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AirPods Pro(第2世代)と(第1世代)何が違う?明確に変わった5つのこと【実機比較レビュー】

2023年2月23日

約3年ぶりにリニュアルされたAirPods Pro。

代名詞たるノイズキャンセリング性能を強みとする。一方でイヤホンデザインや基本的なスペックシートだけ見ると(第2世代)(第1世代)モデルともに似たりよったりで何が違うのかわかりにくい

そこで、この記事ではAirPods Proの(第2世代)(第1世代)モデルを実機で比較。何が変わったのかまとめていく。

AirPods Proデビューを考えている人、あるいは(第1世代)から(第2世代)への乗り換えを検討している現AirPods Proユーザーなど記事をチェックしてみてほしい。

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AirPods Pro(第2世代)(第1世代)の製品概要

スペックシート比較

(第2世代)(第1世代)
発売時期2022年9月2019年10月
搭載CPUApple H2Apple H1
Bluetoothバージョン5.35.0
対応BluetoothコーデックSBC、AAC
ケースの充電ポートLightning
ケースのワイヤレス充電Qi、MagSafe ※1
防水性能IPX4
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
バッテリー駆動時間(通常再生時)※2イヤホン単体6時間イヤホン単体4.5時間
ケース併用30時間ケース併用24時間

※1(第1世代)はケースだけリニュアルされた2021年改良版のみMagSafeにも対応
※2 ノイズキャンセリング常時ONだともう少しバッテリー減りが早くなる

 

 

AirPods Pro(第2世代)を詳しく

AirPods Pro(第2世代)は2022年9月に発売開始。Apple直販価格は39,800円。

業界トップクラスのノイズキャンセリング性能、外音取り込み性能、通話マイク性能を揃える。ハイエンド帯のワイヤレスイヤホンとして文句ない仕上がり。

充電ケースには「Apple U1」チップを新搭載。イヤホンをケースごと紛失した場合、あるいはケース単体で紛失した場合でもiOSアプリ「探す」から紛失場所が追跡できる。失くしものが多い人だと地味だが堅実に重宝しそうだ。

レビュー記事 を見る

レビュー記事AirPods Pro(第2世代)レビュー|ノイズキャンセリング&ながら聴き機能に特化した上位版モデル

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AirPods Pro(第1世代)を詳しく

AirPods Pro(第1世代)は2019年10月に発売開始。現在も値下げしての公式販売が続いている。

ワイヤレスイヤホン業界のノイズキャンセリング・ブームを巻き起こした重宝人。ノイズキャンセリングONにすれば電車の走行音(ガタゴト音)すら低減。もとより静かな場所で使えばデジタル耳栓代わりにもなる。

(第2世代)モデルの登場ですでに旧式モデルではあるが、今日なおノイズキャンセリング狙いでの購入は十分に現実的だ。

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レビュー記事 を見る

レビュー記事【AirPods Pro レビュー】耳栓代わりになる高性能ノイズキャンセリングを備えた上位版AirPods

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【比較】AirPods Pro(第2世代)(第1世代)の明確に違う5つのこと

明確な違いは以下5点

 

 

1. 音質

(第2世代)(第1世代)
音質の特徴音の強弱あり音の強弱が少ないのっぺりとした音

Appleイヤホンは概して音の強弱が少ない、のっぺりとしたオーディオ・チューニング。

対してAirPods Pro(第2世代)は大幅刷新。低音と高音が強調された、音の強弱が明確に感じられる音質に。特に高音域に関しては音の粒が細かく、いわゆるクリアな音が堪能できる。

 

 

2. タッチ操作コマンドのバリエーション

(第2世代)(第1世代)
スワイプ操作×

(第2世代)モデルでAirPodsシリーズ初となるスワイプ操作に対応。感圧ボタン部分を上下にスワイプすることで音量上下できる。

(第1世代)モデルはスワイプ操作に非対応。音量調整したい場合はiPhone操作、あるいはSiri操作する必要あり。

タッチ操作コマンドまとめ

(第2世代)(第1世代)
1回タッチ再生/停止
2回タッチ前の曲へ戻る
3回タッチ次の曲へ進む
長押しノイズコントロール(or Siri起動)
スワイプ上下音量上下×

 

 

3. 充電ケース仕様

第2世代モデルの充電ケースのみスピーカーあり

(第2世代)(第1世代)
充電ケースのみの探索×

(第2世代)モデルは充電ケースに「Apple U1」チップを搭載。

イヤホン紛失もちろん充電ケース単体で紛失した場合でもiOSアプリ「探す」から紛失場所が探索できる。なおかつ、充電ケースのスピーカーからサウンドが鳴らせる。

対して(第1世代)モデルはイヤホン側のみ探索可能。ケース単体で紛失した場合は探索する手段がない。

 

 

4. バッテリー持ち

(第2世代)(第1世代)
バッテリー駆動時間
(イヤホン単体)6時間4.5時間
(ケース併用時)最大30時間最大24時間

※いずれもノイズキャンセリングOFFの場合の数値

(第2世代)の方が気持ちバッテリー持ちが長くなった。ケース併用で30時間だと業界トップ水準のスタミナだ。

 

 

5. LE Audio(Bluetooth仕様)※未実装

(第2世代)(第1世代)
Bluetoothバージョン5.35.0

(第2世代)モデルはBluetooth 5.3にバージョンアップ。仕様上はLE Audioに対応している。

ただ、現時点でLE Audioまわりの機能は解禁されておらず、特に何が使えるというわけではない。将来的な機能解禁を期待したいところ。

LE Audioは、Bluetoothの次世代オーディオ規格。Bluetooth 5.2以上のデバイスと接続することで従来よりも高音質、低遅延、省電力なオーディオ再生が可能になる。

 

 

まとめると...

(第2世代)(第1世代)
音質の特徴音の強弱あり音の強弱が少ないのっぺりとした音
スワイプ操作×
充電ケースのみの探索×
バッテリー駆動時間
(イヤホン単体)6時間4.5時間
(ケース併用時)最大30時間最大24時間
Bluetoothバージョン5.35.0
市場価格39,800円3万円前後
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(第2世代)モデルと(第1世代)モデルの主たる違いはここらへん。

(第2世代)モデルは正直そこまでメジャー・アップデートされた感じではない。どちらかと言うとマイナー・アップデートだ。

せめてもの考慮点は音質。イヤホンやオーディオに詳しくない人でも理解できる音の違いがある。音の強弱を楽しみたい人だと(第2世代)モデルを選ぶ理由になりそう。

 

 

AirPods Pro(第2世代)(第1世代)の特に変わらない部分

特に変わらない部分は以下4点

 

 

1. ノイズキャンセリング性能

AirPods Pro(第2世代)は、Apple公式いわく「前作比2倍のノイズキャンセリング性能」を実現。

とはいえ、実際に使ってみるとそこまでの違いは感じられない。気持ち1.3倍くらい。ノイズキャンセリング性能を明確なアップデート点と言うのは難しい。

 

 

2. 外音取り込み性能

AirPods Pro(第2世代)の外音取り込み機能は非常に優秀。一方で(第1世代)に比べて明確にスペック・アップしたかと言われると微妙。

セールスポイントとされる「適応型環境音除去」、外音取り込み中に工事現場の音など非日常な音だけ低減する機能に関しても効果は薄い。まだまだセールスポイントというには程遠い。

 

 

3. 通話マイク性能

AirPods Proの隠れたセールスポイントとして評価高い通話マイク。

(第1世代)(第2世代)ともに通話マイクの実力はほぼ同じで高性能。

むしろ(第1世代)の時点で完成していた。(第2世代)モデルだからといって明確にスペック・アップしたわけではない。

 

 

4. イヤホンデザイン(および装着感)

(第2世代)モデルの装着イメージ

(第1世代)モデルの装着イメージ

見た目、つけ心地ともに全く変わらず。

通常版AirPodsと異なりイヤーピースを搭載しているため、イヤーピースのサイズさえ調整すれば無難に装着できる。

いずれもイヤホン重量は5gほど(片側)。長時間のイヤホン装着でも疲れにくい。

 

 

AirPods Pro(第2世代)(第1世代)に共通するデメリット

Androidスマホで使う場合は所々カスタマイズできず

AirPods ProのカスタマイズはiPhone・iPadの「設定」アプリ内から可能。Androidスマホだとカスタマイズする手段がない。

Androidスマホだと事実上封じられる主なカスタマイズは以下のとおり。

  • イコライザー調整
  • 空間オーディオ再生(の設定)
  • 長押しコマンドのカスタマイズ

AndroidスマホでのAirPods Proの使い勝手は以下記事でまとめている。こちらも参考にしてほしい。

【実機で解説】AndroidスマホでAirPods(AirPods Pro)は使える?

続きを見る

 

 

【まとめ】AirPods Pro(第2世代)(第1世代)、どっちがおすすめ?

AirPods Pro(第2世代)をおすすめできる人

  • AirPods Proデビューしたい人
  • 新しいもの好きな人

AirPods Pro(第2世代)は紛うことなき現行モデル。新しいもの好きの人であれば選んで損はない。

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能はいずれも業界トップレベルの性能あり。機能狙いでの購入は十分に現実的だ。

一方で、(第1世代)モデルに比べて明確にアップデートされたとは言えず、とりあえずのリニュアル感は強い。コスパ重視の人、中古イヤホンに抵抗ない人なら(第1世代)モデルでも十分かもしれない。

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レビュー記事AirPods Pro(第2世代)レビュー|ノイズキャンセリング&ながら聴き機能に特化した上位版モデル

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AirPods Pro(第1世代)をおすすめできる人

  • コスパのよさを重視する人(中古でも構わない人)

AirPods Pro(第1世代)も悪くない。現在なお通用するノイズキャンセリング、外音取り込み、通話マイクなど揃える。

ワイヤレスイヤホン自体がスマホやPCに比べて新旧モデルのスペック差が小さい製品ジャンルとあり、コスパ重視の人だと(第1世代)モデルでもまだまだ十分だろう。

ただ、最近は新品が市場に出てこなくなったこともあり、選ぶとなると中古製品がメインになるかもしれない。

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