クレジットカードブランド「Visa」が展開する「Visaタッチ決済」。
NFC搭載のプラスチックのクレジットカードはもちろん、最近だとNFC搭載のスマートウォッチでもVisaタッチ決済が可能だ。
この記事では、Visaタッチ決済に対応するスマートウォッチを一挙ピックアップ。おすすめ製品も紹介する。
この記事の目次(タッチで移動)
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Visaタッチ決済が使えるスマートウォッチの種類大枠
概略
OS単位で分けると以下4つのスマートウォッチ・シリーズでVisaタッチ決済が使える。
- Apple Watchシリーズ
- 「Wear OS」(by Google)シリーズ
- GARMINシリーズ
- fitbitシリーズ
Apple Watchシリーズ
Apple Watchは、「Apple Pay」に登録したクレジットカードで「Visaタッチ決済」できる。
日本国内の主要なVisaクレジットカードは「Apple Pay」を通じた「Visaタッチ決済」に対応。よほどマニアックなクレジットカードを除けばVisaタッチ決済できると考えて問題ない。
なお、Apple Watchを使うにはiPhone必須。AndroidスマホだとApple Watchが使えない(設定できない)。この点だけ注意したい。
「Wear OS」(by Google)シリーズ
「Wear OS 2」以降のモデルであれば「Google Pay」アプリ通じたVisaタッチ決済が可能(※かつNFCを搭載したスマートウォッチに限る)。
ただ、Visaタッチ決済で使えるクレジットカードはエポスカードのみ。そのほか銀行系デビットカードしか使えない。
クレジットカードを通じたVisaタッチ決済したい人だと微妙。
なお、Pixel Watchシリーズ、Galaxy Watch 6シリーズであればfelica(NFC Type-F)対応。楽天カードやKyashなど主要なクレジットカードをQUICPay通じて決済できる。
エポスカードを持っていない人(というか使っていない人)だと最初からfelica対応スマートウォッチのQUICPay活用を考えた方がいい。
Pixel Watchのタッチ決済に対応しているクレジットカードまとめ(楽天カード、Kyashほか...)
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GARMIN
NFC(NFC Type-A/B)を搭載する一部GARMINスマートウォッチであればVisaタッチ決済が可能。
ただ、Visaタッチ決済に登録できるクレジットカードなし。現状ではデビットカードしか使えない(2023年11月時点)。
なおかつ登録できるデビットカードは、ソニー銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行の3社のみ。実用性はかなり低い。
情報出典:GARMIN Pay対応カード(外部ページに移動します)
Fitbit
NFC(NFC Type-A/B)を搭載する一部FitbitモデルであればVisaタッチ決済が可能。
ただ、GARMINと同じくVisaタッチ決済に登録できるクレジットカードなし。現状ではデビットカード登録で使うのが限度だ(2023年11月時点)。
なおかつ登録できるデビットカードは、ソニー銀行、PayPay銀行の2社のみ。やる気ない。
情報出典:Fitbit Pay™ に対応している銀行および交通機関(外部ページに移動します)
Visaタッチ決済が使えるスマートウォッチ、おすすめは次の2つ
実用性を考慮すると「Apple Watch」か「Pixel Watch」のいずれか
スマートウォッチでのVisaタッチ決済を考えた場合、現状ではApple WatchかPixel Watchが妥当な選択肢。
うちApple Watchを使う場合はiPhone必須。Androidスマホだとそもそも使えないので注意。
Apple Watchで決済機能を主として使うだけなら廉価版のApple Watch SEシリーズで十分。流行りの心電図機能(不整脈の検知機能)こそ使えないが、決済機能に関しては通常のApple Watchと変わらない。
Apple Watch SEは、現在は「第2世代」モデルが販売中。3万円で買える。
コスパ重視の人なら過去モデル(中古モデル)も検討余地あり。
Apple Watch Series 4以降のモデルであれば2023年版の最新OS「WatchOS 10」にアップグレードできる。
ハードに依存した機能こそ異なるが、Apple Payに依存した決済機能に関しては過去モデルも最新モデルもなんら変わりない。
Androidスマホユーザーなら「Pixel Watch」がおすすめ(QUICPay前提)
Pixel Watchを使う場合はAndroidスマホ必須。iPhoneだと使えない。かつVisaタッチ決済よりかはQUICPayでの決済が基本となる。
Visaタッチ決済できるクレジットカードはエポスカードだが、QUICPayであれば楽天カード、JCBカードW、Kyashなど主要なクレジットカードが使える。
なかでもプリペイド・クレジットカード「Kyash」がおすすめ。プリペイド残高チャージをクレジットカードで行えるため、事実上あらゆるクレジットカードをPixel Watch決済に噛ませられる。
2023年11月時点で「Pixel Watch 2」が登場しているが、決済機能に関しては初代モデル「Pixel Watch」と変わらず。決済狙いの人なら初代モデルで十分だ。価格は3.5万円ほど。中古なら2万円前後で購入できる。
▼ 初代モデル(2022年モデル)
▼ 第2世代モデル(2023年モデル)
この記事のまとめ
ここまでVisaタッチ決済が使えるスマートウォッチをまとめてきた。
現状だとApple WatchかPixel Watchの二択。かつPixel Watchの場合はQUICPayでの利用が前提となる。
場合によってはプラスチックのクレジットカードでそのままタッチ決済した方が早いかもしれない(本末転倒感あるが...)。
それでもなお、どうしてもスマートウォッチでVisaタッチ決済したい人がいたらApple WatchかPixel Watchを試してみてはどうだろうか。
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