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ワイヤレスイヤホン

【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo レビュー|ワイヤレスイヤホンデビューに最適な入門モデル

2020年11月15日

Ankerが展開するワイヤレスイヤホンブランド「Soundcore」。その中で入門モデルに位置づけられる「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」をレビュー。

直販4,999円と安価に購入できる同製品。尖った機能や特徴があるわけではないが、オーディオ性能が最低限しっかりした出来なので、音楽を聞くための普段使いのイヤホンとしてうってつけだ。

ワイヤレスイヤホンデビューしたい人、安くてそこそこ使えるワイヤレスイヤホンを探している人はぜひチェックしてみてほしい。

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【レビュー対象製品】【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo

発売時期2019年8月
市場価格4,990円(税込)→3,749円〜4,124円

カラーリングはブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4色。レビューはブラックで行う。

【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo の評価ポイント
無難に使えるオーディオ性能
IPX7の防水仕様、プールでも利用可能

× ダメなところ
充電端子がmicroUSB
apt-Xコーデック非対応

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【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo レビュー

製品概要

【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo は、2019年8月に発売開始となったワイヤレスイヤホン。

充電器メーカーのAnkerが手がけるオーディオブランド「Soundcore」の入門モデルであり、直販価格4,999円(税込)で購入できる。

スマホと同じIPX7相当の防水加工が施されたスポーツモデルとしての側面もあり、水濡れどころか一定時間なら浸水しても問題ない。汗かく運動中に使うのに最適だ。

また、Bluetooth最新規格「Bluetooth 5.0」に対応しているのでワイヤレス接続の安定性も担保される。いかんせん安物ワイヤレスイヤホンだと接続が不安定なものもあるが、そうした不安要素も極力省かれている。

 

サイズ&デザイン

ケース

写真縦3.5cm、横8cm

厚さ3cm

ケースは細長タイプ。程よく丸みがあるので手で握り込みやすい。男性ズボンのポケットに入れておいても邪魔にならないサイズなので、手ぶら外出時でも問題ない。

ケース素材はプラスチック。底面を除く全面にラミネート加工されたようなツヤがある。雑に扱うと薄い線傷が付きそうな印象はある。

イヤホン

イヤホン本体は黒一色。Soundcoreのロゴマーク(dのロゴマーク)がなければノンブランドの中華イヤホンと区別が付かないレベルに黒い。ここは安物ならではの出来と言うべきだろうか。

カナル型(耳栓型)イヤホンとあり、イヤーピースのサイズさえ合えば難なくつけられる。AirPodsシリーズのような”うどん”を耳外に垂らすわけではなく、まさしく耳栓状態で使えるので紛失リスクも軽減されている。遮音性もそこそこあって悪くない。

イヤーウィングも交換可能

初期同梱品としてイヤーピースとイヤーウィングの替えが付属している。どちらも耳のサイズに合わせて調整すれば相応にホールド感が増すので、購入した際はお試しあれ。

 

ペアリング勝手

ケース蓋を開くと自動で新規ペアリングモードになる。あとはBluetooth設定画面から手動でペアリング設定を行えば接続完了だ。

マルチペアリング対応だが、新規ペアリングモードを起動する操作コマンドやペアリングボタンは搭載せず。2台目以降のデバイスで新規ペアリング設定を行う場合、既存ペアリングデバイスのBluetoothをオフにしておき、その状態で2台目デバイスからイヤホンを検出して接続設定を行う。

また、複数デバイス間でペアリングを切り替える際は、都度現在のペアリングを切断して、Bluetooth設定画面から手動で繋ぎ直す必要あり。高級モデルでよくあるBluetooth設定画面からの上書きペアリングには対応していない。

全体的にペアリング勝手は格安モデルならではの出来。スマホやPCなど複数デバイス間で使いまわそうと考えている人だと勝手が悪そうだ。

 

オーディオ性能(音質)

ドンシャリ系だが、極力ドンシャリを抑えたバランスのよい音質を実現。結果的にフラットで聞き心地のよいサウンドになっていて面白い。

高級イヤホンに比べるとさすがに力負けするだろうが、それでも下手に安っぽい感じがなくて筆者としては好印象。それこそ同価格のAnkerイヤホンに Anker Soundcore Life P2 があるが、こちらは典型的なドンシャリした安物イヤホン感があった。

なお、公式説明では「BassUpテクノロジーにより低音域を43%増幅させる」とあるが、そこまで低音が強いわけではない。あくまでオマケ程度、気持ち程度だろう。

イズキャンセリングは非対応

ノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング)は対応せず。

 

外音取り込み機能

外音取り込み機能は非搭載。

 

ワイヤレス接続の安定感

アンダー5000円のワイヤレスイヤホンながらワイヤレス接続の安定感はしっかりしている。電車の中、人混みの中でも比較的ストレスフリーに使える。

ただ、時折近くの人のBluetooth電波に干渉しているのか、”ビギーっ”と一瞬だけ音飛びするようなシチュエーションに遭遇した。

BluetoothコーデックはSBCとAACに対応。apt-Xには対応せず。目に見てわかるような動画視聴時の音ズレなどは確認できなかったが、周囲の電波状況次第では何かしら影響あるかもしれない。

 

バッテリー持ち

イヤホン単体で5時間、ケース併用で最大20時間のバッテリー持ち。非ノイズキャンセリングイヤホンということを考えると少し短めだ。

同じAnker製品でも Anker Soundcore Liberty Air 2 がケース併用28時間、Anker Soundcore Life P2 がケース併用40時間なのに比べると、やはり短い。

 

充電環境

microUSBケーブルを使った有線充電のみ対応。

ワイヤレス充電おろかUSB Type-C充電にも対応しない。少々(かなり?)残念な仕様かと。

 

そのほかチェックしておきたい細かなところ

マイク性能はあまりよくない

マイク内蔵(1つ)

イヤホンマイクを内蔵しており、マイクを使った通話、また音声アシスタントを起動しての音声操作が行える。

肝心のマイク品質だが、あまりクオリティはよくない。ノイズカットが行われない通常の通話マイクのため、特に屋外で使うと周囲の騒音が多分に入っていて使いにくい。自宅や屋内など静かな環境で使うのが限度だろう。

 

タッチ操作性はごく普通

タッチボタン搭載

タッチボタンを搭載。ボタンが少し硬めだが、タッチセンサーよりも押し間違いは少ないので使いやすい。2度押し、長押し操作もきちんと認識されていてストレスは感じにくい。

タッチ操作コマンドについて

タッチ操作コマンドは以下のとおり。カスタマイズ(割り当て変更)はできない。

1回押しオーディオ再生/停止、(着信時)受け/終了
1秒長押し(右イヤホン)次の曲に進む
(左イヤホン)前の曲に戻す
(両イヤホン)(着信時)着信拒否
2回押し音声アシスタント起動

 

IPX7の防水性能

(良い意味で)価格に似合わぬIPX7相当の防水性能を備える。IPX7はスポーツ防水なのでプールで利用しても問題ない。雨天時や汗かく環境での利用は難なくいけるだろう。

 

専用アプリ「Soundcore」には対応せず

Anker Soundcoreシリーズは、iOSAndroid向けに配信される専用アプリ「Soundcore」が利用できるが、【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo はアプリ対応せず。

 

この記事のまとめ

【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo をレビューしてきた。

【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo の評価ポイント
無難に使えるオーディオ性能
IPX7の防水仕様、プールでも利用可能

× ダメなところ
充電端子がmicroUSB
apt-Xコーデック非対応

昨今では同等価格の Anker Soundcore Life P2 にお株を奪われつつあるが、オーディオの作りだけで言えば【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo の方が評価できる完成度。

また、ワイヤレス接続の安定感、IPX7の防水性能など決めるところは決まってるので、普段使いのワイヤレスイヤホンとして考えれば妥当な1品と言える。ワイヤレスイヤホン入門の1機として、そこそこ安くて使えるワイヤレスイヤホンの1機として購入を検討してみてはどうだろうか。

 

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