サムスンが手がけるワイヤレスイヤホンシリーズ「Galaxy Buds」(ギャラクシー・バッズ)。
2024年10月時点で以下3機種が現行モデルとして展開されます。
現行モデル
- Galaxy Buds3
- Galaxy Buds3 Pro
- Galaxy Buds FE
以下のGalaxy Budsは旧式モデルですが、"ワイヤレスイヤホン"なる製品カテゴリー上、2024年現在に使う場合でもなんら問題なし。新品在庫あるいは中古製品が残っていれば検討余地あります。
旧式モデル
- Galaxy Buds2
- Galaxy Buds2 Pro
- Galaxy Buds Pro
- Galaxy Buds Live
この記事では、Galaxy Budsの現行モデルを中心におすすめ製品を紹介。どのGalaxy Budsシリーズを選ぶべきなのか解説します。
Galaxy Budsシリーズの購入を検討している人、あるいは従来のGalaxy Budsシリーズからの乗り換えを検討している人は記事を参考にしてみてください。
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Galaxy Budsシリーズの現行モデルはこれ
現行モデル一覧
市場価格:2.7万円前後 Amazonでチェック
2024年9月発売開始。現行エントリーモデル。イヤーピースなしのインナーイヤー型イヤホン
市場価格:3.7万円前後 Amazonでチェック
2024年9月発売開始。現行・上位版モデル。ノイズキャンセリング機能に特化
現行スタンダードモデル「Galaxy Buds3」(価格2.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、Samsung Seamless |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IP57 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Galaxy Buds3は、2024年9月に発売開始した現行スタンダードモデル。初代Galaxy Buds(2019)から通算4世代目のモデルです。
イヤーピースを使わないインナーイヤー型イヤホン。イヤホンの軽い装着感、クリアで音こもりない音質を強みとします。
Galaxyスマホ向けのハイレゾ・コーデック「Samsung Seamless」に対応。もっぱらGalaxy S10以降のGalaxyスマホと接続して使う場合であればハイレゾ音域での、より高音質なオーディオ再生が可能になります。
なお、Samsung SeamlessコーデックはGalaxy以外のAndroidスマホ、およびiPhoneでは非対応。
ノイズキャンセリング機能にも対応。ただ、イヤーピースを使わないインナーイヤー型イヤホンとあり、ほとんど静かにならず。ノイズキャンセリングを主として使いたい人であれば上位版モデル「Galaxy Buds3 Pro」の方がおすすめです。
Galaxy Buds3 は、イヤーピースを使わないイヤホンならではの軽い装着感、クリアな音質に惹かれる人におすすめ。
公式価格は27,500円。Amazonだと相場2.3万円前後で購入可能。
現行・上位版モデル「Galaxy Buds3 Pro」(価格3.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、Samsung Seamless |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IP57 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Galaxy Buds3 Proは、2024年9月に発売開始したGalaxy Budsシリーズの現行・上位版モデル。
ノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能(ながら聴き機能)ともに業界トップクラスの性能あり。価格3.7万円と割高ですが、それすら納得させうる高性能仕様です。
ノイズキャンセリングは機能ONにすると周囲の音を明確に遮断。静けさが得られます。通常版モデルと異なりイヤーピースを搭載しており、物理的にもしっかり遮音できてます。
外音取り込み機能は周囲の音のほぼ10割を取り込み。常時機能ONにしつつ、オーディオ音量を下げておけば骨伝導イヤホンのような、"ながら聴き”イヤホンとしても活用できるガチ仕様です。
音質は低音しっかり、ボーカルくっきり、高音さっぱりした聞き心地よいサウンド。
Galaxyスマホ向けのハイレゾ・コーデックたる「Samsung Seamless」にも対応しており、もっぱらGalaxy S10以降のGalaxyスマホと接続して使う場合であればハイレゾ音域での、より高音質なオーディオ再生が可能になります。
音質・機能性ともに高性能で"Pro"モデルらしさ多分にあり。3.7万円の価格さえ許容できるのであれば十分におすすめできる1品です。
現行エントリーモデル「Galaxy Buds FE」(価格1.2万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、Samsung Scalable |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IPX2 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8.5時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Galaxy Buds FE は、Galaxy Budsシリーズの現行・入門モデル。2023年9月に発売開始。
ひと世代前の主力モデル「Galaxy Buds2」を土台に廉価化。ケースのワイヤレス充電(Qi)機能、サムスン独自の空間オーディオ機能を省いてコストカット。価格1.2万円と安価に抑えました。
ノイズキャンセリング機能やGalaxyスマホ向けの専用コーデック「Samsung Scalable」には対応。Galaxy S7以降のGalaxyスマホと組み合わせることでハイレゾ音域での高音質なオーディオ再生が可能になります。
Galaxyスマホユーザーでコスパ重視の人であれば検討余地あり。言ったところで2023年後半シーズンに登場したワイヤレスイヤホンであり、まだまだ普通に使えます。
【中古狙い】Galaxy Budsの旧世代モデルまとめ
Galaxyスマホユーザーなら旧世代モデルも検討余地あり
旧世代モデルと言うと型落ちなイメージありますが、"ワイヤレスイヤホン"なる製品カテゴリー上、スマホやノートPCに比べると現行モデルと旧世代モデルのスペック差は小さめ。
なおかつ、Galaxy BudsシリーズはGalaxyスマホ専用のハイレゾ・コーデック「Samsung Scalable」にもれなく対応。Galaxyスマホと接続して使えばハイレゾ音域での高音質オーディオ再生が可能です。Galaxyスマホユーザーであればこそ旧世代モデルも検討余地あります。
旧世代モデル(ひと世代前モデル)一覧
旧世代モデルとは、厳密に言えば2019年に登場した初代Galaxy Buds、2020年に登場したGalaxy Buds+(第2世代)も該当しますが、2024年現在、ここらの製品は選ぶ理由なし。当記事では特に取り扱いません。
ひと世代前の旧世代モデルに限ると以下4機種が主たる検討候補になります。
- Galaxy Buds2
- Galaxy Buds2 Pro
- Galaxy Buds Pro
- Galaxy Buds Live
Galaxy Buds2
スペックシート抜粋
発売時期 | 2021年9月 |
発売当時の基本価格 | 1.7万円 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IPX2 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大29時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Galaxy Buds2は、Galaxy Budsシリーズの旧式スタンダードモデル。
Galaxy Budsシリーズのスタンダードモデルで初となるノイズキャンセリング機能に対応。機能ONにすると周囲の音が中和・低減できます。耳栓のようにしてねじ込める丸くてコンパクトなイヤホン構造と相まり、非常に静かです。
Galaxyスマホ専用のハイレゾ・コーデック「Samsung Scalable」にも対応。もっぱらGalaxy S7以降のGalaxyスマホと組み合わせればハイレゾ音域での高音質なオーディオ再生が可能です。
もともとスタンダードモデルとして展開されていたこともあり、Galaxyスマホユーザーであれば広くおすすめ。販売当時の価格は1.7万円前後。中古だと未使用品が1万円、Aランクが6,000円前後といったところ。
Galaxy Buds2 Pro
スペックシート抜粋
発売時期 | 2022年9月 |
発売当時の基本価格 | 3万円 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IPX7 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大29時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Galaxy Buds2 Proは、ひと世代前の上位版モデル。2022年後半シーズンに登場しました。
Galaxyスマホ向けの次世代ハイレゾ・コーデック「Samsung Seamless」に初対応。従来の「Samsung Scalable」のようなハイレゾ音域での高音質オーディオ再生にくわえ、転送する情報量を通信環境に合わせて最適化。適時もっとも高音質な状態でオーディオ再生できます。
「Samsung Seamless」は現行モデルのGalaxy Buds3、Galaxy Buds3 Proでも引き続き採用。2024年現在もまだまだ現役級の性能あります。
他のGalaxy Budsに比べると中古流通数も多め。未使用品で1.6万円前後、Aランク品なら1.2万円前後で購入できます。
Galaxy Buds Pro
スペックシート抜粋
発売時期 | 2021年4月 |
発売当時の基本価格 | 2万円 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IPX7 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大29時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Galaxy Buds Proは、2021年4月に発売開始した初代ハイエンドモデル。
発売当時はGalaxy Budsシリーズで唯一のノイズキャンセリング対応モデルだった(Galaxy Buds Liveの例外を除き)。
片側3つのイヤホンマイクを搭載。通話マイクとして使う場合、口元のピックアップ&周囲の音のノイズカットが可能です。マイク性能はまだまだ現役レベルの性能あります。
防水性能はIPX7とスポーツイヤホン同等レベル。Galaxyスマホ専用のハイレゾ・コーデック「Samsung Scalable」にも対応します。
もともとハイエンドモデルとして発表されたこともあって実用性は十分。Galaxyスマホユーザーなら検討余地ありです。
中古だとAランクで8,000円前後で購入可能。ただ、中古流通数はかなり少なめです。
Galaxy Buds Live
スペックシート抜粋
発売時期 | 2020年9月 |
発売当時の基本価格 | 2万円 |
ノイズキャンセリング | △(遮音調整用) |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | △(Galaxyデバイス間のみ可) |
防水性能 | IPX2 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大29時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
Galaxy Buds Liveは、Galaxy Budsシリーズで唯一となる”ながら聞き”イヤホン。
イヤホンを装着しても耳穴を完全にふさがず。オーディオを聴きながら周囲の環境音も聞き取れます。
骨伝導イヤホンよりも遮音性が残るものの、一般的な完全ワイヤレスイヤホンよりは耳まわりの開放感あり。通勤・通学中、運動中など音楽を聞きながら周囲の音も確認したいシチュエーションで役に立ちます。
中古だとAランクで8,000円前後で購入可能。ただ、中古流通数は少なめ。
この記事のまとめ
2024年現在、まず真っ先に検討すべきは「Galaxy Buds3」「Galaxy Buds3 Pro」の2機種。
とりあえずで音楽を聴きたい人なら「Galaxy Buds3」、ノイズキャンセリング機能を重視している人なら「Galaxy Buds3 Pro」がおすすめです。
コスパ重視の人であれば「Galaxy Buds FE」(価格1.2万円)も検討余地あり。旧世代モデル「Galaxy Buds2」同等の音質と機能を価格1.2万円で実現。最新モデルでなくても構わない、コスパ重視の人だとこれでも十分です。
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