ワイヤレスイヤホン業界の一大トレンド「ながら聴きイヤホン」(オープンイヤーイヤホン)。
イヤホン装着しても耳穴を完全にふさがず。オーディオ再生しながら周囲の環境音も聞き取れる、"ながら聴き"に特化した製品帯です。
通勤通学やランニング中に音楽を聴きたい人、あるいは在宅ワークで音楽を流しっぱなしにしたい(けど周囲の音も聞きたい)人だと重宝します。
この記事では、"ながら聴き"イヤホンのおすすめモデルを一挙紹介。イヤホンの形状別にベストな製品だけまとめました。
この記事の目次(タッチで移動)
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ながら聴きイヤホンの選び方&種類の違い
そもそも"ながら聴き”イヤホンとは?
"ながら聴き"イヤホンとは、耳穴を完全にふさがないイヤホンのこと。
別名「オープンイヤーイヤホン」「耳をふさがないイヤホン」とも。オーディオ再生しながら周囲の環境音も聞き取れる、"ながら聴き"に特化した製品帯です。
新型コロナ禍のころから在宅用途での"ながら聴き"イヤホンブームが到来。
家事や在宅ワーク中に音楽を聴きたい、ついでに家のチャイムも聞き取りたいシチュエーションで使う人が多いです。
もちろん通勤通学・運動中(ランニング)など従来シチュエーションでの利用もあり。周囲の音を聞きながら、周囲の安全を考慮しながらイヤホン再生できて安心です。
「骨伝導イヤホン」とは微妙に製品ポジショニングが違う
骨伝導イヤホンも広義の意味では"ながら聴き"イヤホン。
ただ、昨今の"ながら聴き”イヤホンとはワイヤレスイヤホンの派生形として展開されるものが一般的。
骨伝導ではなくスピーカー経由で音を聞き取って使いますし、音質にこだわっていたり、マルチポイントなど流行りのワイヤレスイヤホン機能にも対応していたりします。
また、長時間とイヤホン装着することを前提とした製品設計(製品コンセプト設計)とあり、骨伝導イヤホンのようにイヤホン装着の締め付けで頭が痛くなることもありません。
在宅用途などで数時間とイヤホンを着けっぱなしにしたい人だと、この記事で紹介するワイヤレスイヤホンの文脈を持つ"ながら聴き”イヤホンの方がストレスなく使えておすすめです。
骨伝導イヤホンは、どちらかと言うとスポーツやアウドドアなどハードコアな動作中にイヤホンがズレ動くのを防ぎたい人が使うべき製品です。
"ながら聴き”イヤホンの主な種類
イヤホン形状別に分けると大きく以下の3つ+1つ。
1. 耳掛け式イヤホン
メガネのようにして耳に掛けて使うイヤホン。昨今の"ながら聴き"イヤホンの中では最もメジャーな形状です。
2. イヤーカフ型イヤホン
軟骨に噛ませて使うイヤーカフ形状のイヤホン。アクセサリー感覚で使える軽い装着感が魅力です。
3. LinkBuds型イヤホン
ここ数年の大ヒット商品たるソニーの「LinkBuds」。穴の空いたイヤホンを耳穴に入れて使う異色の"ながら聴き"イヤホンです。
4. AirPods 4(+外音取り込み機能)
AirPodsの代名詞たる「外音取り込み機能」を使って擬似的に"ながら聴き”する方法。擬似的とはいえ周囲の音の10割方がそのまま聞き取れる、"ながら聴き”イヤホンそのもの。
"ながら聴き”イヤホンの選び方
1. 耳掛け式イヤホンはこんな人におすすめ
- 無難に安定したイヤホン装着感を重視する人
- バッテリー駆動時間はできるだけ長い方がいい人
- マルチポイントやLDACなどワイヤレスイヤホンの最新機能も使いたい人
耳掛け式イヤホンのデメリット
- 眼鏡(眼鏡のツル)との干渉リスクあり
- 夏場は汗ばむ
▼ 装着イメージ
耳掛け式イヤホンは、2025年時点で最も王道スタンダードな"ながら聴き"イヤホン。
メガネのようにして耳に掛けて使うため、イヤホン装着感は非常に安定。重量も程よく分散。装着による重さらしい重さはありません。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体10時間前後のものが一般的。半日近くとイヤホンを着けっぱなしにしても耐えうるスタミナあります。
ただ、耳掛け式のためメガネとの干渉リスクあります。また、当然ながら夏場だと汗ばみます。
夏場以外であれば何ら不便ない1品。それこそ屋外・屋内に関係なく無難に使える"ながら聴き"イヤホンの理想形です。
2. イヤーカフ型イヤホンはこんな人におすすめ
- 夏場に蒸れないイヤホンがほしい
- 耳掛け式イヤホン以上の耳周りの開放感がほしい
- 音質をできるだけ重視したい
イヤーカフ型イヤホンのデメリット
- 長時間の装着だと耳が痛くなりがち
- 音漏れリスク大
▼ 装着イメージ
イヤーカフ型イヤホンは、アクセサリー感覚で使えるミニ・スピーカーと言ったところ。
軟骨に挟んでいるだけなので耳周りの開放感は抜群。夏場でも蒸れなくて勝手よし。
ただ、長時間のイヤホン装着だと耳が痛くなりがち。イヤホンが外れないよう、わりとしっかりと軟骨に挟んでます。
音漏れ調整は非常に難しい(特に屋外だと)。
スピーカー部分が外部に露出しているため、耳掛け式イヤホンよりも音が漏れがちです。電車やバスの中だと使うのが億劫です。
一転、音質は意外にも優秀。スピーカー部分が耳穴の方向を向くよう設計されており、"ながら聴き”イヤホンだとスカスカになりがちな低音域も質感・量感含めて堪能できます。
公共スペース以外であればイヤーカフ型イヤホンは勝手よし。それこそ音質重視の"ながら聴き”イヤホンとして重宝します。
3. LinkBuds型イヤホンはこんな人におすすめ
- 普通のワイヤレスイヤホン感覚で使いたい
- 通話マイクを主として使いたい
- 適度な遮音性がほしい
LinkBuds型イヤホンのデメリット
- バッテリー駆動時間は短め(イヤホン単体5.5時間)
- よくも悪くも遮音性あり
▼ 装着イメージ
2022年に登場したソニー「LinkBuds」(リンクバッズ)。
ここ何年かの"ながら聴き”イヤホンブームの立役者。
イヤホンを耳穴に入れて使う異色の"ながら聴き”イヤホン。イヤホン本体の丸い穴が耳穴の密閉状態を回避。オーディオ再生しながら周囲の音も聞き取れます。
耳掛け式イヤホンやイヤーカフ型イヤホンに比べると遮音性が残るものの、"ながら聴き”イヤホンとして考えると実用水準の勝手あり。
むしろ公共スペースだと遮音性がある分、他の"ながら聴き”イヤホンよりも音漏れしなくて使いやすいかもしれません。
バッテリー駆動時間がイヤホン単体5.5時間と短めなのがネックですが、"ながら聴き”イヤホンの一形態として検討余地あります。
4. AirPods 4(+外音取り込み機能)はこんな人におすすめ
- 普通のワイヤレスイヤホン感覚で使いたい
- ノイズキャンセリング機能も使いたい
- 公共スペースで億劫なく使える遮音性がほしい
主なデメリット
- iPhone接続が半ば必須(あるいはAppleデバイス)
- 価格は高め(定価29,800円)
▼ 装着イメージ
AirPodsシリーズの代名詞たる「外音取り込み機能」を使った擬似的な"ながら聴き”運用方法。
イヤホンマイクを通じて周囲の音を集音。イヤホン装着したままスピーカー経由で周囲の音が聞き取れます。
AirPodsシリーズは業界No.1と名高い外音取り込み性能あり。周囲の音の10割近くがそのまま聞き取れる変態級スペックあります。
常時機能ONにして"ながら聴き”イヤホンとして運用するのは十分に現実的です。
音漏れも問題なし。なんならノイズキャンセリング機能も使えるので屋外・屋内関係なく使っていけます。
普通のワイヤレスイヤホン感覚で使える"ながら聴き”イヤホンを探している人だとAirPodsも検討余地ありです。
【耳掛け式イヤホンを探す】ながら聴きイヤホンおすすめTOP3
【おすすめNo.1】Anker AeroFit 2(価格16,990円)
▼ イヤホンの装着イメージ
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP55 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大42時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
耳掛け式イヤホンとしては形状・機能ともに王道かつ理想形の1品
Anker Soundcore AeroFit 2 は、2024年に発売開始したAnkerの"ながら聴き”イヤホン。
耳掛け式イヤホンとしては形状・機能ともに王道かつ理想形の1品。
イヤホンの装着感は非常に安定。スポーツ・アウドドアなどハードコアな作業中でも問題なく使えます。
ワイヤー部分が細くなっているため、眼鏡やマスクとの干渉リスクも低め。長時間と装着してても違和感らしい違和感ありません。
音質は低音重視。Anker独自の低音ハード構造「BassTurbo」の採用あり、従来モデルよりも低音の迫力と臨場感に磨き。iOS・Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です。
スピーカー部分が内側を向いているので音漏れも気持ち少なめ。そこまで音漏れリスクを過敏に気にする必要もないかと思います。
LDACコーデックやマルチポイント、ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応あり。
ワイヤレスイヤホンの延長線上で使える"ながら聴き”イヤホンを探している人だと Anker Soundcore AeroFit 2 は第一検討候補としておすすめです。
2. Anker AeroFit(価格12,990円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP57 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大42時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
「Anker Soundcore AeroFit 2」のひと世代前モデル、価格は16,990円→12,990円に値下げ
Anker Soundcore AeroFit 2 のひと世代前のモデル「Anker Soundcore AeroFit」。
ひと世代前とはいえ2023年発売モデル。2025年現在も公式販売が継続中。価格は16,990円→12,990円に値下げ。
Anker Soundcore AeroFit 2 と比べて大きな違いはなし。LDACとケースのワイヤレス充電(Qi)が使えない点を除けば瓜二つの製品です。
バッテリー駆動時間に関してはイヤホン単体11時間と、なぜかこっちの方が優秀です。
iPhoneユーザーなどでLDACが必要ない(そもそも使えない)人だと Anker Soundcore AeroFit でも十分かもしれません。
3. Shokz Open Fit 2(価格2.7万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBCのみ |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IP55 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11時間 |
ケース併用で最大48時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
骨伝導イヤホン・ブランド「Shokz」の完全ワイヤレスイヤホン版
骨伝導イヤホンで有名な「Shokz」が展開する完全ワイヤレスイヤホン「Shokz Open Fit 2」。
骨伝導ではなくスピーカー経由で音を聞き取ります。昨今の在宅"ながら聴き”ニーズを踏まえたカジュアル仕様のShokz製"ながら聴き”イヤホンです。
音質は低音重視。あるいは低音に本振り。Shokz独自の低音ハード技術「DualBoostテクノロジー」を搭載するほか、ドライバーサイズも17.3mmとワイヤレスイヤホン製品の中で極大級。とにかく低音サウンドを重視する人だと気に入る仕上がりです。
また、Shokz製品では珍しくマルチポイント機能にも対応あり。複数デバイス間で使いまわしたい人でも勝手よし。
価格が2.7万円と相場に照らしてちょい割高ですが、そこは「Shokz」ブランド税ということで。
【イヤーカフ型イヤホンを探す】ながら聴きイヤホンおすすめTOP3
【おすすめNo.1】Victor nearphones HA-NP1T(価格1.5万円)
▼ イヤホンの装着イメージ
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
夏場でも蒸れない!アクセサリー感覚で使える"ながら聴き”イヤホン
国産老舗・Victorが展開するイヤーカフ型イヤホン「Victor nearphones HA-NP1T。
イヤホンを軟骨部分に挟んで装着。オーディオ再生しながら周囲の環境音も聞き取れます。
イヤーカフ型イヤホンにしては高音質。低音域はスカスカにならず、中音域〜高音域はクリア。
スピーカー部分が自然と耳奥に向かうイヤホン構造になっているためか、より密閉型イヤホンに近い音の仕上がりです。
イヤホン装着感は安定している一方、相応に軟骨部分に挟むクリップ部分はキツめ。数時間と装着し続けると耳が痛くなりがちです。
また、音漏れしやすいので屋外だと気持ち音量30%〜40%くらいにした方がいいかもしれません。
電車やバスの中だと調整が難しいです。たぶん普通に音漏れしてます。イヤホンを使うシチュエーションは多分に選びそうです。
ここらは同製品に限ったデメリットではありませんが、イヤーカフ型イヤホンを検討する場合だと注意あれ。
2. Bose Ultra Open Earbuds(価格3万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大19.5時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
BOSE製品を名乗れるだけある。異色の高音質イヤーカフ型イヤホン
BOSEサウンドをイヤーカフ型イヤホンでそのまま再現した「BOSE Ultra Open Earbuds」。
低音しっかり、ボーカルくっきりした、BOSEスピーカーを思わす明瞭かつ迫力サウンドが楽しめます。
BOSE独自の空間オーディオ再生にも対応あり。"ながら聴き”イヤホンと言うこともあり、さながらオーディオと周囲の環境音が混じり合った音漏れを疑うレベルの世界との一体感。
イヤーカフ型イヤホンなので単に音漏れしてるだけの可能性も無きにあらずですが、在宅で使いたい人だとホームスピーカーを使っているような錯覚あって楽しいです。
価格が3万円とイヤーカフ型イヤホンにしては割高。とはいえ、音質重視でイヤーカフ型イヤホンを選びたい人だと BOSE Ultra Open Earbuds は外せぬチョイスです。
3. SOUNDPEATS UUイヤーカフ(価格6,000円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
とりあえずの1台としておすすめのU1万円コスパモデル
中華オーディオブランド・SOUNDPEATS(サウンドピーツ)が展開するイヤーカフ型イヤホン「UUイヤーカフ」。
音質こそ地味ですが、イヤーカフ型イヤホンとしての機能や勝手はすべて揃います。バッテリー駆動時間もイヤホン単体8時間と長めです。
また、「左イヤホン」「右イヤホン」の割り当てない独自仕様を採用。左右イヤホンをどちらの耳にも装着できる最強ズボラ仕様です。
イヤーカフ型イヤホンに興味がある人のはじめての1台、とりあえずのお試しの1台と考えると UUイヤーカフ は価格的に丁度いい1品です。
【LinkBuds型イヤホンを探す】ながら聴きイヤホンおすすめTOP1
1. ソニー「LInkBuds」(初代)(価格1.3万円)
▼ 装着イメージ
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
DSEE | 対応(通常版) |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大17.5時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ここ数年のベストセラー「LinkBuds」、屋外で使いたい人だと相性よし
ここ何年かの"ながら聴き”イヤホンブームの立役者。ソニー「LinkBuds」。
イヤホンを耳穴に入れて使う異色の"ながら聴き”イヤホン。見た目はワイヤレスイヤホンそのものです。
イヤホン本体の丸い穴が耳穴の密閉状態を回避。オーディオ再生しながら周囲の音も聞き取れます。
ウイングチップ(フィッティングサポーター)を通じてイヤホンの横の長さが調整できるため、大方の耳に合うかと思います。
耳掛け式イヤホンやイヤーカフ型イヤホンに比べると遮音性が残るものの、"ながら聴き”イヤホンとして考えて実用水準の勝手あり。
むしろ遮音性がある分、他の"ながら聴き”イヤホンよりも公共スペースで音漏れしなくて使いやすいかもしれません。
【補足】現行モデル「LinkBuds Open」は微妙な出来なので注意
初代LinkBudsの後継モデルとなる「LinkBuds Open」が2024年11月より発売開始。
ただ、初代LinkBudsよりもイヤホン装着感が悪め。ウイングチップ(フィッティングサポーター)を通じてイヤホンの横の長さが調整できず。人によっては長さが足りずに装着感が安定しない可能性あります。
初代LinkBudsは5サイズ調整できましたが、LinkBuds Open ではなぜか1サイズのみに変更。イヤホン装着感の当たり外れあるので購入する場合は注意あれ。
【AirPodsを探す】ながら聴きイヤホンおすすめTOP1
1. AirPods 4(価格29.900円)
▼ 装着イメージ
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | △(Appleデバイス間のみ可) |
空間オーディオ | △(iPhone・iPadのみ対応) |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
「外音取り込み機能」ありきで使う疑似"ながら聴き”イヤホン
イヤホンを装着したまま機械的に周囲の音が聞き取れる「外音取り込み機能」。
同時に音量も下げておけば"ながら聴き”イヤホンとして活用可能。オーディオを聴きながら周囲の音も聞き取れます。
「外音取り込み機能」をメジャーにした立役者がAppleのAirPods。周囲の音の10割近くを集音できる変態級スペックあり。
機能によるノイズらしいノイズも発生せず。一見するとイヤホンを装着していないかのように錯覚する仕上がり。
常時機能ONにして"ながら聴き”イヤホンとして運用するのは十分に現実的です。
ノイズキャンセリング機能も使えるので静かな場所ではノイズキャンセリングを、屋外で使う場合は外音取り込み機能といった具合に使い分けが可能。
公共スペースでの音漏れ対策にもなりますし、運動中や在宅ワーク中には"ながら聴き”イヤホンにもなる。勝手のよさは折り紙付きです。
【補足】上位版モデル「AirPods Pro」でも代用可能
AirPodsシリーズの「外音取り込み機能」は、もともとAirPods Proの専売機能。
AirPods Pro(第2世代、第1世代)でも機能は使えますし、なにより高性能です。
ただ、AirPods 4と違ってイヤーピースを装着するイヤホンのため、イヤーピース装着による物理的な音こもり感は残ります。
AirPods 4の外音取り込み機能が周囲の音を99%聞き取れるのに対して、AirPods Proだと気持ち95%といったところでしょうか。
取り込み音がイヤーピースを通過する都合上、ごくごくわずかにですが音こもった感じがあります。
実用には問題ないレベルではあるもの、100%に近い音の取り込みを味わいたい人だとAirPods 4の方がおすすめです。
この記事のまとめ
ここまで"ながら聴き"イヤホンのおすすめモデルを紹介してきました。
無難なところで「Anker Soundcore AeroFit 2」(価格16,990円)がおすすめ。
耳掛け式イヤホンなので装着感は安定。バッテリー駆動時間もイヤホン単体10時間と長め。Anker製品なのでイコライザー調整ももろもろ可能です。
イヤーカフ型イヤホンに挑戦してみたい人だと Victor nearphones HA-NP1T(価格1.5万円)。
老舗ビクター製品とあって音質よし。つなぎ部分のゴールドのリングもおしゃれです。
LinkBudsやAirPods 4は通常のワイヤレスイヤホンとしても使いたい人におすすめ。
いずれも勝手はワイヤレスイヤホン。シチュエーションいかんでは"ながら聴き”イヤホンになります。
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