2021年6月より発売が開始されたソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」。
ワイヤレスイヤホン、Bluetoothイヤホンとあり、プラグ1本で使いまわせる有線イヤホンと勝手が異なる部分も多い。特にペアリングまわりの勝手の違いは顕著だ。
そこでこの記事では「WF-1000XM4」のペアリングまわりのTipsをまとめている。いざというときのトラブルシューティング記事として活用してもらえれば幸いだ。
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ソニー「WF-1000XM4」の新規ペアリングモードの起動方法
左右イヤホンを耳に装着した状態で、左右イヤホンのタッチセンサーを同時に5秒長押しすると新規ペアリングモードが起動できる。
ソニー「WF-1000XM4」の新規ペアリング手順
iPhone・iPad(iOSデバイス)の場合
新規ペアリングモード起動後、以下2つの手段でペアリング設定できる。
1. 専用アプリを使う
専用アプリ「Headphones Connect」を使った初回のペアリング接続設定が可能。アプリトップ画面から接続設定&アプリ機器登録できる。
iOS版アプリでも接続設定&機器登録できた。
2. スマホ本体の「設定」アプリのBlutooth設定画面から通常どおり設定する
通常のBluetooth製品として「設定」アプリからBluetooth接続設定できる。慣れた人だとこっちの方が一般的かと思う。
Androidスマホ(orタブレット)の場合
新規ペアリングモード起動後、以下3つの手段でペアリング設定できる。
1. Google Fast Pair
WF-1000XM4は「Google Fast Pair」に対応。
Android 6.0以上のAndroidスマホであれば専用のポップアップ画面が表示され、そのままポップアップ画面からペアリング設定できる。
2. 専用アプリを使う
Android環境でもiOS版同様に専用アプリ「Headphones Connect」を使った初回の接続設定が可能。
3. スマホ本体の「設定」アプリのBlutooth設定経由で設定する
iPhoneと同じく「設定」アプリのBluetooth設定画面から通常のBluetooth製品としてペアリング設定できる。
ソニー「WF-1000XM4」の複数デバイス間のペアリング切り替え方法
マルチペアリング対応(最大8台まで)
WF-1000XM4はマルチペアリング対応。スマホやタブレットなど最大8台のデバイスのペアリング情報を保持できる。9台目以降は古いペアリング情報から上書きされる。
複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替え可能
ペアリング設定した複数デバイス間でペアリングを切り変える場合、「設定」アプリのBluetooth設定画面からデバイス名を選択すればワンタッチで切り替えられる。
他社製品のようにペアリングの切り替え都度、現在のペアリングを解除したり、イヤホンの電源を落とす必要はない。さながらペアリング設定を上書きする形でペアリングが切り替えられる。
専用アプリ起動による複数デバイス間のペアリング切り替え可能(iOS、Androidのみ)
iOS、Android向けに配信している専用アプリ「Headphones Connect」。
アプリ画面トップに表示される「接続する」ボタンをタッチすれば強制的に当該デバイスにペアリングが移せる。
iOSショートカット「AirPlay」によるペアリング切り替え可能
iOSショートカット「AirPlay」を使ったペアリング復帰機能(ペアリング再接続機能)。WF-1000XM4でも問題なく動作した(2021年7月時点)。
ホーム画面に設置したショートカットの起動アイコンをタッチするだけで強制的にペアリング先をiPhoneに移せる。都度「設定」アプリのBluetooth設定画面を開く必要がないので手間暇かからず楽々だ。
ショートカットの作り方は以下記事で解説している。
iPhoneとワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)をペアリング再接続するショートカット
続きを見る
マルチポイントは非対応
昨年登場したソニーのヘッドフォン「WH-1000XM4」だとマルチポイント対応なので勘違いされがちだが、完全ワイヤレスイヤホンである「WF-1000XM4」はマルチポイント非対応だ。
マルチポイントとは、スマホやタブレットなど複数のペアリングデバイス間で同時に接続できる機能のこと。逐一ペアリング先を切り替える必要なく、オーディオ再生されてるデバイスに自動で音声出力が切り替わる。
ソニー「WF-1000XM4」はマルチポイント非対応なので、複数デバイス間で使う場合、都度オーディオ再生したいデバイスに手動でペアリングを切り替える必要がある。
この記事のまとめ
ソニー「WF-1000XM4」のペアリングまわりのTipsをまとめてきた。
ワイヤレスイヤホン製品の中ではペアリングまわりの勝手はかなり良い方。
特に複数デバイス間のペアリング切り替えがワンタッチで可能なので、普段からスマホやPCなど複数デバイス間でペアリングを切り替える機会がある人なら重宝すること違いない。
ソニー「WF-1000XM4」はオーディオやノイズキャンセリング性能ばかり褒められているが、こうしたペアリング仕様についても褒めてもいいと思う。
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