製品提供:MOFT Limited
ノートPCワーカーのお供としてポジション確立した貼り付け型のノートPCスタンド。その中でも特にミニマル高い製品として知られる「MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド」をレビューしたい。
貼り付け型のノートPCスタンドというと本体重量が100g超の製品が一般的とあり、ノートPCを持ち運ぶ人だと気になってくる重さだ。ノートPCの軽さ、それこそMacBookの軽さを台無しにしてしまう製品も多く、敬遠している人も多いかもしれない。
一転、MOFTのノートPCスタンドは非常に軽い。本体重量は86gしかなく、ノートPCに貼り付けておいても重みらしい重みを感じない。
軽量さとともにミニマルさも際立つ。
スタンドを折りたたんだ状態だと厚さ3mmともはや紙ぺら。一見するとノートPCスタンドとは思えぬビジュアルだが、折り目に合わせて折り上げることでスタンド機能を発揮する。
スタンドは確かな工業デザインに基づき設計されており、最大8kgまでの重量に耐えられる。おおよそ1kg〜2kgが相場のノートPCのスタンドとしては文句ない耐久スペックだ。
かくいう筆者はMOFTが日本進出する前から、気持ち3年ほど前からMOFTのノートPCスタンドを使ってきた(関連記事)。そろそろボロくなってきたこともあり買い替えを検討していたのだが、MOFT様よりアップグレード版を製品提供いただいたので取り替えてみた。
以下ひととおりレビューしていきたい。
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レビュー対象製品
MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド レビュー
製品概要
MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド は、その名のとおりMOFT(MOFT社)が手がけるノートPCスタンド。直販価格は2,980円。
スマホ・PC向けの折りたたみスタンドで知られるMOFTの代名詞的な製品であり、かれこれMOFTが日本進出した2019年から製品の改善が続けられてきた。
スタンドが対応しているノートPCサイズは11.6インチ〜15.6インチ。13インチ前後のノートPCに使うのが最も王道な使い方だろう。
ぱっと見では1枚の紙に過ぎないが、折り目を折り上げるとノートPCスタンドになる。
紙と言っても金属シートが内蔵された硬い紙。耐重量性能は最大8kgとノートPCスタンドとして文句ない水準をクリアしている。
スタンドは使わないときは折りたたんでおけるので、ノートPCを持ち運ぶとき、カバンの中に入れるときでもスタンドが邪魔にならない。
カラーリングは4色展開。グレー、シルバー、ゴールド、ジーングレーを用意している。
これらにくわえてAmazon直販ではピンク、ブラック、ブルーの3色も展開される。
今回レビューしているのはジーングレー色。スーツに合いそうなトラディショナル・グレーといった色合い。
特にMacBookのスペースグレー色を使っている人であればジーングレーがおすすめ。色合いがそこそこ似てて、なおかつスタンドを立てたときにほどよい差し色になる。
スタンドの外装素材はポリウレタンとグラスファイバーを使用。撥水性に優れており、カフェで水滴が垂れるくらいなら問題ない。
ノートPCスタンドの外観
いざ実物を手に取ると、その薄さに驚く。一見するとノートPCスタンドとは思えぬ紙ぺら。
また、スタンドの重量も86gと圧倒的に軽い。
巷のノートPCスタンドだと金属フレームないしステンレスフレームを多分に使用した製品が多く、重量も100g超の製品が一般的。たとえば、競合にあたる貼り付けノートPCスタンド「Majextand」は重量136gだ。
相場から見ればMOFTのノートPCスタンドの重量86gは圧倒的に軽い。100g以下の貼り付けノートPCスタンドという意味では、業界で唯一無二の製品といっても過言ではない。
軽量のノートPCスタンドを探している人であれば、この軽さは絶対的なセールスポイントとなる。
ノートPCスタンドの貼り付け方法について
ノートPCスタンドはノートPCの底面に直接貼り付け使う。
貼り付け部分には特殊な粘着シールを使っており、MOFT公式いわく50回くらいであれば貼り直し可能。剥がしても粘着跡が残らないのできれい好きの人でも問題ない。
粘着力はかなりしっかりしていて、ちょっとやそっとでは剥がれそうにない。むしろ貼り直しできるとは思えないレベルにしっかりと貼り付く。
あまりにしっかりと貼り付くので初見の人だと軽くビビりそうだが、いざ剥がそうと思えば剥がせるので安心あれ。
折り目を折り上げるとスタンドになる、高さは8cmと5cmの二段階に調整可能
折り目に沿って折り上げることでスタンド機能を発揮する。
なお、上記GIF画像では動きがわかりやすいようにノートPCをひっくり返しているが、普段はひっくり返す必要はない。ノートPCの底面に両手の指を2〜3本入れてスタンドを起こせばいいだけだ。
スタンドの高さは8cmと5cmに調整可能。
基本的には8cmの方をメインで使うことになると思うが、座椅子で使っているときなどは5cmの方が目線の高さが丁度いいかもしれない。
スタンドの接地面は革グリップ仕様、キーボードを勢いよく叩いてもズレない
スタンド接地面は革グリップ仕様。接地させる机の素材にもよるが、簡単には滑りにくいのでキーボードを雑に叩いてもノートPCがズレ動くことはない。
スタンドは使わないときは折りたたんでおける、カバンの中にもらくらく入る
スタンドは使っていないときなら折りたたんで収納可能。折りたたんでも薄さ3mmほど。
もはや薄すぎて存在すら忘れるレベル。モバイルワーカーなど普段からカバンの中にノートPCを入れて持ち運んでいる人でも邪魔に感じることはない。
底面保護フィルムの代わりにもなる
おおよそ13インチ前後のノートPCであれば、MOFTスタンドは底面部分の8割方を覆えるため、実質的な底面保護フィルム代わりになる。
MacBookユーザーなどで底面部分の傷を防ぐために底面保護フィルムを貼り付けている人であれば、MOFTスタンドでの代用もいいかもしれない。
スタンドは放熱仕様だが、場合によっては貼り付けないで使うスタンドの方がいいかも
MacBookであればさして関係ないのだが、Windows PCだと底面に排熱口を搭載した製品も多いかと思う。こうした製品だとMOFTのノートPCスタンドを貼り付けることで排熱処理に影響が出てしまうかもしれない。
一応MOFTのノートPCスタンドは穴あき仕様、排熱仕様になっている。
ただ、それでも熱がこもりやすいノートPCを使っている人であれば、貼り付けないで使える外付け版のMOFTスタンドを選んだ方がいいかもしれない。
MOFTノートPCスタンド(非粘着タイプ)
MOFT 超薄型ノートパソコンスタンドを実際に使ってみて
見た目こそ華奢だが、ノートPCスタンドとしての実用性は問題ない
MOFTのノートPCスタンドは、やはりひとえに薄い。一見するとノートPCの重みに耐えられないのでは?と思いがちだが、耐えてしまうので驚きだ。
競合他社の製品と同じく、スタンド内部に金属プレート自体は使われている。そのため、スタンドを手で無理やり曲げようとしても曲がらない。
また、MOFTいわくの工業デザインによって重量が適度に分散され、スタンドとしての耐久性を高めている。
耐重量は最大8kgなので多少なりにキーボード側に力をかけたり、雑にキーボードを叩いたりしてもびくともしない。
華奢な見た目とは裏腹に、きちんと実用水準の製品として仕上がっていて、十分におすすめできるノートPCスタンドだ。
キーボード手前側の接地面の線傷に注意
MOFTのノートPCスタンドの数少ない欠点がこれ。
スタンドを立てて、キーボード手前側を斜めにして接地するため、雑に扱うとノートPCの底面手前側に傷がつく。同じ場所を机の上で擦り続けることで線傷のような跡が沈着していく。かくいう筆者もMOFT MINI時代に経験済みで自慢にもならない。
特にノートPCを引きづるようにして動かすと傷が付きやすいので注意した方がいい。
この記事のまとめ
ここまで「MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド」をレビューしてきた。
薄くて軽くてゴツくない、ミニマル志向の人に向けたノートPCスタンド。華奢なビジュアルからは想像できない堅牢さ、しっかりとしたスタンド能力があるので日常使いするにあたってやせ我慢する必要もない。
特にMacBookシリーズと合わせて使うとミニマルさ際立ちテンション上がりそう。
ノートPCスタンドに実用性はもちろん、ミニマルさ、軽量さなど求める人であれば、MOFTのノートPCスタンドを試してみてほしい。きっと気に入るはずだ。
レビュー対象製品
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