マンガ好きにおすすめ。Kindleで一気読みしたい最近の面白いマンガまとめ。
なにかと"マンガ"と"アニメ"が混同されがちな昨今ですが、日本では漫画が"マンガ"として独立した業界として発展してきました。アニメ化どうこう以前に面白い作品はたくさんあります。
この記事では、こうしたマンガ好きにこそおすすめしたい面白いマンガを紹介します。
主に以下3点を重視して面白いマンガを選びました。
- 最近の作品(ここ10年くらいで発表)
- 学びがある大人向け作品
- ストーリー重視の作品
Kindleで読める、なにか面白いマンガを探している人がいたら記事を参考にしてみてください。
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【完結済み】Kindleで一気読みしたい最近の面白いマンガまとめ
亜人(全17巻)
亜人、完結しましたよ!皆さん。
2010年代にカルト的な人気誇った漫画『亜人』(あじん)。累計発行部数は1000万部を突破。2021年にようやく完結しました。
地球上で発見された新人類「亜人」めぐるスリラー・アクション。見た目は人間(ホモ・サピエンス)と変わらないものの、死んでも死なない特性を持つがゆえに、恐怖の対象として、はたまた人類の希望として社会や政治に翻弄される亜人たちの戦いを描いた作品です。
2016年にアニメ化されたものの中途半端なオリジナル展開で打ち切り。真のラストは漫画でしか読めません。初めての人も、昔読んでた人も一気読みするのにおすすめです。
累 -かさね-(全14巻)
これも2010年代のマンガ界隈で注目を集めた1作。『累』(かさね)。
芸能界を舞台にしたサスペンスもの。醜態な容姿の少女が、接吻した相手と顔を入れ替えられる謎の口紅を使って芸能界を上り詰めていく。
女性の"美”をめぐる心理心情、そしてその関係者とのやり取りをサスペンチックに描いた人間ドラマが魅力。手塚治虫チックな古い画風と相まって非常に味のある作品。1話から引き込まれるスピーディな展開です。
2018年に土屋太鳳主演で実写映画化されましたが、いかんせん中途半端な結末に(アニメ化はせず)。原作の奥深さと結末はぜひともマンガでチェックしたい。
チ。―地球の運動について―(全8巻)
地動説を題材に描いた歴史マンガ『チ。―地球の運動について―』。
天動説が神の摂理とされた15世紀ヨーロッパで、地動説を解き明かそうとした人々の戦いを描いたヒューマンドラマです。
そこまで小難しい作品ではなく事前知識なく楽しめます。神様という絶対的な前提条件を疑い、異端狩りをも恐れず立ち向かう胸アツの科学サスペンスといったところ。
2022年7月に完結。全8巻で一気読みできます。
ハイパーインフレーション(全6巻)
少年ジャンプ+で連載された異色の経済サスペンスドラマ『ハイパーインフレーション』。
古代オリエント国家をモデルにしたであろう架空の帝国が舞台。圧政を敷く帝国を打ち倒すべく、被差別民の少年が偽札作りを通じて権力者に立ち向かうマネーゲーム革命もの。
結構ガチな経済ドラマ。「そもそもお金とは何なのか」「お金の価値とは」といった経済学の講義でありそうな内容をスピーディーかつサスペンチックに展開。全6巻で完結するので1日で一気読みできる...はず。
化物語(全22巻)
2010年代を代表する人気アニメ<物語>シリーズ。
漫画は2018年から連載開始。アニメを知らない若者世代をターゲットにしたコミカライズ版として展開。『エア・ギア』作者の大暮維人が作画担当。全22巻でとりあえず完結しました。
人間の心が生み出す化け物こと<怪異>との戦い、ないし向き合い方をドラマチックに展開。ただ戦うだけでは解決できない苦悩と成長を描いた青春ミステリーもの。
万人向けの作品ではありませんが、「心の健康」が概念化された現代社会、遅かれ早かれ同作品にたどり着く人は多そうです。
血の轍(全17巻)
『惡の華』『ぼくは麻理のなか』で知られる漫画家・押見修造ならではの気持ち悪さ詰まった名作『血の轍』(ちのわだち)。
毒親を題材にしたサイコスリラー作品。母親に支配される息子、息子に依存しすぎる母親の関係を写実度MAXで描写。とある事件の真相めぐり交錯する毒親家庭ならではの駆け引きをドラマに落とし込みました。
毒親を言語化(可視化)したと言われんばかりのリアルすぎる心情描写がもはやホラーです。
2017年に連載が開始され、2023年にようやく完結。全17巻で一気読みできます。
かなり空気感が重い作品なので一気読みするには辛い気がしますが、とりあえず1巻だけでも...
かくしごと(全12巻)
『絶望先生』で知られる漫画家、久米田康治が手がける漫画家マンガ。
子煩悩な下ネタ漫画家が、娘の仕事の内容を知られぬように生活していくギャグコメディ。
子煩悩な父親のあたふたを描いたアットホーム要素。漫画家マンガならではのあるある要素。なおかつ、はかなく漂うミステリー要素が噛み合った名作。そのうち実写化されそうな密度の高い人間ドラマで読み始めると止まらない。
2020年にアニメ化されたものの小ネタが省かれすぎて微妙な出来だった。できれば漫画版をじっくり読みたい。
【未完結】KInldeで一気読みしたいおすすめマンガ
紛争でしたら八田まで
世界史好きの人におすすめ。"令和のゴルゴ13"こと『紛争でしたら八田まで』。
国際紛争コンサルタントが、世界各地の紛争地域で草の根レベルの人間トラブルを解決していく地政学マンガ。ウクライナ問題やインドのカースト問題など実在の国際問題を取り扱うリアル重視の作品です。
人間トラブルの裏にある歴史、民族、思想の対立をたどり、その解決の糸口を探っていく。日本に住んでるとなかなか気づきにくい物の見方が得られる学べる作品です。
未完結の作品ですが、もとより地域ごと(紛争ごと)にシリーズ化されているのでキリがいいところまで読めます。1巻だけでもチェックしてみてほしい。
望郷太郎
"文明崩壊”なる甘美な響きに惹かれる人におすすめ。文明崩壊後の地球を舞台にするディストピアSF『望郷太郎』(ぼうきょう-たろう)。
未曽有の大寒波により文明崩壊した西暦20XX年。そこから500年後の地球が舞台。中東地域でコールドスリープから目覚めた日本人商社マン・望郷太郎が、日本に帰郷すべく文明崩壊した地球を旅します。
原始的な生活をして生き延びている人々を通じて「人生とは」「生きるとは」が学べる。人生に迷っている人ならぜひとも読みたい。
2025年1月時点でコミックスは11巻まで展開中。
ダーウィン事変
令和の寄生獣と名高い『ダーウィン事変』。
人間とチンパンジーの交配生物「ヒューマンジー」として生まれた主人公・チャーリーが、社会や政治に翻弄されながらも生物としてのアイデンティティを見つけていく社会派サスペンス。
現代アメリカを舞台に、動物倫理やビーガン対立、差別にテロに入り混じったカオスな世界を描きます。
コミックスは8巻まで展開中。連載は現在も続いてます。近くアニメ化する...らしい。
数字であそぼ。
数学を題材にした異色の名作『数字であそぼ。』。
数学を暗記科目として乗り切ってきた秀才大学生が、大学数学で挫折。数学とは何たるかを一から学びなおしていく。
数学トリビア満載の学べるマンガ。数学に挫折した大学生の話とあり、数学が苦手な人でも問題なく楽しめます。数学の学び直しを考えている人はまず先にこれを読みたい。
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