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ソニー(SONY)

ソニー「WF-1000XM6」レビュー|シリーズ10年目の正統進化形。割高化の根拠は弱い

ソニー・ワイヤレスイヤホンのフラッグシップが2年半ぶりリニュアル。最新モデル「WF-1000X6」が登場です。

かれこれ2017年からシリーズ展開される「WF-1000X」シリーズの第5世代モデル。製品の代名詞となるノイズキャンセリング性能の向上もちろん次世代コーデック「LC3」に対応するなどトレンド機能もカバー。次2〜3年くらいを代表するであろう王道フラッグシップな仕上がりになってます。

一方で価格は定価44,550円と割高化。前作モデルを含めた昨今のワイヤレスイヤホンだと高くて4万円前後とあり、これもうフラッグシップ超えてプレミア価格帯モデルとでも言うべきですね。

いざその価格だけの価値はあるのか?実機で確認していきます。

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全体レビュー

スペックシート抜粋

WF-1000XM6WF-1000XM5(前作モデル)
発売時期2026年2月2023年9月
定価44,550円41,800円(発売当時)
販売元メーカーソニー(日本)
WF-1000XM6WF-1000XM5(前作モデル)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、LDAC、LC3SBC、AAC、LDAC、(LC3)
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大8台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
イヤホンの着脱検出対応
空間オーディオ再生△(360 Reality Audio)
防水性能IPX4(イヤホン本体のみ)
バッテリー駆動時間(イヤホン単体8時間
ケース併用で最大24時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

ノイズキャンセリング常時ONにしたときの数値(OFFの場合はイヤホン単体12時間、ケース併用で最大36時間)

 

 

ソニーのフラッグシップが2年半ぶりリニュアル「WF-1000XM6」

前作モデル「WF-1000XM5」が2023年9月に発売開始。その後継機となる「WF-1000X6」はここから約2年半ぶりのリニュアルです。

スペックシート上だとそこまで変わりないのですが、ハードウェア設計に関しては大幅リニュアル。前作モデルとは別物です。

前作モデルからの主なアップデート点は以下のとおり

  • ノイズキャンセリング特化プロセッサー「QN3e」初搭載
  • イヤホン片側4つのマイクを使った精密ノイズ判定が可能
  • サウンドエンジニアと共同開発した楽曲映えする高音質オーディオ
  • イヤホン筐体デザインは全面リニュアルして装着感向上
  • LE Audio(LC3コーデック)対応あり

イヤホン片側4つのマイクを新搭載(前作は3つ)。うちフィードフォワードマイク(外部集音マイク)が1つ→2つに増えたこともあってノイズの見極め精度が向上。

これに伴ってノイズキャンセリングは低周波音〜高周波音までまんべんなく丁寧にノイズ低減できてますし、外音取り込みも非常に自然な音の取り込みができてます

ノイズキャンセリングは"強い"よりかは"丁寧"と言うのが適切。特に中〜高周波音に関しては前作モデルよりもきちんと見極めて除去てきてる感あります。

ソニー独自開発のウレタン製イヤーピースあり。物理的な遮音性も高めです。

音質面はサウンドエンジニアと共同開発。前作モデルに比べて音のバランスよし。低音域も含めてしっかり鳴ってます

ソニーは中音域〜高音域の解像度の高さを売りにしてて、イコライザー調整しないと低音域が弱かったりしますが、これに比べると WF-1000X6 は音の趣向が変わりましたね。低音域が欲しかった人だと丁度いい塩梅かと思います。

ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」も利用可能(iPhone含めて利用可能)

ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」にも対応あり。AndroidスマホユーザーもちろんiPhoneユーザーでもハイレゾ相当の高音質再生になります。

LDACやLC3が使えないiPhoneユーザーにとって、DSEE Extremeは擬似的にハイレゾ再生できる数少ない方法になるのでAndroidスマホユーザー以上に同機能を重宝しますよ。

 

 

装着感は不思議と良い

イヤホン筐体は前作モデルよりもダボッとした、気持ち大きめに思えるサイズ感ですが、装着してみると不思議と良いですね。

イヤホンが耳穴に沿ってもたれ掛かるような安定感あり。イヤホンを耳奥まで押し込めてる感覚ないんですけど不思議と安定してます。

ファーストインプレッションで微妙に感じる人が多そうな装着感ですが、いざ時間の経過とともにしっくりくる装着感だと思いますよ。

イヤーピースは4サイズ用意

イヤーピースは4サイズ用意。いずれもソニー独自開発のウレタン製イヤーピース(ノイズアイソレーションイヤーピース)。物理的な遮音性を高める効果あり。吸音材のような素材でできてます。

 

 

LC3コーデック(LE Audio)にも対応あり、事実上のゲーミングイヤホン運用が可能

次世代のBluetoothオーディオコーデックこと「LC3」に対応あり。専用アプリ上では「低遅延接続」として提供されます。

LC3は平均30msの低遅延通信、およびハイレゾ音域(最大32bit/48kHz)で再生できる高音質を兼ね備えたコーデック。

いざLDAC接続時と比べても音質はほぼ変わらず。低遅延性能だけプラスされた感じなのでLDACの事実上の上位互換ですね。DSEE Extremeやマルチポイント機能とも併用もできるので勝手いいです。

ソニーの人気ゲーミングイヤホン「INZONE Buds」がまさしくLC3対応イヤホンでして、WF-1000X6 もLC3接続にすれば有線イヤホン感覚でゲームできますよ。

ただ、LC3コーデックはGalaxyスマホやPixelスマホなど一部のAndroidスマホでしか利用できず。iPhoneだと使えないのでLC3狙いの人は注意。

▼ 関連記事

ソニー「WF-1000XM6」をLC3接続する手順まとめ(LE Audioに切り替える手順まとめ)

続きを見る

 

 

相場超価格の根拠は弱い

ソニーストアの公式価格だと44,550円

定価44,550円と相場超の割高価格になったWF-1000X6

前作モデルが定価41,800円、昨今のフラッグシップ価格(あるいはAirPods Pro価格)が39,800円前後なので44,550円は限界突破しちゃってますね。

他社のプレミア価格帯の製品だと...

  • パナソニック「Technics EAH-AZ100」(価格4万円)→業界初となる磁性流体ドライバー搭載
  • JBL TOUR PRO 3(価格4.3万円)→充電ケースを使ったLC3plusトランスミッター機能を提供
  • DENON PerL Pro(価格5万円)→ 内蔵の聴覚測定器を使ったオーディオカスタムが可能

みたいななにかしら割高価格の根拠となるプレミア機能を搭載してたりしますが、WF-1000X6 は特にそれがないんですよね。

物自体は良いんですが、それでも前作モデルから価格据え置きが妥当なところじゃないのかな?と思うところはあります

おそらくは物価高や円安の影響でしょうか?場合によっては気持ち半年くらい待って4万円前後になってから買った方が適正価格かもしれませんね。ソニーはAppleやパナソニックと違って相場価格が下がりやすいので待つのも手です。

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音質や機能を個別レビュー

 

 

音質はバランス型

低音域〜高音域までバランスよく音が鳴るチューニング。

特に低音域がしっかり鳴ってますね。ソニーのワイヤレスイヤホンは低音域が地味だったりしますが、このイメージを覆してます。

過去にソニーのワイヤレスイヤホンを使ってて、イコライザー調整して低音を増やしていた人でもデフォルトままで楽しめるかと思います。

ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」にも対応あり。機能ONにするとアプリや音源に関係なくハイレゾ相当の音質にアップスケーリングできます。

DSEE ExtremeはAndroidスマホユーザーもちろんiPhoneユーザーでも利用可能。LDACやLC3が使えないiPhoneユーザーだとハイレゾ相当の高音質再生できる唯一の手段となるためAndroidスマホユーザー以上に機能を重宝しますよ。

 

 

ノイズキャンセリングは高性能

性能評価: (業界トップクラスの性能あり)

ノイズキャンセリングは低音〜高音までまんべんなく丁寧に除去してます。

低音だけ無理やり機械的にノイズカットするようなチープなやつではなくて、低音〜高音まできちんと外部音の程度を見極めて丁寧にマスキングを被せてきてる感じです

おかげで鼻や耳が詰まるような圧迫感なし。長時間と使ってても気持ち悪くならない高性能かつ高品質なノイズキャンセリングです。

物理的な遮音性も高め。イヤホン筐体がダボッとしてるおかげか耳穴をほぼほぼ覆えてますし、これにくわえてソニー独自開発のウレタン製イヤーピース(ノイズアイソレーションイヤーピース)を使っていることもあって甲高い音も適度に低減できてます。

ホワイトノイズ(サーっといった機械音)も発生していないのでオーディオ再生を止めた状態ならデジタル耳栓としてもイケますよ。

 

 

外音取り込みは高性能(ながら聴き運用も現実的)

性能評価: (業界トップクラスの性能あり)

イヤホンを装着したままスピーカー通じて周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能に対応あり。

非常に自然な音の取り込み。取り込みによるノイズや音の反響もなく、常時機能ONで使ってても気持ち悪さありません

風切り音もほぼほぼカットできてるので屋外での利用も問題なし。出先で"ながら聴き"イヤホン代わりに使いたい人にもおすすめです。

イヤホン装着による物理的な遮蔽感(耳を覆った感覚)こそ残りますが、音の取り込み性能だけで見ればAirPods ProBOSEと並んで業界トップクラスの完成度あるかと。

 

 

通話マイクは高性能

性能評価: (業界トップクラスの性能あり)

通話マイク性能は文句なし。自分の声のピックアップ、周囲の音のノイズカット、風切り音カット、いずれも機能してます。

前作に引き続き骨伝導センサーの搭載あり。骨伝導ベースで自分の声を拾っているので声の検知能力が高いです。

風切り音も9割方カットできてるので屋外でのハンズフリー通話も問題なし。屋内でビデオ通話するだけなら十分すぎる性能です。

 

 

ペアリングまわりの勝手のよさは変わらず健在

主な対応機能

マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大8台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
Google Fast Pair対応
新規ペアリングモードの起動コマンドあり(ケース後面ボタンを5秒長押し)

ここはソニー製品らしい安定感。というか勝手のよさ。

マルチポイント対応もちろんペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。現在のペアリング接続を解除しないままで違うデバイスにペアリングを切り替えられます。

マルチポイントとLDACの併用も可能。また、LC3接続時であってもマルチポイントが機能します(前作モデルは非対応でした)。

 

 

イヤホン操作のカスタム幅は向上

イヤホン外側にタッチセンサーボタンあり。タップでオーディオ操作や通話対応できます。

タップ感度は安定。複数回タップもきちんとカウントできてます。

操作コマンド(デフォルト仕様、変更可)

左イヤホン右イヤホン
1回タップノイズキャンセリング切り替え再生/停止
2回タップ次の曲へ
3回タップ前の曲へ
長押しクイックアクション音声アシスタント起動
4回タップ+任意回数(変更不可)音量を下げる音量を上げる
1回タップ(変更不可)着信対応・通話終了
2回タップ(変更不可)着信拒否

今回ようやく「カスタム」設定に対応。従来のような「再生コントロール」「ノイズコントロール」など枠全体での入れ替えではなく、操作枠それぞれ好きなコマンドに入れ替えられます(変更不可の部分を除き)。

そのため、他社メーカーで一般的な「1回:再生/停止」「2回:次の曲へ」「3回:前の曲へ」「長押し:ノイズキャンセリング操作」といった割り当ても可能です。

操作コマンドの割り当て変更の自由度が向上!

 

 

そのほか

360 Reality Audio(空間オーディオ再生)は相変わらず実用性なし

対応アプリ一覧...

ソニー独自の空間オーディオ・サービスたる「360 Reality Audio」。対応アプリの対応楽曲に限って空間オーディオ再生できます。

ただ、相変わらず対応アプリ、対応楽曲ともに増えませんね(上記画像の3サービスのみ対応)。かれこれ2021年くらいからこんな感じです。

空間オーディオ再生がすっかり馴染みの存在になってきた昨今ですが、ソニーはあんまやる気ない...

BGMモード新対応、完成度は微妙

オーディオの鳴り方を空間オーディオっぽく変化させる「BGMモード」に初対応。

機能ONにするとアプリや音源に関係なく一律で音の距離感が広くなり、ちょい遠くで音が鳴ってるようなエフェクトが追加されます。

コンセプトとしてはおもしろいですが、機能ONにすると音質が悪くなります。加工音のような音になってしまうので違和感ありますね。

また、BGMモードを使うとDSEE Extremeが機能OFFになってしまうので音の解像度も下がります。

まだまだ実験的な機能止まりかなと。今後に期待。

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まとめ

WF-1000X6 をレビューしてきました。

2017年からシリーズ展開される「WF-1000X」シリーズの最新モデルに相応しい仕上がり。特に音質は低音域も含めてしっかり鳴るようになったので前作モデルよりも体感レベルでの満足度は高いです。

ただやはり価格ですね。定価44,550円と割高。昨今のフラッグシップ価格(あるいはAirPods Pro価格)が39,800円前後なので44,550円は限界突破しちゃってます。

4万円くらいの製品としては完成してますが、相場超価格の根拠となる+αのプレミア機能を搭載しているわけではないんですよね。

なので気持ち半年くらい待って4万円前後になってから買った方が適正価格かもしれません。ソニーはAppleやパナソニックと違って相場価格が下がりやすいので待つのも手です。

 

 

ソニー「WF-1000XM6」のおすすめ代替候補

Bose QuietComfort Ultra Earbuds(第2世代)(価格39,600円)

業界No.1と名高いノイズキャンセリング性能あり。イヤーウィング&イヤホン構造を通じた物理的な遮蔽感のおかげで耳栓のような静けさあり(レビュー記事を見る

パナソニック「Technics EAH-AZ100」(価格4万円)

磁性流体ドライバーを搭載した音質特化モデル。ちょいウォーム感ある玄人向けサウンドに強み。マルチポイントの3台接続にも対応(レビュー記事を見る

AirPods Pro(価格39,800円)

業界No.1と名高い外音取り込み性能あり。周囲の音が10割近く聞き取れる機械的な"ながら聴き"イヤホン筆頭。もっぱらiPhoneユーザー向け(レビュー記事を見る

ソニー「WF-1000XM5」(価格2.8万円)

WF-1000XM6の一世代前モデル(2023年発売)。軽量コンパクトなイヤホン&高性能ノイズキャンセリングに強み。定価41,800円も現在は2.8万円前後で買えてコスパよし(レビュー記事を見る

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