小さいワイヤレスイヤホンを探している人におすすめしたい。完全ワイヤレスイヤホン「ag COTSUBU」。
国産オーディオメーカー「final」が手がける同製品。非常に小さい、小粒よりかは米粒のようなイヤホンサイズを実現した意欲作。人差し指を耳穴に突っ込むくらいの感覚でイヤホンが装着できる。
イヤホン装着で耳穴が押し広げられることもなく、長時間のイヤホン装着でも疲労や痛みが少ない。女性もちろん通常サイズのワイヤレスイヤホンだと耳が痛くなりがちの男性にもおすすめだ。
この記事では「ag COTSUBU」をレビューしていく。
final「ag COTSUBU」製品評価
発売時期 | 2021年7月 |
直販価格(税込) | 6,480円 |
▼ 主要機能の対応有無
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
ハイレゾ相当再生 | × |
▼ ag COTSUBUの製品評価
低音 | (4.5) |
中音 | (4) |
高音 | (3.5) |
イヤホンの装着感 | (5) |
ノイズキャンセリング | - |
外音取り込み機能 | - |
マイク性能 | (3) |
バッテリー性能 | (3) |
ここがGood!!
- 業界最小・最軽量クラスの小型ワイヤレスイヤホン
- 低音がしっかり響く本格仕様オーディオ
- 「aptX」対応、Androidスマホなら高音質&低遅延なオーディオ再生が可能
ここがBad...
- ノイズキャンセリング(ANC)非対応
- ワイヤレス充電(Qi充電)に対応せず
- Amazonなどでケースカバーが売ってない(ケースの傷が防げない)
製品カラーリングは7色
カラーリングは7色展開。レビューはクリーム(CREAM)色で行う。
この記事の目次(タッチで移動)
広告
final「ag COTSUBU」の製品概要
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
専用アプリ | × |
「ag COTSUBU」はBluetoothコーデック「aptX」に対応。Androidスマホとセットで使えばより高音質になる。iPhoneはaptX非対応。
final「ag COTSUBU」のペアリング仕様
ペアリング仕様抜粋
Google Fast Pair | × |
マルチポイント | × |
マルチペアリング | 対応(最大7台) |
ペアリング接続の上書き切り替え | ×(先に現在のペアリングを解除する必要あり) |
新規ペアリングモードの起動方法 | 既存のペアリングデバイスのBluetoothを全オフにして数秒待つ |
Google Fast Pair とは?
Google Fast Pairは、Googleが提供するペアリング簡素化システム。
Android OS 6.0以上のスマホであれば、専用のポップアップ画面からワンタッチでペアリング設定できる。
マルチポイントとは?
マルチペアリングとは?
マルチペアリングとは、複数デバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。
1度記録してしまえば次回以降に再度セットアップする必要がなくなり、ケースふたを開くだけでデバイスと再接続できる。
昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。
ペアリング接続の上書き切り替えとは?
複数デバイス間でペアリング接続を切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。
一部のワイヤレスイヤホンであれば現在のペアリング接続を解除せず、ペアリングを移したいデバイスのBluetooth設定画面でイヤホン名を選択するだけでペアリングを上書きして切り替えられる。
新規ペアリングモードの起動方法について
初回設定時はケースふたを開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。
2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。
新規ペアリングモードの起動方法
新規ペアリングモードを起動するための操作コマンドやボタンなし。
ケースふたを開いた状態にして、ペアリング再接続できないまま数秒経つと自動で新規ペアリングモードが起動する。
すでに何かしらのデバイスでペアリング設定している場合だとペアリング再接続してしまうため、先にペアリングしたデバイスのBluetoothをオフにしておく必要がある。
複数デバイス間のペアリング切り替え方法
複数デバイス間でペアリング接続を切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要あり。
現在のペアリングデバイスのBluetoothをオフにしてペアリング解除。その状態でペアリングを移したいデバイスのBluetooth設定画面からイヤホン名をタップすればペアリングが切り替えられる。
final「ag COTSUBU」の機能レビュー
バッテリーまわりのこと
バッテリー駆動時間(通常時) | イヤホン単体5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
バッテリー駆動時間は相場平均的。イヤホン単体で5時間、ケースの予備バッテリーを含めて最大20時間使える。1日数時間の利用であれば数日は外部充電せずに使いまわせる。
充電はUSB Type-Cケーブルで可能。ワイヤレス充電(Qi充電)には対応せず。
通話マイク仕様
通話時ノイズカット機能 | △(cVc8.0) |
風切り音カット | × |
通話マイク性能はごく普通。
集音性能こそ問題ないが、通話時ノイズカットが機能してないので基本的には室内など静かな場所で使った方がよさそう。
cVc8.0仕様のノイズカット機能を搭載しているが、これはあくまで通話音声をクリアに加工するだけ。周囲の音をカットするわけではない。騒音のある場所で使うと周囲の音ごと通話転送してしまうので勝手悪い。
ボタン操作性
ボタン種類 | タッチセンサー式ボタン |
操作コマンドの割り当て変更 | × |
イヤホン本体のタッチセンサー経由でスマホ操作可能。オーディオ・コントロール、通話対応など行える。
タッチセンサーの感度は悪くない。きちんとタッチ認識される。
ただ、2回タッチ操作したときもタッチ音が1回しか鳴らない。2回タッチ操作(音量調整)が有効に機能したのかわかりにくいのはマイナス点だ。
オーディオ操作コマンド(割り当て変更不可)
左イヤホン | 右イヤホン | |
1回タッチ | 再生/停止 | |
2回タッチ | 音量を上げる | 音量を下げる |
2回タッチ(音楽停止時のみ) | 音声アシスタント起動 | |
触れて離す | 前の曲へ戻る | 次の曲へ進む |
「触れて離す」とは、気持ち1秒長押しして、”プンッ”みたいな音がしたらタッチセンサーから指を離すと起動する操作コマンド。
通話対応コマンド(割り当て変更不可)
左イヤホン | 右イヤホン | |
1回タッチ | 着信対応/着信終了 | |
2回タッチ | 着信拒否 |
イヤホン着脱検出(装着検出)
イヤホンの着脱検出(装着検出) | × |
イヤホンの着脱検出(装着検出)には対応せず。
対応モデルだとオーディオ再生中にイヤホンを耳から外すとオーディオ再生が自動停止。イヤホンを耳に装着し直すとオーディオ再生が自動開始する。
防水性能
防水性能 | IPX4(IP4) |
防塵性能 | × |
防水性能はごくごく標準的なIPX4仕様。いわゆる生活防水相当。雨や汗に耐えられる。イヤホンの水洗いには対応せず。
低遅延モード
低遅延モード | なし |
遅延性能 | ー |
ゲーム以外での利用 | ー |
低遅延モード(ゲームモード)の提供なし。
専用アプリ
専用アプリ | なし |
イコライザー調整 | ー |
タッチ操作コマンドの割り当て変更 | ー |
低遅延モード(ゲームモード)ON/OFF | ー |
イヤホンを探す | ー |
専用アプリの提供なし。
iPhoneとの相性
iPhoneとの相性 | (非常によい) |
AACコーデック | 対応 |
iOS向け専用アプリ | ー |
iPhoneとの相性は非常によい。
iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデックである「AAC」に対応しており、iPhoneと接続した場合でもオーディオ再生がそのまま可能。
専用アプリはもとより提供なし。iPhoneだろうがAndroidスマホだろうが条件イーブンだ。
final「ag COTSUBU」の外観&使用感
イヤホンは業界トップの小ささ&軽さ
イヤホンサイズは非常に小さい。人差し指の第一関節ほどの大きさしかない。
また、イヤホン重量は片耳3.5gほど。相場5g前後でも軽量イヤホンと言われる時代だが、3.5gとなるとこれもう重さを感じないレベル。
いざイヤホン装着すると面白いように耳の奥の奥へと入り込む。イヤホンが耳穴の中に隠れるので物理的にもビジュアル的にもきれいに収まる。
充電ケースも小さくて愛くるしい
充電ケースもイヤホンサイズに負けぬ圧倒的な小ささ。
サイズはクレジットカードの半分ほど。厚みは指1本分ほど。ズボンのポケットに入れておいても邪魔に感じることはない。
このコンパクトサイズながら15時間分の予備バッテリーを内蔵しているので驚き。
final「ag COTSUBU」の音質
音質は低音寄りのフラットサウンド
全体として低音寄りのフラットサウンド。音の力強さ、そして音の広がりもあって聞き応えのあるサウンドが楽しめる。
ボーカルが低音に潰されないのも魅力。いかんせん低音が強いイヤホンだと音がこもり、ボーカルが鳴りを潜めがちだが、そうした不格好なことはない。
製品開発した株式会社finalは、もとは音響機器のOEM会社(製造受託会社)として国産オーディオメーカーを裏から支えてきた。そのオーディオ技術がコスパよく詰め込まれた良品と言っても過言ではない。
イコライザー調整(音質カスタム)には対応せず
「ag COTSUBU」は専用アプリなど提供しておらず、イコライザー調整(音質カスタム)には対応せず。
final「ag COTSUBU」の接続具合(遅延具合)
屋外/屋内ともにワイヤレス接続は安定
普段使っていて、音飛び、ブチ鳴り、接続切れなど遭遇するのはまれ。
ワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)なので周囲の無線干渉具合にも影響されるだろうが、製品それ自体のスペックとしてそこまで致命的にワイヤレス接続が弱い機種とは感じない。
動画視聴時の遅延(音ズレ)はほぼなし
動画視聴時の遅延(音ズレ)ほぼなし。Android環境だとaptX接続になるので、より遅延らしい遅延が見られず。
ワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)なので100%の遅延を回避しているわけではない。
とはいえ、音ゲーなどプレイする人を除けば遅延など気にする必要はないレベル。YouTubeやNetflixを見たり、ポチゲーをプレイする程度なら問題なく使えてる。
【独自保証】イヤホン紛失時は1回だけ買い直せる(費用3,600円)
保証期間内(購入後1年間)に1度だけ、イヤホンの片方を紛失した場合に交換費用3,600円(税込)を支払えば新品と交換できる。
充電ケースと紛失していないイヤホン片側を一度返却して、丸々新品と入れ替える形になる。
オリジナルの販売価格が6,480円なので、実質的にイヤホンを半額で買い直せるのでお得(紛失しないに越したことはないが...)。
関連リンク:修理・交換について|ag(公式サイトサポートページ)
final「ag COTSUBU」の気になったところ(あるいはデメリット)
ノイズキャンセリング(ANC)非対応
価格なりかノイズキャンセリングには対応せず。
イヤホン構造的に遮音性が高めのワイヤレスイヤホンではあるが、ダクト音のような「スーッ」「ダーッ」といった感じの音はどうしても聞こえてしまう。ノイズキャンセリングならではの静けさを求める人だと悩みどころだ。
ケースカバーが売ってない
ケースカバーの種類が極めて少ない。筆者が探した限りAmazonで以下の1商品だけ見つけた。
「ケースになぜケースを付けるのだい?」という人であれば関係ない話だが、ケースの傷を防ぐためにケースカバーを使いたい人だとケースカバーの種類が少なさが地味なデメリットとして響きそう。
この記事のまとめ
ag COTSUBU をレビューしてきた。
全体として目立った欠点のないオールマイティーモデルとの印象を受けた。音質は文句ないし、ワイヤレス接続の安定感もしっかりしている。
なによりイヤホンが軽く、小さく、長時間のイヤホン装着でも疲れにくいのがいい。2021年現在、「小さくて高音質のワイヤレスイヤホン」という括りで見れば、ag COTSUBU 以外の選択肢は皆無といってしまってもいい。
物理的に小さなワイヤレスイヤホンを探している人に ag COTSUBU をおすすめしたい。
レビュー対象製品
コスパのいいワイヤレスイヤホンを探す
スマホごとに相性のいいワイヤレスイヤホンを探す
iPhoneと相性よし!おすすめのワイヤレスイヤホンまとめ(2024年)
続きを見る
Androidスマホと相性よし!おすすめワイヤレスイヤホンまとめ(2024年版)
続きを見る
新製品ワイヤレスイヤホンを探す
【2024年】完全ワイヤレスイヤホンの新製品&人気製品まとめ(発売予定含む)
続きを見る