2021年4月に発売開始となったGalaxy Budsの上位版モデル「Galaxy Buds Pro」。
いかんせんネーミングが”Galaxy"なのでGalaxyスマホでしか使えないようなイメージがあるが、iPhoneでも問題なく利用できる。
それこそiPhoneで一般的なBluetoothオーディオコーデックである「AAC」に対応しているので、GalaxyスマホやAndroidスマホと比べて音質面でも大差ない。iPhoneで使うのは十分に現実的だ。
この記事では、Galaxy Buds Pro のiPhoneでの使い勝手をレビューしていきたい。Galaxy Buds Proの購入を検討しているiPhoneユーザーは記事をチェックしてみてほしい。
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【確認】この記事で取り上げているのは「Galaxy Buds Pro」
この記事では、2021年4月に国内発売が開始された「Galaxy Buds Pro」を使ってiPhoneでの検証レビューを行っている。
Galaxy Buds ProはiPhoneでどこまで使える?実機で試してみた
ペアリング設定は問題なし
Galaxy Buds Pro は中身はBluetooth 5.0のワイヤレスイヤホン。iPhoneの「設定」アプリの「Bluetooth」設定画面からペアリング接続できる。
Galaxy Buds Proはケース蓋を開くだけでペアリング開始
Galaxy Buds Proは、ケース蓋を開くだけで初回のペアリング接続が開始される。2台目以降のペアリングを行う場合は、左右イヤホンを耳に装着して、左右イヤホンのタッチセンサー部分を同時に3秒押しすると新規ペアリングモードを手動で起動できる。
ペアリング設定さえ済ませれば次回以降は再接続される
初回のペアリング接続さえ完了させれば、次回以降はケース蓋を開くだけで自動でiPhoneと「再接続」できる。ここらはAirPodsはじめとしたワイヤレスイヤホンと勝手変わらない。
オーディオ再生もそのまま可能
Galaxy Buds Proは、iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデック(ワイヤレス転送規格)である「AAC」に対応。iPhoneとペアリングした場合であってもGalaxyスマホやAndroidスマホと比べて大差ない音質でオーディオ再生できる。
iノイズキャンセリング(ANC)、外音取り込み機能も動作確認
iPhoneとペアリングした場合でもタッチセンサーの長押しで「ノイズキャンセリング←→外音取り込み」が切り替えられる。
ノイズキャンセリングONなら耳栓代わりに、外音取り込みONなら骨伝導イヤホン代わりに活用できる。
タッチ操作コマンドはAndroidスマホで使う場合と変わらず
イヤホン本体にタッチセンサー内蔵。タッチ経由でオーディオ再生操作できる。
タッチ操作コマンドの内容はAndroidスマホで使う場合とそのまま同じ。いずれも機能した。
右イヤホン | 左イヤホン | |
1回タッチ | 再生/停止 | |
2回タッチ | 次の曲へ進む | |
3回タッチ | 前の曲へ戻る | |
長押し | ノイズコントロール(ノイズキャンセリング←→外音取り込み) | |
左右同時に3秒長押し | 新規ペアリングモード起動 |
タッチ操作経由の通話対応も問題なく機能した。
右イヤホン | 左イヤホン | |
1回タッチ | -- | |
2回タッチ | 着信対応/着信終了 | |
3回タッチ | -- | |
長押し | 着信拒否 |
iPhoneだと利用できなかったこと(機能しなかったこと)
専用アプリ使えず、イヤホンのカスタマイズがもろもろ封じられる
Galaxy Budsシリーズは、iPhone向けに専用アプリ「Samsung Galaxy Buds」を提供しているが、Galaxy Buds Proは同アプリに対応せず。
これにより以下のようなアプリ使ったイヤホン・カスタマイズが封じられる。
- イコライザー調整(音質調整)
- タッチコマンドの割り当て変更
- 外音取り込みの取り込む大きさ変更
- 音声通知するアプリの選択
- 音声検出のON/OFF(デフォルトではOFF)
気になるところとしては、やはりイコライザー調整(音質調整)できない点だろうか。
Galaxy Buds Proは、デフォルトの音質だと中音域〜高音域を重視したクリアなオーディオ。これ自体で満足できる人であればまだしも、低音がもう少し欲しい... みたいな人だとイコライザー調整できないのがデメリットとして響きそうだ。
音声アシスタント(Siri)は起動できず
Siriは起動できず。より正確に言うと「起動する手段がない」。
Galaxy Buds Proは、専用アプリを使えば長押しコマンドを音声アシスタント起動に変更できる。ただ、先述とおりiPhoneだと専用アプリが使えないので音声アシスタントを起動する以前に、カスタマイズする段階までたどり着けない。
360°オーディオはiPhoneだと使えない
360°オーディオはサムスンが提供する3Dオーディオサービス。Appleが提供する空間オーディオのサムスン版。
Galaxy Buds Proにてサービス初対応したが、現状ではGalaxy S21(2021)など最新のGalaxyスマホとペアリングした場合でしか利用できない。iPhoneだとそもそも使う手段がない。
関連リンク:Galaxy Buds Proの360オーディオでメディアを聴く(外部サイト)
この記事のまとめ
iPhoneであってもGalaxy Buds Pro は問題なく利用できる。勝手はGalaxyスマホ、Androidスマホで使う場合と比べてほぼ変わらず。
他方、iPhone向けの専用アプリに対応していないのでイヤホン・カスタマイズは封じられる。もっぱらイコライザー調整(音質調整)できない点は注意したい。
専用アプリが使えないのを除けば、iPhoneユーザーにとって特段のデメリットはない。ワイヤレスイヤホンとして何ら問題なく利用できる。iPhoneユーザーで Galaxy Buds Pro に興味を持っている人なら試してみては。
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