サムスンのワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」(SM-R170)。そのネーミングからGalaxyスマホ専用のワイヤレスイヤホンと思われがちだが、物自体はBluetoothイヤホンとなるため、iPhone、iPadなどiOSデバイスとも接続できる。
同記事では、Galaxy BudsとiPhoneを接続してみて、どこまでGalaxy Budsの機能が使えるのか、音質に違いはあるのか、タッチパッド操作はできるのかなど調べていく。iPhoneやiPadでGalaxy Budsを使おうと考えている人は参考にされたい。
ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」(SM-R170)レビュー
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iOSデバイスでの試用レビュー
以下すべてiPhone SE(2020)と接続した上でレビュー。OSはiOS 13.5.1。
ペアリングは問題ない
iPhoneと Galaxy Buds をペアリングする場合、通常のBluetooth製品とのペアリングとして処理される。ペアリング自体は何ら問題なく行えるので、この点、不安に思う必要はない。
音質はほぼイヤホン性能による
Galaxy Buds はiOSデバイスで主流のAACコーデックに対応するため、音楽再生で音質が劣化することはない。ほかオーディオ相性、OS相性の面で問題は見られなかった。
接続は安定してる
ワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)は環境によっては接続が安定せず、音飛びなど発生することがある。ただ、 Galaxy Buds とiPhoneをペアリングした状態で、そうしたネガティヴなシチュエーションに遭遇することはなく、iOSデバイスと相性が悪いといったことは感じなかった。
タッチパッドも標準動作
Galaxy Buds はイヤホン外側のタッチパッドでいくつかボタン操作が行える。iPhoneとペアリングした場合でも以下タッチパッド機能が使えることが確認できた。
- シングルタップ→楽曲の再生/停止
- ダブルタップ→楽曲の先送り
- トリプルタップ→楽曲の前戻し
- 長押し→Siri起動
「周囲の音」(外音取り込み)機能は使えず
Galaxy Buds は補聴器のように周囲の音を集音する「周囲の音」機能がある。主にイヤホンを付けたまま他人と会話するときに使う機能だが、同機能がiPhoneとペアリングした際には機能しなかった。
ーーーというのも、Androidスマホだとタッチパッドの長押しで同機能がON/OFFできるのだが、iPhoneで使う場合、タッチパッドの長押しでSiriしか起動できないので、「周囲の音」機能を使うことができない。
専用アプリ「Galaxy Wearable」を使えばタッチパッドの機能割り当てを変更できるが、同アプリはiOS向けには配信されていないので、機能割り当ても無理である。
専用アプリ「Galaxy Wearable」は使えない
先述とおり、専用アプリ「Galaxy Wearable」がiOS向けに配信されていないため、同アプリを使った Galaxy Buds のカスタマイズが一切できない。
封じられる主なカスタマイズ機能として、音質調整(イコライザー)、タッチパッドの機能割り当て設定など。そこまで絶望するような内容ではないが、iOSデバイスで Galaxy Buds を使う際のデメリットの一つとして覚えておいた方がよいだろう。
この記事のまとめ
iOSデバイス(iPhone)でひととおり Galaxy Buds を試してみたが、専用アプリ「Galaxy Wearable」が使えない点を除けば、ほぼAndroidスマホで使うのと変わらぬ使い勝手だった。
Galaxy Budsは1万円前後のワイヤレスイヤホンとしては安定感があり、音切れや接続切れが少ないことで知られる。ここらの恩恵はiOSデバイスでも受けられるので、iPhoneユーザー、iPadユーザーにも十分に Galaxy Buds はおすすめできる。興味がある人はぜひ試してみてほしい。
▼Galaxy Buds(SM-R170)
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