直販2,480円で買える格安ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Redmi Buds 4 Lite」をレビュー。
安すぎて令和最新版ワイヤレスイヤホンかと勘違いされそうだが、何を隠そう中華スマホ大手・シャオミのワイヤレスイヤホン。現行の「Redmi Buds 4」シリーズの最下位モデルに相当する。
令和最新版ワイヤレスイヤホンだとワイヤレス接続が不安定でノイズが入ったりするものがあるが、一転して「Xiaomi Redmi Buds 4 Lite」は安定した使い勝手。下手な格安モデルを選ぶくらいなら「Xiaomi Redmi Buds 4 Lite」を選んだ方がハズレなくておすすめ。
▶ レビュー概略
基本情報
発売時期 | 2023年6月 |
直販価格 | 2,480円 |
販売元メーカー | シャオミ(中国) |
製品仕様(抜粋)
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
ハイレゾ再生コーデック | × |
マルチポイント | × |
ペアリング接続先の上書き切り替え | × |
防水・防塵 | 対応(IP54) |
製品評価
低音 | (4) |
中音 | (3.5) |
高音 | (3.5) |
イヤホンの装着感 | (4.5) |
ノイズキャンセリング | -- |
外音取り込み機能 | -- |
マイク性能 | (4) |
バッテリー性能 | (3) |
イヤホン単体4.5時間、ケース併用で最大18.5時間 |
ここがGood!!
- とにかく安い(直販2480円)
- 音質はボーカルくっきりしてて聞きやすい
- イヤホンの装着感は軽い
- 通話マイクは意外にも高性能
ここがBad...
- バッテリー駆動時間は相場よりも短め(ケース併用で18.5時間)
- イヤホン・ケースともに安っぽさは否めず
こんな人におすすめ
Xiaomi Redmi Buds 4 Lite は、できる限り音質にこだわった格安ワイヤレスイヤホンを探している人におすすめ。
イヤーピースを使わないオープン型イヤホンとあり音こもり少ない。ボーカルくっきりしてて音楽など聞き取りやすい。
イヤホンの装着感も軽く、長時間とイヤホン装着してても窮屈さなし。下手な格安ワイヤレスイヤホンを選ぶくらいなら Xiaomi Redmi Buds 4 Lite を選んだ方が満足度は高そうだ。
製品カラーリングは2色
カラーリングはブラック、ホワイトの2色。レビューモデルはブラック。
▶ レビュー詳細
この記事の目次(タッチで移動)
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Xiaomi Redmi Buds 4 Lite の製品概要
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBCのみ |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IP54 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体4.5時間 |
ケース併用で最大18.5時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
イヤホンの装着検出機能 | × |
専用アプリ | × |
付属品
USBケーブル、取扱説明書が付属する。
オープン型イヤホンのためイヤーピースは付属せず。
Xiaomi Redmi Buds 4 Lite のペアリング仕様
ペアリング仕様抜粋
Google Fast Pair | 対応 |
マルチポイント | × |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | × |
新規ペアリングモードの起動方法 | ペアリング再接続できない状態で数秒放置 |
Google Fast Pair とは?
Google Fast Pairは、Googleが提供するペアリング簡素化システム。
Android OS 6.0以上のスマホであれば、専用のポップアップ画面からワンタップで初回のペアリング設定できる。
マルチポイントとは?
マルチペアリングとは?
マルチペアリングとは、複数デバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。
1度記録してしまえば次回以降に再度セットアップする必要がなくなり、ケースふたを開くだけでデバイスと再接続できる。
昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。
ペアリング接続先の上書き切り替えとは?
複数デバイス間でペアリング接続先を切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。
一部のワイヤレスイヤホンであれば現在のペアリング接続を解除せず、ペアリングを移したいデバイスのBluetooth設定画面でイヤホン名を選択するだけでペアリングを上書きして切り替えられる。
新規ペアリングモードの起動方法について
初回設定時はケースふたを開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。
2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。
新規ペアリングモードの起動方法
初回(1台目)
初回(1台目)ならケースふたを開けばそのまま新規ペアリングモードが起動する。
2回目(2台目)以降
新規ペアリングモードに切り替えるためのボタンやコマンドの用意なし。
2回目(2台目)以降のペアリング接続設定を行う場合、既存のペアリングデバイスのBluetoothをオフにして、ペアリング再接続できない状態で数秒放置して自動で新規ペアリングモードに切り替わるのを待つ必要あり。
複数デバイス間のペアリング切り替え方法
ペアリング接続の上書き切り替え不可。切り替え都度、先に現在のペアリングを解除する必要あり。
ペアリングを解除するには現在のペアリングデバイスのBluetoothをオフにする。
Xiaomi Redmi Buds 4 Lite の機能レビュー
バッテリーまわりのこと
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体4.5時間 |
ケース併用で最大18.5時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
バッテリー駆動時間は相場よりも短め。昨今だとケース併用で24時間前後の製品が一般的だが、ケース併用18.5時間にとどまる。ここはさすがに格安ワイヤレスイヤホン感あり。
通話マイク仕様
通話時ノイズカット機能 | 対応 |
風切り音カット | 対応 |
通話マイクは意外にも高性能(価格のわりに)。
100%でないにしろ通話時の周囲の音のノイズカット(トーンダウン)、および声のピックアップが機能してる。多少なりに騒音がある場所でも通話できそうな印象だ。
風切り音(通話マイクに当たった風の音カット)に関してはほぼほぼカット。屋外での通話も行けそう。
イヤホン操作(ボタン操作)
ボタン種類 | タッチセンサー |
操作コマンドの割り当て変更 | × |
装着検出 | × |
イヤホン外側にタッチボタンあり。音楽コントロールや通話など操作可能。
音声アシスタント起動、および音楽再生の前戻し(前の曲に戻す)コマンドは用意なし。
タッチ感度は安定。1回タッチ操作が封じられてることもあり、イヤホン着脱時の誤タッチ操作は少ない。
スマホ操作コマンド(割り当て変更不可)
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回タッチ | 再生/停止 | |
3回タッチ | 次の曲に進む | |
2秒長押し(左右同時) | 低遅延モードON/OFF |
通話対応コマンド(割り当て変更不可)
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回タッチ | 着信対応 | |
3回タッチ | 着信終了 | |
(着信時)着信拒否 |
防水性能
防水性能 | IP4 |
防塵性能 | IP5 |
IP54の防水防塵仕様。雨、汗、砂ホコリなど防げる。屋外で使いたい人でも安心。
専用アプリ
専用アプリ | なし |
イコライザー調整 | -- |
操作コマンドの割り当て変更 | -- |
低遅延モード(ゲームモード) | -- |
イヤホンを探す | -- |
専用アプリ(イヤホンのカスタマイズアプリ)の提供なし。
iPhoneとの相性
iPhoneとの相性 | (よい) |
AACコーデック | × |
iOS向け専用アプリ | - |
iPhoneとの相性はよい。
iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデックである「AAC」に対応していないが、オーディオ再生それ自体は可能。もとより「AAC」非対応のワイヤレスイヤホンとあり、Androidスマホで使う場合と比べて条件イーブンだ。
Xiaomi Redmi Buds 4 Lite の外観デザイン&イヤホン装着感
イヤホンのサイズ&形状はAirPodsそのもの
イヤホン形状は可もなく不可もなく。というかサイズや形状を含めてAirPodsそのものだ。イヤホン重量もAirPods同等の片側4g。業界トップクラスの軽量イヤホンに。
もとよりイヤーピースを使わないオープン型イヤホンとあり、装着感は非常に軽い。長時間とイヤホンをつけっぱなしにしたい人でも問題なし。
耳から飛び出てるイヤホン面積も少なく、シュッと収まってる。
ケースは業界トップクラスの小ささ
充電ケースは業界トップクラスの小ささ。数値で言うと縦4.5cm、横5.5cm、厚み2cmほど。握りこぶし一つで包めるサイズ感。
厚みが2cmしかないので手で持ったときに非常に小さく感じる。スマホを思わす平べったさ。ズボンのポケットに入れておいてももっこりしない。
ケース素材はプラスチック。特に加工らしい加工ない普通のプラスチックで安っぽさあり。
底面の印字はまさかのシール仕様。徹底したコストカット。とはいえ、シールのおかげで底面の擦り傷が防げてて地味に心証よい。
Xiaomi Redmi Buds 4 Lite の音質
音質は低音強めだが、音こもり少ない
デフォルトの音質は低音強めだが、ボーカルくっきりしてて格安ワイヤレスイヤホンならではの音こもりは感じない。
イヤーピースを使わないオープン型イヤホンとあり、低音が強くても音がこもらないのは評価ポイント。
他方、高音域は粗い。いわゆる”クリアな音”ではないので楽器の音の描き分けはできてない。
概して格安ワイヤレスイヤホンならではの音こもりがないのが評価ポイント。価格に照らすと音質は優秀かと思う。
イコライザー調整不可
イコライザー調整機能は提供せず。
イコライザー調整したい人だとスマホ本体や音楽アプリで提供されるイコライザー調整を活用する必要あり。
Xiaomi Redmi Buds 4 Lite の気になったところ(あるいはデメリット)
低遅延モードの効果は微妙
価格2,480円で搭載した低遅延モード。左右イヤホンのタッチセンサーを同時に2秒押しすると機能ON/OFFできる。
とはいえ、そこまで効果らしい効果は感じられない。もとより遅延が少ないワイヤレスイヤホンということもあるが、いざ機能ONにしても何が変わったのかが判断つかない。
よくも悪くも機能ONで音質が劣化するわけでもなく、極めて効果を感じづらい低遅延モードとの印象。非常に評価しづらい。
デザインは全体的に安っぽさあり
価格2,480円のワイヤレスイヤホンとあってか、見た目の安っぽさは否めない。
それこそケースふたの「Redmi」の刻印を除くとシャオミ製品であるアイデンティティは皆無。イヤホン、ケースともに単色カラーでAmazonで売ってるノンブランドの格安ワイヤレスイヤホンと言ってもわからないレベル。
また、ケースふたを閉めるときの”カチ”っという音が安っぽいプラスチック音で耳につく。ここらは2,480円仕様なので先によく理解しておきたい。
この記事のまとめ
ここまで Xiaomi Redmi Buds 4 Lite をレビューしてきた。
価格に照らして勝手は悪くない。屋外で使う場合でもノイズ入ったり、ワイヤレス接続が不安定になったりせず、普通に使えるワイヤレスイヤホンとの印象を受けた。
イヤホンのデザインこそ安っぽさあるが、イヤホンの中身は紛うことなきシャオミ製品。コスパ重視の人、2,000円台のワイヤレスイヤホンを探している人だと Xiaomi Redmi Buds 4 Lite は有望な選択肢となりそうだ。
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