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ノートPC・タブレット

MacBookとSurface Laptop比較レビュー、OS以外に何が違うのか徹底解説

2020年2月16日

人気ノートPCの2大筆頭「MacBook」と「Surface Laptop」。いざOS以外に何が違うのか知らない人も多いのではないでしょうか。

以下ではMacBookとSurface Laptopの2台持ちの筆者が、それぞれの使い勝手や弱点などを舐め回すように比較レビューしていきます。購入検討の際の参考情報として活用ください。

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キーボード比較

MacBookのキーボード特徴

通称バタフライキーボード。キーストローク(キーの沈み具合)がとにかく浅く、力を入れずに指で撫でるようにキータッチできます。そのせいかカチャカチャした打鍵音が響くので、静かな場所での使用が躊躇われます。

バタフライキーボードには故障リスクが存在しており、文字入力できなかったり、文字の反復入力が起きる可能性があります。同問題はAppleも認知しており、キーボード修理に限り、無償修理期間が4年間に延長されました(参考リンク:MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム|Apple

※キーボードにブラックアウトステッカーを貼った状態です

 

Surface Laptopのキーボード特徴

かれこれSurface伝統のキーボード。ノートPCのキーボードにしてはキーストロークが深く、キーを押した感触が残ります。押し心地は気持ちいいです。打鍵音も静かでカチャカチャしません。

 

比較判定

私感ですが、キーボードの出来はSurface Laptopの方が上だと思います。かれこれ筆者は10年来マカーですが、Surfaceキーボードの完成度は非常に高く、特に打鍵音の静かさやキーの沈み具合が気持ちいいと感じました。

MacBookキーボードも悪くありませんし、ハマる人はハマる薄型キーボードですが、対Surfaceで比較すると、やはり打鍵音がうるさいかなと思います。また、バタフライキーボードならではの故障リスクがマイナス点として挙げられます。

 

トラックパッド比較

MacBookのトラックパッド特徴

トラックパッドはMacの代名詞ですね。もはやマウスを使う必要性を感じないレベルに仕上がっており、粗を探そうにも探せません。マウスでできることは全てトラックパッドだけで可能です。

 

Surface Laptopのトラックパッド特徴

MacBookを意識した広めのトラックパッドとMac OS相当のジェスチャー操作を備えます。ただ、ハードのせいかソフトのせいかは分かりませんが、ジェスチャー反応の鈍さが残ります。WindowsノートPCの中では頑張っている方かと思いますが、それでもMacBookと比較すると分が悪いかと。

 

比較判定

トラックパッドは間違いなくMacBookの方が上です。マウスを使う必要がない異次元のクオリティを実現しており、マウスがすでに過去のものとなりつつあります。

Surface Laptopも比較的MacBook路線のトラックパッドで頑張ってはいますが、ストレスフリーに使うには、まだまだマウスを使った方が良いでしょう。

 

ディスプレイ比較

MacBookのディスプレイ特徴

Apple伝統のRetinaディスプレイは、現行MacBookシリーズ全機種で採用されており、その精細さは語るに及ばず。iPhoneで実感した人も多いはずです。ゼロ距離でディスプレイを見てもドットが潰れず、印刷物を見ているような錯覚に陥ります。

ほぼゼロ距離で撮影したMacBookのRetinaディスプレイ(写真クリックで拡大)

 

Surface Laptopのディスプレイ特徴

Surface LaptopはRetinaでもなければ有機ELでもない、昔ながらのIPSディスプレイです。画素数だけで見るとMacBookシリーズと変わらず、普通に綺麗という感想を持ちます。ただ、ゼロ距離でみるとやはりドット感があります。

ほぼゼロ距離で撮影したSurfaceディスプレイ(写真クリックで拡大)

なお、Surfaceシリーズは全機種でタッチパネルに対応しており、Surfaceペンと組み合わせることでペンタブ相当の筆圧(4096段階)が実現できます。これがSurfaceならではの強みとなります。

ただ、Surface Laptopシリーズに限り、上蓋が135度までしか開かない仕様のため、タッチ操作が非常にしにくく、タッチパネルの優位性が薄れます。

Surface Laptopの最大開閉角度、360度回転できず

 

比較判定

ディスプレイそのものの出来で言えばMacBookの方が上かと思います。Surfaceの場合、ペンタブ相当のタッチペンが使える強みがありますが、Surface Laptopは上蓋が135度までしか開かず、タッチパネル要素を潰してしまっている側面があります。

なお、Surface Laptopの上位版であるSurface Bookに関しては360度回転が可能ですので、どうしてもノートPC兼ペンタブとして使いたい人はSurface Bookを選ぶという選択肢もあります。

 

充電環境比較

MacBookの充電環境

現行MacBookシリーズはUSB Type-C端子を使ったUSB PD充電に対応します。USB PD充電は業界共通規格であり、Apple独自規格ではないため、AnkerやRavPowerといったサードパーティ製の充電器(USB PD充電器)でも充電できます。

 

Surface Laptopの充電環境

Surface Laptop 3(2019)に限ればUSB Type-C端子を備えており、MacBookシリーズ同様にUSB PD充電が可能です。

Surface Laptop 2(2018)、Surface Laptop(2017)に関してはUSB Type-C端子を備えておらず、専用端子Surface Connectで充電する必要があります。専用ケーブルを使えばUSB PD充電できないわけではありませんが、いろいろと面倒です(くわしく)。

Surface Connect端子

 

比較判定

条件付きイーブンと言うべきでしょうか。MacBookシリーズは現行モデル全機種で、Surfaceは最新モデル(Surface Laptop 3)に限られますが、USB PD充電が可能です。

Surface Laptop 2(2018)、Surface Laptop(2017)もUSB PD充電自体は可能ですが、Surface Connect経由の変則的なUSB PD充電となるため、専用ケーブルなど準備する必要があります。

 

基本スペック&価格設定比較

現行販売されるMacBookシリーズ一覧(2020年4月時点)

 画面サイズ直販価格(税込、最安構成)ポジション
MacBook Pro 1616インチ273,680円〜プロユース
MacBook Pro 1313.3インチ153,780円〜スタンダードモデル
MacBook Air13.3インチ115,280円〜エントリーモデル

MacBookシリーズは普通のノートPC利用ならMacBook Air多少なりにハードな作業、ファンが回る作業を行うならMacBook Pro 13を選べば価格的にもちょうど良いです。

特にMacBook Airが非常に費用対効果の高いモデルとなりつつあり、OSなど関係なく、単にノートPCが欲しいだけならMacBook Airで十分だと断言できます。

他方、スタンダード以上、プロユース以下のハイエンドユースモデルが存在せず、3Dゲームや動画編集のためのGPUスペックが欲しいとなると、否応にもMacBook Pro 16しか選択肢がありません。これが痛いところです。MacBook Pro 13はあくまで内蔵GPUのエントリースペックモデルであり、GPUカスタマイズなどできません。名前の割に普通のPCなのです。

 

現行販売されるSurface Laptopシリーズ一覧(2020年4月時点)

 画面サイズ直販価格(税込、最安構成)ポジション
Surface Laptop 3(15インチ)15インチ161,480円〜スタンダードモデル
Surface Laptop 3(13.5インチ)13.5インチ139,480円〜スタンダードモデル

(参考掲載)

 画面サイズ直販価格(税込、最安構成)ポジション
Surface Book 2(15インチ)15インチ312,180円〜プロユース
Surface Book 2(13.5インチ)13.5インチ173,800円〜ハイエンドユース

Surface Laptopは立ち位置としてはMacBook Pro対抗モデルであり、その上で最安モデルが13万円台から購入できるのが強みです。

MacBook Pro 13同様にSurface LaptopのGPUスペックもエントリー仕様であり、上位カスタマイズで独立GPUなど選択できません。ただ、上位モデルのSurface Book 2(13.5インチ)なら直販22万円ほどのカスタマイズで独立GPUを選択できるため、MacBookシリーズに比べると価格的な選択肢の幅が広がります。

 

比較判定

費用対効果の観点で言うとSurface Laptopの方が上でしょうか。MacBook Pro 13に相当するスペックながらMacBook Airとも勝負できる価格帯に抑えており、コストパフォーマンスに優れます。

また、GPUスペックを積み上げたい場合もSurface Book 2(13.5インチ)がちょうど良いポジションにありますので、総じてMacBookシリーズのコスパの悪い部分をカバーしている印象があります。

 

まとめ

これまでの比較判定をまとめます。

 MacBookSurface Laptop
キーボード
トラックパッド
ディスプレイ
充電環境◎(※最新機種に限り)
基本スペック&価格設定

MacBookシリーズはキーボードさえしっくりくればノートPCとして文句ありません。Mac OSと相まって動作も安定していますし、マウスを一切使わない、けど不便じゃないスタイリッシュなノートPC生活が味わえます。

Surface Laptopは費用対効果に優れますが、ノートPCの命たるトラックパッドがまだまだですので、マウス必須かと思います。とはいえ、WindowsノートPCとして考えた場合には間違いなく最右翼ですし、MacBookに通づるスタイリッシュさは評価できます。

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