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Anker Soundcore

Anker Soundcore AeroFit 2 レビュー|耳をふさがずに使えるAnker謹製"ながら聴き"イヤホン

Ankerのながら聴きイヤホン「Anker Soundcore AeroFit 2」。

メガネのようにして耳にかけて使うワイヤレスイヤホン(※骨伝導イヤホンではありません)。

適度な遮音性を保ちつつ、オープンイヤー相当の耳周りの開放感を実現。通勤・通学・運動中など周囲の環境音を聞きながら、安全を考慮しながらオーディオ再生したい人だと重宝します。

この記事では、Ankerのながら聴きイヤホン「Anker Soundcore AeroFit 2」をレビュー。実機でその使い勝手を見ていきます。

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Anker Soundcore AeroFit 2 の製品概要

スペックシートを確認

発売時期2024年11月
直販価格16,990円
販売元ブランドAnker(中国)
Bluetoothバージョン5.4
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、LDAC
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え
防水性能IP55
バッテリー駆動時間イヤホン単体10時間
ケース併用で最大42時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

 

 

製品概要・前作モデルとの違い

Anker Soundcore AeroFit 2 は、2024年11月に発売開始したAnkerの"ながら聴き”イヤホン(オープンイヤーイヤホン)。

イヤホンを装着しても耳穴をふさがず。オーディオ再生しながら周囲の環境音も聞き取れます

装着イメージ

2023年に登場した前作モデル「Anker Soundcore AeroFit」の後継機の位置付け。

前作モデルと比べて製品コンセプトや機能など大きな違いはありませんが、価格そのままで細かな仕様が2024年仕様にアップグレートされました。

前作モデルとの違い

Soundcore Aero Fit 2(2024)Soundcore Aero Fit(2023)
定価16,990円
Bluetoothバージョン5.45.3
対応BluetoothコーデックSBC、AAC、LDACSBC、AAC
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応
ペアリング接続先の上書き切り替え
防水防塵性能IP55IP57
バッテリー駆動時間イヤホン単体10時間イヤホン単体11時間
ケース併用で最大42時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)USB Type-C(有線)のみ

ところどころ劣化している箇所がありますが、LDAC対応やケースのワイヤレス充電(Qi)対応は嬉しいところ。

LDACコーデックが使えるので大方のAndroidスマホであればハイレゾ音域での高音質オーディオ再生になります。

骨伝導イヤホンではなくスピーカーを耳元に当ててオーディオを聞き取ります

肝心の音質ですが、「音ぼやけ気味の低音イヤホン」と言ったところ

"ながら聴き"イヤホンゆえ音が抜けがち。低音域もぼやけ気味です。

前作モデルと異なりAnker独自の低音ハード構造「BassTurbo」を採用こそしましたが、どうにもぼやけた感じの音といった印象は拭えず。

もとより低音は諦め、中音域〜高音域を重視した、きれいさっぱりした音にカスタムした方がトータルで見ると満足度が高いかもしれません。

iOS・Android向けの専用アプリを使えばイコライザー調整も可能

直販価格は16,990円。カラーリングは5色展開。いずれもメタリック仕様で見た目の高級感あります。

ちなみに、前作モデル「Soundcore AeroFit」も公式販売が継続中。価格は16,990円→12,990円に値下げ。

もとよりLDACが使えないiPhoneユーザーだと前作モデルでも十分かも。

イヤホン構造や製品コンセプト自体は大きく変わらず。イコライザー調整も可能です。

 

 

Anker Soundcore AeroFit 2 の外観・デザイン

【イヤホン本体】ながら聴き特化の独自形状

"ながら聴き"を目的としたイヤホンとあり、独特なイヤホン形状です。

スピーカー部分を耳介に当て、ワイヤー部分をメガネのようにして耳にかけて使います。

骨伝導イヤホンというわけではなく、あくまでスピーカーそのものを耳元に当ててオーディオを聞き取ってます。

ワイヤー部分はシリコン仕様。弾力性があります。長さは5cmほど。

前作モデルよりもワイヤーは細めに改良。メガネ着用時など干渉を減らせます。

スピーカー部分に角度調整機能を新搭載。

より耳穴に近い角度にスピーカー調整すれば低音域のぼけや具合を(多少なりには)緩和できます。

出典:Amazon

イヤホンの装着イメージ。

片側12gとワイヤレスイヤホンにしては重めですが、その重量の大半を耳にかけて分散しているため、重さらしい重さなし。

イヤホン揺れもほぼなし。スポーツやアウドドア用途を打ち出していることもあり、ジョギング中に使いたい人も問題ありません。

メガネとの併用も可能。ワイヤー部分が細いのでメガネのツルへの干渉は少なめです。

スピーカー部分の表側にタッチセンサーボタンあり。所々オーディオ操作できます。

タッチセンサーボタンあり

イヤホンの着脱時などタッチセンサーが誤反応しがちですが、それを見越したのか、初期の操作コマンドだと「1回タップ」が無効になってます。

iOS・Android向けの専用アプリを使えば「1回タップ」コマンドも含めて操作コマンドが変更できます。

オーディオ操作コマンド

左イヤホン右イヤホン
1回タップ割り当てなし割り当てなし
2回タップ「次の曲に進む」「再生/停止」
3回タップ割り当てなし割り当てなし
長押し割り当てなし割り当てなし

上記8枠ともカスタマイズ可能。以下の内容のいずれかを割り当てられます。

▼ 割り当て可能内容(重複設定可)

  • 再生/停止
  • 次の曲に進む
  • 前の曲に戻る
  • 音量1下げる
  • 音量1上げる
  • 音声アシスタント起動
  • 割り当てなし(反応なし)

通話コマンド

通話コマンドは変更不可

左イヤホン右イヤホン
2回タップ着信対応/終了
長押し着信拒否

イヤホンの着脱検出は非対応。イヤホン着脱と連動したオーディオ再生・停止は機能しません。

防水はIP55仕様(防塵・防水仕様)。スポーツやアウドドア用途を打ち出しているだけあり、雨や汗だけでなく泥や砂も問題なし。日常使いで困ることはないかと。

ちなみに、ここで言う防水等級は真水を前提とした防水等級。プールや海水、温水だとからなずしも試験どおりの結果にならないので注意。

 

 

【充電ケース】幅広デザイン、ワイヤレス充電(Qi)対応あり

充電ケースは幅広・薄型サイズ。

数値で言うと縦6.5cm、横8cm、厚み2cmほど。

その独特なイヤホン形状を収納すべく、通常のワイヤレスイヤホンよりもケースが幅広です。

その分いくらか厚みは薄め。ズボンのポケット、あるいはシャツの胸ポケットに入れておいてもモッコリしません。

片手でなんとか握り込めるサイズです。

上蓋には「d」のロゴマークあり。きちんと彫ってあるので経年劣化で剥げることはありません。

ケース外装素材はプラスチック。

他のAnkerワイヤレスイヤホンと同じくマット素材感あるプラスチックです。

薄傷なのか指紋なのかわからぬ汚れが付きがちなので、きれい好きな人だとケースカバーを使った方がいいかもしれません。

Amazonを探すと1,000円くらいのノンブランド品がいくらかあります。純正ケースカバーは展開ありません(→ Amazonでケースカバーを見てみる)。

ケースの上蓋を開いたイメージ。

イヤホンはそのまま真上に取り出せます。

イヤホンを仕舞うときはケースの型に合わせてセットする必要あり。これが少し面倒かも。

ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応あり。スマホ向けのワイヤレス充電器が使いまわせます。

有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(ケーブル同梱あり)。

ケースは防水対応なし。濡れるの厳禁です(イヤホン本体側のみIP55の防水対応あり)。

 

 

Anker Soundcore AeroFit 2 の音質レビュー

音質は低音重視だが、音がぼやけ気味

低音(4)
中音(3.5)
高音(4-)

典型的なドンシャリ・イヤホン。低音域と高音域が目立ち、中音域(ボーカル)は埋もれがちです。

また、"ながら聴き”イヤホンとあり、やはり低音域がぼやっとした感じになりがち。音の締まりはほぼ皆無。

音漏れを防ぐべく音量を下げた状態だと、ますます低音域のぼやけ具合が際立ちます。

あまり長時間と聴いてて気持ちいい低音ではなく、むしろ聴き疲れそうな印象あり。

どちらかと言うとイコライザー調整を「バランス」「クラシック」あたりに変更して、中音域〜高音域を主としたチューニング変更した方が視聴ストレスは軽減できそう。低音域は潔く捨てましょう!

LDAC対応あり

ハイレゾ・コーデックたる「LDAC」に対応あり。Androidスマホで使う場合ならハイレゾ音域(24bit/96kHz)での高音質オーディオ再生が可能です。

イコライザー調整を「バランス」「クラシック」あたりに変更すれば、中音域〜高音域を中心にハイレゾらしい音のクリアさが感じられます。デフォルトだとぼやっとした低音が鳴るだけでそこまで音質向上は感じられません。

 

 

イコライザー調整に対応

iOS・Android向けの専用アプリからイコライザー調整が可能。

音楽シチュエーションに合わせたプリセット・イコライザー変更ほか、一からチューニングするカスタム・イコライザーも作れます。

おすすめイコライザーはやはり「バランス」「クラシック」あたり

デフォルトだと低音がぼやけがち。あまり聴き心地よくありません。中音域〜高音域を引き上げた方が音がすっきりします。

ボーカル重視のイコライザーなら音量を下げた状態でもボーカルくっきり聞き取れるので、いざ屋外で音漏れ対策がてら音量を下げて使う状況だとなお相性いいです。

 

 

空間オーディオ対応

Anker独自の空間オーディオ再生(3Dオーディオ再生)に対応あり。

機能ONにするといくらか音場が広くなり、低音域のぼやけ具合も気持ち軽減されます

ただ、空間オーディオ再生とイコライザー調整は併用できず

デフォルトの音質を前提にした空間オーディオ再生なので、いざ低音域のぼやっとした感じは残ります。

筆者個人的にはイコライザー調整の方をおすすめします。

 

 

【✗】LC3コーデック(LE Audio)非対応

次世代Bluetoothオーディオコーデック「LC3」には対応せず

Anker Soundcore AeroFit 2 はBluetooth 5.4仕様なのでハードウェア的にはLC3対応しているはず... ですが、対応しません。

 

 

Anker Soundcore AeroFit 2 の機能レビュー

【✗】ノイズキャンセリングは非対応

"ながら聴き”、あるいは"耳をふさがない"イヤホンとあってかノイズキャンセリング機能は非対応。

とはいえ、物理的な遮音性が低いので、あえて機能に対応する必要もないかと思います。

 

 

【✗】外音取り込み機能(ながら聴き機能)は非対応

外音取り込み機能は非対応。

補足

外音取り込み機能は、イヤホンマイクを通じて機械的に周囲の音を集音し、イヤホンを装着したままスピーカー経由で周囲の音が聞き取れる機能のこと

もとより”ながら聴き”を目的としたイヤホンとあり、イヤホンを装着したままでも周囲の音は聞き取れます

当然ながら機械的な音の取り込みよりも遥かにクリアな音。周囲の音がそのまま耳穴に入ってきます。

屋外で歩きながら音楽を聴きたい人だったり、ランニングしたい人こそ重宝するワイヤレスイヤホンです。

 

 

通話マイク品質【★4.5】

通話マイク性能(4.5)

通話マイクは高性能

自分の声のピックアップ、周囲の音の除去、風切り音の低減ともに機能してます。

特に自分の声のピックアップ機能が秀逸。いかなる環境でも自分の声は抽出できてる印象です。

周囲の音や風切り音は完全に除去できてはいませんが、自分の声がピックアップできてるので通話には問題ありません。

屋内でビデオ通話マイクとして使うのもちろん、屋外でハンズフリー通話したい人でもギリ行ける通話マイク性能あります。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手【★4】

全体的な勝手のよさ(4)
マルチポイント対応(最大2台)
マルチポイントとLDACの併用
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え
Google Fast Pair

マルチポイント対応。最大2台のデバイスと同時接続。なにかしらオーディオ再生を開始したデバイス側に自動でオーディオ出力先が切り替わります。

マルチポイントとLDACは併用できず。どちらか片方をOFFにする必要あります。

ペアリング接続先の上書き切り替えは非対応

Anker製品はもれなくペアリング接続先の上書き切り替えに非対応

マルチポイント接続外の3台目〜のデバイスにペアリングを切り替えるとき、先に現在のペアリング接続を解除する必要あり。そのあとBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すればペアリング接続先が切り替わります。

特定2台のデバイス間ならマルチポイントで十分ですが、3台以上のデバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だと切り替え時にストレスありそうです。

新規ペアリングモードの起動方法

左右イヤホンをケースに仕舞った状態で、ケース蓋を開き、ケース背面のボタンを3秒長押しすると新規ペアリングモードに切り替わります。

 

 

バッテリー持ち・充電環境【★5】

バッテリー性能 (5)
(イヤホン単体10時間、ケース併用42時間)
ワイヤレス充電対応

バッテリー駆動時間は優秀

イヤホン単体で10時間駆動するので半日近くイヤホンを着けっぱなしにしても問題なし。

ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応あり。有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブルが必要です(ケーブル同梱あり)。

急速充電にも対応(有線充電時のみ)

バッテリー残量が少ないときに限り、10分の充電でオーディオ再生4時間分の急速充電が可能です。

 

 

この記事のまとめ

【Good!】Anker Soundcore AeroFit 2 のよかったところ

  • "ながら聴き”イヤホンとしての装着感のよさ
  • 中音域〜高音域メインの音にカスタムすれば聴き心地よし
  • イヤホン単体で10時間駆動
  • ケースのワイヤレス充電(Qi)対応

【Bad...】Anker Soundcore AeroFit 2 の気になったところ

  • 低音域のぼやけ感あり
  • 前作モデルに比べてそこまで目新しさなし
  • 夏場だとワイヤー部分の汗がやばそう

Anker Soundcore AeroFit 2 は、"ながら聴き"イヤホンを自称できるだけの勝手のよさあり。

メガネタイプのイヤホンなので装着感も安定しますし、バッテリー駆動時間もイヤホン単体10時間と半日近く持つので心象よし

低音域のぼやけ具合は看過できませんが、イコライザー調整を活用して中音域〜高音域を抽出すれば、まだクリアで聴き心地よいサウンドになります。

屋外で使う人であればこそ、中音域〜高音域を抽出した方が音量が低めの状態でもボーカル音声が聞き取りやすくなるので重宝しそうです。

概して"ながら聴き"イヤホンを自称してよし。通勤通学あるいはランニングや運動中に使えるイヤホンを探している人におすすめです

併売される前作モデル「Soundcore AeroFit」も検討余地あり。

LDACとワイヤレス充電(Qi)に対応しない点を除けば、ほぼ瓜二つの製品です。

もっぱらLDACを使う予定のない人だとこれでも十分かも。価格は現在は4,000円値下げされ定価12,990円で買えます。

 

 

Anker Soundcore AeroFit 2 の代替候補ならこれがおすすめ

LinkBuds(初代)(価格1.3万円)

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