次世代Bluetooth規格「LE Audio」。
LE Audioに準拠したBluetoothオーディオコーデック「LC3」ならワイヤレス通信ながらも30msの低遅延通信が可能です。
LE Audioに対応するスマホもいくらか登場。うちGoogle Pixelスマホに関してはPixel 7以降のモデルがLE Audioに対応します。
ただ、標準機能としては提供されず、現状では試験機能扱いです。
この記事では、Google PixelスマホのLE Audioを機能ONにする方法を解説します。
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【前提】そもそものLE Audioとは?
LE Audioは
LE Audioは2020年に仕様策定されたBluetoothの新規格。
Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)を使って通信することで高音質・低遅延・省電力の3つを同時に実現。
LE Audio準拠のBluetoothオーディオコーデックである「LC3」なら30msで、より上位の「LC3plus」なら10msでの超・低遅延通信が可能です。また、LC3plusはハイレゾ音域(24bit96kHz)での高音質オーディオ再生にも対応します。
LE AudioはSBCやAACなど従来コーデックを定義する「Classic Audio」に取って代わる国際標準規格であり、2020年代後半の普及が見込まれます。
LE Audioに対応するPixelスマホ一覧
2025年2月時点で以下のPixelスマホに限りLE Audio(LC3コーデック)が利用できます。
- Pixel 9シリーズ
- Pixel 8シリーズ
- Pixel 7シリーズ
- Pixel Fold
なお、Pixel 7aに関しては障害の報告あり(2025年2月時点)。LE Audio対応機種ですが、「設定」アプリに機能項目が表示されないようです。Pixel 7a狙いの人は注意。
参考記事(外部ページ):LEオーディオってgoogle pixel7aで使えますか?|Google Pixelヘルプ
【本題】Google PixelスマホのLE Audio(LC3)を機能ONにする方法
以下の方法はAndroid 15時点のものとなります
「設定」アプリを開き、「システム」→「開発者向けオプション」と進みます。
補足
開発者向けオプションは「デバイス情報」ページの「ビルド番号」を7回タップすれば表示されるようになります
「Bluetooth LE Audioを無効にする」をOFFにするとLE Audioが使えるようになります。
従来OSだとそのまま「Bluetooth LE Audioを有効にする」表記でしたが、Android OS 15時点では「無効にする」と逆説的な表現になってるので勘違い注意。
このあとスマホが再起動します。
「Bluetooth LE Audioを無効にする」の項目がOFFになっていれば準備完了です。
あとは各々LC3対応ワイヤレスイヤホンをLE Audio仕様に切り替えるだけです(ワイヤレスイヤホンごとに手順が異なります)。
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