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Anker Soundcore

【何が違う?】Anker「Soundcore Liberty 4 」「Soundcore Liberty 4 NC」の違いを実機で解説

2023年11月19日

Ankerの現行フラッグシップモデル「Soundcore Liberty 4」。

ノイズキャンセリング、マルチポイント、空間オーディオ再生など揃えた人気モデル。2022年の発売以来Amazonでベストセラー記録中だ。

これと似たネーミングのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 4 NC」が登場。

Soundcore Liberty 4」を土台に、製品名の"NC"の所以たるノイズキャンセリング性能を強化したカスタムモデルとして展開される。

とはいえ、そこまでノイズキャンセリング性能に差はなくて、いざどちらを選べばいいのか迷うのが正直なところ。

そこで、この記事では「Soundcore Liberty 4」「Soundcore Liberty 4 NC」の使い勝手など含めて実機で比較。どういった人が、どちらの製品を選ぶべきなのかまとめていく。

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Anker「Soundcore Liberty 4 」「Soundcore Liberty 4 NC」概略

Soundcore Liberty 4(通常版)

発売時期2022年10月
直販価格14,990円

2022年に登場したAnkerの現行フラッグシップモデル「Soundcore Liberty 4」。

Ankerでは珍しくオーディオ性能を重視。片側2つのダイナミックドライバーを搭載した(いわゆる”A.C.A.A3.0構造”)低音イヤホンとして打ち出される。

Anker独自の空間オーディオ再生にも対応。空間オーディオ再生と組み合わせることで低音が重低音に変化。さながら映画館の音響設備のようなオーディオに化ける。空間オーディオありきで完成する低音イヤホンだ。

 

 

Soundcore Liberty 4 NC(カスタム版)

発売時期2023年7月
直販価格12,990円

2023年に登場した「Soundcore Liberty 4 NC」。

Soundcore Liberty 4」の事実上のカスタムモデル。バッテリー駆動時間がケース併用50時間に伸びた(通常版は同28時間)。

また、イヤホン・デザインがガンメタル仕様に変更された。

製品名の"NC"の由来たるノイズキャンセリング性能はそこまで通常版と変わらない。とはいえ、通常版よりも価格が2,000円安く、そのうえで通常版同等のノイズキャンセリング性能をキープしたのは評価ポイント。

 

 

Anker「Soundcore Liberty 4 」「Soundcore Liberty 4 NC」の主たる違い

スペックシート上の違いはバッテリー駆動時間くらい

Soundcore Liberty 4(通常版)Soundcore Liberty 4 NC(カスタム版)
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応
ペアリング接続先の上書き切り替え
空間オーディオ再生対応
防水性能IPX4
ケースのワイヤレス充電(Qi)対応
ボタン種類感圧ボタンタッチセンサー
バッテリー駆動時間イヤホン単体9時間イヤホン単体10時間
ケース併用で最大28時間ケース併用で最大50時間

バッテリー駆動時間を除けば目立った違いなし。

カスタム版「Soundcore Liberty 4 NC」はケース併用で50時間使える長時間バッテリーを搭載。ほぼ業界トップクラス水準に。

通常版モデル「Soundcore Liberty 4」はイヤホン本体に感圧ボタンを搭載。上下スワイプによる音量調整が可能だ。カスタム版「Soundcore Liberty 4 NC」は通常のタッチセンサー仕様。音量調整には対応せず。

 

 

数少ない違いは「音質」

Soundcore Liberty 4(通常版)Soundcore Liberty 4 NC(カスタム版)
音質の方向性低音重視ドンシャリ
音場の広さ広い狭い
空間オーディオ再生の完成度高い低い

音質は通常版モデル「Soundcore Liberty 4」の方が優秀。

空間オーディオありきで使うことを前提としたであろう低音イヤホン

片側2つのダイナミックドライバーを搭載した低音イヤホン構造。これに空間オーディオ再生を加味にすることで低音が重低音に、音場も広くなり、さながら映画館の音響設備のようなヘビーかつクリアなオーディオに化ける。

YouTubeやNetflix動画などイヤホン使って視聴している人だとオーディオを聞く満足度が飛躍的に向上。常時機能ONで使いたくなる。

Ankerの空間オーディオ再生はiOS・Android、PC/Mac環境でも利用可能。専用アプリから一律で音の鳴り方を変更できる。

空間オーディオ再生は専用アプリから設定可能

対してカスタム版「Soundcore Liberty 4 NC」の音質は普通。

典型的なドンシャリ・イヤホン。音場も狭く、こじんまりした感じ。よくも悪くもAnkerワイヤレスイヤホン感ある。

空間オーディオ再生には対応するものの、通常版よりも音の広がりが抑えられてて聞き心地よくない。空間オーディオ再生よりもイコライザー調整して使うべきイヤホンだ。

音質を重視してる人、空間オーディオ再生の完成度を重視してる人だと通常版の「Soundcore Liberty 4」を選びたい。

 

 

イヤホン・デザインは微妙に違う

Soundcore Liberty 4

Soundcore Liberty 4 NC

通常版モデル「Soundcore Liberty 4」は管楽器を思わすツヤ感あり。

対してカスタム版「Soundcore Liberty 4 NC」はガンメタル仕様のデザインに変更された。

 

 

ノイズキャンセリング性能はほぼほぼ変わらない

カスタム版「Soundcore Liberty 4 NC」は通常版よりもノイズキャンセリング性能を強化したモデルとして打ち出されるものの、いざ使うと明確な性能差は見られない。

正直なところ、ノイズキャンセリング性能の違いは同2機種の差別化要因とはならない。製品選びに際してそこまで気にする必要はない。

通常版、カスタム版、いずれも機能ON/OFFの違いが明確に理解できる。電車やバスの中で使えばガタゴト音がゼロとは言わずも低減され、音量を上げずとも動画のセリフなど聞き取れるようになる。

ホワイトノイズ("サーッ”といった機械音)も全くなく、オーディオ再生を止めれば無音に近い環境に。デジタル耳栓としての利用も現実的だ。

 

 

Anker「Soundcore Liberty 4 」「Soundcore Liberty 4 NC」どういう人におすすめ?

Soundcore Liberty 4(通常版)がおすすめな人

  • オーディオ性能を重視している人
  • 本格的な空間オーディオ再生を使いたい人

Soundcore Liberty 4 は空間オーディオ再生ありきで完成する低音イヤホン。

さながら映画館の音質設備のような音の鳴り方。YouTubeの野良動画一つにしろリッチコンテンツに化ける。

いざ使えばワイヤレスイヤホン業界における空間オーディオ機能がすでに実用水準にある機能だと理解できると思う。

オーディオ性能、オーディオ体験を重視している人なら空間オーディオ狙いで Soundcore Liberty 4 を選びたい。

 

 

Soundcore Liberty 4 NC(カスタム版)がおすすめな人

  • 50時間のバッテリー駆動時間を評価する人
  • コスパ重視の人

カスタム版「Soundcore Liberty 4 NC」はオーディオ性能を喪失する代わりにバッテリー駆動時間を強化。イヤホン単体10時間、ケース併用で50時間使えるのがなにより魅力。

なおかつ、価格は通常版から2,000円値下げされ12,990円に。

音質が典型的なAnkerドンシャリ。空間オーディオの完成度も低め。とはいえ、Ankerの専用アプリを使えばイコライザー調整が可能。もとよりイコライザーをカスタムして使う予定の人なら問題ないだろう。

 

 

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