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ワイヤレスイヤホン

【ゼンハイザー】Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 レビュー|有線イヤホン技術を移植した音質1点特化フラッグシップ

独老舗・ゼンハイザーが展開する現行フラッグシップ「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4」をレビュー。

ゼンハイザーの高級有線イヤホンで使われるTrueResponseトランスデューサーを移植。滑らかで歪みの少ない原音描写を強みとする1機です。

Technics EAH-AZ100 のような自社の高級有線イヤホン技術を移植した音質特化のフラッグシップですね。一方で価格も定価5万円、相場4万円とフラッグシップ級。

ゼンハイザー好きな人がギリ覚悟決められる価格... でしょうか?

この記事では、Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 をレビュー。実機でその使い勝手を見ていきます。

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Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 の製品概要

スペックシート

発売時期 2024年3月
相場価格 4万円
販売元メーカー ゼンハイザー(ドイツ)
Bluetoothバージョン 5.4
Bluetooth対応コーデック SBC、AAC、aptX(adaptive、Lossless)
ノイズキャンセリング 対応
外音取り込み機能 対応
マルチポイント 対応(最大2台)
マルチペアリング 対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え 対応
イヤホンの着脱検出 対応
防水性能 IP54(イヤホン本体のみ)
バッテリー駆動時間 イヤホン単体7.5間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法 USB Type-C(有線)、Qi(無線)

LC3コーデックにも対応予定(2025年8月時点で対応せず)

 

 

製品概要

製品概要

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 は、2024年3月に発売開始した独ゼンハイザーのフラッグシップモデル。

前作モデルに引き続きTrueResponseトランスデューサーを採用。滑らかで歪みの少ない音、かつ情報量と臨場感ある音の力強さを兼ね備えた1機です。

新たにaptX Losslessコーデックに対応したこともあり、同コーデック対応スマホなら有線イヤホンと変わらぬ美音サウンドが堪能できます。

LE Audioにも対応予定。ただ、2025年8月時点でLC3コーデックは解禁されず。LC3狙いの人は注意。

カラーリングは黒、白、コッパー、デニムの4色展開。

価格は定価49,400円。相場4万円くらい。ワイヤレスイヤホン業界ではプレミア帯に位置づけられる価格設定です(昨今のハイエンドだと3万円前後)。

Amazon直販などで正規品を購入すれば購入後2年の製品保証も付きます。

 

 

前作モデルとの違い

前作モデル「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 3」との違いは以下のとおり。

スペックシート比較

MOMENTUM True Wireless 4(レビュー機) MOMENTUM True Wireless 3
定価 49,400円 39,930円
Bluetoothバージョン 5.4 5.2
Bluetooth対応コーデック SBC、AAC、aptX(adaptive、Lossless)、LC3 SBC、AAC、aptX(adaptive)
ノイズキャンセリング 対応
外音取り込み機能 対応
マルチポイント 対応(最大2台)
マルチペアリング 対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え
イヤホンの着脱検出
防水性能 IP54 IPX4
バッテリー駆動時間 イヤホン単体7.5時間 イヤホン単体7時間
ケース併用で最大30時間 ケース併用で最大28時間
ケース充電方法 USB Type-C(有線)、Qi(無線)

※LC3は対応予定

スペックシート上の変化はaptX Lossless対応くらい

LC3コーデックも対応予定ですが、2025年8月時点で機能解禁されず。なぜかAuracastのみ機能解禁中です(AuracastもLC3コーデックを使った機能だった気が)。

aptX Losslessは可逆圧縮再生が可能な唯一無二のBluetoothオーディオコーデック。対応するAndroidスマホならワイヤレスながらもロスレス再生、音源の情報量が劣化しない音源ままのオーディオ再生が可能です。

aptX Losslessは、ソニー、シャープ、Xiaomi、OPPOあたりのハイエンドスマホなら対応する製品が多め。ただ、GalaxyやPixelは対応せず。当然ながらiPhoneも非対応です。

イヤホンデザインもほぼ変わらず

スペックシート上で可視化されない進化点で言うとやはりノイズキャンセリング性能の向上が挙げられます

ゼンハイザーは音質への影響を嫌ってか、フラッグシップモデルであってもノイズキャンセリング性能が弱めですが、今作はフラッグシップらしさある本格的な静けさあり

ノイズキャンセリング狙いの人なら前作モデルよりも Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 を選ぶ理由になります。

▼ Sennheiser MOMENTUM True Wireless 3

 

 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 の外観デザイン・使い勝手

イヤホンデザイン

レビュー

イヤホン形状はほぼ前作モデルまま。耳栓形状のイヤホンです。耳穴にすぽりとハマります。

デザインに関しては前作モデルよりもメタリック感あり。一方ではギラギラしすぎず、高級感を保ってます。

 

 

イヤホン装着感

レビュー

イヤホン装着感は安定してます。

イヤーピースとイヤーウィングが交換可能(イヤーピースは4サイズ、イヤーウィングは3サイズ用意)。

特にイヤーウィングのサイズ調整すれば装着感はキツすぎず、ユルすぎず、丁度いいポジションが見つかるかと思います。

イヤホン重量は6gほどなので重さらしい重さなし。長時間のイヤホン装着でも疲れを感じにくいです。

 

 

操作性

レビュー

イヤホン外側にタッチセンサーボタンを搭載。オーディオ操作や音量調整、着信対応コマンドが用意されます。

タッチ感度は安定。複数回タッチもきちんと認識されます。

イヤホンの着脱検出にも対応あり。イヤホン着脱と連動してオーディオが自動再生/停止します。

イヤホン本体の防水等級はIP55。防塵仕様です。雨、汗、泥、砂まで耐えます。スポーツイヤホンとして利用したい人にもおすすめ。




デフォルト仕様

左イヤホン 右イヤホン
1回タップ 再生/停止
2回タップ 前の曲に戻る 次の曲に進む
3回タップ ノイズキャンセリングOFF 外音取り込みON/OFF
長押し 音量1上げる 音量1下げる

iOS・Android向けの専用アプリを使えば、いずれの操作枠も割り当て変更可能。以下の操作コマンドから選べます(重複設定可)。

  • 再生/停止
  • 次の曲に進む
  • 前の曲に戻る
  • 音量1アップ
  • 音量1ダウン
  • 音声アシスタント起動
  • ノイズキャンセリングON/OFF
  • 外音取り込みON/OFF
  • 反応なし(割り当てなし)
左イヤホン 右イヤホン
1回タップ 着信対応
通話中ミュート
2回タップ 通話終了
着信拒否

通話操作コマンドは割り当て変更不可


 

 

充電ケース仕様

レビュー

充電ケースは前作モデルとほぼ同じ(使いまわし?)。

布地感あるファブリック素材で覆われた充電ケースです

他社で一般的なプラスチック外装ケースよりも擦り傷どころか欠け傷すら付かない堅牢さあります。

手触りも含めて気に入る人も多そう。あえてケースカバーを装着する必要もないかと思います。

サイズ感は縦4cm、横7cm、厚み3cmほど。ほぼ片手で握り込めるサイズ感です。

ワイヤレス充電(Qi)にも対応あり。有線充電の場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(ケーブル同梱あり)。

 

 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 の音質レビュー

音質は王道の原音重視

低音 (4.5+)
中音 (4.5+)
高音 (4.5+)

レビュー

全体的にはフラットな音の作り。低音域の迫力、ボーカルの明瞭さ、高音域のクリアさを両立。なおかつ、音場は広くて臨場感あります。

ゼンハイザーの高級有線イヤホンで使われるTrueResponseトランスデューサーを搭載。有線イヤホンのような滑らかで歪みの少ない音、俗に言う原音重視の音が特徴的です

音に個性がほしい人だとつまらなく感じそうですが、モニター・ヘッドフォン寄りの繊細な音描写を重視している人だとオーディオ相性いいかと思います。

一部のAndroidスマホであればaptX Losslessコーデックによるロスレス再生が可能

LDACやaptX Adaptiveと違って可逆圧縮コーデックなので元の音源データが劣化することなく、より原音ままの音が楽しめます。

aptX Losslessはソニー、シャープ、Xiaomi、OPPOあたりのハイエンドスマホで対応あり。iPhone、Galaxy、Pixelあたりはもれなく非対応です。

 

 

イコライザー調整に対応

レビュー

iOS・Android向けの専用アプリからイコライザー調整が可能。

プリセット変更ほか目盛り単位で調整するカスタム・チューニングにも対応。

また、ゼンハイザー独自のパーソナライズ・イコライザー設定「サウンドパーソナライゼーション」も使えます。音の聴こえ方に合わせた音の最適化機能ですね。あくまで土台の原音重視サウンドを崩さずにイコライザーを微調整して音を聞き取りやすくしたい人だと重宝します。

 

 

【✕】空間オーディオ非対応

空間オーディオ(3Dオーディオ)機能の提供はありません。

 

 

【△】LC3コーデック(LE Audio)対応予定

レビュー

LE Audioへの対応予定あり。2025年8月時点でAuracastのみ解禁(受信のみ)

iOS・Android向けの専用アプリからAuracastの受信先が探せます。

LC3コーデックは解禁なし。AuracastはLC3コーデックを使った機能な気がしますが、LC3コーデックそれ自体を主体的に設定する項目は現状ありません。

純粋にLC3コーデックで音楽を再生したい、ゲームしたい人だと他の製品を探すべきでしょう。

 

 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 の機能レビュー

ノイズキャンセリング【★4+】

ノイズキャンセリング性能 (4+)
遮音強度の調整

レビュー

ノイズキャンセリングは実用水準。機能ONにすると周囲の音を中和・低減できます

ゼンハイザーは音質への影響を減らすためか、フラッグシップモデルでもノイズキャンセリング性能が弱いイメージありますが(事実として弱いですが)、今作は実用水準の静けさをキープ。

イヤーウィングを大きめのものに変更すれば物理的な遮音性もいくらかプラスされるので、ノイズキャンセリング効果もより高くなります。

ホワイトノイズ(サーッと言った機械音)も発生なし。音質や音の聴こえ方への影響も当然ながらありません。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)【★4.5】

音の取り込み性能 (4.5)
取り込み量の調整 対応

レビュー

イヤホンマイクで周囲の音を集音。イヤホンを装着したままスピーカー経由で周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能に対応。

こっちはノイズキャンセリングよりも優秀。機能ONにすると周囲の音が明確に明るくなります

イヤーピース装着による物理的な音こもり感こそ残りますが、取り込み性能それ自体はかなり強め。

機能ONにしつつオーディオ音量も下げておけば”ながら聴き”運用も可能なレベルです。

 

 

通話マイク品質【★4+】

通話マイク性能 (4+)

レビュー

マイク性能は実用水準

自分の声のノイズ除去、周囲の音のノイズ除去(トーンダウン)ともに機能してます。

ノイズ除去精度が完璧ではありませんが、声がピックアップできてるので屋外での通話も可能かと。

屋内でビデオ通話マイクとして使う分には問題はありません。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手【★5】

全体的な勝手のよさ (5)
マルチポイント 対応(最大2台)
マルチペアリング 対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え 対応
Google Fast Pair

レビュー

マルチポイントに対応あるほか、ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応あり

ペアリング接続先の切り替え都度、現在のペアリング接続を解除する必要なし。切り替え先デバイスのBluetooth設定画面でイヤホン名を選択するだけで切り替わります。

新規ペアリングモードの起動コマンド用意あり。左右イヤホンのタッチボタンを同時に3秒押しすれば新規ペアリングモードが起動します。

 

 

バッテリー持ち・充電環境【★4】

バッテリー性能 (4)
(イヤホン単体7.5時間、ケース併用30時間)
ワイヤレス充電 対応(Qi)
急速充電 対応(8分でオーディオ再生1時間分)

レビュー

バッテリー駆動時間は相場同等。前作モデルとほぼ変わらず。前作はイヤホン単体7時間、ケース併用28時間でした。

ノイズキャンセリング常時ONでもイヤホン単体7時間、ケース併用28時間使える省エネ仕様です。

有線充電時なら急速充電も使えるなど一通りの仕様が揃ってます。

 

 

この記事のまとめ

【Good!】Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 のよかったところ

  • とことんまでに歪みの少ない原音重視サウンド
  • aptX Adaptive、aptX LosslessのW対応
  • 充電ケースは布地素材でおしゃれ(かつ傷が付きにくめ)
  • ノイズキャンセリング性能もそこそこ強い

【Bad...】Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 の気になったところ

  • 価格が高い(定価5万円、相場4万円)
  • LC3コーデックは未解禁

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 は、音質をなにより重視する人が"覚悟を決めて"購入すべき1品ですね

ゼンハイザーの高級有線イヤホンで使われるTrueResponseトランスデューサーを移植してあることもあり、非常に滑らかで歪みの少ない音です。

なおかつ音の情報量は多く、音場は広く、オーディオとしての完成度の高さが見て取れます。

ただ、価格がやっぱし高め...。定価で49,400円。現在は相場4万円くらいですが、ワイヤレスイヤホンとして考えると割高な部類です。

ノイズキャンセリング性能も向上こそしてますが、価格に照らせば並の部類。LC3コーデックも解禁されず。

よくも悪くも音質に1点特化したフラッグシップモデル。万人向けではない分、選ぶ人は選ぶに値する優良機ではないでしょうか

 

 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 のおすすめ代替候補

パナソニック「Technics EAH-AZ100」(価格3.9万円)

Technicsのフラッグシップモデル。高級有線イヤホン技術を移植した原音重視の音質モデル(レビュー記事を見る

デノン「DENON PerL Pro」(価格2.1万円)

国産老舗・デノンのフラッグシップ。聴覚チューニングに対応した音質特化モデル。聴覚に合わせて各々の聴き心地よい音に自動カスタマイズできます(レビュー記事を見る

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