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JBL WAVE BUDS レビュー|王道アップデートされた格安ワイヤレスイヤホンの大本命

2022年12月3日

U5000円ワイヤレスイヤホンとして高い人気を誇った「JBL Wave100 TWS」。

ケースのふたがない奇抜なデザイン一方、思いのほか使い勝手はよく、なおかつJBLらしい高音質オーディオを搭載した優良モデルでした。

前作モデル「JBL Wave100 TWS」

これのアップデートモデルとなる「JBL WAVE BUDS」が登場。

従来の勝手そのままに王道アップデート。オーディオ性能は強化され、イヤホンの装着感は改善し、バッテリー駆動時間はケース併用32時間と従来モデルから大幅に向上しました(従来モデルは同20時間)。

物価高の影響か、価格が6,600円と前作よりも2,000円近く値上がりしましたが、この1点を除くとほぼ文句ない製品です。

この記事では JBL WAVE BUDS を実機でレビューしていきます。

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JBL WAVE BUDS 製品概要

基本情報

発売時期2022年11月
直販価格6,600円
発売元メーカーJBL(ハーマン)(米国)

スペックシート

Bluetoothバージョン5.2
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能対応
マルチポイント
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え
防水性能IP54
バッテリー駆動時間イヤホン単体8時間
ケース併用で最大32時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

 

 

JBL WAVE BUDS の外観・デザイン

イヤホンの装着感は前作から向上、小ぶりで収まり良い

イヤホン外側

イヤホン内側

イヤホン横側

イヤホンの装着感は前作モデルから改善。

前作モデルはペッパー君のごとく耳穴からイヤホンが飛び出ていましたが、JBL WAVE BUDS はイヤホンサイズが小型化。公式いわく前作から20%のサイズダウン。耳の穴の中できれいにおさまります。

前作モデル「JBL Wave100 TWS」

イヤホン装着による物理的な遮音性も向上。ノイズキャンセリング機能(ANC)には対応しませんが、イヤホン装着だけで十分に静けさが確保できます。

イヤホン外側にはタッチセンサーボタンを搭載。前作モデルは物理ボタンでした。

ボタン操作でのオーディオ操作、通話対応など可能。タッチ感度も安定しており、複数回タッチも問題ありません。

スマホ操作コマンド(割り当て変更可能)

以下3つのテンプレ設定から左右それぞれに1つづつ割り当てられる。割り当てOFF(タッチ反応OFF)も選択可能。

1. 再生の操作

1回タッチ再生/停止
2回タッチ次の曲へ
3回タッチ前の曲へ
長押し音声アシスタント起動

2. 音量の操作

1回タッチ音量を上げる
2回タッチ音量を下げる
長押し音声アシスタント起動

3. アンビエントサウンドの操作

1回タッチアンビエントサウンドON/OFF
2回タッチトークスルーON/OFF
長押し音声アシスタント起動

通話対応コマンド(割り当て変更不可)

左イヤホン右イヤホン
2回タッチ着信終了
着信拒否
長押し着信拒否
(通話中のみ)マイクミュートON/OFF

 

 

製品の代名詞たる「フタなしケース」は安定の使い勝手

「JBL WAVE」シリーズ製品の代名詞たる"フタなしケース"

ケースの上蓋なし。イヤホンがむき出しの状態でセットされます。

初見の人だと使いづらさを感じそうですが、いざ使うとそうでもない。ガムを取り出すようにして片手でイヤホン着脱できます。クセになる使い勝手です。

イヤホンをケース外側にズラすと”カチカチ”っと動いてそのまま取り出せます

イヤホンとケースはマグネットでくっついてるので、ケースごと落下させない限りはイヤホンが抜け落ちることもありません。

ケースサイズはコンパクト。片手で握り込めるサイズ感。数値で言うと縦3cm、横7cm、厚み2cmほど。

男性であればズボンのポケットやシャツの胸ポケットに仕舞っておける。持ち運ぶときに邪魔に感じることもありません。

 

 

JBL WAVE BUDS の音質レビュー

ボーカルくっきり、音場も広くて満足度高し

JBLらしいボーカルくっきりしたクリアサウンドは健在

これにくわえて低音が強化。”ドコドコ”鳴る響く低音が加味され、前作よりも低音の質感が感じられる仕上がりに。

そして、それ以上に注目すべきが音場の広さ。「空間オーディオ対応です」と言ってもバレないレベルに音が広がります。もともとのクリア・サウンドと相まり、非常にすっきりシャープな音になります。

 

 

イコライザー調整に初対応

iOS、Android向けに配信している専用アプリ「JBL Headphones」を使ったイコライザー調整に初対応。前作は非対応でした。

音楽シチュエーションに合わせたテンプレ設定ほか、目盛り単位の細かなチューニングも可能。

デフォルトままでも文句ないチューニング具合ですが、もっぱら低音の鳴り方を調整したい人はカスタムあれ。

JBL Headphones

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JBL WAVE BUDS の機能レビュー

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング機能は非対応。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

外音取り込み性能(3+)

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能にも対応。

性能はごくごく普通。音を取り込むためのホワイトノイズこそ強く出ますが、機能ONにしつつオーディオ音量も下げておけば、音楽を聞きながら周囲の音も辛うじて聞こえます。製品価格に照らせば頑張ってる方かと。

機能ON/OFFはタッチボタン操作で可能です。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(3.5)

マイク性能は価格なり。周囲の音のノイズカットこそ機能してますが、”ゴニョゴニョ”っと中和して打ち消すのが限度。また、風切り音はほとんど除去できておらず、屋外で通話すると風の音がマイクに乗りやすいです。

基本的には屋内でのビデオ通話などで使いたい。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え

ここらは価格相応の仕上がり。

ペアリング接続先の上書き切り替えには非対応。違うデバイスにペアリング接続先を切り替える場合、先に現在のペアリング接続を解除する必要あり。そのあとBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すれば当該デバイスにペアリング接続先が切り替わります。

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー駆動時間イヤホン単体8時間
ケース併用で最大32時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

バッテリー駆動時間は相場同等。前作モデルはケース併用で20時間止まりでしたが、今作はケース併用で32時間と向上。昨今だとケース24時間〜30時間くらいの製品が一般的です。

ケースのワイヤレス充電(Qi)には非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応します(ケーブルの同梱あり)。

 

 

この記事のまとめ

【Good!】よかったところ

  • ボーカルくっきりした高音質オーディオ
  • ケース併用32時間使える長時間バッテリー
  • ケースの蓋なしイヤホンの使い勝手よし

【Bad...】気になったところ

  • 機能面は地味
  • 通話マイク性能はそこまで高くない

JBL WAVE BUDS は、格安ワイヤレスイヤホンとして考えれば優秀。ボーカルくっきりした高音質オーディオ、軽量コンパクトなイヤホン、ケース併用32時間使える長時間バッテリー。これらを価格6,600円、相場6,000円前後で実現。非常にコスパいいです。

ノイズキャンセリング機能には対応せず、外音取り込み機能は地味な性能。流行りのマルチポイント機能にも対応しませんが、製品価格に照らせば求める内容ではないかと思います。

6,000円くらいで買える優秀な格安ワイヤレスイヤホンを探している人であれば JBL WAVE BUDS は第一検討候補としておすすめです。

 

 

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