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ワイヤレスイヤホン

EarFun Air 2 NC レビュー|U1万円でノイズキャンセリング・マルチポイント・LDAC対応するコスパ特化モデル

2024年11月10日

当記事はメーカー様より製品提供を受けて実機レビューしています。

コスパ重視のガジェット・イヤホンを数多く展開している中華オーディオブランド・EarFun(イヤーファン)。

今年2月には実売5,000円でLDACとマルチポイントに対応した「EarFun Air 2」を発売。その破格すぎるコスパが注目を集めました。

今回レビューする「EarFun Air 2 NC」は、EarFun Air 2 のカスタムモデル。ノイズキャンセリングに追加対応。LDACやマルチポイントもそのまま対応。なおかつ、実売7,000円で展開する最強コスパモデルです。

オーディオ性能よりかは機能性を重視した、ガジェット製品としてのワイヤレスイヤホンを探している人だと EarFun Air 2 NC は機能的にもコスパ的にも非常に魅力的な製品に映りそうです。

この記事では、EarFun Air 2 NC を実機レビュー。実際の使い勝手はどうなのか、実機でレビューしていきます。

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EarFun Air 2 NC の製品概要

スペックシートを確認

発売時期2024年10月
直販価格7,990円
販売元メーカーEarFun(中国)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、LDAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え
防水性能IPX5
バッテリー駆動時間イヤホン単体9時間
ケース併用で最大40時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

EarFun Air 2 NC は、中華オーディオブランド・EarFunの中堅モデル。

公式価格7,990円でノイズキャンセリング、マルチポイント、LDACのトレンド機能3点に対応。バッテリー駆動時間はケース併用40時間とスタミナ仕様。ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応します。

今年4月に登場したAnkerの人気モデル「Anker Soundcore P40i」(価格7,990円)を価格的にも機能的にも意識した製品ですが、EarFun Air 2 NC ならLDACに対応。この1点においてAnker Soundcore P40iよりもコスパ優秀です(Anker Soundcore P40iはLDAC非対応)。

音質は低音域〜中音域を重視。AndroidスマホユーザーであればLDACコーデックも利用可能。ハイレゾ音域(24bit/96kHz)での高音質オーディオ再生になります。イコライザー調整や空間オーディオ再生にも対応します。

公式価格は7,990円。カラーリングは黒のみ。購入後18ヶ月の製品保証あり(公式販売品のみ)。

 

 

フラッグシップモデル「EarFun Air Pro 4」との違い

EarFunは今年7月にフラッグシップモデル「EarFun Air Pro 4」を発売開始。価格は9,990円。

基本的な対応機能は EarFun Air 2 NC と変わらず。ノイズキャンセリング、マルチポイント、LDACの3点にも対応します。

EarFun Air Pro 4 だとプラスαで以下のような機能・仕様がアップグレードされます

  • aptX関連コーデックに対応
  • バッテリー駆動時間はケース併用52時間
  • イヤホンの着脱検出に対応(イヤホン着脱でオーディオの自動再生/停止が可能)

もっぱらの違いはaptXコーデックの対応有無。EarFun Air Pro 4 なら「aptX」「aptX Adaptive」「aptX Lossless」が使えます

aptX Losslessは業界で唯一無二の可逆圧縮式Bluetoothコーデック。ワイヤレスイヤホン再生(Bluetooth再生)ながらロスレス再生できます。

aptX AdaptiveはLDACと同じくハイレゾ相当の音域(24bit/48kHz)での高音質オーディオ再生が可能です。

aptX Lossless、aptX Adaptive、いずれも対応スマホは少なめですが、ソニー、シャープ、Xiaomiあたりのスマホであれば利用できます(iPhone、Pixel、Galaxyあたりのスマホだと使えず)。

LDACが使いたいだけであれば EarFun Air 2 NC で十分ですが、aptX Lossless、aptX Adaptiveを使いたい人であれば EarFun Air Pro 4 を選ぶ理由になります。

 

 

EarFun Air 2 NC のデザイン

イヤホンデザイン

ワイヤレスイヤホン王道のステムデザイン(筒が伸びたイヤホンデザイン)。

耳の形状よる装着感の当たりハズレは少なめ。むしろハズレを引く方がレアかと思います。イヤーピースのサイズさえ調整すれば大方無難に装着できるイヤホンです

イヤーピースは4サイズを用意。

イヤホン外側にはタッチセンサーボタンを搭載。オーディオ操作や通話操作など可能です。

iOS・Android向けの専用アプリを使えば機能の割り当て変更も可能。タッチ反応オフ(割り当てなし)も選択できます。

操作コマンド一覧

※デフォルト仕様

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回タップ音量1ダウン音量1アップ
2回タップ再生/停止
着信応答/終了
3回タップ前の曲に戻る次の曲に進む
2秒長押しノイズキャンセリングON/OFF音声アシスタント起動
(着信時のみ)着信拒否

通話関連の操作コマンドを除き、すべての項目を変更可能。「タッチ反応オフ」(割り当てなし)も用意あり。

イヤホンの着脱検出には非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生/停止は機能しません。

 

 

ケースデザイン

よくも悪くもクセのないオーソドックスなケースデザイン。無難in無難な仕上がりです。

片手で握り込めるサイズ感(数値で言うと縦4.5cm、横6cm、厚み2cn)。ズボンのポケットどころかシャツの胸ポケットにも入ります。

ケース背面の"earfun"ロゴは刻印仕様。経年劣化で剥げる心配はありません。

外装はプラスチックなので放置しておくと擦り傷がつきそうです。また、指紋も残り気味です。

ケースカバーの種類はそこそこあり。Amazonを探せば1,000円前後で買えます(→ Amazonで見てみる)。

上蓋を開いたイメージ。

U1万円ワイヤレスイヤホンでは珍しくワイヤレス充電(Qi)に対応。スマホ向けのワイヤレス充電器がそのまま使いまわせます。有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(同梱あり)。

 

 

EarFun Air 2 NC の音質レビュー

音質は意外にも高音質

低音(4)
中音(4)
高音(4-)

音質は低音域〜中音域を重視。低音域に全振りだったEarFun Air Pro 4よりも個人的には好きです。

音こもった感じもなく、かといって高音域がシャリついてるわけでもなく、非常にバランスのよいチューニング。ボーカルを中心に音楽が楽しめます。適度な音の広がりもあり、単なる低音イヤホンだったEarFunとは思えぬ完成度。イコライザー調整にも対応しますが、デフォルトままでも文句ない仕上がりです。

LDACコーデックにも対応。大方のAndroidスマホで使う場合ならハイレゾ音域(24bit/96kHz)での高音質オーディオ再生が可能です。iPhoneはLDAC非対応。

 

 

イコライザー調整にも対応

iOS・Android向けの専用アプリ「EarFun Audio」からイコライザー調整が可能。

音楽シチュエーションに合わせた簡易なプリセット変更ほか、目盛り単位の細かなチューニングも可能。また、「適応イコライザー」こと各々の聴覚に合わせてパーソナライズ調整したイコライザーも作成できます。

 

 

空間オーディオ再生に初対応

EarFun独自の空間オーディオ再生「シアターモード」が利用可能。EarFunワイヤレスイヤホンでは初対応とのこと。iOS・Android向けの専用アプリから機能ON/OFFできます。

空間オーディオ再生の完成度は高め。屋内ライブホールでの演奏のような音の増幅、音の広がりが再現できてます。特に低音域のちょい重たいこもり具合はライブホール感が多分にあって中毒性あります。

ただ、高音域が刺さりぎみ。YOASOBIあたりの曲を聴くと「さしすせそ」の音を耳障りに感じる人もいそうです。

とはいえ、全体的に見れば完成度の高い空間オーディオ再生。常時機能ONで使うのもおすすめです。なお、空間オーディオ再生とイコライザー調整は併用できません。

 

 

EarFun Air 2 NC の機能レビュー

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(5)
ノイズキャンセリングの強度調整部分対応

U1万円ワイヤレスイヤホンと考えると非常に優秀。ごくごく普通に静かになります。

周囲の音を"中和”よりかは”遮断”する、かなり強めのノイズキャンセリング。オーディオ再生中なら周囲の音がほとんどかき消せます。「公称マイナス45db」なるノイズキャンセリング性能もあながち嘘ではないかと。

ノイズキャンセリングに伴うホワイトノイズ(サーッと言った機械音)も発生しておらず、オーディオ再生を停止した状態であればデジタル耳栓としても活用できます。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

外音取り込み性能(3.5)
取り込み量の調整

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能に対応。

取り込み性能は微妙。機能ONにすると周囲の音こそ明るくなりますが、そこまで明瞭な音とは言えず。イヤーピースによる物理的な音こもり感と相まり、実用性は低めです。

昨今だと"ながら聴き”のために外音取り込み機能を使う人も多いですが、"ながら聴き”用途には向きません。機能ONにしつつ、オーディオ再生も停止した状態で辛うじて周囲の人と会話できる程度の性能です。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(4)

通話マイク性能は実用水準。風切り音はじめとした周囲の音は除去。"ゴニョゴニョ"といった打ち消し音が少しばかり残ってますが、通話には問題ないレベルです。ビデオ通話のマイクとして使いたい人にもおすすめです。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え

最大2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能に対応

なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動でオーディオ出力先が切り替わります。都度、手動でオーディオ出力先を(というかペアリング接続先を)切り替える必要はありません。

マルチポイントとLDACは併用できず。LDAC接続時はマルチポイントも機能オフになります。

ペアリング接続先の上書き切り替えには非対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリング接続を解除する必要あり。そのあとBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すれば当該デバイスにペアリングが切り替わります。

「Google Fast Pair」にも対応。Androidスマホで使う場合なら初回のペアリング設定が簡素化されます。「音声の切り替え」(Audio Switch)には非対応です。

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー性能(5)
(イヤホン単体9時間、ケース併用40時間)
ワイヤレス充電対応(Qi)

バッテリー駆動時間はスタミナ仕様。昨今の相場だとケース併用24時間〜30時間前後。ケース併用40時間はなかなか優秀なバッテリー持ちです。

U1万円ワイヤレスイヤホンでは珍しくワイヤレス充電(Qi)にも対応。スマホ向けのワイヤレス充電器が使いまわせます。有線ケーブルで充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(同梱あり)。

 

 

まとめ

【Good!】EarFun Air 2 NC のよかったところ

  • 価格7,990円でノイズキャンセリングやマルチポイントなど主要機能を網羅
  • 意外にも高音質、空間オーディオ再生も完成度高め
  • ケース併用で40時間使えるスタミナ・バッテリー搭載

【Bad...】EarFun Air 2 NC の気になったところ

  • マルチポイントとLDACは併用できず
  • aptX関連コーデックはもろもろ非対応
  • "EarFun"なるブランド知名度が低い

EarFun Air 2 NC は、U1万円ワイヤレスイヤホンとして考えるとAnker Soundcore P40i(価格7,990円)と並ぶコスパ優良モデル。同Ankerワイヤレスイヤホンと異なりLDACにも対応しており、1歩抜きん出ます。

ノイズキャンセリングは実用水準の静けさ。空間オーディオ再生も完成度が高め。低音域のちょい音こもった反響が中毒性あります。

フラッグシップモデルである EarFun Air 4 Pro と異なりaptXコーデックには対応しませんが、もとよりaptXが使えないiPhoneユーザーだったり、aptX AdaptiveやaptX Losslessなど上位コーデックに対応しないAndroidスマホユーザー(GalaxyやPixel)であれば EarFun Air 2 NC で十分かと思います。

補足

aptX AdaptiveやaptX Losslessに対応するスマホはソニー、シャープ、Xiaomiあたりの最新モデルのみに限られます。

公式価格は7,990円。Amazonで展開するEarFun直販店であれば常時7,000円前後で購入できてよりお得です

 

 

EarFun Air 2 NC のおすすめ代替候補

Anker「Soundcore P40i」(価格7,990円)

2024年トップクラスの人気モデル。価格7,990円でノイズキャンセリング、マルチポイント、ケース併用60時間バッテリーを揃えた。専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です(レビュー記事を見る

オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)

音質重視の人におすすめ。「クリアな重低音」をコンセプトにしたオーディオ特化モデル。マルチポイントにも対応します(レビュー記事を見る

 

 

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