレベル。
外音取り込み機能はなんちゃって機能にとどまる製品が多いが、一転して JBL LIVE PRO 2 の外音取り込み機能は完成度が高くて感動した。
屋外で歩きながら、安全考慮しながらイヤホンを使いたいときなど音量下げつつ機能ONにしておけば”ながら聞き”運用も問題なく可能だ。
トークスルーも実用十分
外音取り込み機能をONにすると同時にオーディオ音量を最小に調整する「トークスルー」機能に対応。
レジで一時的に会話したいときなど機能ONにすると便利。左イヤホンのボタンを2回タッチで機能ON/OFFできる(初期設定状態)。
前述とおり JBL LIVE PRO 2 の外音取り込み機能は性能が非常に高い。これにくわえての音量最小とあれば、イヤホンを外した状態となんら変わらないレベルまで周囲の音が聞き取れるようになる。実用性は十分すぎるほどある。
JBL LIVE PRO 2 の気になったところ(あるいはデメリット)
3台以上のデバイス間で使いまわしにくい
JBL LIVE PRO 2 はマルチポイント対応なので特定2台のデバイス間ならペアリング切り替えの必要なし。
ただ、マルチポイント接続外のデバイスに接続する場合、先に現在のペアリング接続を解除してペアリングをつなぎ直す必要あり。
他社ワイヤレスイヤホンのようにBluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替えには対応せず。ペアリングの切り替え都度、先に現在のペアリング接続を片方解除し、そのあとBluetooth設定画面からつなぎ直す。
3台以上のデバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えている人だと面倒な仕様だ。
この記事のまとめ
ここまで JBL LIVE PRO 2 をレビューしてきた。
音質、機能性、デザインともに評価できる仕上がり。バッテリー駆動時間もケース併用で40時間と業界トップクラス。なおかつ、充電ケースはワイヤレス充電(Qi)に対応するなど勝手の面でも優秀だ。
ペアリング切り替えしにくい欠点があるが、マルチポイントに対応しているため特定2台のデバイス間で使いまわす予定の人なら問題なし。
イヤホン・デザインはジュエリー小物感あって様になる。デザイン性と機能性を兼ね備えたハイエンドモデルを探している人なら JBL LIVE PRO 2がおすすめ。
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