当記事はメーカー様より製品提供を受けて実機レビューしています。
中華オーディオメーカー・SOUNDPEATS(サウンドピーツ)から登場した「SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus」。
価格1.3万円で流行りのMEMSドライバーを搭載した意欲作。ハイレゾ再生を思わすクリアで高精細な音の描写を強みとします。音こもった感がない音質を好む人だとオーディオ相性は抜群です。
ノイズキャンセリングやマルチポイントなど昨今のトレンド機能も網羅。バッテリー駆動時間はケース併用で43時間と業界トップクラスのスタミナモデルです。音質はもちろん機能性を重視している人にもおすすめです。
今回、SOUNDPEATS様よりレビュー機を提供いただいたので、ひととおり実機レビューしていきます。
Amazon限定のクーポンコードあり → CP3PL10PR04
有効期限:2024年11月17日(日)まで
この記事の目次(タッチで移動)
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SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus の製品概要
スペックシートを確認
発売時期 | 2024年7月 |
直販価格 | 13,800円 |
販売元メーカー | SOUNDPEATS(中国) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | ✗ |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6.5時間 |
ケース併用で最大43時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus は、中国のオーディオメーカー「SOUNDPEATS」(サウンドピーツ)が展開する最新ワイヤレスイヤホン。
その最大のセールスポイントとなるのがMEMSドライバー搭載。MEMSドライバーは半導体技術を応用したドライバーユニット。従来のドライバーユニットよりも細かな音描写を強みとします。2023年に米xMEMSが商用化。他社への提供を開始しました。
MEMSドライバーを搭載したワイヤレスイヤホンとなると2万円〜3万円くらいするのが一般的ですが、SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus は価格1.3万円でMEMSドライバーを搭載。非常にコスパよく、なおかつ高音質なワイヤレスイヤホンとなります。
そのほか機能面においても優秀。LDACコーデック、ノイズキャンセリング、マルチポイント機能などトレンド機能を抑えてます。
バッテリー駆動時間はケース併用で最大43時間とスタミナ仕様。できるだけ充電しなくていいワイヤレスイヤホンを探している人だと相性よし。なお、ケース充電方法はUSB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ。ワイヤレス充電(Qi)には対応しません。
Amazonの直販店で購入すれば1年間の製品保証も付きます。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus のデザイン
イヤホンはAirPods形状の王道デザイン
イヤホンは王道のステムデザイン(筒が伸びたイヤホンデザイン)。イヤーピースのサイズさえ調整すれば無難に装着できます。イヤホンの装着感の当たり外れは少なめ。むしろハズレを引く方がレアかと思います。
イヤーピースは3サイズが付属します。
イヤホン側面にはタッチセンサーボタンを搭載。オーディオ操作など可能です。
iOS・Android向けの専用アプリを使えば操作コマンドが割り当て変更できます。タッチ反応OFFコマンドも割り当てられるので、イヤホン着脱時の誤反応がうざったい人だと活用したい。
操作コマンド一覧
※デフォルト状態
左イヤホン操作 | 右イヤホン操作 | |
1回タップ | 音量1ダウン | 音量1アップ |
2回タップ | 再生/停止 | |
着信応答/終了 | ||
3回タップ | ゲームモードON/OFF | 音声アシスタント起動 |
1.5秒長押し | ノイズキャンセリングON/OFF | 次の曲に進む |
(着信時のみ)着信拒否 |
通話関連のコマンドを除き、すべての操作項目を変更可能。「前の曲に戻る」「反応OFF」(割り当てなし)も選択できます。
イヤホンの着脱検知には非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生/停止は使えません。
ケースは無難なたまごデザイン
ケースは無難なたまごデザイン。少し丸みを帯びたデザイン。片手で握り込めるサイズ感です。
外装はプラスチック素材。そのまま使うと擦り傷が付きそうな印象あり。とはいえ、ケースカバーの種類は豊富。Amazonあたりを探せば1000円くらいで購入できます(→ Amazonを見てみる)。
ワイヤレス充電(Qi)には非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus の音質レビュー
音質は中音域〜高音域を重視
低音 | (4) |
中音 | (4.5) |
高音 | (4.5) |
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus の最大のセールスポイントたる音質。中音域〜高音域にかけて、ものいっそ”きらびやか"。音の粒は細かく、音場は広く、音の情報量のシャワーが桁違いです。
高精細な音描写を強みとする「MEMSドライバー」を使っていることもあり、価格1.3万円のワイヤレスイヤホンとは思えぬクリアで高精細な音で驚きました。音も分離。楽器の音も描き分けられます。自ずとボーカルも聞き取りやすく、音こもった感じもありません。
人によっては(年齢によっては)高音域が刺さりぎみでシャリついた印象を持つかもしれませんが、若い人が使う分にはテンション上がるオーディオそのものです。イコライザー調整にも対応するので高音域を抑えたい人だと活用したい。
LDACコーデックにも対応。大方のAndroidスマホで使う場合にはハイレゾ音域(24bit/96kHz)でのオーディオ再生できます。
イコライザー調整にも対応
iOS・Android向けの専用アプリ「PeatsAudio」を使えばイコライザー調整が可能。
簡易なプリセット変更ほか、目盛り単位での細かなチューニングにも対応。「適応型EQ」こと聴覚に合わせたパーソナライズ・イコライザーも作成できます。
PeatsAudio
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SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus の機能レビュー
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング性能 | (4) |
ノイズキャンセリングは実用水準の性能あり。機能ONにすれば周囲の音がトーンダウン。一定の静けさが得られます。
高価格モデルのような”遮断”するノイズキャンセリングではありませんが、周囲の音を"中和"し”低減"するノイズキャンセリング効果はあり。実用水準と言ってしまって問題ない性能かと思います。
ノイズキャンセリング利用に伴うホワイトノイズ(サーッといった機械音)も発生なし。オーディオ再生を停止した状態であればデジタル耳栓としても活用できます。
外音取り込み機能(ながら聴き機能)
ノイズキャンセリング性能 | (4) |
イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能。
機能ON/OFFで明確に違いは認知できます。機能ONにすると周囲の音が0.5割〜1割くらい”パッ”と明るくなる。イヤーピースによる物理的な音こもり感こそ残りますが、取り込み性能それ自体は優秀な部類かと。機能ONにしつつ、オーディオ音量も下げておけば"ながら聴き”運用も現実的です。
音の取り込みに伴うホワイトノイズ(サーッといった機械音)も発生しておらず、常時機能ONにしてても気持ち悪さありません。
通話マイク品質
通話マイク性能 | (5) |
通話マイクはかなり優秀。自分の声のピックアップ、および周囲の音の除去が機能してます。
周囲の音は風切り音を含めて9割方をきれいに除去。テレビの近くで話していてもテレビの音だけを除去できて非常に優秀です。ビデオ通話マイクとして使いたい人にもおすすめです。
マルチポイント・ペアリング切り替え勝手
マルチポイント | 対応(最大2台) |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | ✗ |
マルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続。なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に音声出力先が自動で切り替わります。都度ペアリング接続先を手動で切り替える必要はありません。
なお、マルチポイントとLDACは併用できず。マルチポイント利用中はLDACが自動でオフになります。
ペアリング接続先の上書き切り替えには非対応。マルチポイント接続外のデバイスにペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリング接続を解除する必要あり。そのあとBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すれば当該デバイスにペアリング接続が切り替わります。
バッテリー持ち・充電環境
バッテリー性能 | (5) |
(イヤホン単体6.5時間、ケース併用43時間) | |
ワイヤレス充電 | ✗ |
バッテリー駆動時間は業界トップクラス。ケース併用で最大43時間使えます。相場のバッテリー水準だとケース併用24時間〜30時間くらいなので、非常に優秀なスタミナモデルです。
ケースのワイヤレス充電(Qi)には非対応。有線ケーブル(USB Type-Cケーブル)で充電する必要あり。とはいえ、ケース併用で43時間使えるので、いざそこまで充電に追われる機会もありません。
まとめ
【Good!】SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus のよかったところ
- MEMSドライバーならではの高精細・高音質サウンド
- ノイズキャンセリングやマルチポイントなど主要機能を網羅
- ケース併用で43時間使えるスタミナバッテリー搭載
【Bad...】SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus の気になったところ
- ケースのワイヤレス充電(Qi)非対応
- "SOUNDPEATS"なるブランド知名度が低い
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus は「音質を重視したワイヤレスイヤホン」に嘘偽りなし。
中音域〜高音域にかけて非常に高精細で音の情報量が多め。なおかつ、音の描き分けも丁寧。MEMSドライバー搭載による高音質化はたしかに見て取れます。LDACコーデックも使えるので特にAndroidスマホユーザーとの相性は抜群です。
機能面も充実。ノイズキャンセリング、マルチポイント、43時間使えるロングバッテリー。ケースのワイヤレス充電(Qi)に対応しないのが残念なところですが、これ以外は特に文句ありません。
中音域〜高音域の音質を重視したワイヤレスイヤホンを探している人で、なおかつ昨今の主要なトレンド機能を使いたい人であれば、SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus は価格的にも音質的にも機能的にも丁度いい製品かと思います。
Amazon限定のクーポンコードあり → CP3PL10PR04
有効期限:2024年11月17日(日)まで
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus のおすすめ代替候補
パナソニック「Technics EAH-AZ40M2」(価格1.5万円)
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plusと似たような音質を志向。中音域〜高音域にかけて音がきらびやかです。ノイズキャンセリングやLDACに対応するほか、業界初となるマルチポイントの3台接続も可能です(レビュー記事を見る)。
Anker「Soundcore P40i」(価格7,990円)
音質はそこまで重視せず、機能性を重視する人ならこれで十分。価格7,990円でノイズキャンセリング、マルチポイント、空間オーディオ再生などもろもろ使える。バッテリー駆動時間は60時間と業界トップクラス。専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です(レビュー記事を見る)。
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