
2020年創業の新参ながらもガジェオタ界隈ですっかり馴染みの存在になった英国ブランド・Nothing(ナッシング)。
ガジェオタ好みのスケルトン筐体デザインだったり、ニッチだが使う人は使う便利機能の搭載だったり、所々こだわりたい人に向けた製品が多めです。
Nothing Phoneはじめとしたスマホ製品で有名ですが、昨今はイヤホン製品も展開あり。特にワイヤレスイヤホン「Nothing Ear」シリーズが人気です。
ファッションアイテム感覚で使えるおしゃれワイヤレスイヤホンを探している人だと気に入ること違いなし。
この記事では、Nothingワイヤレスイヤホンの選び方を解説。おすすめ製品もあわせて紹介します。
この記事の目次(タッチで移動)
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Nothingはどんなブランド?

Nothing(ナッシング)は、2020年にイギリスで創業したガジェットメーカー。
ガジェオタ好みのスケルトン筐体デザインを売りにスマホ、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなど幅広い製品を展開しています。
特に2020年に発表した初代Nothig Phoneは、ここ数年のガジェット界隈で起きてるスケルトン・ブームの走りとなりました。
もともとスマホ製品のみ展開していましたが、昨今ではワイヤレスイヤホン製品も展開あり。メインブランド「Nothing Ear」、サブブランド「CMF by Nothing」の2ラインを用意します。
メインブランド「Nothing Ear」は同社の代名詞たるスケルトン筐体を採用した未来感あるイヤホン・デザインが特徴的。iOS・Android向けの専用アプリを使ったカスタマイズ性も豊富です。

メインブランド「Nothing Ear」
Nothingワイヤレスイヤホンの選び方(2025年時点)
Nothingの現行ワイヤレスイヤホンは以下4機種
- Nothing Ear(3)
- Nothing Ear(a)
- CMF by Nothing Buds 2シリーズ
- Nothing Ear(open)
フラッグシップモデル狙いなら「Nothing Ear(3)」

2025年現在のフラッグシップモデル「Nothing Ear(3)」。
Nothingワイヤレスイヤホンのフラッグシップは「Nothing Ear(数字)」名義で展開。Nothing Ear(3)は2025年9月に発売開始した第3世代モデルです。
イヤホン・ケースともにアルミニウム素材を新採用。見た目だけでなく質感や触り心地においても高級感ある近未来感あるガジェット製品に進化しました。
ノイズキャンセリング、マルチポイント、LDAC、空間オーディオなど昨今の主要なトレンド機能を網羅しており、これ1台あれば困ることはありません。
定価25,800円。黒と白の2色展開。
費用対効果で選ぶなら「Nothing Ear(a)」

価格1.5万円で買えるミドルレンジ「Nothing Ear (a)」。
基本的なイヤホンデザインはフラッグシップモデルを踏襲しつつ、いくらか機能を省いた廉価版の位置づけです。
(a)シリーズの主な廉価仕様
- イヤホン・ケース素材がプラスチック(安っぽい)
- ワイヤレス充電(Qi)非対応
- 空間オーディオ非対応
ここらが気にならない人なら検討余地あり。
ノイズキャンセリングやLDAC、マルチポイントなど主要な機能は使えますし、音質も低音重視でドラム演奏感が多分にあるので悪くありません。
U1万円の入門モデルを探している人なら「CMF by Nothing Buds2シリーズ」

Nothingのセカンドライン「CMF」名義で展開される同シリーズ。
最安モデルで6,000円から買えるコスパのよさが魅力です。
シリーズ一覧
- Buds2 Pro(価格9,720円)
- Buds2(価格7,800円)
- Buds2a(価格6,000円)
メインブランドとは一転してポップでビビッドなカラーリングが特徴的。
エントリーモデルらしい、よくも悪くもイキった感じがしないカジュアルな仕上がりです。
最上位モデル「Buds2 Pro」ならLDAC対応あり。他の2モデルは非対応。
ノイズキャンセリングやマルチポイント機能はいずれのモデルも対応しており、トータルで見ると費用対効果のいい製品帯かと思います。
▼ CMF Buds Pro 2(最上位モデル)
▼ CMF Buds 2(中間モデル)
▼ CMF Buds 2a(入門モデル)
ながら聴きイヤホンを探している人なら「Nothing Ear(open)」

2024年に登場した唯一の”ながら聴き"イヤホンモデル「Nothing Ear(open)」。
イヤーフックをメガネのツルのように耳に掛けて装着します。
昨今のながら聴きイヤホン市場の拡大を受けて投入したような1品ですね。イヤホン装着しても耳穴をふさがず。屋外で散歩しながら音楽やラジオを聞きたい人だと重宝します。
機能面ではあまり特色ありませんが、ながら聴きイヤホンを探している人だと検討余地ありです。
【抜粋】Nothingワイヤレスイヤホンのおすすめワイヤレスイヤホン3選
1. Nothing Ear(3)(価格25,800円)

▼ 装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.4 |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチポイント | 対応(最大2台) |
| 防水性能 | IP54 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
| ケース併用で最大38時間 | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
アルミボデイ筐体が魅力。今一番カッコいいワイヤレスイヤホン
Nothingワイヤレスイヤホンの現行フラッグシップ「Nothing Ear(3)」。
2025年9月にリニュアル。イヤホン・ケース筐体をアルミニウム素材に変更しました。
さながらMacBookのような削り出しアルミボデイ。見た目だけでなく質感からして高級感あふれるガジェオタ好みの仕上がりです。
ワイヤレスイヤホン業界のビジュアル担当・Nothingに嘘偽りない完成度なので、そもそもビジュアルで気になってる人なら選んで間違いありません。

ポータブルスピーカーのような力強く明瞭なサウンドも特徴的。LDACコーデックや空間オーディオ再生などトレンド機能も抑えてます。
また、充電ケース側にマイクを搭載しており、最大95db仕様のノイズカット対応マイクとして利用できるギミックもあります。これも(使うかどうかさておき)ガジェオタ好みのギミックではないでしょうか。
これだけ揃って定価25,800円と3万円を超えない絶妙な価格設計なんですよね。費用対効果の観点から見ても優秀です。
2. Nothing Ear(a)(価格14,800円)

▼ 装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチポイント | 対応(最大2台) |
| 防水性能 | IP54 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9.5時間 |
| ケース併用で最大42.5時間 | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
価格1.5万円で買えるNothingの中堅モデル、LDACやマルチポイントなどトレンド機能は網羅
Nothingワイヤレスイヤホンの中堅モデル「Nothing Ear(a)」。
手頃な価格でNothingワイヤレスイヤホンを楽しむための、ちょいコストカットしたモデルですね。
イヤホン・ケースともにプラスチック筐体を採用しており、アルミボデイ筐体のフラッグシップモデルと比べると安っぽさあります。
とはいえ、Nothingの代名詞たるスケルトン・デザインは採用してますし、機能面に関してもフラッグシップモデルとほぼ同等。総じてコストパフォーマンスのいい1品かと思います。
音質は低音重視。中音域〜高音域が潰れているわけではなく、ボーカルもきちんと聞き取れるバランスのいい音です。
3. CMF by Nothing Buds 2(価格7,800円)

▼ 装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチポイント | 対応(最大2台) |
| 防水性能 | IP55 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体13.5時間 |
| ケース併用で最大55時間 | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
メインブランドよりも優秀スペックなU1万円エントリーモデル
Nothingワイヤレスイヤホンの入門モデル「CMF」。
上位版モデルと打って変わってポップでビビッドな色合い。よくも悪くもイキった感じがない、入門モデルに相応しいカジュアルさあります。
全体的にコストカットしたモデルのはずですが、そのわりに音質・機能ともに優秀。
メインブランドには搭載されないオーディオ補正機能「Dirac Opteo」が利用可能。音楽、動画、ゲームまで、あらゆる音源をハイレゾのようなクリアで力強い音にデジタル補正できます。
原音そのものを堪能したい人よりかは、デジタル補正でも構わない高音質なオーディオを堪能したい人だと気に入ること違いない1品です。
CMFシリーズは全3モデルありますが、うち中間モデルの「CMF by Nothing Buds 2」が特におすすめ。
同モデルのみバッテリー駆動時間が長め。イヤホン単体13.5時間、ケース併用で55時間とメインブランドを上回るスタミナあります。
LDACコーデックこそ対応ありませんが、U1万円ワイヤレスイヤホンとして考えればかなり勝手のいい製品です。
まとめ
Nothingワイヤレスイヤホンを選ぶのであれば、やはりまずはフラッグシップモデル「Nothing Ear(3)」(定価25,800円)を検討したいところ。
アルミボデイ筐体が非常に高級感あり。そして格好いい。MacBookのような削り出しアルミボデイがガジェオタ好みの仕上がりです。
とりあえずで選びたい人なら中堅モデル「Nothing Ear (a)」(価格1.5万円)、入門モデル「CMF by Nothing Buds 2」(価格7,800円)。
スペックシートだけ見ると「CMF by Nothing Buds 2」でも十分な気がしますが、「Nothing Ear (a)」ならメインブランドならではのスケルトン筐体ボディを採用しているのでビジュアルで選びたい人ならこっちも検討余地ありです。
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