iPhoneに標準インストールされる「ショートカット」アプリ。
WiFiやBluetoothといったiPhoneの本体機能だったり、あるいは特定アプリ動作を自動化できます。
ショートカットはホーム画面から起動するのが一般的ですが、昨今ではロック画面やコントロールセンターからもショートカットが起動可能。
ショートカットの使い道に合わせて最適な起動ポジションを選びたいところです。
この記事では、iPhoneでショートカットを起動する全方法を紹介。それぞれの設定方法もまとめました。
この記事の目次(タッチで移動)
広告
【概略】ショートカットが起動できる場所まとめ
1. ホーム画面
これが最もオーソドックスな方法。
ホーム画面にショートカットの起動アイコンを追加。アイコンをタップしてショートカットを起動します。
アイコン画像には任意の画像や写真を指定可能(アップロード可能)。ホーム画面カスタマイズにも一役買います。
2. ホーム画面ウィジェット
「ショートカット」アプリの公式ウィジェットを使えば、1つ〜8つのショートカットをまとめてホーム画面に追加できます。
それぞれウィジェットをタップすればショートカットが起動します。
複数のショートカットをホーム画面から起動したい人だとこれがおすすめ。
3. ロック画面
iOS 16以降のiPhoneで対応。
ロック画面にショートカットの起動アイコンを追加。アイコンをタップしてショートカットを起動します。
アイコンは画面中部ほか画面最下部の左右に追加できます。
4. コントロールセンター
iOS 18以降のiPhoneで対応。
画面右上から引き出せるコントロールセンター内部にショートカットの起動アイコンを追加できます。
アイコンをタップすればショートカットが起動します。
5. 共有メニュー
各種アプリの共有ボタンから展開できる共有メニューシート上にもショートカットの起動項目あり。
いずれもテキスト・タッチでショートカットが起動します。
6. 背面タップ
iPhone本体の背面タップ機能にショートカット起動を割り当て可能。
「2回タップ」「3回タップ」の2枠にそれぞれ1つづつショートカットが設定できます。
なお、画面スリープ、画面ロックの状態だと背面タップは機能しません(少なからず画面ロックまで解除しておく必要あり)。
7. AssistiveTouch
AssistiveTouchの操作枠にもショートカットを割り当て可能。
タッチポインターへの割り当て、あるいは展開したメニュー内部にショートカット起動アイコンを設定できます。
8. Siri(音声起動)
Siri起動後、ショートカットの名前を言うだけでショートカットが起動できます。
(例文)Hey Siri、XXXのショートカットを起動して
9. アクションボタン
以下iPhoneであれば本体側面部のアクションボタンを押せばショートカットを起動可能。
ショートカットの割り当て枠は1つのみ。
アクションボタン搭載iPhone
- iPhone 16シリーズすべて
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
10. オートメーション(条件付き自動起動)
ショートカットを自動で起動できる唯一の方法である「オートメーション」。
時刻やGPS、バッテリー残量など特定の条件を指定。条件に該当する場合、自動でショートカットが起動します。
指定できる主な条件は以下のとおり。
【指定できる主な条件】 | |
時刻 | 特定の時刻になったらショートカットを起動 |
GPS | 特定のGPS場所に到達したら(or離れたら)ショートカットを起動 |
アプリ | 特定のアプリを開いたとき(or閉じたとき)にショートカットを起動 |
バッテリー残量 | バッテリー残量が一定%以下(or一定%以上)になったらショートカットを起動 |
充電 | 充電開始時(or解除時)にショートカットを起動 |
...ほかいろいろ
ショートカットの起動アイコンを追加する方法(設定方法)
1. ホーム画面から起動したい場合
画面最上部のショートカット名の右横にある「V」をタップ。
「ホーム画面に追加」を選択すればショートカットの起動アイコンをホーム画面に追加できます。
ホーム画面に追加する場合のみアイコン画像を任意の写真に変更可能。
写真アイコンにチェックマーク後、「写真を選択」を選べば任意の写真がアップロードできます。
最後に画面右上の「追加」をタップして完成です。
2. ホーム画面ウィジェットから起動したい場合
ホーム画面を長押ししてウィジェットの編集画面に移動。
「ショートカット」アプリが提供するウィジェットを選択してホーム画面に追加します。
ホーム画面に追加したウィジェットをタップ。表示したいショートカットを指定して作業完了です。
複数のショートカットが表示できる大型ウィジェットを使う場合、フォルダ単位で起動したいショートカットを指定します。
フォルダは「ショートカット」アプリ上で作成可能。
TOP画面の右上にあるフォルダアイコンから作成できます。

ショートカットのTOP画面にあるフォルダアイコン
3. ロック画面から起動したい場合
ロック画面からのショートカット起動はiOS 16以降のiPhoneのみ対応
ロック画面を長押しして編集画面に移動。
ショートカットの起動アイコンを追加したい場所をタップします。
ショートカットのアイコンは画面中部エリア、あるいは画面最下部の2マスに追加できます。

同3箇所にショートカットの起動アイコンを設置可能
いずれの場所でも「ショートカット」を選択。
起動したいショートカットを選びます。これで作業完了です。
アイコン画像を変更したい場合、ショートカットの詳細画面に移動。
画面最上部のショートカット名の右横にある「V」をタップ。
「アイコンを選択」からAppleが用意する他のアイコン画像に変更できます(※任意の写真のアップロードには対応せず)。
ここで変更した内容がそのままロック画面上のアイコン画像にも適用されます。
4. コントロールセンターから起動したい場合
コントロールセンターからのショートカット起動はiOS 18以降のiPhoneのみ対応
画面右上からコントロールセンターを開き、空いてるスペースを長押し。
「コントロールを追加」をタップします。
ショートカット項目にある「ショートカット」をタップ。
起動したいショートカットを選択します。
アイコンのサイズは変更可能。
アイコン画像を変更したい場合、ショートカットの詳細画面に移動。
画面最上部のショートカット名の右横にある「V」をタップ。
「アイコンを選択」からAppleが用意する他のアイコン画像に変更できます(※任意の写真のアップロードには対応せず)。
ここで変更した内容がそのままコントロールセンター上のアイコン画像にも適用されます。
5. 共有メニューから起動したい場合
ショートカットを開き、画面最下部の「i」マークをタップ。
「共有シートに表示」をONにして作業完了です。
6. 背面タップで起動したい場合
「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」と進みます。
あるいは、検索バーで「背面タップ」と検索
ダブルタップ(2回タップ)、トリプルタップ(3回タップ)、それぞれ1つづつショートカットが割り当てられます。
これにて設定完了。
なお、背面タップは画面スリープ、画面ロックの状態だと起動しないので注意。先に画面ロック(鍵ロック)まで解除しておく必要あり。
7. AssistiveTouchから起動したい場合
「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」と進みます。
あるいは、検索バーで「AssistiveTouch」と検索
「最上位メニューをカスタマイズ」には最大8つのショートカットを指定可能。
「カスタムアクション」枠には最大3つ(実質2つ)の起動コマンドを割り当てられます。
8. Siriで起動したい場合
Siriで使う場合は特に設定する必要なし。
Siri起動後、ショートカットの名前を言うだけでショートカットが起動します。
(例文)Hey Siri、XXXのショートカットを起動して
起動するためのショートカットの名前は変更可能。
ショートカットの詳細画面に移動。画面最上部のショートカット名の右横にある「V」をタップ。
「名称変更」からショートカットの名前が変更できます。
9. アクションボタンで起動したい場合
「設定」アプリを開き、「アクションボタン」を選択。
左から3番目まで横にスライド。
「ショートカット」項目からショートカットが指定できます。
10. オートメーションで自動起動したい場合
「ショートカット」アプリのTOP画面中央にある「オートメーション」から設定可能。
設定がちょい長めなので別記事↓参考。
-
【iPhone】オートメーションでショートカットを自動で実行するための設定方法まとめ(おすすめレシピも紹介)
続きを見る
関連記事
ショートカットを探す
-
【iPhoneの裏技】iOSショートカットのレシピ一覧集(iOS 26)
続きを見る
-
【iPhoneショートカットまとめ】日常的に使えるおすすめレシピを厳選紹介(iOS 26)
続きを見る