スマホユーザーに人気の小型モバイルバッテリー。
5000mAhもあればスマホが約1回分はフル充電できるので、毎日モバイルバッテリー使うわけではない、時々使うくらいの人なら5000mAhの小型モバイルバッテリーで十分。
そうした小型モバイルバッテリーの中でひときわ輝く製品がある。
それが今回レビューする「CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh」。
名前のとおり、バッテリー容量は8000mAh。5000mAhではない。
ただ、外観サイズだけ見れば5000mAhのモバイルバッテリーと変わりない大きさ。「奇跡の8000mAh」と言わんばかりのサイズ感だ。
小型モバイルバッテリーを探している人には、またとない製品だろう。
これまで僕はAnkerやcheeroの小型モバイルバッテリーを購入してきた。それらと比べて使い勝手はどうなのかも含めて以下レビューしていきたい。
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【レビュー対象製品】CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh
発売時期 | 2020年11月 |
直販価格 | 2,728円(税込) |
カラーリングは白と黒の2色展開。
CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh レビュー
製品概要
・CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh は、オリジナルの充電アクセサリーを手がける株式会社CIOが販売するモバイルバッテリー。
・バッテリー容量は8000mAh。スマホを約2回フル充電できる。なお、パッケージには「スマホを約3回充電可能」とあるが、これはiPhone SE(2020)など小型スマホを前提にした回数だ。
・充電ポートは2つ。USB Type-Cポート、USB Type-Aポートを備える。そのほか、給電専用ポートとしてlightningポートあり。
製品スペックシート抜粋
バッテリー容量 | 8000mAh |
充電ポート数 | 2 |
充電出力 | ①最大15W(USB Type-Cポート) |
②最大12W(USB Type-Aポート) | |
本体サイズ(実寸) | 縦9cm、横6.5cm、厚み1.4cm |
本体重量 | 147g |
サイズ・重量感
サイズは縦9cm、横6.5cm。厚みは1.4cm。
ほぼほぼ名刺入れと変わらぬサイズ感。胸ポケットにもらくらく入る。
表面素材はラバー。指紋が付きにくい一方、爪を立てると跡が付きそう。
他の5000mAhのモバイルバッテリーと比べるとサイズの小ささ光る。
先にレビューした小型モバイルバッテリー「Anker PowerCore III 5000」(5000mAh)よりも小さい。厚みはほぼほぼ変わらず、サイズだけ見ると上位互換と言える。
iPhoneの裏に隠れるサイズなので被せて充電するとき、持ち歩くときもらくらく。
本体重量は147g。公称130gとは全く違ってて驚いた。
モバイルバッテリーとして相対的に147gが重いわけではないが、あまり心証はよろしくない。
同梱品一覧
製品本体ほか、USB Type-C to Aケーブル(40cm)が同梱される。
USB Type-C to Aケーブルは、そのまま充電・給電ケーブルとして利用できる。
なお、USB Type-Cポートを使った最大15W出力の充電を行うためにはケーブル両端がUSB Type-Cのケーブルを別途用意する必要がある。
充電スペック
写真左からUSB Type-C、USB Type-A、lightningポートが並ぶ。
USB Type-Cポートで最大15W、USB Type-Aポートで最大12W出力できる。
2ポート同時充電時は2ポート合計15W出力に抑えられる(※実測推定、公式記載なし)。
なお、lightningポートも搭載しているが、あくまでモバイルバッテリー本体への給電専用ポート。外部デバイスへの充電ポートとしては使えない。
充電レビュー
スマホは問題なく充電可能
iPhone 12 miniを充電したところ、USB Type-Cポートで約11W、USB Type-Aポートが約7Wで充電できた。
USB Type-CポートはUSB PD非対応なのでiPhoneシリーズを充電しても急速充電にはならない。最大12W止まりとなる。
タブレットも問題なく充電できる
iPad Pro 10.5を充電したところ、USB Type-Cポートで約12W、USB Type-Aポートで約11Wで充電できた。
iPad ProシリーズもUSB PD対応モバイルバッテリーを使えば急速充電できるが、CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh はUSB PD非対応。最大12W止まりとなる。
ノートPCも充電できるけど実用性はない
MacBook Airを充電したところ、USB Type-Cポートで約13Wで充電できた。USB Type-Aポートでは充電できず。
MacBook Airはじめとした昨今のノートPCは急速充電規格「USB PD」に対応。USB PD準拠のモバイルバッテリーを使えば充電できる。
CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh はUSB PD非対応だが、充電状態になった。少し放置したらバッテリー残量も増えていたので充電できるのは確認できた。
とはいえ、スリープ状態5分で1%充電できるかどうかの充電速度。実用性は感じられなかった。
ワイヤレスイヤホンは問題なく充電できる
ワイヤレスイヤホンを充電したところ、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートともに約1Wで充電できた。
ワイヤレスイヤホンはもとより1W台の低出力充電となるため、USB Type-Cポート、USB Type-Aポート、どちらで充電しても出力は変わらない。
モバイルバッテリー本体への給電はMAX3時間ほど
モバイルバッテリー本体への給電はUSB Type-Cポート、あるいはlightningポートから行う。USB Type-Aポートは給電非対応。
USB Type-Cポートを使えば最大15Wで給電できる。バッテリー残量0%から100%になるまでおおよそ3時間ほど。
先にレビューした小型モバイルバッテリー「Anker PowerCore III 5000」(5000mAh)だとMAX12W給電でおおよそ3時間かかったので、これに比べれば給電スピードは激早だ。
なお、パススルー対応しているのでモバイルバッテリー本体に給電しながら、同時にもう片方のポートを使って外部デバイスに充電できる。
充電中の発熱はほとんどない
小型モバイルバッテリーの宿命とも言える発熱だが、CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh は問題ない。
充電して30分くらい経ってもほんのりと感じる程度の熱しかない。むしろ充電したスマホの方が熱いくらい。
小型モバイルバッテリーでここまで発熱を抑えられるのは非常に優秀。同モバイルバッテリーの最大のセールスポイントと言っても過言ではない。
この記事のまとめ
ここまで CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh をレビューしてきた。
サイズ感やバッテリー容量は言うことなし。それ以上にこれだけの小型モバイルバッテリーながら発熱がほぼほぼないのが好印象。
下手なノンブランドの小型モバイルバッテリーだと熱々すぎて精神衛生上の不安を覚える製品も多い。そうした製品に手を出すくらいなら CIO SMARTCOBY Lite 8000mAh の方が断然におすすめできるし安心できる。
iPhoneで使う小型モバイルバッテリーなど探している人は、ぜひチェックしてみてほしい。
レビュー対象製品
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