ポップな色合いがかわいいやつ。CMF by Nothing Buds 2。
CMFは、スケルトン筐体デザインで知られる英国NOTHINGが展開するセカンドライン。
メインブランドとは打って変わったポップでビビットな色合いが特徴的です。
デジタル・オーディオ補正技術「Dirac Opteo」を搭載しており、ハイレゾ再生を思わす力強くてクリアなサウンドに強みあり。
それこそU1万円モデルとしてはかなり本格的なオーディオ設計ですし、音質重視の人でも満足できる完成度あります。
デザインに惹かれる人はもちろん、できるだけ安くて高音質なワイヤレスイヤホンを探している人とも相性よさそうです。
この記事では CMF by Nothing Buds 2 をレビュー。実機でその使い勝手を見ていきます。
この記事の目次(タッチで移動)
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CMF by Nothing Buds 2 の製品概要
スペックシート
発売時期 | 2025年5月 |
直販価格 | 7,800円 |
販売元メーカー | Nothing Technology(英国) |
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | 対応 |
イヤホンの着脱検出 | 対応 |
防水性能 | IP55(イヤホン本体のみ) |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体13.5時間 |
ケース併用で最大55時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
製品概要
製品概要
CMF by Nothing Buds 2 、英NOTHINGのセカンドライン「CMF」ブランドのワイヤレスイヤホン。
メインブランドだとスケルトン筐体のクール系デザインですが、セカンドラインはポップでビビットな暖色系デザインを特徴とします。
カラーリングはオレンジ、グリーン、グレーの3色を用意。
単なるコスパモデルかと思いきやメインブランドには搭載されないデジタル・オーディオ補正技術「Dirac Opteo」の搭載あり。
オーディオテクニカのSOLIDBASSブランド製品のような、クリアな重低音が楽しめるので価格に照らして音質は非常に良いです。
ノイズキャンセリングやマルチポイント機能は当然ながら対応。
定価は7,800円(税込)。Amazon直販などで購入すれば購入後12ヶ月の製品保証も付きます。
他のシリーズとの違い(Buds Pro 2、Buds 2aとの違い)
CMFシリーズは全3種類あり。
最上位モデルが「CMF Buds Pro 2」、最下位モデルが「CMF Buds 2a」。
当記事でレビューしている CMF Buds 2 はその中間に位置します。
イヤホン筐体デザインはいずれも(ほぼ)同じ。イヤホンの中身、対応機能が異なります。
主な違いは以下のとおり。
スペックシート比較
CMF Buds Pro 2 | CMF Buds 2(レビュー機) | CMF Buds 2a | |
製品ポジション | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド(入門機) |
定価 | 9.720円 | 7,800円 | 6,000円 |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.4 | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC | |
ノイズキャンセリング | 対応(公称50db) | 対応(公称48db) | 対応(公称42db) |
外音取り込み機能 | 対応 | ||
マルチポイント | 対応 | ||
防水性能 | IP55 | IP54 | |
バッテリー駆動時間(イヤホン単体) | 11時間 | 13.5時間 | 8時間 |
バッテリー駆動時間(ケース併用) | 最大43時間 | 最大55時間 | 最大35.5時間 |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ | ||
スマートダイヤル機能 | 対応 | ー |
※バッテリー駆動時間はいずれもノイズキャンセリングOFFの状態の数値で比較
最上位モデル「CMF Buds Pro 2」のみLDACコーデックに対応あり。
また、充電ケースに搭載されるダイヤル回転による音量調整やオーディオ操作が可能(スマートダイヤル機能)。他の2機種もダイヤルそれ自体は搭載しますが、ダイヤル操作には対応せず。ただの飾りです。
ノイズキャンセリング性能に関しては律儀に低減dbの記載ありますが、40dbも超えるとほぼ誤差の範囲なので目にわかるような違いはありません。
LDACコーデックやスマートダイヤル操作を使いたい人なら最上位モデルの CMF Buds Pro 2 がおすすめです。
▼ CMF Buds Pro 2(最上位モデル)
他2機種は物としては同じ。あくまで通常版・廉価版の位置付けです。
ただ、バッテリー駆動時間に関しては CMF Buds 2 がケース併用55時間とスタミナ仕様。CMF Buds 2a だと同35.5時間止まりです。
バッテリー重視の人だと CMF Buds 2 の方が魅力的かと思います。
▼ CMF Buds 2(中間モデル)※当記事のレビュー機
▼ CMF Buds 2a(入門モデル)
CMF by Nothing Buds 2 の外観デザイン・使い勝手
イヤホンデザイン
レビュー
イヤホンはスティック形状。クセなく装着できる王道仕様です。
ポップな色合いを売りにした製品のため、全体的にツヤっぽさがあります。
ただ、耳の外側に露出しているスティック表面はマット仕上げなので、そこまで悪目立ちしません。
イヤホン重量は片側5gと相場同等。重さらしい重さなし。
イヤホン装着感
レビュー
スティック型イヤホンとあり、イヤーピースのサイズさえ調整すれば無難に装着可能。
装着するとイヤホンの重心が自然と内側を向くので装着感も安定します。イヤホン揺れも少なめ。運動中に使いたい人にもおすすめです。
イヤーピースは3サイズが付属します。
操作性
レビュー
イヤホン外側の「○」部分にタッチセンサーを搭載。タッチ操作でオーディオ操作や音量調整、着信対応できます。
タッチ感度は安定。複数回タッチでもきちんと認識します。
イヤホンの着脱検出にも対応。イヤホン着脱と連動してオーディオが自動再生/停止します。
イヤホン本体の防水等級はIP55。雨や汗に耐えるほか、泥や砂など防塵対応もあり。スポーツイヤホンとして屋外で使う場合でも問題ないかと。
デフォルト仕様
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回タップ | 次の曲に進む | |
3回タップ | 前の曲に戻る | |
長押し | ノイズキャンセリング切り替え | |
2回タップして長押し | 割り当てなし |
iOS・Android向けの専用アプリを使えば、いずれの操作枠も割り当て変更可能。以下の操作コマンドから選べます。左右別々指定も対応。
- 再生/停止(2回タップ枠のみ指定可)
- 次の曲に進む(2回タップ枠、3回タップ枠のみ指定可)
- 前の曲に戻る(2回タップ枠、3回タップ枠のみ指定可)
- 音声アシスタント起動
- ノイズキャンセリング切り替え(長押し枠のみ指定可)
- 音量1アップ(2回タップして長押し枠のみ指定可)
- 音量1ダウン(2回タップして長押し枠のみ指定可)
- タッチ反応なし
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回タップ | 着信対応 | |
3回タップ | 通話終了・着信拒否 |
通話操作コマンドは割り当て変更不可。
充電ケース仕様
レビュー
充電ケースは小さめ。
ケースサイズは縦横5cm、厚み2.5cmほど。男性ズボンのポケットにもらくらく入るし、厚みでモッコリしないサイズ感です。
ケース素材はプラスチック。イヤホン本体と違ってマット仕上げなのでテカテカした感じはありません。
Amazonなど探すと1,000円くらいのケースカバーが多めなので、ケース傷を防ぎたい人ならケースカバーも検討あれ(→ Amazonで見る)。
ワイヤレス充電(Qi)には対応せず。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です(ケーブル同梱なし)。
ちなみに、CMFシリーズおなじみのダイヤルが付いてますが(ケース11時の方向に)、ただの飾りです。ダイヤルが回転こそしますが、上位版モデルのように音量調整できたりするわけではありません。ストラップホールが出てくるだけです。
CMF by Nothing Buds 2 の音質レビュー
音質はクリアな低音
低音 | (4.5) |
中音 | (4.5) |
高音 | (4) |
レビュー
ハイレゾ再生を思わすクリアで力強い音が特徴的。
低音が強めかと思いきや、意外にもボーカルはすっきりクリア。
CMFシリーズに搭載されるデジタルオーディオ補正技術「Dirac Opteo」は"ボーカルを強調して低音を強める技術"としており、その設計意図はたしかに見て取れます。
さながらオーディオテクニカのSOLID BASSブランド製品を思わす「音こもりにくい低音サウンド」。
低音の力強さで音こもることなく、ボーカルもくっきり聞き取れます。その結果としてのハイレゾ再生のようなクリアで力強い音です。
U1万円のワイヤレスイヤホンと考えるとトップクラスの高音質モデルでしょう。長時間と聞いててもストレスありません。
補足
LDACやaptX Adaptiveなどハイレゾ・コーデックは非対応。SBC、AACコーデックのみ対応です。
イコライザー調整に対応
レビュー
iOS・Android向けの専用アプリ「Nothing X」からイコライザー調整が可能。
音楽シチュエーションに合わせたプリセット変更ほか、目盛り単位でのカスタム調整にも対応あり。
デフォルトの「Dirac Opteo」で十分に完成しているチューニングですが、より自分好みの音にカスタムしたい人だとイコライザー調整を活用したい。
低音特化イコライザーあり
レビュー
iOS・Android向けの専用アプリから低音特化イコライザー「Ultra Bass」の調整可能。
レベル1がデフォルト。レベル5が最大。通常のイコライザー調整と異なり「Dirac Opteo」と併用できます。
防音室で爆音を鳴らしているような、ちょい音こもり気味、鼻詰まり気味の低音だけ加味できるガチ機能ですね。
バックミュージック主体で音楽を聴きたい人、ベースやドラムの音だけ楽しみたい人だと重宝する機能かと思います。
空間オーディオ対応
レビュー
空間オーディオ(3Dオーディオ)機能の提供あり。iOS・Android向けの専用アプリ上から機能ON/OFFできます。
音楽、動画、ゲーム等々アプリの種類に関係なく一律で音が立体化します。
空間オーディオだとバックミュージック優位の音の鳴り方に変わり、音場が広がったように錯覚する仕上がりが一般的ですが、CMF by Nothing Buds 2 はどちらかと言うとボーカル優位の音の鳴り方に変化します。
ボーカルが耳元に近づいてくると言うべきでしょうか。空間オーディオっぽくありませんが、ASMRのようなボーカル主体のコンテンツの臨場感を上げたい人なら活用する機会がありそうです。
【✗】LC3コーデック(LE Audio)非対応
Bluetooth 5.4のワイヤレスイヤホンですが、LE Audio(およびLC3コーデック)には非対応です。
CMF by Nothing Buds 2 の機能レビュー
ノイズキャンセリング【★4.5】
ノイズキャンセリング性能 | (4.5) |
遮音強度の調整 | 対応 |
レビュー
価格に照らして極めて優秀なノイズキャンセリング性能あり。
機能ONにすると明確に周囲の音を中和・低減。オーディオを流している状態なら周囲の環境音がほぼほぼ気にならないレベルに持っていけます。公称48dbの騒音低減能力もあながち嘘ではなし。
ホワイトノイズ(サーッと言った機械音)も発生なし。
iOS・Android向けの専用アプリを使えば遮音強度の調整も可能など性能だけでなく勝手の面でも優秀です。
外音取り込み機能(ながら聴き機能)【★4】
音の取り込み性能 | (4) |
取り込み量の調整 | ー |
レビュー
イヤホンマイクで周囲の音を集音。イヤホンを装着したままスピーカー経由で周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能に対応。
これも実用水準の取り込み性能あり。機能ONにすると周囲の音が気持ち2トーンくらい明るくなります。
音こもり感こそ残りますが、オーディオ音量を低くした状態であれば"ながら聴き"運用も可能かと。
音の取り込み量の調整には対応しません。
通話マイク品質【★4】
通話マイク性能 | (4) |
レビュー
マイク性能は実用水準。
自分の声のノイズ除去、周囲の音のノイズ除去(トーンダウン)、風切り音カットともに機能してます。
ノイズ除去精度が少しザルですが、ノイズ除去自体は行われており、声のピックアップもできてます。
屋内でのビデオ通話マイクとして使うくらいなら十分な性能かと思います。
マルチポイント・ペアリング切り替え勝手【★5】
全体的な勝手のよさ | (5) |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | 対応 |
Google Fast Pair | 対応 |
レビュー
マルチポイント対応あり。なおかつ、ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応あり。
違うデバイスにペアリング接続先を切り替えるとき、現在のペアリング接続を解除する必要なし。
切り替えたいデバイスのBluetooth設定画面からイヤホン名をタップするだけで上書きで切り替わります。
もとより3台以上のデバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だと重宝します。
新規ペアリングモードの起動ボタンの用意あり。充電ケースに左右イヤホンをセットし、充電ケースの上蓋を開いた状態にして、充電ケース内部にあるペアリングボタンを2秒長押しすれば新規ペアリングモードが起動します。
バッテリー持ち・充電環境【★5++】
バッテリー性能 | (5++) |
(イヤホン単体13.5時間、ケース併用55時間) | |
ワイヤレス充電 | ー |
急速充電 | 対応(10分でオーディオ再生4時間分) |
レビュー
U1万円ワイヤレスイヤホンではトップクラスのバッテリー持ち。
ケース併用で最大55時間、イヤホン単体でも13.5時間使えます。
相場だとケース併用30時間、イヤホン単体6時間くらいなので、これのゆうに2倍のスタミナあります。
ノイズキャンセリング常時ONでもイヤホン単体7.5時間、ケース併用32時間のバッテリー持ち。ノイズキャンセリングを常時ONにしておきたい人でも文句なし。
特記
ChatGPT機能はNOTHING Phone接続時のみ利用可能
ChatGPT連携機能はNOTHING Phone接続時のみ利用可能。
筆者個人的にNOTHING Phoneを持っておらず、どういった勝手の機能なのかは検証できてません。
この記事のまとめ
【Good!】CMF by Nothing Buds 2 のよかったところ
- ハイレゾを思わすクリアな低音サウンド
- ノイズキャンセリングは実用+α水準の性能あり
- ケース併用55時間使える業界トップレベルの長時間バッテリー搭載
- ポップでカジュアルなカラーリング
- これ全部揃って7,800円とコスパよし
【Bad...】CMF by Nothing Buds 2 の気になったところ
- スマートダイヤル非対応
- ケースのワイヤレス充電(Qi)非対応
- イヤホン操作コマンド枠が少なめ(1回タップ非対応)
- ChatGPT連携機能はNOTHING Phoneのみ利用可能
CMF by Nothing Buds 2 はU1万円ワイヤレスイヤホンの中では5本の指に入る優良機種ではないでしょうか(2025年時点において)。
音質、機能、使い勝手ともにU1万円ではトップクラス。
特に音質はハイレゾを思わすクリアで力強いサウンドなので音を聞く満足度は非常に高いです。
CMF上位版モデルと異なりスマートダイヤル(ケースのダイヤル操作)こそ使えませんが、音質重視のU1万円ワイヤレスイヤホンとして見れば CMF by Nothing Buds 2 は完成形かと思います。
自分で使うのはもちろん友人知人へのプレゼントとしてもおすすめ。ポップでカジュアルなデザインなので見た目もとっつきやすいです。
CMF by Nothing Buds 2 のおすすめ代替候補
CMF Buds Pro 2(価格9,720円)
CMFシリーズの最上位モデル。LDAC対応あり。充電ケースのダイヤル操作による音量調整やオーディオ操作も使えます(いわゆるスマートダイヤル機能)
Anker Soundcore P40i(価格7,990円)
U1万円ワイヤレスイヤホンの人気モデル。バッテリー駆動時間は最大60時間とスタミナ仕様。専用アプリからもろもろカスタマイズできる汎用性の高さも魅力(レビュー記事を見る)
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