日本国内において、スマホで使えるタッチ決済と言えばfelica(NFC Type-F)が一般的。
ただ、ここ何年かでNFC(NFC Type-A/B)仕様のタッチ決済が普及。felica非対応の海外製NFCスマホでもタッチ決済できる環境が整ってきました。
この記事では、felicaなしAndroidスマホで使える「NFCタッチ決済」の仕様を解説。
対応するクレジットカードもあわせて紹介します。
この記事の目次(タッチで移動)
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そもそもの「NFCタッチ決済」とは?
1. 「NFCタッチ決済」はVISA、Mastercatdが展開するクレジットカードを使ったタッチ決済サービス名称
NFCタッチ決済の大手サービスが「VISAタッチ決済」「Mastercatdコンタクトレス」の2つ。
名前のとおり、いずれもクレジットカードの国際ブランド大手であるVISAとMastercardが展開。
決済端末にクレジットカードをタッチするだけでクレジットカード決済が可能。従来のようにカードをスキャンしたり、カードを差し込む必要はありません。
2. 「Google Pay」アプリを使えばAndroidスマホ経由でもNFCタッチ決済できる
Google社が提供する「Google Pay」アプリを使えばAndroidスマホでもNFCタッチ決済が可能。
Google Payに登録したクレジットカードを「VISAタッチ決済」「Mastercatdコンタクトレス」に変換。スマホのNFC使ってタッチ決済できるようになります。
NFC Type-A/Bを使ったNFCタッチ決済のため、felica(NFC Type-F)を搭載しないスマホでも問題なく利用できるメリットあり。
海外製のAndroidスマホなどNFC(NFC Type-A/B)しか搭載してない機種にも門戸開かれます。
3. すべてのクレジットカードを「Google Pay」に登録できるわけではない
Appleが提供する「Apple Pay」と違って「Google Pay」に登録できるクレジットカードは種類が少なめ。
なおかつ、登録したクレジットカードがからなずしもNFCタッチ決済で使えるわけではありません。
それこそ「iD」や「QUICPay」にしか割り当てられないクレジットカードもあります。
felica非対応のAndroidスマホだと当然ながら「iD」や「QUICPay」は使えないので詰みます。
以下では、Google Payに登録できるクレジットカードで、なおかつGoogle Pay通じたNFCタッチ決済にしているクレジットカードをリストアップして紹介します。
Google Pay登録&NFCタッチ決済に対応するクレジットカードまとめ
1. 三井住友カード(NL)
三井住友グループのクレジットカードは、「Google Pay」アプリに登録すれば「Visaタッチ決済」枠で利用可能。
Visaタッチ決済で支払った場合でも通常どおり200円の支払いで1ポイント付与。1ポイント=1円分で利用できます。
三井住友カード(NL)シリーズに限るとコンビニやファミレスでVisaタッチ決済するとポイント還元率が7%にアップする特典あり(200円の支払いで7ポイント付与)。
同特典はAndroidスマホ通じたタッチ決済時でも適用されます。昼飯をコンビニで買ってる人など特に相性よし。
2. エポスカード
マルイ百貨店(OIOI)が発行するクレジットカード「エポスカード」。
エポスカードは、Google Pay経由で「Visaタッチ決済」枠に登録できます。
通常のカード決済と同じく支払い200円につき1ポイント付与。1ポイント=1円分で利用できます。
3. PayPayカード
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
申し込み条件 | 18歳以上 |
旧Yahoo!カードこと「PayPayカード」。
「Google Pay」アプリ通じて「Visaタッチ決済」に登録できます。
楽天カードなどと同じく100円につき1ポイント付与。1ポイント=1円で利用できる汎用性あり。
そのほか(銀行系デビットカード)
以下の銀行系デビットカードも「Google Pay」アプリ通じてVisaタッチ決済枠に登録できます。
- ソニー銀行
- PayPay銀行
- 北國銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 関西みらい銀行
- 埼玉りそな銀行
- ちばぎん
- Revolut
「楽天カード」も事実上のNFCタッチ決済が可能

出典:楽天Pay
楽天カードは、楽天の自社決済アプリ「楽天Pay」通じたNFC決済サービスを提供。
VISA、Mastercardブランドの「楽天カード」が必要となりますが、それぞれのブランドごとのNFCタッチ決済が利用できます。
いずれもNFC Type-A/B通じてタッチ決済できるため、felica非搭載のAndroidスマホでも問題ありません。
還元率は変わらず1%まま(100円の支払いで1ポイント付与、1ポイント=1円分で利用可能)。
日常的に楽天カードで買い物してる人で、felica非対応のNFCスマホでタッチ決済したい人なら楽天カードのNFC決済も検討余地あり。
【補足】モバイルSuicaは使う手段なし
モバイルSuicaやPASMOなどはNFC環境で使う手段なし。
「楽天ペイ」アプリでモバイルSuicaが設定できる時代ですが、あくまでfelica(NFC Type-F)決済のみ対応なのは変わらず。
2025年現在なおNFC(NFC Type-A/B)仕様のAndroidスマホだとSuicaは利用できません。
どうしてもSuicaを使いたい人ならスマートウォッチ活用を考えたい。以下のスマートウォッチであればSuicaが使えます。
Suica対応スマートウォッチ
- Apple Watchシリーズ
- Pixel Watchシリーズ
- Galaxy Watchシリーズ(6以降)
- GARMIN
- fitbit
- ソニー「wena 3」
ただ、Apple Watchシリーズを除くと定期券やグリーン券は使えず。通常の無記名Suica同等の使い道しかないので注意あれ。
Suica対応スマートウォッチは以下記事でまとめています。
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