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スマートウォッチ

NFC内蔵スマートウォッチ「Fossil Sport」(FTW4019)レビュー

2020年4月24日

スマートウォッチ「Fossil Sport」(FTW4019)を購入したのでレビューしたい。

Fossil SportはGoogleのスマートウォッチ向けOS「Wear OS」を搭載したスマートウォッチ。NFCを内蔵しており、NFC決済が使えるのでは...?と巷で注目を集める1台だ。

ーーーとはいえ、試してみるとNFC決済は使えない。ただのNFCを搭載したスマートウォッチだ。NFC決済狙いの人だと残念な結果だろう。ここらの検証結果も含めて以下レビューしていく。

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レビュー対象製品

Fossil Sport 概要レビュー

Fossil Sport(FTW4019)は米ファッションブランド「Fossil」が手掛けるスマートウォッチ。2019年に発売された現行モデルとなる。

Googleのスマートウォッチ向けOS「Wear OS」を搭載した主力モデルであり、Google FitなどGoogle系のフィットネスアプリとの相性は抜群によい。

そのうえで、Fossil Sport はFossilスマートウォッチの中のスポーツモデルに位置付けられる。スペック的にはローエンドであり、ベルトもシリコンなので販売価格は2万円前後に落ち着いている。

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基本スペック(抜粋)

Fossil Sportの基本スペックは以下のとおり。

OSWear OS by Google
CPUSnapdragon Wear 3100
本体ストレージ4GB
バッテリー駆動時間公称24時間以上
充電方法専用ケーブルによるワイヤレス充電(Qi充電器には非対応)
防水(耐水)5気圧仕様
本体重量43g(初期シリコンベルト含む)
Bluetoothバージョン4.2
互換性iOS 10.0以降、Android 6.0以降
搭載センサーNFC、GPS、心拍、加速度計、高度計、ジャイロスコープ
そのほかマイクあり、スピーカーなし

 

型番一覧

「Fossil Sport」シリーズの型番がわかりにくかったので軽くまとめておく。

メンズモデル(43mm、ベルト22mm)

型番関連リンク
FTW4019ブラック製品サイト
FTW4021スモーキーブルー製品サイト
FTW4033レッド製品サイト
FTW4035グリーン製品サイト
FTW4036ブルー製品サイト

レディースモデル(41mm、ベルト18mm)

型番関連リンク
FTW6022ブラッシュ製品サイト
FTW6024ブラック製品サイト
FTW6025グレー製品サイト
FTW6051ブルー製品サイト
FTW6052レッド製品サイト
FTW6053イエロー製品サイト
FTW6056ブラッシュ製品サイト
FTW6057ミント製品サイト
FTW6058ホットピンク製品サイト
FTW6059ブルー製品サイト
FTW6060イエロー製品サイト

 

外観・使用感

かつてのmoto 360を思わすサークル型デザインを採用しており、見た目は非常にシンプル。ほどよく磨き上げられたメインフレーム、さりげないザラザラ感、竜頭のディテールなど製品へのこだわりが見て取れる。

ただ、少しガジェット感、おもちゃ感が強い印象も受ける。シルバーフレーム部分がステンレスよりかはプラスチックのような風合いなので、近くで見るとスマートウォッチっぽさが強くにじみ出る。スーツなどフォーマルな服装に合わせるとちゃちい感じになりそうな印象はある。

本体は5気圧防水(耐水)仕様。ベルトもシリコンなので多少なりに濡れても問題ない。なお、公式説明には「泳げる防水」とあるが、公称スペックは5気圧であり、せいぜい耐水が限度だ。実際に腕に付けたまま泳いで大丈夫なのか不安がある。

重さは43g。一般的な腕時計同等の重量感であり、着けていて違和感ない。

 

充電には専用ケーブル必須

Fossil Sport専用の充電ケーブル(ワイヤレス充電ケーブル)でしか充電できない

公称24時間以上のバッテリー持ちなので気持ち1日〜2日くらいなら充電せずに行けそうだが、旅行などの際にはほぼ充電ケーブル必須だろう。

ちなみに、専用ケーブルは直販4,950円とバカ高い。サードパーティの代替品も見つからなかったので予備の充電ケーブルを購入する場合は直販一択だ。

専用ケーブル

試しにQi充電器に置いてみたが反応しなかった。

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VISAタッチ決済(NFCタッチ決済)への対応状況

Fossil Sport(FTW4019)はNFCを内蔵しており、「Google Pay」アプリと連携させることでVISAタッチ決済(NFCタッチ決済)が利用可能ーーーのはずだったが、2020年4月時点において日本では使えないよう。

すでにスマートウォッチ上に「Google Pay」アプリをインストールすることはできる。「Google Pay」アプリを開いてパスコード設定も行えたが、肝心の決済自体は対応せず。

現状では迂回策なども見当たらず。期待していただけに残念だ。

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ほかFossil Sportの使い道など

基本操作

竜頭がホームボタン。上下2つの小さいボタンはショートカットボタンで、あらかじめ登録しておいたアプリが起動できる。

ホーム画面でホームボタンを押すとアプリ一覧画面に移動。画面タッチ、あるいは竜頭を回してスクロール操作できる。

ホーム画面で横スワイプすると情報タイル表示。天気予報やカレンダーの予定が確認できる。

情報タイルは全部で7種類のみ。外部アプリをウィジェットのように追加することはできないので、現状7種類で我慢する必要がある。

情報タイル一覧(全7種類)

(写真クリックで拡大)

(写真クリックで拡大)

ウォッチフェイスは変更できる。こちらはサードパーティが提供するウォッチフェイスをダウンロードして使えるので、こだわりたい人はお試しあれ。

 

スマートウォッチとしての使い道は...

Fossil Sport のスマートウォッチとしての主な使い道、機能だが、だいたい以下4つに集約されるかと思う。

  1. フィットネス機能(Google Fitなど)
  2. 音声操作(Googleアシスタント、Google Keep、SMS返信など)
  3. 通知確認(LINE、メールなど)
  4. 音楽アプリ操作

昔ながらのスマートウォッチユーザーだと代わり映えしない内容かと思う。かくいう筆者も今回、数年ぶりにWear OSのスマートウォッチを購入したのだが、あまりに環境が変わっておらず驚いた。

唯一、せめてもの進歩としてフィットネス機能だろうか。Fossil Sport はスマホと連携していない状況でも心拍情報やGPS情報(ジョギング記録)を保持でき、スマホと連携したタイミングでデータがスマホアプリ側に吐き出される。なので、ジムやジョギングなどスマホを持ち歩かないシチュエーションで使えば便利だと思う。

なお、最近流行りの睡眠トラッキングには対応してない。睡眠トラッキング目的ならAppleWatchやシャオミのMi スマートバンド 4などを選ぶべきだろう。

 

この記事のまとめ

Fossil Sport(FTW4019)をレビューした。

正直なところ、現時点で主だった使い道は見当たらず、かろうじてフィットネス機能が及第点といったところだろうか。本命たるVISAタッチ決済(NFCタッチ決済)が使えなかったので、存在価値の7割くらいが消失しているよう思える。

筆者は決済機能の検証のために Fossil Sport を購入した口なので、しばらくは同スマートウォッチとともに検証を続けたい。VISAタッチ決済(NFCタッチ決済)が対応したあかつきには記事を書く予定なので続報を乞ご期待。

 

レビュー対象製品

 

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