約2年ぶりにリニュアルされたソニーのフラッグシップ・ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」。
イヤホン形状がコンパクトサイズになり、男性だけでなく女性でも使いやすい、長時間のイヤホン装着で耳が疲れにくいイヤホンになった今作。イヤホンサイズのデカさがネックでソニー・ワイヤレスイヤホンを諦めてきた人におすすめだ。
土台はBluetoothイヤホンのため、AndroidスマホもちろんiPhoneでも利用可能。他のBluetooth製品同様にペアリング設定して使う。
ただ、一部の機能がiPhoneだと使えない。この内容を以下まとめていく。iPhoneユーザーで「WF-1000XM5」の購入を検討している人など記事を参考にしてほしい。
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iPhoneで使えない「WF-1000XM5」の機能は?
WF-1000XM5 をiPhoneで使う場合、以下2つの機能は利用できない。
- LDAC
- Google Fast Pair
1. LDAC
LDACはBluetoothオーディオコーデックの一つ。従来Bluetoothオーディオコーデックの3倍の情報量をワイヤレス転送できる高音質Bluetoothオーディオとして知られる。
WF-1000XM5 はLDAC対応。一方でiPhoneがLDAC非対応。2023年時点でLDACが使えるのはAndroidスマホのみだ。
LDACで明確に音質が向上するわけではないが、流行り物が好きな人だと気になるところかもしれない。
2. Google Fast Pair
Google Fast PairはGoogleが提供するペアリング設定の簡素化機能。Androidスマホのみで利用できる。iPhoneだと利用不可。
とはいえ、Google Fast Pairを使わずとも「設定」アプリから通常どおりペアリング設定できるので必須機能というわけではない。普段からBluetooth製品をペアリング設定してる人(できてる人)ならGoogle Fast Pairが使えなくても何ら問題ない。
そのほか主要機能はiPhoneでもほぼすべて使える
以下のような WF-1000XM5 ならではの目玉機能はiPhoneでも利用可能。
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み(ながら聞き機能)
- DSEE Extreme
- マルチポイント
ノイズキャンセリング
ソニー・ワイヤレスイヤホンの代名詞たるノイズキャンセリングはそのまま利用可能。
機能ONにすると周囲の音を中和・低減。100%ではないが、周囲の騒音を多分にシャットアウトできる。
外音取り込み(ながら聞き機能)
イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能も利用可能。
iOS向けの専用アプリを使えば取り込み音の大きさも調整可。人の声を中心に取り込む「ボイスフォーカス」も使える。
DSEE Extreme
通常オーディオをハイレゾ相当の高音質オーディオに機械的に補正する「DSEE Extreme」。
iOS向けの専用アプリを使えばiPhoneでも設定&利用可能。高音域を中心に音の粒が細かくなる。オーディオ性能にこだわりたい人だと半ば必須機能。
マルチポイント
最大2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能。iOS向けの専用アプリから機能ON/OFFできる。iPhoneだけでなくPC/Macでもワイヤレスイヤホンを使いたい人だと必須機能。
【補足】WF-1000XM5のスペックシート
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大36時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
【まとめ】iPhoneユーザーでも「WF-1000XM5」は問題なく使える
LDACが使えない点、Google Fast Pairが使えない点、以上2点を除けばiPhoneでもAndroidスマホでも特に変わらない使い勝手。
というか、LDACやGoogle Fast Pairはそこまでの必須機能ではない。なにがなんでも使いたい人はまれだろう。
iPhoneユーザーで WF-1000XM5 を購入しようと考えている人がいたらおすすめしたい。専用アプリもiOS向けに配信あるので所々自分好みにカスタマイズできる。
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