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オーディオテクニカ

オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」レビュー|ケースなしで運用できる最強ズボラ仕様イヤホン

新たなワイヤレスイヤホン・トレンドになるかも?オーディオテクニカの2024年モデル「ATH-CKS50TW2」が登場です。

2021年に発売開始した「ATH-CKS50TW」を3年ぶりリニュアル。前作モデルの代名詞たる長時間バッテリーを強化。イヤホン単体で25時間、ケースを併用すれば最大65時間のバッテリー駆動が可能です

なおかつ、今作は新機能として「マグネティックスイッチ」機能を搭載。ネックバンド型イヤホンのようにイヤホン単体で電源ON/OFFできます。左右イヤホンをマグネット統合すると電源OFF。左右イヤホンを分離すると電源ONになる仕組みです。

従来のワイヤレスイヤホンだと電源ON/OFFのためだけにイヤホンをケースに戻す必要がありましたが、もはやケースに戻す必要なし。使ったら使いっぱなしできる最強ズボラ仕様です。

ケースは純然たる”充電ケース”の役割に特化。スマートウォッチの充電器のように、自宅でコンセントにつないで放置しておけば十分です。外出時とはいえケースごと持ち出す必要はありません。

ノイズキャンセリングやマルチポイントに対応するなど他の機能も盛り沢山ですが、なによりも長時間バッテリー、およびイヤホン単体で運用できるワイヤレスイヤホンの新機軸スタイルに惹かれる人に ATH-CKS50TW2 はおすすめです

この記事では、ATH-CKS50TW2 をレビュー。実機で実際の使い勝手を見ていきます。

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オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」の製品概要

スペックシートを確認

発売時期2024年10月
直販価格23,980円
販売元メーカーオーディオテクニカ(日本)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IP55
バッテリー駆動時間イヤホン単体25時間
ケース併用で最大65時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

ATH-CKS50TW2 は、オーディオテクニカの最新ハイエンドモデル。2024年10月に発売開始。

2021年に登場した「ATH-CKS50TW」の後継機に相当。前作モデルからの主な進化点は以下のとおり。

  • バッテリー駆動時間を強化(イヤホン単体20時間→25時間、ケース併用50時間→65時間)
  • イヤホン単体での電源ON/OFF機能を追加
  • 防水性能を強化(IPX4→IP55)※防塵含む
  • ケースのワイヤレス充電(Qi)対応
  • ペアリング接続先の上書き切り替え対応

前作モデルのセールスポイントだった長時間バッテリーをさらに強化。イヤホン単体25時間、ケース併用で65時間使える業界トップのスタミナ仕様に。

バッテリー駆動時間はあくまでオーディオ再生をし続けた場合の駆動時間。電源OFFの状態も含めればゆうに数日〜1週間とバッテリーが持ちます。

新機能「マグネティックスイッチ」に対応。ネックバンド型イヤホンのようにイヤホン単体で電源ON/OFFできます。ワイヤレスイヤホンながらも電源ON/OFFのためだけにイヤホンをケースに戻す必要なし。使ったら使いっぱなしの放置プレイOKです。

マグネティックスイッチ機能に初対応

全体的に無難かつ順当なアップグレードですが、前作モデルで対応していたaptX Adaptiveには非対応。というか、aptX関連コーデックがもろもろ省かれました。LDACにも対応しておらず、2024年現在のハイエンドモデルでは珍しく「SBC」「AAC」コーデックのみ対応です

オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」を冠する製品の1つ。クリアな重低音(音こもりにくい低音)サウンドを強みとします。iOS・Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整もできます。

カラーリングはブラック、ベージュ、グリーンの3色展開。相場価格は2.4万円前後。公式品(新品)の購入なら1年間の製品保証あり。

 

 

オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」の外観・デザイン

イヤホン

イヤホンサイズは意外にもコンパクト。25時間バッテリーを内蔵しているとは思えぬ、他社メーカー品と変わらぬごくごく普通のサイズ感です。

ピータン形状のイヤホン構造なので(ちょい縦長のイヤホン構造なので)装着感は耳を選ぶかもしれません。

イヤーピースは4サイズが付属します。

イヤホン側面には物理ボタンを搭載(タッチセンサーボタンではない)。オーディオ操作など可能です。iOS・Android向けの専用アプリを使えば操作コマンドの割り当て変更もできます。

操作コマンド一覧

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回押し任意任意
着信応答(変更不可)
2回押し任意任意
マイクミュート(変更不可)
3回押し任意任意
1秒長押し任意任意
通話終了(変更不可)

通話関連のコマンドを除き、すべての操作項目を変更可能。以下の項目から選択できます。

  • オーディオ再生/停止
  • 次の曲に進む
  • 前の曲に戻る
  • 音量1アップ
  • 音量1ダウン
  • ノイズキャンセリング操作
  • 音声アシスタント操作
  • イコライザー変更
  • 低遅延モードON/OFF
  • 電池残量の確認アナウンス
  • 割り当てなし(ボタン反応OFF)

イヤホンの着脱検知には非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生/停止機能は使えません。

イヤホン側面には「マグネティックスイッチ」機能を搭載。左右イヤホンをマグネット統合すると電源OFF。左右イヤホンを分離すると電源ONになります。

ワイヤレスイヤホンながらも電源ON/OFFのためにイヤホンをケースに戻す必要なし。イヤホンは使ったら使いっぱなしでOK。

 

 

ケース

ケースサイズは意外にも小さめ。40時間バッテリーを搭載しているとは思えぬ小ささ。ほぼ片手で握り込めるサイズ感です。

ケースの上蓋はスケルトン仕様。LEDランプの付き具合で充電の進み具合が確認できます。

ケースはワイヤレス充電(Qi)に対応。スマホ向けのワイヤレス充電器が使いまわせます。なお、有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です。

 

 

オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」の音質レビュー

音質は低音重視

低音(4.5)
中音(4+)
高音(4)

音質は低音重視。ボーカルもしっかり聞き取れます

オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」を冠する同製品。解像度の高い重低音サウンドを志向しており、低音が強めながらも極度に音こもった感じがありません。どことなくクリアな低音が堪能できます。

低音が好きだけど音こもった感じは嫌... という人であればオーディオ相性は抜群です。

ハイレゾ・コーデックには非対応。前作モデルはaptX Adaptiveに対応していましたが、今作では省かれました。LDACにも対応しません。

 

 

イコライザー調整にも対応

iOS・Android向けの専用アプリ「Connect」を使えばイコライザー調整が可能。

簡易なプリセット変更ほか、目盛り単位での細かなチューニングにも対応します。

 

 

オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」の機能レビュー

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(4.5)
遮音強度の調整非対応

ノイズキャンセリングは高性能。機能ONにすれば低周波音を中心に周囲の音がトーンダウン。明確な静けさが得られます。

オーディオテクニカのノイズキャンセリングはそこまで優秀なイメージありませんでしたが、ATH-CKS50TW2 はかなり頑張ってる方。オーディオ再生している状態なら周囲の音がほぼ気にならないレベルの静けさに持っていけます

ノイズキャンセリング利用に伴うホワイトノイズ(サーッといった機械音)も発生しておらず、オーディオ再生を停止した状態であれば簡易なデジタル耳栓としても活用できます。

遮音強度のカスタマイズには非対応。常時デフォルトままで使う必要あり。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

ノイズキャンセリング性能(4.5)
取り込み量の調整△(2種類のみ)

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能。

機能ON/OFFで明確に違いが認知できる性能あり。機能ONにすると周囲の音が1割くらい”パッ”と明るくなる

微弱な取り込みノイズあったり、イヤーピースによる物理的な音こもり感こそ残りますが、取り込み性能それ自体は優秀です。機能ONにしつつ、オーディオ音量も下げておけば(あるいは停止しておけば)イヤホンを装着したままでのコンビニレジでの会話もこなせます

音の取り込み量の変更にも対応。ただ、「多い」「少ない」の2種類しか選択できないため、カスタマイズ性は限りなく低いです。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(5)

通話マイクはかなり優秀。屋内外で問題なく使えます。

周囲の音のノイズカットにも対応。風切り音を含めて9割方をきれいに除去してます。自分の声(というかマイク近くの声)のピックアップも機能。極力、周囲の音がマイクに乗らないよう処理できてます。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応

マルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続。接続したデバイス間であれば、なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動でオーディオ出力先が切り替わります。

ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリング接続先を切り替えるとき、現在のペアリング接続を解除する必要なし。Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択すれば当該デバイスにそのままペアリングが切り替わります。

Google Fast Pair、および「音声の切り替え」には非対応

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー性能(5++)
(イヤホン単体25時間、ケース併用65時間)
ワイヤレス充電対応(Qi)

バッテリー駆動時間は業界ほぼトップ。相場のバッテリー水準だとケース併用24時間〜30時間くらい。イヤホン単体だと6時間前後が相場です。対して ATH-CKS50TW2 はイヤホンだけで25時間、ケースも含めると65時間と使える超絶スタミナ仕様です。

ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応。スマホ向けのワイヤレス充電器が活用できます。なお、通常どおり有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(同梱あり)。

 

 

まとめ

【Good!】オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」のよかったところ

  • イヤホン単体で運用できるバッテリー駆動時間&電源ON/OFF機能
  • マルチポイントおよびペアリング接続先の上書き切り替えに対応
  • 実用水準のノイズキャンセリング性能
  • 音こもりにくい低音サウンド

【Bad...】オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」の気になったところ

  • ハイレゾ・コーデック非対応(LDACやaptX Adaptiveなど)

ATH-CKS50TW2 は、イヤホン単体で運用できるバッテリー駆動時間(25時間)が魅力。

なおかつ、ありそうでなかったイヤホン単体で電源ON/OFFできるワイヤレスイヤホン。ワイヤレスイヤホンながらも電源ON/OFFのためだけにイヤホンをケースに戻す必要なく、使ったら使いっぱなしの放置プレイできて非常に勝手いいです。

ケースはさながらスマートウォッチの充電器のように、自宅でコンセントにつないで放置しておけばOK。イヤホン本体を充電したいときだけ使えば十分です。外出時とはいえケースごと持ち出す必要はありません。

2024年現在のハイエンド・ワイヤレスイヤホンながらもLDACやaptX Adaptiveに対応しない欠点こそありますが、音質それ自体は悪くない。質感のある、厚みのある低音サウンドが堪能できます。それでもって極端に音こもった感じなく、ボーカルもしっかり楽しめます。

長時間バッテリーや高音質オーディオ、なによりイヤホン単体で使いまわせるズボラ運用スタイルに惹かれる人であれば ATH-CKS50TW2 はおすすめです。

 

 

オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」のおすすめ代替候補

オーディオテクニカ「ATH-TWX7」(価格2.4万円)

ATH-CKS50TW2 と同等ポジションにあるオーディオテクニカのハイエンドモデル。オーディオテクニカ製品で初となるLDAC対応。

JBL LIVE BEAM 3 (価格2.6万円)

ギミック重視の人におすすめ。充電ケースのタッチディスプレイでイヤホン操作できるJBL最新モデル。ディスプレイには任意の画像や写真を設定可能。物自体はハイエンド仕様。ノイズキャンセリング、マルチポイント、LDACなどフル対応する(レビュー記事を見る

 

 

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