Ankerワイヤレスイヤホンの現行エントリーモデル「Anker Soundcore Life P2 mini」をレビュー。
Ankerワイヤレスイヤホンは機能性とコスパを重視した製品多しですが、なかでも最安級の製品として展開されるのが Anker Soundcore Life P2 mini 。
価格は4,490円〜4,990円(※カラーリングによって異なる)。ノイズキャンセリングやマルチポイントなど最新機能こそ対応しませんが、音楽を聴くためのワイヤレスイヤホンとして特化。この価格帯の製品ながらイコライザー調整に対応する太っ腹仕様です。
バッテリー駆動時間もケース併用32時間と相場水準をキープ。普段使いのワイヤレスイヤホンとしておすすめです。
この記事では、Anker Soundcore Life P2 mini をレビュー。実際の使い勝手はどうなのか、実機でレビューしていきます。
この記事の目次(タッチで移動)
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Anker Soundcore Life P2 Mini の製品概要
スペックシートを確認
発売時期 | 2021年9月 |
直販価格 | 4,490円〜4,990円 |
販売元メーカー | Anker(中国) |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | ✗ |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | ✗ |
防水性能 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大32時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Anker Soundcore Life P2 mini は、中華ガジェットメーカー・Ankerが展開するワイヤレスイヤホン。同社の"Soundcore"名義の製品の中では最安となる4,490円で展開。ブラック以外のカラーリングだと4,990円。
機能面は至って普通。というか地味ですが、この価格帯のワイヤレスイヤホンながらAnkerの専用アプリに対応。イコライザー調整に対応します。音質を自分好みにカスタムしたい人だと評価ポイントです。
Anker公式ショップで購入すれば18ヶ月の製品保証もあり。
Anker Soundcore Life P2 Mini のデザイン
イヤホンは王道AirPodsデザイン
よくも悪くもAirPods。安定した使い勝手が強みのステムデザイン(筒が伸びたイヤホンデザイン)です。ステムがちょい短めで、これまたAirPodsらしさあります。
耳の形状を問わずに使えるため、イヤホンの装着感の当たり外れは少ないです。イヤーピースのサイズさえ調整すれば大方の耳に合うかと思います。イヤーピースは4サイズが付属します。
イヤホン側面にはタッチセンサーボタンを搭載。タッチ操作でオーディオ操作などできます。iOS・Android向けの専用アプリ「Soundcore」を使えば機能の割り当て変更も可能です。
※デフォルト状態
左イヤホン操作 | 右イヤホン操作 | |
1回タップ | 割り当てなし | 割り当てなし |
2回タップ | 再生/停止 | |
着信対応/終了 | ||
長押し | 前の曲に戻る | 次の曲に進む |
着信拒否 |
着信関連の操作コマンドを除き、すべての操作コマンドを変更可能。「音量アップ」「音量ダウン」も設定できます。
イヤホンの着脱検出には非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生/停止は機能しません。
ケースデザインは無骨かつ無難
充電ケースは、薬入れケース感ある楕円形デザイン。片手で握り込めるサイズ感です。
ロゴマーク(d)は刻印仕様。経年劣化で剥げることはありません。
ケースを開いたイメージ。
ワイヤレス充電(Qi)には非対応。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です。
Anker Soundcore Life P2 Mini の音質レビュー
音質は意外にもボーカル重視
低音 | (3.5) |
中音 | (4) |
高音 | (4) |
音質は中音域〜高音域を重視。音場も広く、音こもった感じもなく、聴きやすい音です。
Ankerワイヤレスイヤホンというと低音域と高音域が強いドンシャリ・チューニングが一般的ですが、今作は意外にもボーカル重視のチューニングに。ボーカルを重視して音楽を聴きたい人だとオーディオ相性いいです。
低音域は控えめですが、専用アプリから「BassUp」を機能ONにすると相当量の低音を加味。むしろ「BassUp」を機能ONにすることで従来のドンシャリっぽいAnkerワイヤレスイヤホンに戻ります。ドンシャリ好きの人なら「BassUp」を常時機能ONにして使いたい。
イコライザー調整にも対応
この価格帯のワイヤレスイヤホンでは珍しくイコライザー調整に対応。iOS・Android向けの専用アプリ「Soundcore」を使って任意の音質にカスタムできます。
プリセット変更のみ対応ですが、10種類以上の音楽シチュエーションあり、おおよそ好みの音が見つかるかと思います。
また、デフォルト状態に限り「BassUp」にも対応。デフォルト音質ままで低音が強化できます。
Anker Soundcore Life P2 Mini の機能レビュー
ノイズキャンセリングは非対応
ノイズキャンセリング機能には非対応。
外音取り込み機能(ながら聴き機能)は非対応
イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」機能には対応せず。
通話マイク品質
通話マイク性能 | (3.5) |
通話マイク性能は価格なり。風切り音がほとんど除去できておらず、屋外で使う場合だと"ボーッ”といった風があたった音が入り込みます。基本的には屋内で使うのが前提になるかと思います。
マルチポイント・ペアリング切り替え勝手
マルチポイント | ✗ |
マルチペアリング | 対応(最大?台) |
ペアリング接続先の上書き切り替え | ✗ |
ここらは価格なり。
複数デバイスのペアリング情報が記録できますが、ペアリング接続先の上書き切り替えには非対応。違うデバイスにペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリング接続を解除する必要あり。そのあとBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すれば当該デバイスにペアリングが切り替わります。
バッテリー持ち・充電環境
バッテリー性能 | (4) |
(イヤホン単体8時間、ケース併用32時間) | |
ワイヤレス充電 | ✗ |
ほぼ相場同等のバッテリー駆動時間。昨今だとケース併用24時間〜30時間くらいの製品が一般的です。
ワイヤレス充電(Qi)には対応せず。USB Type-Cケーブルを使った有線充電のみ対応です。
まとめ
【Good!】Anker Soundcore Life P2 Mini のよかったところ
- ボーカル重視の聴きやすい音質
- イコライザー調整に対応
- ケース併用32時間使える長時間バッテリー搭載
【Bad...】Anker Soundcore Life P2 Mini の気になったところ
- 通話マイク性能は価格なり(屋外だと風切り音がうるさめ)
- ノイズキャンセリングやマルチポイントなど最新機能は使えない
Anker Soundcore Life P2 mini は、普通に使える格安ワイヤレスイヤホンの王道モデルとしておすすめ。
格安ワイヤレスイヤホンというと音質や機能性以前の話としてワイヤレス接続が不安定だったり(ノイズ入ったり)しますが、Anker Soundcore Life P2 mini はそういった欠点なし。一見すると5000円を超えてるワイヤレスイヤホンのように錯覚する、ごくごく普通に使えるワイヤレスイヤホンです。
なおかつ、意外にも高音質。ボーカル重視で楽しめます。低音を無理やり鳴らした安っぽいドンシャリ感なく、長時間のリスニングでも聴き疲れにくくて好感持てます。
ノイズキャンセリングやマルチポイントといった最新機能は搭載しませんが、もとよりここらの機能を必要としておらず、とりあえずの音楽を聴くためのワイヤレスイヤホンを探している人であれば必要十分。価格4,490円で買える Anker Soundcore Life P2 mini は丁度いい選択肢となるはずです。
Anker Soundcore Life P2 Mini のおすすめ代替候補
Anker「Soundcore P40i」(価格7,990円)
Ankerワイヤレスイヤホンの事実上の上位版モデル。価格7,990円でノイズキャンセリング、マルチポイント、ケース併用60時間バッテリーを揃えた。専用アプリを使えばイコライザー調整も可能です(レビュー記事を見る)。
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