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ワイヤレスイヤホン

Nothing Ear (a) レビュー|ガジェオタ好みの多機能&スケルトンイヤホン

おしゃれなスケルトン筐体に強み「Nothing Ear (a)」。

ここ数年のガジェオタ界隈を賑わす人気家電メーカー「Nothing」。テック感あるスケルトン筐体デザインが人気です。

今回レビューするNothing Ear (a)はNothing社が展開するワイヤレスイヤホン。当然ながらスケルトン筐体を採用。ミニマルなサイズ感と相まってガジェオタ好みの製品に仕上がってます。

機能面も充実。ノイズキャンセリング、マルチポイント、LDACなど対応します。音質に関してもハイレゾ思わす音の力強さあって聴き応えあります。

この記事では、Nothing Ear (a)をレビュー。実機でその使い勝手やデザインを見ていきます。

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Nothing Ear (a) の製品概要

スペックシートを確認

発売時期2024年4月
市場価格14,800円
販売元メーカーNothing Technology(英国)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、LDAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IP54
バッテリー駆動時間イヤホン単体9.5時間
ケース併用で最大42.5時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

 

 

製品概要

Nothing Ear (a) は、英国の家電メーカー・Nothing Technologyが手がける完全ワイヤレスイヤホン。

同社の代名詞たるスケルトン筐体を売りにしたワイヤレスイヤホンです。透けてるプリント基板がいい味出してます。

ノイズキャンセリング、マルチポイント、LDACなど昨今のトレンド機能を網羅。バッテリー駆動時間はケース併用で42.5時間とスタミナ仕様。

オーディオは低音重視のバランス型。iOS・Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です。

直販価格は14,800円。カラーリングはホワイト、ブラック、イエローの3色展開。Amazonなどの公式店(Nothing Japan)で購入すれば1年間の製品保証も付きます。

 

 

上位版モデル「Nothing Ear」との違い

Nothing Ear (a) は、Nothingワイヤレスイヤホンの中の現行スタンダードモデルの位置づけ

上位版モデル「Nothing Ear」から音響機能をいくつか省いた廉価版となります。




Nothing Ear (a)(レビュー製品)Nothing Ear
製品ポジション通常版モデル上位版モデル
直販価格14,800円22,800円
対応BluetoothコーデックSBC、AAC、LDACSBC、AAC、LDAC、LHDC 5.0
ケースのワイヤレス充電非対応対応(Qi)
Nothing Ear (a)(レビュー製品)Nothing Ear
製品ポジション通常版モデル上位版モデル
直販価格14,800円22,800円
Bluetoothバージョン5.3
対応BluetoothコーデックSBC、AAC、LDACSBC、AAC、LDAC、LHDC 5.0
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IP54(ケースはIPX2)IP54(ケースはIP55
バッテリー駆動時間イヤホン単体9.5時間イヤホン単体8.5時間
ケース併用で最大42.5時間ケース併用40.5時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみUSB Type-C(有線)、Qi(無線)

上位版モデルとの主たる違いはLHDC 5.0の対応有無

LHDC 5.0はハイレゾ再生できるBluetoothオーディオ・コーデックの一つ。理論値最大24bit/192kHz(ビットレート1000kbps)でのオーディオ再生が可能です。

ハイレゾ・コーデックと言うとLDACが有名ですが、LDACは理論値最大24bit/96kHz止まり(ビットレート990kbps)。音の拡張域だとLHDC 5.0に軍配。

ただ、LHDC 5.0はNothing Phoneや中華系スマホしか対応せず。もっぱらNothing Phoneを使っている人だと重要な比較・検討ポイントになるかもしれません。iPhoneやGalaxyあたりのスマホを使っている人なら無視してよし。

参考記事

そのほか基本的な機能面・性能面は変わらず。

ケースのワイヤレス充電(Qi)は上位版モデルのみ対応です

 

 

Nothing Ear (a)  の外観・デザイン

イヤホン本体

イヤホン形状はスティック型。

イヤーピースのサイズさえ調整すれば大方無難に装着できる王道スタンダードなイヤホン形状です。

イヤホンの装着イメージ。

ステム短く、見た目すっきりした装着感。耳から飛び出してる面積も少なめ。マスク紐との干渉もありません。

イヤーピースは3サイズ用意あり。

ステム部分はNothingの代名詞たるスケルトン・デザインを採用。プリント基板が透けてて良い味が出てます。

ステム側面にはピンチボタンを搭載。

感圧ボタンのようにボタンを両側面からつかんで操作。オーディオ再生/停止したり、音量の調整に対応します。

ピンチボタン

ボタン操作の内容はiOS・Android向けの専用アプリからカスタマイズできます。

操作コマンド

オーディオ操作コマンドは以下8枠に割り当て可能

左イヤホン右イヤホン
1回押し(変更不可)再生/停止
2回押し割り当て可能割り当て可能
3回押し割り当て可能割り当て可能
長押し割り当て可能割り当て可能
2回押して長押し割り当て可能割り当て可能

通話コマンドは変更不可

左イヤホン右イヤホン
1回押し通話応答/終了
2回押し着信拒否

オーディオ操作コマンドは以下から選択(重複選択可)

  • 次の曲に進む
  • 前の曲に戻る
  • 音声アシスタント操作

以下は「長押し」「2回押して長押し」枠のみに割り当て可能

  • ノイズキャンセリング切り替え
  • 音量1アップ
  • 音量1ダウン

イヤホンの着脱検出にも対応。イヤホンを耳から外すとオーディオ停止。イヤホンを装着し直すとオーディオ再生が開始します。

 

 

充電ケース

充電ケースはコンパクト。数値で言うと縦4.5cm、横6cm、厚み2cmほど。ほぼ片手で握り込めるサイズ感です。

厚みは2cmと薄型仕様。ズボンのポケットに入れておいてもモッコリしません。

ケース上蓋はポリカボネート素材。衝撃耐性と透明さを併せ持ちます。

天板部分に透明なシール貼付あり(縦2cm、横4cm)。

おそらくデザイン目的のシールであり、剥がす必要はありません。むしろシールのおかげで天板の薄傷、スリ傷が防止できそうです。

背面は白いプラスチック。机上で擦ると薄傷が付きそうですが、光に当てないと傷は目立ちません。

Amazonなど探すと1000円くらいのケースカバーの販売ありますが、よほど神経質(あるいはキレイ好き)な人を除くとケースカバーを使う必要はなさそう。全体的に剛性あります(→ Amazonでケースカバーを見てみる)。

ケースの上蓋を開いたイメージ。

イヤホンはマグネットで着脱可能。イヤーピース部分をつかんでケースから取り出せます。

ケースのワイヤレス充電(Qi)は非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です(ケーブル同梱あり)。

 

 

Nothing Ear (a)  の音質レビュー

音質は低音重視のバランス型

低音(4+)
中音(4)
高音(4)

音質は低音重視のバランス型。低音こそ強めですが、中音域〜高音域が潰れているわけではなく、全体的にバランスの取れたチューニング具合です。

シャンシャン明るいクリアな音よりかは、音の力強さを重視したリッチ感ある音。ハイレゾらしさある音の質感、重厚感を楽しみたい人だとオーディオ相性がよさそうです。

LDACコーデックにも対応。Androidスマホで使う場合ならハイレゾ音域(24bit/96kHz)での高音質オーディオ再生になります。iPhoneはLDAC非対応。

 

 

イコライザー調整に対応

iOS・Android向けの専用アプリ「Nothing X」からイコライザー調整が可能。

音楽シチュエーションに合わせた簡易なプリセット変更ほか、目盛り単位での細かなチューニングにも対応します。

デフォルトだと低音がちょい強め。音こもったように感じる人もいるかも知れません。この場合はチューニングを「高音を強調」に変更すると全体的にすっきりした音になるのでおすすめです。

 

 

【✗】空間オーディオ非対応

空間オーディオ再生(3Dオーディオ再生)は非対応。

 

 

Nothing Ear (a)  の機能レビュー

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(4.5)
遮音強度の調整対応(手動 or 自動)

ノイズキャンセリング性能は高性能。機能ONにすると明確に静かになります

イヤーピースのサイズを大きめのものに変更すれば人の話し声など高周波音も物理的に除去。持ち前のノイズキャンセリング性能と相まって非常に静かです。

ノイズキャンセリング利用に伴うホワイトノイズ(サーっと言った機械音)も発生なし。オーディオ再生を停止した状態ならデジタル耳栓としても文句なく使えます。

価格14,800円と中価格帯のワイヤレスイヤホンですが、ノイズキャンセリング性能に関しては価格以上の実力あり。セールスポイントの1つと捉えて問題ありません。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

音の取り込み性能(3.5)
取り込み量の調整

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み機能」に対応。

性能はごくごく普通。音の取り込み自体は機能しており、機能ONにすれば周囲の音が気持ち明るくなります。

ただ、機能ONにしても音こもった感じは残ります。オーディオ音量が小音量(あるいは停止)であれば辛うじて周囲の音が聞き取れるくらいの性能。常時機能ONにして骨伝導イヤホンのように使いたい人には合いません。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(5)

通話マイクは高性能。自分の声のピックアップ、周囲の音の除去、風切り音の低減ともに機能してます。

屋内外で文句なく使えるマイク性能。屋内でのビデオ通話マイクとして使う程度なら問題すら感じません。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント対応(最大2台)
マルチポイントとLDACの併用可能
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
Google Fast Pair対応

マルチポイント対応。LDACコーデック接続中でも併用して使えます。

また、ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリングを切り替えるとき、Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけで切り替わります(あるいは専用アプリ上からも切り替え可)。都度、現在のペアリング接続を解除する必要はありません。

全体的に勝手よし。もとより複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと重宝しそうです。

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー性能 (5+)
(イヤホン単体9.5時間、ケース併用42.5時間)
ワイヤレス充電

バッテリー持ちは優秀。ケース併用で42時間使えるスタミナ仕様です(相場だと同24時間〜30時間くらい)。

ただ、ノイズキャンセリング利用時だとイヤホン単体5.5時間、ケース併用で最大24.5時間と相場止まり。ノイズキャンセリングを常用する予定の人だとこっちのバッテリー駆動時間を前提に購入検討した方がよさそうです。

ワイヤレス充電(Qi)には非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です(ケーブル同梱あり)。

 

 

【補足】ChatGPT機能はNothing Phone接続時のみ利用可能

Nothing Phoneと接続した場合に限り、ボタン操作&ボイスコマンドを通じたChatGPT利用が可能。

現時点でモデル「Phone(2)」のみで利用できる模様

他のAndroidスマホやiPhoneと接続している状態だと使えません。筆者はNothing Phoneを所有しておらず、どういった勝手なのかは検証してません。

 

 

まとめ

【Good!】Nothing Ear (a) のよかったところ

  • スケルトン筐体デザインの格好よさ
  • ノイズキャンセリングは高性能
  • マルチポイント&ペアリング勝手よし
  • 音質もそこそこ良い(イコライザー調整にも対応)

【Bad...】Nothing Ear (a)  の気になったところ

  • ケースのワイヤレス充電(Qi)非対応
  • 外音取り込み機能は弱め(ながら聴き用途には合わない)
  • ChatGPT機能はNothing Phone接続時のみ利用可能

Nothing Ear (a) は、デザイン、音質、機能性ともにバランス取れた1品

セールスポイントたるスケルトン筐体デザインが、ガジェオタ好みのテック感を多分に演出。デザイン買いして損ない1品です。

音質や機能面でも優れるほか、マルチポイント機能やペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。複数デバイス間で使いまわしやすいワイヤレスイヤホンです。ここらもガジェオタ好みの仕上がりと言えます。

機能・性能だけなら1万円前後のワイヤレスイヤホンでも似たような製品はあります。とはいえ、Nothing Ear (a) のスケルトン筐体デザインを考慮すると、あえて14,800円を出してNothing Ear (a) を選ぶ理由になります。

最後はやはりデザインが好きか否かが購入判断材料になるかと思います

 

 

Nothing Ear (a) のおすすめ代替候補

JBL Tune Flex 2(価格1.5万円)

JBLのスケルトン・イヤホン。イヤーピースの付け替えで「密閉型」「オープン型」2通りの使い方ができるギミックあり。ノイズキャンセリングやマルチポイントなど主要な機能にも対応

EarFun Air Pro 4(価格9,990円)

とことんまでにコスパ重視の人におすすめ。価格1万円でトレンド機能を網羅したコスパ特化モデル。LDACとaptX LosslessにW対応。バッテリー駆動時間はケース併用50時間超とスタミナ仕様(レビュー記事を見る

 

 

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