オーディオテクニカの現行スタンダードモデル・ATH-CKS30TW / ATH-CKS30TW+ 。
オーディオテクニカの重低音ブランド「SOLID BASS」(ソリット・ベース)に属する同製品。
低音の迫力と明瞭なボーカルを両立した、音こもりにくい低音サウンドを特徴とします。
今現在、ノイズキャンセリングに対応するカスタム版「ATH-CKS30TW+」(価格1.3万円)、ノイズキャンセリングに対応しない通常版「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)の2種類を展開。
いずれもマルチポイント機能に対応しており、トータルで見るとコスパよい製品です。
この記事では、ATH-CKS30TW / ATH-CKS30TW+ を比較レビュー。何が違うのか、どちらを選ぶべきか検証します。
▼ 通常版「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)※ノイズキャンセリング非対応
▼ カスタム版「ATH-CKS30TW+」(価格1.3万円)
この記事の目次(タッチで移動)
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オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW / ATH-CKS30TW+」の製品概要
ATH-CKS30TW | ATH-CKS30TW+ | |
発売時期 | 2022年10月 | 2024年6月 |
市場価格 | 1.3万円前後 | |
Bluetoothバージョン | 5.1 | |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC | |
ノイズキャンセリング | ー | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 | |
マルチポイント | 対応(最大2台) | |
マルチペアリング | 対応(最大?台) | |
ペアリング接続先の上書き切り替え | ー | |
防水性能 | 対応(IP55) | |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 | |
ケース併用で最大20時間 | ||
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ATH-CKS30TW / ATH-CKS30TW+」何が違う?
製品概要&違いの概要
ATH-CKS30TWはオーディオテクニカの現行スタンダードモデル。2022年10月に発売開始。
対してATH-CKS30TWを土台にしたカスタム版「ATH-CKS30TW+ 」は2024年6月に追加で登場しました。
ATH-CKS30TW、ATH-CKS30TW+ ともにイヤホンの土台の部分は同じ。
数少ない違いとしては以下3点が挙げられます。
主な違い
- ノイズキャンセリング機能の対応有無
- ノイズキャンセリング利用有無に伴うバッテリー持ちの違い
- 製品カラーリングの違い
【違い1】ノイズキャンセリング機能の対応有無

出典:Amazon
これが最大にして唯一の違いかもしれない。
カスタム版「ATH-CKS30TW+」のみノイズキャンセリング機能に対応します。
ノイズキャンセリング性能は実用水準。機械的なノイズキャンセリング性能こそ並ですが、イヤホンの物理構造による遮音性が高めとあり、機能ONにすれば明確な静けさが得られます。
【違い2】ノイズキャンセリング利用有無に伴うバッテリー持ちの違い
カスタム版「ATH-CKS30TW+」でノイズキャンセリング機能を常時ONにする場合、相応にバッテリー持ちが短くなります。
通常利用時のバッテリー持ちはいずれも同じ(イヤホン単体7.5時間、ケース併用で最大20時間)。
ノイズキャンセリング利用時のバッテリー数値は非公表ですが、おおよそ掲載値から1割〜2割ほど短めと見るのが妥当です。
【違い3】製品カラーリングの違い
ATH-CKS30TW+ のみ流行りのスケルトンカラーを追加。スケルトン好きな人だとATH-CKS30TW+ を選ぶ理由になります。

ATH-CKS30TW+ はスケルトンカラーが追加された
▼ 通常版モデルは以下4色を用意(ブラック、ブルーグレー、ピンクベージュ、ホワイト)。
▼ カスタム版は以下4色を用意(マットブラック、エバーグリーン、ライトベージュ、スケルトン)。
▼ 通常版「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)
▼ カスタム版「ATH-CKS30TW+」(価格1.3万円)
「ATH-CKS30TW / ATH-CKS30TW+」共通レビュー
以下の項目は特に大差なし(あるいは使いまわし)。ほぼ同一性能・仕様です。
音質
低音 | (4+) |
中音 | (4) |
高音 | (3.5) |
低音の迫力、ボーカルの明瞭さが併存した聞きやすい音。
クリアな重低音を志向する「SOLID BASS」ブランド製品とあり、低音が強いんだけども、極端に音こもった感じがありません。
音場もそこそこ広く、何も知らずに使うと重低音イヤホンとは気づかないクリアで聴き心地よい音です。
iOS・Android向けの専用アプリを使えば簡易なイコライザー調整もできます。
外音取り込み機能(ながら聴き機能)
外音取り込み性能 | (3.5) |
イヤホンを装着したままスピーカー通じて周囲の音が聞き取れる「外音取り込み機能」。
音の取り込み性能は普通(価格に照らして普通)。機能ON/OFFの違いは理解できますが、そこまで高性能とはいえず。
取り込んだ音の高音域がものいっそカサカサするし、音こもった感じも残る。価格相応の仕上がりです。
カスタム版「ATH-CKS30TW+ 」はノイズキャンセリング機能こそ対応しますが、外音取り込み性能(あるいはマイク取り込み性能)は通常版と大差ないです。
通話マイク品質
通話マイク性能 | (4) |
通話マイクは実用水準の性能あり。
通話マイクから周囲の音を取り除き、口元の音だけ極力ピックアップして通話転送できます。
風切り音は残り気味ですが、自宅や静かな場所で使う分には問題ない性能です。
マルチポイント・ペアリング切り替え勝手
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | ー |
マルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続。なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動でオーディオ出力先が切り替わります。
ペアリング接続先の上書き切り替えは非対応。マルチポイント接続外の3台目〜のデバイスに接続する場合、先に現在のペアリング接続を解除する必要あり。そのあとBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すればペアリング接続先が切り替わります。
イヤホンの装着感
イヤホンの装着感 | (4.5) |
地味だが堅実なセールスポイントたるイヤホンの装着感。
新設計のトラガスホールドデザインを採用。イヤホン側面の特徴的な凹み部分が、トラガスを挟み込むようにしてフィット。これが非常に効果的。装着感が安定します。
なお、トラガス部分にピアスを付けてる人だとイヤホン装着時に干渉するので注意。
▼ 通常版「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)※ノイズキャンセリング非対応
▼ カスタム版「ATH-CKS30TW+」(価格1.3万円)
この記事のまとめ
ここまでATH-CKS30TW / ATH-CKS30TW+ を比較レビューしてきました。
同2機種の主な違いは以下3点。
主な違い
- ノイズキャンセリング機能の対応有無
- ノイズキャンセリング利用有無に伴うバッテリー持ちの違い
- 製品カラーリングの違い
ほぼ同型の機種ですね。
通常版である「ATH-CKS30TW」にノイズキャンセリング機能を追加したカスタム版「ATH-CKS30TW+」との認識に間違いありません。
ATH-CKS30TW+ はノイズキャンセリング機能こそ対応するものの、外音取り込み性能だったり、通話マイク性能だったり、マイク関連の性能はさして変わらず。
また、より細かいところで言うとATH-CKS30TW+ はサウンドスケープ機能(環境音再生機能)、置き忘れ通知機能などありますが、正直ほぼおまけ。通常版モデルとの差別化ポイントと言えるほどの魅力はありません。

出典:Amazon
カラーリングがいくらか異なるものの、もっぱらの比較対象となりうるのはノイズキャンセリング機能の対応有無でしょう。
ノイズキャンセリングを使いたい人ならカスタム版「ATH-CKS30TW+」一択。
ノイズキャンセリングが必要ない、どちらかと言うとコスパ重視の人なら通常版である「ATH-CKS30TW」がおすすめです。
▼ 通常版「ATH-CKS30TW」(価格7,000円)※ノイズキャンセリング非対応
▼ カスタム版「ATH-CKS30TW+」(価格1.3万円)
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