昨今、相次ぎ登場している電子マネー対応のスマートウォッチ。
Suica、iD、QUICPayなどスマートウォッチ経由で決済できる。駅の改札を抜けるときだったり、コンビニでちゃちゃっと買い物したいときに便利。キャッシュレス志向の強い人だと特に相性は抜群だ。
2024年2月現在、日本国内では以下6つのメーカーがなにかしらの電子マネーに対応しているスマートウォッチを展開している。
- Apple
- サムスン
- ソニー
- GARMIN
- fitbit
この記事では、同6つのメーカーのスマートウォッチおよび対応しているサービスをまとめていく。
この記事の目次(タッチで移動)
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1. Apple「Apple Watch」シリーズ
Apple Watchが対応している電子マネー・ポイントカード一覧
※情報は2024年2月時点
電子マネー(タッチ決済)
- Suica(&定期券)
- PASMO(&定期券)
- ICOCA(&定期券)
- Apple Pay(iD/QUICPay)
- nanaco
- WAON
コード決済
- PayPay
- au Pay
ポイントカード
- Ponta(タッチ)
- dポイントカード(タッチ)
スマートウォッチの代名詞的たるApple Watch。ヘルスケア機能ばかり注目されるが、電子マネー対応スマートウォッチとしても優秀だ。
SuicaおよびSuica定期券が利用可能。iD/QUICPayほか、PayPay、au Payなどバーコード決済もApple Watch単体で利用可能。画面にバーコードを表示できる。バーコード決済に対応しているスマートウォッチは今日なおApple Watchだけだ。
電子マネー対応スマートウォッチとして非のつけようがないApple Watchだが、Androidスマホと接続・設定できないのが唯一の欠点として残る。iPhoneユーザーであれば積極的に検討したい。
主な対応製品リスト
Apple Watch Series 9(2023年モデル)※現行モデル
※Apple公式販売はAmazonのみ展開
2023年9月に発売開始した最新モデル(現行モデル)。価格は6万円〜。
Apple Watchの代名詞的たるECG機能(心電図機能)を搭載する。ヘルスケア超えて医療系スマートウォッチとしても人気。
ジャスチャー操作にも対応。指を動かすだけでオーディオ再生/停止などできる。
Apple Watch SE 第二世代(2023年モデル)※現行モデル
※Apple公式販売はAmazonのみ展開
2023年9月に発売開始した最新モデル(現行モデル)。"SE"名義の入門モデルの位置づけ。ECG機能(心電図機能)やジェスチャー操作は搭載せず。その分、約3万円で購入できてコスパよし。
電子マネーの対応サービスは通常版Apple Watchと変わらず。電子マネー狙いの人ならSEでも十分。
2. Google「Pixel Watch」シリーズ
Pixel Watchが対応している電子マネー・ポイントカード一覧
※情報は2024年2月時点
電子マネー(タッチ決済)
- Suica
- iD
- QUICPay
- Visaタッチ決済
コード決済
なし
ポイントカード
なし
Pixel Watchはタッチ決済のみ対応。
うちSuicaに関しては通常のSuica決済のみ対応する。Suica定期券やSuicaグリーン券には対応せず。
iD、QUICPay、Visaタッチ決済に関しては登録できる決済用クレジットカードが限られるので注意。
なお、Pixel Watchの設定はAndroid向けアプリ「Google Pixel Watch」から行う。同アプリはiPhone向けには提供されず。iPhoneユーザーだとPixel Watchが使えないので注意。
主な対応製品リスト(2製品のみ)
Pixel Watch 2(2023年モデル)
2023年10月に発売開始した最新モデル。ディスプレイ常時点灯で24時間使えるスタミナ仕様。
Google系アプリ、fitbit系アプリとの連携を重視したヘルスケア機能が主だった機能としてアピールされる。
そのほか特に初代モデルから変わらず。電子マネー機能を使いたいだけなら初代モデルでも十分。
Pixel Watch(2022年モデル)
2022年10月に登場した初代Pixel Watch。
電子マネー機能を使いたいだけならこれでも十分。新品でもおおよそ3.5万円前後で購入できるのでコスパよし。
3. サムスン「Galaxy Watch」シリーズ
Galaxy Watchが対応している電子マネー・ポイントカード一覧
※情報は2024年2月時点
電子マネー(タッチ決済)
- Suica
- iD
- QUICPay
- Visaタッチ決済
コード決済
なし
ポイントカード
なし
Galaxy Watchは、Pixel Watch向けに提供される「Google Pay」仕様の決済機能を利用可能。対応するサービスはPixel Watchとまんま同じ。
Pixel Watchと同じくSuicaに関しては通常のSuica決済のみ対応。Suica定期券やSuicaグリーン券には対応せず。
iD、QUICPay、Visaタッチ決済に関しては対応するクレジットカードが限られるので注意。対応するクレジットカードはPixel Watchと変わらない。
なお、Galaxy WatchはAndroidスマホのみ対応。iPhoneとは接続できない。
主な対応製品リスト(2製品のみ)
Galaxy Watch 6(2023年モデル)
▼ 通常版
▼ Classic版(高級版)
2023年9月に発売開始したGalaxy Watchシリーズの最新モデル。
今作より決済機能に対応。6以前のGalaxy Watchだと決済機能が使えないので注意。
通常版は5万円、Classic版は7万円ほど。Classic版はビジネス用途に最適化されたプレミア仕様のデザインに。
4. ソニー「wena 3」(ウェナ・スリー)
wena 3が対応している電子マネー・ポイントカード一覧
※情報は2024年2月時点
電子マネー(タッチ決済)
- Suica
コード決済
なし
ポイントカード
なし
ソニーのスマートウォッチシリーズ「wena」の最新モデル(2020年11月発売)。
Suicaの通常決済のみ対応。Suica定期券やSuicaグリーン券、残高オートチャージには対応せず。
なお、以前はiD/QUICPayなど「おサイフリンク」準拠の決済サービスが利用できたが、ここらは2023年12月で提供終了(→プレスリリース)。現在はSuicaしか使えない。
主な対応製品リスト
バンドのみ販売。ヘッド部分は別途用意する必要あり。他社の腕時計のヘッドも使える。
5. GARMIN(ガーミン)
GARMINが対応している電子マネー・ポイントカード一覧
※情報は2024年2月時点
電子マネー(タッチ決済)
- Suica
- Visaタッチ決済
コード決済
なし
ポイントカード
なし
スポーツ・アウトドア製品で知られる米GARMIN(ガーミン)。
一部モデルがSuicaに対応。通常のSuica決済のみ利用可能。Suica定期券やSuicaグリーン券、残高オートチャージには対応せず。
Suica設定にはGARMINの専用アプリを使う、アプリはiPhone、Android、いずれにも提供あり。
NFC決済こと「Visaタッチ決済」に対応する製品もあり。ただ、決済カードとしてクレジットカードは登録できず。PayPay銀行、ソニー銀行、三菱UFJ銀行が提供するデビットカードから直接引き落とす形で決済される。
主な対応製品リスト
vivomove 3s(価格2万円)
物理針と簡易ディスプレイを組み合わせたハイブリッド・スマートウォッチ。
がっつり操作するには向かないが、日常生活の中にスマートウォッチを取り込みたい人だと”いかにも”感がなくて合わせやすい。バッテリー持ちもよし。フル充電で7日間使える。
Venu 2 Plus(価格5.5万円)
スポーツウォッチ路線の本格スマートウォッチ。バッテリー持ちは脅威の9日間。
ワークアウト用途を意識してか、スマートウォッチ単体での音楽再生にも対応する(非ペアリング時のスマートウォッチ単体の音楽再生)。
電子マネー目的の人はもちろんワークアウトなどでがっつりとスマートウォッチを使いたい人だと検討余地あり。
6. Fitbit(フィットビット)
fitbitが対応している電子マネー・ポイントカード一覧
※情報は2024年1月時点
電子マネー(タッチ決済)
- Suica
- Visaタッチ決済
コード決済
なし
ポイントカード
なし
Google傘下のスマートウォッチメーカー「Fitbit」。一部の機種でSuica対応。Suica定期券やSuicaグリーン券、残高オートチャージには対応せず。
NFC決済こと「VISAタッチ決済」にも部分対応しているが、決済元はPayPay銀行かソニー銀行のデビットカードのみ。通常のクレジットカードは決済カードとして登録できない。
先のGARMINと同じく基本的にはSuica狙いで購入検討すべき。全体的に価格が安めなのでSuica対応スマートウォッチと考えればコスパよし。
主な対応製品リスト
Fitbit Charge 5(価格1.9万円)
Fitbit最新モデル。スマートウォッチよりかはスマートバンドに近い。Suica対応で価格1.6万円とコスパよし。
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