日本国内でも普及しつつある「eSIM」(イーシム)。
eSIMは標準SIM、microSIM、nanoSIMに続く次世代のSIMカード規格。従来のようなプラスチックのSIMカードを必要とせず、インターネット経由でSIMカード情報をスマホにインストールして使う、文字どおりの「次世代」SIMカードだ。
従来のSIMカード・サービスよりも事務コストが減らせるとあり、全体的にサービス料金が安め。月額1,000円おろか500円で使えるものも多い。
この記事では、こうしたeSIMサービスの本骨頂である月額500円以下で使える格安のeSIMサービスを紹介したい。
この記事の目次(タッチで移動)
広告
eSIM(イーシム)概要
eSIMとは、標準SIM、microSIM、nanoSIMに続く次世代のSIMカード規格のこと。
従来のようなプラスチックのSIMカードを必要とせず、インターネット経由でSIMカード情報をスマホにインストールして開通できる。
通信サービスを契約さえすれば、即時にサービス開通&利用できるので月末に駆け込みMNPしたいときでも勝手いい。
月額500円以下で使えるeSIMサービスまとめ
情報は2022年6月時点
au「povo」(月額0円〜)
月額料金(税込) | 0円〜 |
音声通話 | 30秒/21円(無料通話なし) |
データ容量 | 0GB〜 |
制限時速度 | 128kbps |
ネットワーク回線 | au |
au(KDDI)が手がけるオンライン専用プラン「povo」(ポヴォ)。オンライン専用プランを謳うだけあり、専用アプリから数ステップでeSIM発行できる勝手のよさが魅力。
「au」サービス同等の高品質な通信回線が月額0円から利用できる。無料通話こそ付いてないが、月額0円で通話用の電話番号が維持できるので、そこまで通話しない人の0円回線、サブ回線として運用するのに丁度いい。
ちなみに、月額550円で1回5分以内の通話が無料になる通話オプションもあるので、通話が多い人ならオプション購入も検討したい。
LinksMate(月額165円〜)※データ通信のみ
※音声通話プランは月額517円〜提供
月額料金(税込) | 165円〜 |
音声通話 | 提供なし |
データ容量 | 100MB〜 |
制限時速度 | 200kbps |
ネットワーク回線 | ドコモ |
ゲーム特化の格安SIM「LinksMate」(リンクスメイト)。格安SIM事業者としては後発だが、すでにeSIMの提供を開始している。
どちらかと言うと「カウントフリーオプション」(月額550円)加入を前提に設計された格安料金プラン(※加入は任意)。
オプションに加入すれば対象ゲームやサービスのデータ通信量を9割オフ。データ容量を使い切ったあとも対象ゲームやサービスには速度制限がかからず利用できる。
カウントフリーオプションの主な対象ゲーム
- ウマ娘プリティーダービー
- モンスターストライク
- 「アイドルマスターシンデレラガールズ」シリーズ
- バンドリ!ガールズバンドパーティ!
- アズールレーン
カウントフリーオプションの主な対象サービス
- ABEMA
- U-NEXT
- ニコニコ動画
データ専用プランなら最安165円から契約できるので、カウントフリーオプションと合わせて月額715円運用が可能だ。
プレイしているゲームやサービスがカウントフリーオプションの対象タイトルに含まれていたら検討したいところ。
日本通信「合理的シンプル290プラン」(月額290円〜)
月額料金(税込) | 290円〜 |
音声通話 | 30秒/11円(無料通話なし) |
データ容量 | 1GB〜 |
制限時速度 | 200kbps |
ネットワーク回線 | ドコモ |
老舗・格安SIM「日本通信」が手がける現行プラン「合理的シンプル290プラン」。通常のSIMカードほかeSIMが選択できる。
月額290円で通話回線が維持できるほか、1GBの高速データ容量も付属する。無料通話こそないが、通話料が30秒11円で割引提供されるため、多少なりに通話したい人だとpovoよりも本命かもしれない。
IIJmio「eSIMギガプラン」(月額440円〜)※データ通信のみ
月額料金(税込) | 440円〜 |
音声通話 | 提供なし |
データ容量 | 2GB〜 |
制限時速度 | 300kbps |
ネットワーク回線 | ドコモ |
格安SIM大手「IIJ」が手がけるeSIM専用プラン「eSIMギガプラン」。
データ専用のeSIMプランとして提供。月2GBプランを月額440円で利用できる。月4GBプランでも月額660円と格安。
昔ながらのデータ専用の格安SIMの延長線上でeSIMを使いたい人であれば、IIJmioのeSIMギガプランがおすすめ。
そのほかチェックしておきたいeSIM対応の格安通信サービス
ソフトバンク「LINEMO」(ラインモ)(月額990円)
月額料金(税込) | 990円 |
音声通話 | 30秒/21円(無料通話なし) |
データ容量 | 3GB |
制限時速度 | 300Mbps |
ネットワーク回線 | ソフトバンク |
ソフトバンクが手がけるオンライン専用プラン「LINEMO」。月3GBプランこと「ミニプラン」を月額990円で利用できる。
2022年現在、1回5分以内の国内通話を無料にする通話オプション(月額550円)を無料提供中。LINEMO契約が初めての人であれば、契約から1年間、同通話オプションが無料で利用できる。
そのため、通話オプション分を差し引くと実質月額440円で利用できる計算になる。もとより通話する人であればLINEMOでもいいかもしれない。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」(月額1,078円〜)
月額料金(税込) | 1,078円〜 |
音声通話 | 30秒/21円(専用通話アプリを使えば無料に) |
データ容量 | 3GB〜 |
制限時速度 | -- |
ネットワーク回線 | 楽天モバイル |
楽天モバイルは以前は月額0円で運用できたが、2022年7月よりプラン改定で0円廃止。現在は最安で月額1,078円〜の料金プランとなる。
月3GBの高速データ通信、および専用通話アプリ「Rakuten Link」経由の無料通話が使えるのでコスパは相場同等。とはいえ、楽天モバイルの通信品質で月額1,000円を超えてしまうのをネックと考える人もいそうだ。
もとより楽天モバイル回線が安定的に利用できる環境に住んでいて、なおかつ月無制限のデータ通信狙いの人であれば楽天モバイルもいいかもしれない。
関連記事
【7月から0円廃止】楽天モバイルの代わりとなりうる格安SIMサービスまとめ
続きを見る
【Tips】iPhoneにeSIMを複数回線分ストックしておく方法
続きを見る