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ワイヤレスイヤホン

Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)レビュー|BOSE入門モデルとして100点満点

2024年10月22日

米スピーカー大手・BOSEから2024年仕様の最新ワイヤレスイヤホンが登場。「Bose QuietComfort Earbuds」。

直販26,400円で購入できるBOSE入門モデルの位置付け。BOSEは最上位にして看板モデルの BOSE QuietComfort Ultra EarBuds(価格3.6万円)を展開していますが、これの廉価版といったところです。

廉価版とはいえ、BOSEならではの低音サウンド、そして高性能ノイズキャンセリングは健在。

特に低音サウンド。最上位モデルと変わらぬ”ヴォンヴォン”、"ドコドコ”鳴る、ホームオーディオが震えているような低音が鳴り響いて最高です。BOSEサウンド好きな人はもちろん、低音重視で音楽を聴きたい人にも文句なしでおすすめできます。

この記事では、Bose QuietComfort Earbuds をレビュー。実機を使って実際の使い勝手を見ていきます。

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Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)の製品概要

スペックシートを確認

発売時期2024年10月
直販価格26,400円
販売元メーカーBOSE(米国)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大6台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IPX4
バッテリー駆動時間イヤホン単体8.5時間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

Bose QuietComfort Earbuds は、BOSEの新作ワイヤレスイヤホン。2024年10月より発売開始。

製品ポジション的には通常版モデル。最上位にして看板モデルの「BOSE QuietComfort Ultra EarBuds」(価格3.6万円)のセカンドラインの位置付けです。

BOSE最上位モデル「BOSE QuietComfort Ultra EarBuds」

BOSE QuietComfort Ultra EarBuds から省かれた機能や仕様は以下のとおり

  • CustomTune非対応
  • ノイズキャンセリングの遮音強度が調整できず
  • スワイプ操作による音量調整できず
  • aptX Adaptive非対応(aptX関連コーデック非対応)

もっぱらノイズキャンセリングのオプション機能が非対応に。CustomTuneはBOSE独自のノイズキャンセリング・パーソナライズ機能。イヤホン装着時に都度、ノイズキャンセリング強度の最適化とイコライザーの微調整できます。Bose QuietComfort Earbuds では同機能が省かれました。

ノイズキャンセリングの遮音強度の手動調整にも対応せず。常時デフォルトままで使う必要あり。よくも悪くも遮音強度が強めとあり、もっぱら遮音強度を弱めたい人だと気になるところ。

そのほか製品の土台の部分は BOSE QuietComfort Ultra EarBuds とほぼ変わらず。BOSEならではの低音サウンド、高性能ノイズキャンセリングは健在。マルチポイントにも対応します

また、ケースのワイヤレス充電(Qi)は標準対応に。BOSE QuietComfort Ultra EarBuds だと選択式オプションでした。

BOSE独自の空間オーディオ再生こと「イマーシブ・オーディオ」には将来的に対応予定です(2024年10月時点で非対応)。

カラーリングは黒、白、ライラック(紫)の3色展開。購入後1年間の製品保証も付属します。

 

 

【補足】同名製品との勘違い注意

出典:Amazon

BOSEは2020年にも同名製品「Bose QuietComfort Earbuds」を発表。それゆえ、今回の新作モデルはBOSE公式的には”(第2世代)”扱いになる

初代モデルは現在もAmazonなどで販売が継続中。価格1.3万円ほど。イヤホン形状からして別物ですが、関連商品に表示されがちなので勘違い購入せぬよう注意(→ Amazonで見てみる)。

 

 

Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)の外観・デザイン

イヤホンデザイン

イヤホンサイズは上位版モデルよりもコンパクト。丸くて小っちゃめのイヤホン形状です。

上位版モデル同様にイヤホン側面部には"スタビリティバンド"(シリコンバンド)を搭載。装着感の安定感を高めつつ、物理的な遮音性をも高めた。スタビリティバンドは交換可能。3サイズが付属します。

スタビリティバンドは3サイズ用意

イヤーピースも3サイズが付属します。

装着したイメージ。コンパクトなイヤホン形状とあり、マスク紐にも引っかからず。見た目すっきり収まります。

イヤホン外側にはタッチセンサーボタンを搭載。オーディオ操作やノイズキャンセリング変更など可能です。iOS・Android向けの専用アプリ「Bose QC Earbuds」を使えば操作コマンドはもろもろカスタムできます。

操作コマンド一覧

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回タッチ任意任意
(通話コマンド)任意
2回タッチ任意任意
(通話コマンド)任意
3回タッチ任意任意
(通話コマンド)任意
長押し任意任意
(通話コマンド)任意

通話コマンドを含め、すべての操作項目を変更可能。以下の操作を割り当てられます。

  • オーディオ再生/停止
  • 次の曲に進む
  • 前の曲に戻る
  • 音量1アップ
  • 音量1ダウン
  • ノイズキャンセリング操作
  • 音声アシスタント操作
  • リモートセルフィー
  • 割り当てなし(タッチ反応OFF)

【通話コマンド】

  • 着信対応
  • 通話終了(&着信拒否)
  • マイクミュート
  • 割り当てなし(タッチ反応OFF)

なお、上位版モデルと異なりタッチセンサーの上下スワイプによる音量調整機能には対応せず

イヤホンの装着検出(着脱検出)には対応。イヤホンを耳から外すとオーディオ再生が自動で停止。装着し直すと自動で再生開始します。

 

 

ケースデザイン

充電ケースは気持ち大きめ。数値で言うと縦7cm、横4.5cm、厚み3.5cmほど。

片手で握り込めるサイズ感ですが、他社メーカー品に比べると大きめ、ぶ厚めに感じそうです。

ケース素材はプラスチック。そのまま放置しておくと擦り傷が付きそうな印象あり。Amazonなど探すと1,000円くらいのシリコンケースカバーあるので傷を防ぎたい人だとケースカバーを使いたい(→Amazonでケースカバーを見てみる)。

ケース内側はツルテカ仕様。透明感がありますが評価二分しそう。ピアノの天板のような高級感と言うべきか、中華イヤホンっぽい安物感と言うべきか迷います。

ケースはワイヤレス充電(Qi)に対応。スマホ向けのワイヤレス充電器が使いまわせます。なお、有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(同梱あり)。

 

 

Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)の音質レビュー

音質は王道BOSEサウンド

低音(5)
中音(4.5)
高音(4)

音質はBOSEサウンドそのもの。ホームオーディオが振動してるような"ドコドコ"、”ヴォンヴォン”鳴る低音あり。身体の奥底に響いてくる低音サウンドが病みつきになります。

ボーカルもくっきり伸びる。なおかつ、音場が広くて臨場感あり。低音の力強さのわりに音こもった感じなく、ボーカルもしっかり聞き取れます。

BOSEらしい低音サウンド、くっきり伸びるボーカルを上位版モデルからそのまま継承しており、"BOSEワイヤレスイヤホン"の観点で評価すれば100点満点の完成度だと思います

ハイレゾ・コーデックには非対応。上位版モデルだとaptX Adaptiveに対応しますが、Bose QuietComfort Earbuds は「SBC」「AAC」コーデックのみ対応です。

 

 

イコライザー調整にも対応

iOS・Android向けの専用アプリ「Bose QC Earbuds」を使ったイコライザー調整に対応。

プリセット変更ほか、目盛り単位の細かなオーディオ・チューニングにも対応します。

今作はデフォルト状態が「フラット」とあり、低音がちょい地味に感じる人もいるかもしれません。この場合は「フラット」を「低音増強」に変更するとBOSEらしい”ヴォンヴォン”鳴る低音が堪能できておすすめです。

 

 

空間オーディオも対応予定

BOSEの空間オーディオこと「イマーシブサウンド」にも対応予定(時期未定)。iPhone・Androidスマホ問わず、あるいはPC/Mac環境を問わずにオーディオの鳴り方を空間オーディオ仕様に変更できます。

BOSEの空間オーディオ再生は完成度が非常に高め。上位版モデルのセールスポイントの1つです。いざ通常版モデルである Bose QuietComfort Earbuds も空間オーディオに対応するとあり、期待しちゃって問題ないかと思います。

 

 

Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)の機能レビュー

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(5)
遮音強度の調整

ノイズキャンセリングは業界トップの実力あり。機械的な遮音性能の高さはもちろん、イヤホン構造による物理的な遮音性も高め。非常に静かです。

イヤホン側面部のゴムバンド(スタビリティバンド)で耳の隙間を限りなくゼロにしており、機械的な遮音では除去しにくい人の話し声なども物理的にカットしてます。

ノイズキャンセリング利用に伴うホワイトノイズ(サーッといった機械音)も発生しておらず、オーディオ再生を止めた状態ならデジタル耳栓としても活用できます。

そもそもの製品名にある"QuiteComfort"とは、BOSE伝統のノイズキャンセリング・ブランドBose QuietComfort Earbuds は通常版モデルとはいえ、ブランド名を拝命しただけある非常に完成度の高いノイズキャンセリングを実現しています。ノイズキャンセリング狙いの人でも満足できる仕上がりです。

なお、上位版モデルと異なりノイズキャンセリングの遮音強度の手動調整・自動調整には対応せず。遮音強度は常時MAXの状態です。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

ノイズキャンセリング性能(5)
取り込み音の調整

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み機能」にも対応。

音の取り込み性能は非常に高い。(ほぼ)周囲の音の9割〜10割方が聞き取れてます。取り込み音がイヤーピースを通過することによる物理的な音こもり感こそ残りますが、機械的な音の取り込み性能そのものは業界トップクラスの実力あり

音の取り込みに伴うノイズも発生しておらず、常時機能ONにしてても気持ち悪さありません。

常時機能ONにしつつ、オーディオ音量を下げた状態なら”ながら聴き”も現実的。オーディオ再生を停止した状態ならコンビニレジでの会話も難なく可能です。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(4)

通話マイク性能はまあまあ。風切り音はじめとした周囲の音のノイズカットは機能していますが、口元のピックアップが少し弱め。というか、騒音のある場所で使うと自分の声も含めて除去されがちな印象です。基本的には屋内で使った方がいいかもしれません。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大6台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
Google Fast Pair

マルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続。接続したデバイス間で、なにかしらオーディオ再生を開始したデバイスに自動でオーディオ出力先が切り替わります。都度、手動でペアリング切り替えする必要はありません。

ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリングを切り替えるとき、現在のペアリング接続を解除する必要なし。Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択すれば当該デバイスにそのままペアリング接続が切り替わります。

Google Fast Pair、および「音声の切り替え」には非対応

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー駆動時間イヤホン単体8.5時間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

バッテリー駆動時間は相場水準。昨今だとイヤホン単体6時間前後、ケース併用24時間〜30時間くらいが相場です。

ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応。スマホ向けのワイヤレス充電器が使いまわせます。上位版モデルだとワイヤレス充電はオプション機能(純正ケースカバー必須)でしたが、Bose QuietComfort Earbuds は標準対応します。

 

 

まとめ

【Good!】Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)のよかったところ

  • BOSEサウンド&高性能ノイズキャンセリングは健在
  • 空間オーディオにも対応予定
  • 最上位モデルに比べればコスパよし

【Bad...】Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)の気になったところ

  • ハイレゾ・コーデックは非対応(LDACやaptX Adaptiveなど)
  • ノイズキャンセリングの遮音強度が調整できず
  • 充電ケースがちょい大きめ

Bose QuietComfort Earbuds は、BOSE入門機として100点満点の完成度あり。

BOSEらしい低音サウンド&高性能ノイズキャンセリングを価格2.6万円で実現。特に低音サウンドは身体の奥底にまで鳴り響くBOSEサウンドとあり、1度使うと病みつきになります。

ノイズキャンセリングも非常に静か。機械的な遮音性能の高さもちろん、イヤホン側面のシリコンバンド(スタビリティバンド)を使った物理的な遮音性能が非常に高い。イヤホンの装着感も安定します。

イヤホン側面のシリコンバンド(スタビリティバンド)が肝です

最上位モデル「BOSE QuietComfort Ultra EarBuds」(価格3.6万円)から機能面がいくつか省かれたものの、BOSE入門モデルとしては文句ない仕上がり。自分で使うのはもちろん友人・知人へのプレゼントとしてもハズレない1品です。

 

 

Bose QuietComfort Earbuds(第2世代)のおすすめ代替候補

BOSE QuietComfort Ultra Earbuds(価格3.6万円)

BOSEの現行・最上位モデル。業界No.1と名高い遮音性能あり。空間オーディオ再生やaptX Adaptive、ノイズキャンセリングの強度調整にも対応する(レビュー記事を見る)。

 

 

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