楽天モバイルの0円スマホとして注目を集める「Rakuten Hand」と「Rakuten Mini」。
いずれも楽天モバイル契約時に同時購入すれば実質0円が適用され、無料で頂戴できる。
とはいえ、価格こそ同じだが、土台の製品スペックや製品コンセプトは異なっていて、購入前にきちんと違いを確認しておきたいところ。
そこで、この記事ではRakuten HandとRakuten Miniを比較。いざ何が違うのか、どちらを購入すべきなのか比較・検討していく。
楽天モバイル契約時に同機種をセット購入しようと考えている人は記事を参考にしてみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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Rakuten HandとRakuten Miniの製品概要
Rakuten Hand(Rakuten Hand 5G)
発売時期 | 2020年12月(4G版) |
→ 2022年2月に5G対応版にアップグレード | |
端末価格 | 2万円(実質0円) |
画面サイズ | 5.1インチ |
本体重量 | 129g〜134g |
おサイフケータイ | 対応 |
テザリング | 対応(最大10台) |
初期OS | Android 10(5G版はAndroid 11) |
画面サイズ | 5.1インチ(1520×720) |
本体重量 | 129g〜134g |
メモリ | 4GB |
本体容量 | 64GB(5G版は128GB) |
microSD | × |
CPU | Snapdragon 720G(5G版はSnapdragon 480) |
カメラ | 外側①4800万画素(標準)、外側②深度測位 |
→ 5G対応版 は外側①が6400万画素 | |
内側①1600万画素 | |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | × |
指紋認証 | ◯(ディスプレイ内) |
顔認証 | ◯ |
おサイフケータイ(felica) | ◯ |
防水/防塵 | ◯ |
そのほか | eSIM専用、楽天回線以外のVoLTE通信に非対応 |
Rakuten Handは、2020年12月に発売開始となった楽天オリジナルスマホ。
人気沸騰から生産が追いつかず、ながらく販売休止が続いた人気モデル。
0円スマホながらミドルレンジ相当のスペック。一見すると0円スマホとは思えぬ使い勝手の安定感がある。「Rakuten Mini」の弱点だったバッテリー持ちも改善されててメインスマホとして1日使いまわせるのも評価高い。
2022年2月に5G対応版にリニュアル。現在、楽天モバイル公式サイトで購入できるのは5G対応版のみ(価格は4G版と変わらず)。従来の4G版を探している人は中古モデルを検討あれ。
▼ 製品レビュー記事はこちら
楽天モバイル「Rakuten Hand」レビュー|売り切れ続く最強0円スマホの実力を試す
続きを見る
Rakuten Mini
発売時期 | 2020年1月 |
端末価格 | 18.700円(実質0円) |
画面サイズ | 3.6インチ |
本体重量 | 79g |
おサイフケータイ | 対応 |
テザリング | 対応(最大8台) |
初期OS | Android 9 |
画面サイズ | 3.6インチ(1280×720) |
本体重量 | 79g |
メモリ | 3GB |
本体容量 | 32GB |
microSD | × |
CPU | Snapdragon 429 |
カメラ | 外側①1600万画素(標準) |
内側①500万画素 | |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | × |
指紋認証 | × |
顔認証 | ◯ |
おサイフケータイ(felica) | ◯ |
防水/防塵 | ◯ |
そのほか | eSIM専用、楽天回線以外のVoLTE通信に非対応 |
2020年1月発売開始。画面3.6インチ、本体重量79gの”超”小型スマホ。Android OSを搭載したスマホとしては世界最小・最軽量。
おサイフケータイやテザリングが利用できる。さながらおサイフケータイ対応のモバイルルーターといったところ。
土台はAndroid OSとあり、Androidアプリを提供しているサービスももろもろ利用可能。ガジェットとしていじり倒すには最高だ。
一方でバッテリー持ちが悪く、1台持ちには向かない。サブスマホ、あるいはモバイルルーターといった2台目ポジション使うのが現実的だ。
現在は公式サイトでの販売終了。中古価格だと相場3,980円〜5,980円ほど。
▼ 製品レビュー記事はこちら
楽天モバイル「Rakuten Mini」レビュー|本体重量79gの”超”小型Androidスマホ
続きを見る
【比較】Rakuten HandとRakuten Mini、根本的に違う5つのこと
Rakuten HandとRakuten Mini、根本的に違うのは以下5点。
- 製品コンセプト
- サイズ感
- 基本性能
- カメラ
- バッテリー持ち
1. 製品コンセプト
製品コンセプト | |
Rakuten Hand | 1台で使いまわせるメインスマホ |
Rakuten Mini | 2台持ち前提のサブスマホ |
Rakuten Hand
Rakuten Handは、まさしくメインスマホとして作られたスタンダードなスマートフォン。
ミドルレンジ相当の基本性能に加え、1日使いまわせるバッテリーを搭載。おサイフケータイや防水防塵もクリアしてるので日常使いに最適だ。
もとよりスマホの2台持ちなんていう面倒なことはしたくない人なら黙ってRakuten Handを選ぶべき。
Rakuten Mini
Rakuten Miniは徹底して小ささにこだわった、どちらかと言えばマニア向けスマホ。
サイズは小さく愛くるしいが、その分、バッテリー持ちが悪い。(使い方にもよるが)1台持ちだと1日バッテリーが持つか多分に不安がある。
とはいえ中身がAndroid OSとあり、テザリング、おサイフケータイ、音楽サブスクなど諸々利用できる。おサイフケータイ対応のモバイルルーター感覚で使いたい人だと丁度いい。
2. サイズ感
Rakuten Hand | Rakuten Mini | |
画面サイズ | 5.1インチ(1520×720) | 3.6インチ(1280×720) |
本体サイズ | 縦13.8cm、横6.3cm、厚さ1.0cm | 縦10.6cm、横5.3cm、厚さ0.9cm |
本体重量 | 129g〜134g | 79g |
どちらも昨今のスマホにしては小さい部類。そのうえでRakuten Miniに関しては業界トップの小ささ。
一昔前のiPodのようなサイズ感とあり、手で持ったときのジャストフィット感は言うまでもない。
Rakuten Miniの小ささに比べると影を潜めてしまうRakuten Handだが、こちらも昨今のスマホにしてはコンパクト。
画面5.1インチのコンパクトサイズに加え、ベゼル部分が丸みを帯びていることもあり、手で握り込むようにして使える。片手持ち、片手操作もらくらくだ。
3. 基本性能
Rakuten Hand | Rakuten Mini | |
画面サイズ | 5.1インチ | 3.6インチ |
メモリ | 4GB | 3GB |
本体容量 | 64GB(5G対応版は128GB) | 32GB |
microSDカード | × | |
CPU | Snapdragon 720G(ミドルレンジ) | Snapdragon 439(ローエンド) |
5G対応版はSnapdragon 480(ミドルレンジ) |
Rakuten Hand
Rakuten Handは王道感あるミドルレンジスペック。
荒野行動など重めのスマホゲームも難なくこなせる。普段使いでストレスを感じることは少ない。
Rakuten Mini
Rakuten Miniはエントリーモデルそのもの。
わりと動作はもっさりしていて、荒野行動など重めのスマホゲームは処理し辛い(というかサイズ的に難しいが...)。
もとより画面サイズが小さいのでできることは限られているが、スマホゲームなど処理できるストレスフリーな使い勝手を求める人には合わない。
4. カメラ性能
Rakuten Hand | Rakuten Mini | |
メインカメラ | 外側①4800万画素(標準) | 外側①1600万画素 |
外側②深度測位 | ||
インカメラ | 内側①1600万画素 | 内側①500万画素 |
AI調整機能 | ◯ | × |
ポートレート撮影 | ◯ | × |
※ Rakuten Hand 5Gだと外側カメラが6400万画素に変更
Rakuten Hand、Rakuten Miniともにレンズ1枚構成。
Rakuten Handはレンズ2枚構成だが、うち1枚はポートレート撮影を補助する深度測位レンズ。撮影で使えるのは実質的にレンズ1枚だけ。
いざ撮影してみるとRakuten Handの方が実物に近い色味。
「AI調整機能」こと撮影シチュエーションに応じたカメラ設定の自動調整機能を搭載していることもあり、カメラ素人でも簡単に洒落た写真が撮影できる。
対してRakuten Miniは少しばかり色素が抜けたような感じになる。
Rakuten Handのみポートレート撮影に対応。深度測位レンズを使ったボケ写真が撮影できる。
思いのほかしっかりと撮影対象物を捉えており、ボケ具合の調整も効いてる。
5. バッテリー持ち
Rakuten Hand | Rakuten Mini | |
バッテリー容量 | 2750mAh | 1250mAh |
充電端子 | USB Type-C | |
ワイヤレス充電 | × |
Rakuten HandとRakuten Miniの絶対的な違いとなるのがバッテリー容量。
Rakuten Miniは1250mAhしかバッテリーを積んでおらず、バッテリー持ちが圧倒的に弱点。待ち受け待機でも1日で40%くらいのバッテリーが減るので1台持ちで運用するには不安あり。
対してRakuten HandはiPhone 12相当の2750mAhバッテリーを搭載。十分に1日使い回せる。
メインスマホとして使いたい人であればRakuten Handを選ぶべき。2台持ち運用の人がサブスマホとして使うならRakuten Miniでも問題ない。
【補足】そのほか細かい違い
Rakuten Hand | Rakuten Mini | |
おサイフケータイ | 対応 | |
防水/防塵 | 対応 | |
テザリング | 対応 | |
テザリング最大台数 | 10台 | 8台 |
指紋認証 | 対応(ディスプレイ) | × |
顔認証 | 対応 | |
VoLTE通信 | ◯(楽天回線のみ) | |
対応SIMカード規格 | eSIMのみ |
指紋認証はRakuten Handのみ対応。ディスプレイ指紋認証を採用。ディスプレイに指を乗せるだけでロック解除できる。認証精度は思いのほかしっかりしてて日常使いでストレスない。
そのほか注意点として、双方ともに対応しているSIMカード規格は「eSIM」のみとなる。nanoSIMは使えない。
楽天モバイルはもとよりeSIM発行に対応しているので問題ないが、他社の格安SIMなど使いたい人だと注意したい。
Rakuten HandとRakuten Mini、どっちを選ぶべき?
Rakuten Handを選ぶべき人の特徴
- メインスマホとして使いたい人
- できるだけ小さめのスマホが使いたい人
Rakuten Handは、まさしくメインスマホとして作られた王道スマホ。
普段使いで文句ないミドルレンジスペック。おサイフケータイやテザリング、Androidアプリももろもろ使える。バッテリー持ちもよく、1日使い回せるスタミナ仕様なので日常使いに丁度いい。
Rakuten Miniまでとはいかずも5.1インチディスプレイを搭載した業界トップクラスの小型スマホ。男性もちろん女性でも片手操作が楽々できる。本体重量も129gしかないので腱鞘炎の心配もない。
▼ 製品レビュー記事はこちら
楽天モバイル「Rakuten Hand」レビュー|売り切れ続く最強0円スマホの実力を試す
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Rakuten Miniを選ぶべき人
- おサイフケータイ専用のサブデバイスがほしい人
- テザリング専用のサブデバイスがほしい人
- Androidアプリが使えるサブデバイスがほしい人
Rakuten Miniは、とかく小さい。本当に小さい。
その分、バッテリー持ちは致命的。画面サイズも3.5インチと小さいのでできることは限られる。
基本的にはサブデバイスとしての運用が基本。おサイフケータイ、テザリング、ミュージックプレーヤー代わりに使いたい人におすすめだ。
現在は公式サイトでの販売終了。中古価格だと相場3,980円〜5,980円ほど。
▼ 製品レビュー記事はこちら
楽天モバイル「Rakuten Mini」レビュー|本体重量79gの”超”小型Androidスマホ
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