
昨今続々と登場している完全ワイヤレスのゲーミングイヤホン。
0.1秒を争う世界においてワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)だと遅延で負けそうですが、昨今のゲーミング仕様のワイヤレスイヤホンは専用ドングルを用いることで有線イヤホン並に低遅延化。
なかでもソニーが展開する「INZONE Buds」は30ms(0.03秒)の低遅延通信が可能なゲーミング・ワイヤレスイヤホンとして界隈で人気です。
この記事では、こうした低遅延に強みを持つ完全ワイヤレスのゲーミングイヤホンの選び方を解説。おすすめ製品も紹介します。
この記事の目次(タッチで移動)
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完全ワイヤレスのゲーミングイヤホンの選び方
遅延性能を考慮すると「専用ドングル付きワイヤレスイヤホン」が本命

完全ワイヤレスのゲーミングイヤホンとはいえ物自体はワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)。普通にBluetooth接続すれば遅延が100ms〜200ms(0.1秒〜0.2秒)あります。
一部メーカーが提供しているゲームモード(低遅延モード)であってもよくて50ms〜80ms止まり。遅延が全く気にならない... とはまだまだ言えません。
そうした中で本命視されるのが「専用ドングル付きワイヤレスイヤホン」。
デバイス側のUSB Type-Cポートに専用ドングルを噛ませて間接的に接続。ワイヤレスイヤホンながらも10ms〜30ms(0.01秒〜0.03秒)の低遅延通信が可能です。
このレベルの遅延だともはや遅延を感じず。勝手としては有線イヤホンそのもの。ゲームやるためのワイヤレスイヤホンを探している人だと本命そのものです。
完全ワイヤレスのゲーミングイヤホン、本命のおすすめは次の3機種
1. AKG N5 Hybrid(価格3.4万円前後)

▼ イヤホン装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
| (ドングル接続時のみ)LC3plus | |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチポイント | 対応(最大2台) |
| 防水性能 | IP54 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間(ドングル接続時は4.5時間) |
| ケース併用で最大40時間(ドングル接続時は18時間) | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
遅延10msで通信できる業界でほぼ唯一のワイヤレスイヤホン
低遅延コーデック「LC3plus」に対応した(ほぼ)業界初のワイヤレスイヤホン「AKG N5 Hybrid」。
LC3plusは10ms台(音ズレ0.01秒台)の圧倒的なまでの低遅延性能を実現したBluetoothコーデック。使い勝手はもはや有線イヤホンと変わりません。
AKG N5 Hybrid は、専用ドングルを噛ませて接続することであらゆるデバイスをLC3plus対応化。
専用ドングルはUSB Type-Cポートに装着可能。Nintendo Switch、PS5、ゲーミングPC、もちろんスマホやタブレットでもLC3plus接続できて汎用性は高いです。

AKGはモニターヘッドホンで有名なオーディオ・ブランドとあり、ゲーミングイヤホンとしても最適なチューニング具合だったりします。
それこそAKG N5 Hybridもモニターヘッドホンならではの音場が広く、くっきり明瞭な音の作りが奇しくもゲーミングイヤホンらしさ演出してます。
通話マイク性能もノイズカット付きで優秀ですし、これにくわえてのLC3plus対応とあるともはやゲーミングイヤホンでしょう。
価格が38,500円、相場3.4万円と高めですが、価格さえ許容できるのであれば間違いなくおすすめ。
2. final VR3000 Wireless(価格1.5万円)

▼ イヤホン装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.2 |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチポイント | ー |
| 防水性能 | IPX5 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8〜11時間 |
| ケース併用で最大28〜38時間 | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
人気ゲーミングイヤホン「VR3000」のワイヤレスイヤホン版、ドングル経由で20ms通信が可能
有線ゲーミングイヤホン界隈で高い人気を誇る「VR3000」のワイヤレスイヤホン版「VR3000 Wireless」。
専用ドングル経由で20ms通信できる低遅延仕様。専用ドングルはUSB Type-Cポートに装着できるので汎用性は高いです。

ゲーミングイヤホンとして展開されることもあり、イヤホン装着感は非常に軽め。長時間のイヤホン装着でもほぼほぼ疲れず、理想的な仕上がりです。
ただ、音質がやけに低音寄りでウォーム感あり。あまり音が明瞭ではありません。ゲーミング用途で使う人だとイコライザー調整は必須かと。
イコライザー調整はiOS・Android向けの専用アプリ上から可能。設計した内容はドングル接続時にも引き継げます。
3. ソニー「INZONE Buds」(価格2.7万円)

▼ イヤホン装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| Bluetooth対応コーデック | LC3のみ |
| ノイズキャンセリング | 対応 |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| マルチポイント | ー |
| 防水性能 | IPX4 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
| ケース併用で最大24時間 | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ゲーミング界隈で高い人気と知名度「INZONE」、専用ドングル経由で30ms通信が可能
ソニーのゲーミングブランド「INZONE」のワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」(型番WF-G700N)。
専用ドングル経由でLC3コーデック使った低遅延接続が可能。30msで通信できます。
専用ドングルはUSB Type-Cポートに装着できるため、なにもPS5だけでなくNintendo SwitchやゲーミングPC、スマホやタブレットでもOKです。

もとよりゲーミングイヤホンのため、音質は明瞭くっきり。イヤホン装着感も軽め。バッテリー駆動時間もイヤホン単体12時間とスタミナ仕様です。
全体として悪くない製品ですが、LC3以外のコーデックに一切対応しない玄人向け仕様あるのでちょい注意。
ドングル接続時もちろん通常のBluetooth接続時(イヤホンとデバイスの直接接続)でもLC3コーデックしか使えません。「SBC」「AAC」といった従来コーデックは完全非対応です。
LC3非対応のスマホやタブレットでもワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だと都度ドングルごと装着し直す必要があって面倒です。基本的にはゲーム専用イヤホンとして使いたい。
【次点】これも検討余地あり
1. Anker Soundcore VR P10(価格14,990円)

▼ イヤホン装着イメージ

スペックシート抜粋
| Bluetoothバージョン | 5.2 |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
| (ドングル接続時のみ)LC3 | |
| ノイズキャンセリング | ー |
| 外音取り込み機能 | ー |
| マルチポイント | 対応(最大2台) |
| 防水性能 | IPX4 |
| バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間(ドングル接続時は6時間) |
| ケース併用で最大22時間(ドングル接続時は24時間) | |
| ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
遅延30ms通信できるAnkerのゲーミングイヤホン、最近は終売...?
モバイルバッテリー大手・Ankerが展開するゲーミングイヤホン「Soundcore VR P10」。
VRデバイス対応どうこう宣伝していますが、さておき物自体はLC3対応ワイヤレスイヤホン。付属の専用ドングル経由でLC3接続。30ms通信が可能です。
専用ドングルはUSB Type-Cポートに装着可能。ゲーミングデバイスならもれなく使える汎用仕様ですね。

業界では珍しいパススルー充電に対応したドングルを用意。ドングル経由でゲーム本体側のバッテリー充電できます。これ地味なセールスポイントです。

Ankerでは珍しく中音域を重視したチューニング。FPS特化のイコライザーを用意するなど紛うことなきゲーミングイヤホンです。
ただ、2025年時点で公式販売なし...?。Amazonだと第三者が販売している製品ありますが、割高になってるものがあるので注意。定価は14,990円です。
有線のゲーミングイヤホンならこれがおすすめ
1. final 「VR3000 for Gaming」(価格9,000円)

有線ゲーミングイヤホン界隈でトップクラスの人気を誇る「VR3000」。
ヘッドフォンのような音の定位感と音場の広さ。そして明瞭なサウンド。FPSはじめとしたガチゲーにも耐えうる名実ともにゲーミングイヤホンです。迷ったらこれ一択。
2. ソニー「INZONE E9」(価格1.6万円)

ソニーのゲーミングブランド「INZONE」が手がけるFPS特化のゲーミングイヤホン。
eスポーツチームと共同開発どころか実際に試合で使ってるガチイヤホンですね。ハードウェア、ソフトウェア、双方からFPS環境に最適化したゲーミングイヤホンです。
イヤーハンガー仕様を採用しているので(イヤホンケーブルが耳にかけられるので)長時間のイヤホン装着でも疲れにくいメリットあり。
3. SENNHEISER IE 100 PRO CLEAR(価格1.2万円)

独ゼンハイザーの人気イヤホン「IE 100 PRO CLEAR」。
ゲーミングイヤホンではありませんが、モニターヘッドフォンのような音の明瞭さ、音の定位感のよさあり、ゲーミングイヤホンの文脈でおすすめされることが多い1品です。
ブラック色を除きスケルトンカラーなのがまた格好いいですね。また、イヤーハンガー仕様なので長時間のイヤホン装着でも疲れにくいです。
この記事のまとめ
完全ワイヤレスのゲーミングイヤホンを紹介してきました。
クオリティ重視で選ぶならやはり「AKG N5 Hybrid」(価格3.4万円)。
ほぼ業界初となるLC3plus対応ワイヤレスイヤホンです。ワイヤレス再生ながらも遅延10msの世界が堪能できます。
価格的・性能的に無難なところだとfinalの「VR3000 Wireless」(価格1.5万円)がおすすめ。
これでも20ms通信が可能。音質がゲーミングイヤホンらしくないのでイコライザー調整は必須ですが、この点を除くと不満らしい不満ありません。
なにより価格1.5万円で買えるコスパのよさが魅力です。
知名度と安定感で言えばやはりソニーの「INZONE Buds」(価格2.7万円)ですね。
もとよりゲーミングイヤホンと設計されたワイヤレスイヤホンであり、これにくわえての低遅延性能とあって完成度は非常に高いです。
紛うことなきゲームやる人のためのワイヤレスイヤホンです。
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