Galaxy史上最高クラスの完成度を誇ったGalaxy S10(2019)。2020年現在、Galaxy S20の登場ですでに旧式モデルとなり、今さらGalaxy S10を購入すべきなのか迷っている人も多いかと思う。
そうした方に向けて、以下ではGalaxy S10ユーザーの筆者が、Galaxy S10の良いところ、悪いところ、Galaxy S20との違いを解説。2020年現在にGalaxy S10を購入すべきか検証していきたい。
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Galaxy S10(2019)のここがすごい
2020年なお現役バリバリのハイエンドスマホ
Galaxy S10(2019)はメモリ8GB、本体容量128GB、Snapdragon 855搭載のハイエンドスマホ。
ベンチマークテスト(Antutu)では40万点台、3Dゲームなどで求められるグラフィック性能(GPU)も17万点台を記録するハイエンドスマホそのもの。「荒野行動」など60fpsでプレイしてもカクカクせず、快適そのものだ。
Galaxy伝統の有機ELディスプレイ
Galaxy S10のディスプレイサイズは6.1インチ(3040×1440)。Galaxy伝統の有機ELディスプレイに加え、インカメラをディスプレイ内に組み込んだパンチホールを初採用した。
ベゼルがギリギリまで削られたデザインのため、ディスプレイ画質だけでなくビジュアルそのものも美しい。
カメラは正真正銘のメジャーアップデート
Galaxy S10のカメラは、標準レンズ、超広角レンズ、望遠レンズの3眼仕様に。また、ソフトウェア処理によるカメラ補正も強化され、オート撮影で簡単にプロっぽい写真が撮影できるように。
昨今のスマホカメラの試金石たる夜間撮影も強い。
片手持ち&片手操作できるコンパクトスマホ
Galaxy S10は6.1インチの大型スマホなのだが、サイズ感だけで言うと非常にコンパクト。
本体サイズは縦15.0cm、横7.0cm、厚さ0.8cm。一般的な6インチスマホに比べて一回り小さい。また、本体重量も158gと軽く、Google Pixel 4(5.7インチ、162g)、AQUOS zero(6.2インチ、146g)に並ぶ小型ハイエンドスマホの1角を占めている。
スマホの片手持ち、片手操作を重視している人であれば、まず間違いなくおすすめできる。
USB PD充電&ワイヤレス急速充電に対応
いずれも最新規格に対応。ケーブルでもワイヤレスでも問題なく急速充電できる。
Galaxy S10(2019)のダメだったところ
Galaxy S10の主な欠点は以下2つ。
ディスプレイ内指紋認証が思いのほか精度低い
Galaxy S10はシリーズ初となるディスプレイ内指紋認証を採用。
ただ、通常の指紋認証センサーに比べて認証成功率は低く、天下のGalaxyスマホにしては残念な出来。特に冬場、指先が乾燥した状態ではほとんど認証せず、勝手の悪さは否めない。
虹彩認証廃止、顔認証オンリーに
Galaxy S8、Galaxy S9と採用された虹彩認証だが、Galaxy S10にて廃止。
代わりに顔認証がアピールされるが、あくまでインカメラを使ったAndroid OS標準の顔認証であり、暗所では使えない(暗くてインカメラに顔が映らない)。
Galaxy S20(2020)、Galaxy S10と比較して何が変わった?
2020年3月より発売開始された「Galaxy S20」。Galaxy S10から以下のような点が追加、あるいは変更された。
5G通信に対応
Galaxy S20は5Gスマホ。2020年現在、日本国内だとほとんど5Gエリアがないが、とかく新しいもの好きには堪らない。
望遠レンズが6400万画素に、3倍光学ズーム&30倍デジタルズームが可能に
Galaxy S10の望遠レンズは1600万画素、2倍光学ズーム、10倍デジタルズームが限度だったが、Galaxy S20だと最大30倍まで寄れるように。
参考)Galaxy S10での2倍光学ズーム、10倍デジタルズーム写真
8Kビデオ撮影に対応
Galaxyスマホで初となる8Kビデオ撮影に対応。従来モデルだと最大4Kが限度だった。
インカメラの位置が中央に移動
ものすごい地味な変化点だが、インカメラの位置が右側から中央に移動。意図は不明。
120Hzディスプレイ搭載
Galaxy S10は60Hzが限度だった。120Hzだとバッテリー持ちなど課題はありますが、それでも画面のヌルサク具合など60Hzとは別級クオリティー。3Dゲームなどプレイする人だと重宝しそう。
3.5mmイヤホンジャック廃止
Galaxy S10ではかろうじて残存していたイヤホンジャックだが、Galaxy S20にてついに廃止。
基礎スペック向上、メモリ12GBに
Galaxy S10はメモリ8GB、Snapdragon 855を搭載。Galaxy S20ではメモリ12GB、Snapdragon 865と順当にスペックアップした。
2020年現在、Galaxy S10とGalaxy S20、どちらを購入すべきなのか
コスパ良いハイエンドスマホが欲しいのなら「Galaxy S10」で十分
2020年現在なおGalaxy S10はハイエンドスマホに該当するハイスペックマシン。普段使いでは全く問題を感じない。
すでに中古未使用品が6万円〜7万円台で購入できるため、費用対効果(&ブランド)の観点から見れば非常にお得なハイエンドスマホと言える。
2019年12月より楽天モバイルでのSIMフリー版の発売も開始されたので、中古スマホにアレルギーのある人なら楽天モバイル経由で入手するのもおすすめだ。
とかく新しいハイエンドスマホが欲しいのなら「Galaxy S20」を購入すべき
「新しいスマホ」という意味ではGalaxy S20は多分に価値あり。特に「5G対応」「6400万画素レンズ」「12GBメモリ」「120Hzディスプレイ」、ここらに価値を見出している人であれば迷わずGalaxy S20を購入すべきだろう。
ただ、Galaxy S20は数字番号こそ「S10」から「S20」に一気に飛び、メジャーアップデート感を醸しているが、全体的に見るとマイナーアップデート。スマホ体験自体はGalaxy S10とさほど変わらないため、絶対的にGalaxy S20が必要かと言われると微妙かもしれない。
この記事のまとめ
Galaxy S10の良いところ、悪いところ、Galaxy S20との違いをまとめてきた。
Galaxy S10自体が非常に完成度の高いスマホであり、その上でGalaxy S20はS10プラスアルファと言ったところ。なので、コスパ重視ならGalaxy S10、新鮮味重視ならGalaxy S20を選べば丁度いいかと思う。
【参考資料】Galaxy S10、Galaxy S20の詳細スペックシート
Galaxy S10
初期OS | Android 9.0→Android 10 |
画面サイズ | 6.1インチ(1440×3040)※有機EL |
本体サイズ | 縦15.0cm、横7.0cm、厚さ0.8cm |
本体重量 | 158g |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB(+microSD) |
CPU | Snapdragon 855(8コア) |
カメラ | 外側1200万画素+1600万画素+1200万画素、内側1000万画素 |
充電端子 | USB Type-C(USB PD対応) |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
イヤホンジャック | ○ |
指紋センサー | ○ |
そのほか | felica搭載、ワンセグ/フルセグ搭載、防水/防塵 |
関連リンク | 公式サイト |
Galaxy S20
初期OS | Android 10 |
画面サイズ | 6.2インチ(1440×3200)※有機EL |
本体サイズ | 縦15.2cm、横6.9cm、厚さ0.8cm |
本体重量 | 163g |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 128GB(+microSD) |
CPU | Snapdragon 865(8コア) |
カメラ | 外側1200万画素+1200万画素+6400万画素、内側1000万画素 |
充電端子 | USB Type-C(USB PD対応) |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
イヤホンジャック | × |
指紋センサー | ○(画面内) |
そのほか | 5G対応、felica搭載、防水/防塵 |
関連リンク | 公式サイト |
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