スマートウォッチの代名詞たる「Apple Watch」。
2024年現在、Apple Watchは3シリーズを展開。いずれもApple Pay決済が使えたり、ヘルスケア測定できたり、メール通知が確認できたり... などなど多機能であるがゆえ、いざどれを選べばいいのか迷っている人も多いと思う。
この記事では、こうした「結局のところApple Watchって何ができるの?」といった人に向けたApple Watchの選び方を解説する。記事を参考に自分に合ったApple Watchを見つけてほしい。
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Apple Watchの種類
Apple Watchは現在3シリーズを展開
2024年現在、Apple Watchは以下3つのシリーズが展開される。
- Apple Watch(無印)(現行モデル:Apple Watch Series 9)
- Apple Watch SE(現行モデル:Apple Watch SE 第2世代)
- Apple Watch Ultra(現行モデル:Apple Watch Ultra 2)
Apple Watchのシリーズごとの立ち位置(製品ポジション)
- Apple Watch(無印) → ひととおりの機能を揃えたスタンダードモデル
- Apple Watch SE → 一部機能を省いた廉価版モデル
- Apple Watch Ultra → 屋外活動やスポーツ用途に特化したタフネスモデル
Apple Watch(無印)は、初代Apple Watchの系譜を継ぐ王道スタンダードモデル。
対してApple Watch SEは、Apple Watch(無印)から一部機能を省いた廉価版モデル。EGC機能(不整脈の検知機能)、体温測定機能(生理周期の推定など)に対応せず。
Apple Watch Ultraは、Apple Watch(無印)そのままにタフネス化。シリーズ最大となる大型ディスプレイほか、2周波GPSや36時間バッテリーを搭載するなど屋外活動やスポーツでの用途を想定した特別仕様にカスタムされる。
基本的な搭載機能は変わらず
以下のようなApple Watchの基本機能はシリーズ関係なく利用できる。
- 心拍センサー使ったヘルスケア測定(睡眠測定など)
- ワークアウト記録
- ストップウォッチ
- Apple Pay通じたタッチ決済
- LINEやGメールの通知確認
- 音楽再生コントロール
- デバイス単体での音楽再生
Apple Watchを選ぶポイント
1. ECG機能(不整脈の検知機能)が必要な人なら「Apple Watch」(無印)を選ぶ
今やApple Watchの代名詞となったECG機能。心電図を計測。不整脈、不審な脈拍を検知すると通知してくれる。
Apple Watchは医療機器認証を受けてることもあり、いざというときは「Apple Watchで不整脈を検知した」と医者に伝えれば話が早く済む。
気持ち40代以降の人、動脈硬化が気になり出した年齢の人だとECG機能はあった方がいい。
一方で10代、20代くらいの人だとECG機能は宝の持ち腐れになってしまうかもしれない。
2. 体温測定が必要な人なら「Apple Watch」(無印)を選ぶ
一部Apple Watchであれば皮膚温の測定を通じた事実上の体温測定が可能。
女性だと体温測定を通じた生理周期の推定が可能。フェムテック分野においてApple Watchは唯一無二の存在だ。
男性でも体温測定自体は可能。健康把握のために活用できる。日々の体温が「ヘルスケア」アプリに自動で記録されるため、あとで見返すときに役立つ。
なお、体温測定は睡眠中のみ機能する。就寝時にApple Watchを着用しておく必要がある。ズボラな人だと睡眠中の腕時計の着用に面倒くささ、うっとうしさ感じるかもしれない。
体温測定が可能なApple Watchまとめ
体温測定の可否 | |
Apple Watch Series 8、9 | 対応 |
Apple Watch Series 7以前 | ✗ |
Apple Watch Ultraシリーズ | 対応 |
Apple Watch SEシリーズ | ✗ |
3. 屋外でハードコアな使い方をしたい人なら「Apple Watch Ultra」一択
GARMINやSUNTOと競合するタフネス仕様。「Apple Watch Ultra」シリーズ。
スポーツやランニング中に使えるハードコアなスマートウォッチを探している人におすすめ。
49mm(約5cm)の大型ディスプレイ、3000ニトの照明、水深100メートルでも耐える防水性能、IP6の防塵性能、2周波GPS、36時間バッテリー搭載などタフネスウォッチならではの仕様が揃う。
カジュアルにApple Watchを使いたい人だとオーバースペックすぎるが、もとよりタフネスウォッチとして使う予定の人だと丁度いい。
4. 腕時計として、ファッションとして使えれば十分なら「Apple Watch SE」シリーズ
Apple Watchシリーズの事実上のスタンダードモデル「Apple Watch SE」。
ECG機能(不整脈の検知機能)や体温測定機能こそ使えないものの、そのほか主要なApple Watch機能は網羅。心拍センサー使ったヘルスケア測定機能、Apple Pay通じた決済機能、LINEやGメールの通知確認などもろもろ可能だ。
腕時計として、ファッション感覚でApple Watchが使えれば十分な人なら「Apple Watch SE」でも何ら問題ない。
まとめ
ここまでApple Watchの選び方をまとめてきた。
- ファッション感覚で使いたい → Apple Watch SE
- ECG機能、体温測定機能が使いたい → Apple Watch(無印)
- タフネス用途 → Apple Watch Ultra
Apple Watchはスマートウォッチとしての基本機能は大差ない。数少ない差別化ポイントが上記3つだ。ここらを軸に自分に合ったApple Watchを探したい。
無難なところでApple Watch SE。EGC機能(不整脈の検知機能)、体温測定機能(生理周期の推定など)が必要なければこれで十分。2024年1月時点で現行モデルは「Apple Watch SE 第2世代」。
EGC機能(不整脈の検知機能)、体温測定機能(生理周期の推定など)が必要な人だとApple Watch(無印)を選びたい。2024年1月時点で現行モデルは「Apple Watch Series 9」。
よりハードコアなApple Watchを探している人ならApple Watch Ultraがおすすめ。
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