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JBL TUNE FLEX 2(Ghost Edition)レビュー|密閉型イヤホン・オープン型イヤホンの2通りの使い方ができる2in1ワイヤレスイヤホン

JBLの2in1イヤホン「JBL TUNE FLEX」が3年ぶりリニュアル。「JBL TUNE FLEX 2

イヤーピースの付け替えで密閉型イヤホン、オープン型イヤホンの2通りの使い方ができる同製品

「集中聴きも、ながら聴きも」を製品コンセプトにしたガジェオタ好みのギミック製品として人気です。

イヤーピースの付け替えで2通りの使い方が可能

流行りのスケルトン筐体デザインを採用。これまたガジェオタ好みのビジュアルに。テック感あるデザインに心踊ります。

この記事では、JBL TUNE FLEX 2 をレビュー。実機で使い勝手を見ていきます。

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JBL TUNE FLEX 2 の製品概要

スペックシートを確認

発売時期2025年3月
市場価格1.5万円前後
販売元メーカーJBL(米国)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IP54
バッテリー駆動時間イヤホン単体12時間
ケース併用で最大48時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

 

 

製品概要・前作モデルとの違い

JBL TUNE FLEX 2 は2025年3月に発売開始したJBLの新作ワイヤレスイヤホン。

2022年に登場した「JBL TUNE FLEX」の後継モデルにして第2世代モデル。

イヤーピースの付け替えで密閉型イヤホン、オープン型イヤホンの2通りの使い方ができるギミック製品です

ノイズキャンセリング機能&外音取り込み機能と組み合わせることで「集中聴き」用途、「ながら聴き」用途、それそれいかんなく性能が発揮できます。

基本的な製品コンセプトは前作モデルと変わりませんが、JBL TUNE FLEX 2 は新たにマルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続。自動でオーディオ出力先が切り替えられます。

また、バッテリー駆動時間はケース併用48時間に劇的向上。前作モデルは同32時間止まりでした。

前作モデルとの違い

JBL TUNE FLEX 2(2025)JBL TUNE FLEX(2022)
Bluetoothバージョン5.35.2
対応BluetoothコーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IP54IPX4
バッテリー駆動時間イヤホン単体12時間イヤホン単体8時間
ケース併用で最大48時間ケース併用で最大32時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

※バッテリー駆動時間はいずれもノイズキャンセリングOFFのときの数値

もっぱら2in1ギミックに惹かれる人、あるいはスケルトン筐体デザインに惹かれる人だと JBL TUNE FLEX 2 は気になる製品です

直販価格は15,950円。カラーリングはブラック、ホワイト、パープル(モーブ)の3色展開。

メーカー公式の保証期間は1年ですが、ヤマト運輸がAmazonで展開する長期保証(650円買い切り)を追加すれば保証期間を最大5年間に延長できます。

▼ 初代JBL TUNE FLEX

 

 

JBL TUNE FLEX 2 の外観・デザイン

イヤホン本体

イヤホン形状はスティック型。前作モデルとほぼ変わらぬサイズ感です。

ところどころスケルトン仕様になっており、イヤホン内部のプリント基板が透けて見えます。

前作モデルから続く趣向ですが、やはりこのテック感いいですね。

イヤーピースを2種類用意

密閉イヤーピースを使えば遮音性が確保された通常型イヤホンに。オープン型イヤーピース(厳密にはイヤーチップ)を使えば開放感あるオープン型イヤホンとして運用できます。

大きい方が密閉イヤーピース、小さい方がオープン型イヤーピース

大きい方が密閉イヤーピース、小さい方がオープン型イヤーピース

▼ 密閉イヤーピースを装着した状態。ほぼ普通のイヤホン形状です。遮音性が確保されます。

音がこもるので低音重視で音楽を聴きたい人におすすめ。

▼ オープン型イヤーピース(厳密にはイヤーチップ)を装着した状態。開放型イヤホン、オープン型イヤホンとして運用できます。

音がこもらず、中音域〜高音域がすっきりしてて聴き心地よし。

耳の入口にイヤホンを引っ掛けてるだけなので装着感も軽めです。

イヤホンの装着イメージ。

ステムが短いこともあって見た目すっきり。装着感も安定してます。

耳から飛び出てる面積も少なめ。マスク紐との干渉もありません。

イヤホン側面にはタッチセンサーボタンを搭載。所々オーディオ操作できます。

操作コマンド

以下3パターンから左右それぞれ1つづつ設定可能。「割り当てなし」(タッチ反応OFF)も選べます。

1. 再生コントロール

操作コマンド
1回タップ再生/停止
2回タップ次の曲に進む
3回タップ前の曲に戻る
1回タップ → 長押し音声アシスタント起動

2.音量コントロール

操作コマンド
1回タップ音量+1
2回タップ音量ー1
1回タップ → 長押し音声アシスタント起動

3. アンビエントサウンドの操作

操作コマンド
1回タップノイズキャンセリング切り替え
2回タップトークスルーON/OFF
1回タップ → 長押し音声アシスタント起動

(左右固定)通話コマンド ※変更不可

操作コマンド
2回タップ着信対応/終了
1回タップ → 長押し着信拒否
(通話中のみ)マイクミュートON/OFF

イヤホンの着脱検出は非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生・停止は機能しません。

防水はIPX4仕様(生活防水等級)。雨や汗に軽く濡れる程度なら問題なし。

 

 

充電ケース

充電ケースはコンパクトサイズ。数値で言うと縦4.5cm、横5cm、厚み2.5cmほど。

片手でらくらく握り込めるサイズ感です。

ケース外装はポリカーボネート素材。衝撃耐性と透明さを併せ持ちます。

ところどころプリント基板が透けてるロマンの塊。ゴテゴテしたテック感がエロいです。

ポリカーボネート素材とあり、けっこう硬めの外装。

薄傷も付きそうになく、あえてケースカバーを使う必要もないかと思います。

ちなみに、Amazonで探すと1000円くらいのケースカバーがちらほらあります(→ Amazonでケースカバーを見てみる)。

ケースの上蓋を開いたイメージ。

イヤホンは少しばかり取り出しにくい(掴みにくい)。

ケースのワイヤレス充電(Qi)は非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です(ケーブル同梱あり)。

ケースは防水対応なし。濡れるの厳禁です(イヤホン本体側のみIPX4の防水対応あり)。

 

 

JBL TUNE FLEX 2 の音質レビュー

音質は中音域〜高音域メイン

低音(4-)
中音(4.5)
高音(4.5)

ボーカルを中心に添えた音の作り。音の抜けがよく、音場も広め

中音域〜高音域にかけて音のザラつきなく聴き心地よいです。

JBL TUNE FLEX 2 はイヤーピースの付け替えでカナル型イヤホン、オープン型イヤホンの2通りの使い方ができますが、いずれにおいても低音域は弱め。というか、音の輪郭がぼやけてます。

密閉イヤーピースを使えば多少なりに音はこもりますが、それでも音の輪郭のぼやぼや感は拭えず。

低音を重視している人だとオーディオ相性は悪いかもしれません

どちらと言うと音の抜けがいいイヤホン、中音域〜高音域がきれいさっぱり聴き心地よいイヤホンを探している人におすすめです。

LDACやaptX Adaptiveなどハイレゾ・コーデックは非対応

流行りのハイレゾ・コーデックには非対応。SBC、AACコーデックのみ対応です。

 

 

イコライザー調整に対応

iOS・Android向けの専用アプリからイコライザー調整が可能。

音楽シチュエーションに合わせた簡易なプリセット変更ほか、目盛り単位での細かなチューニングにも対応します。

もっぱら低音がほしい人だとイコライザー調整を活用したい。

 

 

空間オーディオ(空間サウンド)対応

JBL独自の空間オーディオ機能こと「空間サウンド」に対応。iOS・Android向けの専用アプリから機能ON/OFFできます。

音場が気持ち広がります。一方でボーカルが引っ込むので音の質感のようなものは薄まります。

Netflixでドラマ視聴するようなシチュエーションであれば機能ONでもいいかもしれません。普段の音楽再生時に使う場合だと低音域の質感がさらにスカスカになってしまい微妙です。

 

 

JBL TUNE FLEX 2 の機能レビュー

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(3.5)
遮音強度の調整対応

ノイズキャンセリング性能は普通

ほんの気持ちモヤがかかったような、ノイズキャンセリングらしい静けさが感じられますが、それでも高性能とは言いがたい。

密閉イヤーピースを使った状態ならいくらか遮音性がプラスαされます。とはいえ、これでもよくて(4)止まりです。

価格1.5万円のワイヤレスイヤホンとして考えると中の下くらいのノイズキャンセリング性能です。あえてノイズキャンセリング狙いで選ぶ製品ではないと思います。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

音の取り込み性能(4.5)
取り込み量の調整

イヤホンを装着したままスピーカー経由で周囲の音が聞き取れる「外音取り込み機能」に対応。

ノイズキャンセリングよりかは高性能。むしろ、こっちが本命かもしれません

取り込み音にノイズらしいノイズなく、非常に自然な音の取り込みです。機能ON/OFFで明確に周囲の音の明るさが変わります。

オーディオ音量を下げておけば"ながら聴き"運用も可能。出先で歩きながら音楽を聴きたいときなど活用したい。イヤホン通じたタッチ操作で機能ON/OFFできます。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(5)

通話マイクは高性能。自分の声のピックアップ、周囲の音の除去、風切り音の低減ともに機能してます。

屋内でビデオ通話マイクとして使うには十分すぎる性能あり。イヤホン片側3つのマイクを搭載しており、音の見極め精度は高めです。

屋外で使う場合なら風切り音(マイクにあたった風の音)も低減・除去できます。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
Google Fast Pair対応

マルチポイント対応。最大2台のデバイスと同時接続。なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動でオーディオ出力先が切り替わります。

ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリングを切り替えるとき、Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけで切り替わります。都度、現在のペアリング接続を解除する必要はありません。

新規ペアリングモードの起動方法

新規ペアリングモードはタッチボタン操作から起動可能。左右どちらかのタッチボタンを「1回タッチ→5秒長押し」で新規ペアリングモードに切り替わります。

 

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー性能 (5+)
(イヤホン単体12時間、ケース併用48時間)
ワイヤレス充電

バッテリー持ちは優秀。ケース併用で48時間使えるスタミナ仕様(相場だと同24時間〜30時間くらい)。

ノイズキャンセリング利用時でもイヤホン単体8時間、ケース併用で最大32時間と長時間駆動が可能。バッテリー持ちは紛うことなきセールスポイントです。

ワイヤレス充電(Qi)には非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です(ケーブル同梱あり)。

急速充電にも対応

バッテリー残量が少ないときに限り、10分の充電でオーディオ再生3時間分の急速充電が可能です。

 

 

まとめ

【Good!】JBL TUNE FLEX 2 のよかったところ

  • ビジュアルの格好よさ(スケルトン筐体デザインはやはり良い)
  • 音の抜けがいい聴き心地よいサウンド
  • イヤホンの装着感は軽め
  • マルチポイント対応&ペアリング切り替え可能

【Bad...】JBL TUNE FLEX 2 の気になったところ

  • 低音域が弱い(音がぼやける)
  • ノイズキャンセリング性能は低め
  • ケースのワイヤレス充電(Qi)非対応

「ながら聴き」と「集中聴き」の2通りの使い方をアピールしている JBL TUNE FLEX 2 ですが、実際のところは「ながら聴き」、オープン型イヤホンとして運用するのが妥当なところです

どう頑張っても低音はぼやけますし、ノイズキャンセリングの静けさも同等価格帯の製品に比べると微妙です。

ならば最初からオープン型イヤホンとして割り切り、きれいさっぱりな音質を堪能したり、"ながら聴き”用途での活用を主とした方が満足度は高いかと思います。

もとより低音域やノイズキャンセリング性能を重視したい人だとJBL LIVE BEAM 3(価格1.7万円)あたりを選んだ方が無難かもしれません。

こっちはもともと2.6万円前後で販売された準フラッグシップ相当製品とあり、ノイズキャンセリングは高性能ですし、低音域もしっかり出てます。

JBL LIVE BEAM 3 のレビュー記事を見る

 

 

JBL TUNE FLEX 2 の代替候補はこれがおすすめ

Nothing Ear(a)(価格14,800円)

英Nothing社のスケルトン筐体イヤホン。低音しっかり、ノイズキャンセリングは高性能。LDACコーデックも使えます(レビュー記事を見る

JBL LIVE BEAM 3(価格1.7万円)

2024年に登場したJBLの準フラッグシップ。価格は2.6万円→1.7万円に値下げ。低音域〜中音域に強み。LDACコーデック対応。ノイズキャンセリング性能も高性能です(レビュー記事を見る

 

 

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