
今年もそろそろ年末です。
日進月歩のITガジェット界隈だと先月発売の最新製品ですら過去の遺物みたいな扱いだったりします。
それこそ数ヶ月前にSNSを賑わせた製品だったり、YouTuberがこぞっておすすめしてた製品だったり色々ありましたが、すっかり忘れている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では年末振り返り記事の一環として2025年に話題になったITガジェット製品を15個振り返ります。
まだ試してない人、興味があったけど買い忘れてた人はこの機会にお試しあれ。
この記事の目次(タッチで移動)
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スマホ
1. 楽天モバイルの1円iPhone

出典:楽天モバイル
久々に登場した1円iPhone。今年2月に発売開始した新作iPhone「iPhone 16e」を楽天モバイルが1円で取り扱い。
MNPだけでなく新規契約でも割引適用とあって祭り状態に。今日まで大ヒット&売り切れが続いてますね。
楽天モバイルはデータ通信を月3GB以内に抑えれば最安1,078円(税込み)で回線維持可能。iPhone 16eの月額1円をプラスしても月額1,079円と破格です。
通話料金は当然ながら無料。普段使いのiPhoneとしても丁度いいですね。
ほぼほぼ売り切れてるので在庫を見かける機会は少ないですが、残っていたら狙い目です。
▶ 楽天モバイル版iPhone 16eを見る(公式サイトを開きます)
2. AQUOS R8 pro(54,800円)

出典:IIJmio
定価18万円超のフラッグシップスマホながらもIIJmioが5万円台で投げ売り中。
MNP専用の割引ですが、IIJmioは最安で月額850円で回線維持できるので分割契約した場合でも月額3,134円ぼっきり。当然ながら端末返却の必要はありません。
これ、そんな古いスマホと言うわけではなくて2023年次のフラッグシップなんですよね。
LeicaのSUMMICRONレンズの搭載で話題になりました。1インチセンサーカメラとあり、圧倒的な光量を担保にした正確な色描写を強みとします。
Pro IGZOディスプレイも搭載あり(最大240Hz駆動)。シャープスマホ独自の動画専用の処理エンジンもあり。そのスペックと相まってゲーミングスマホとして使うにも最適です。
在庫限りかも知れませんが、残っていたら狙い目です。
▶ IIJmio版AQUOS R8 proを見る(公式サイトを開きます)
充電まわりガジェット
3. Ankerの巻き取り式ケーブル充電器

今年のガジェット界隈を大いに賑わせた「巻き取り式ケーブル充電器」。
充電器とケーブル一体型の充電器ですね。
巻き尺のようにしてケーブルを伸ばしたり、あるいはケーブルを縮めて充電器の筐体内に収納しておけます。このギミック、ガジェオタが好きなやつです。


Ankerの巻き取り式ケーブル充電器こと「Anker Nano Charger (35W, 巻取り式 USB-Cケーブル) 」は最大35Wと高出力仕様。
スマホやタブレットはもちろんMacBook AirやNintendo Switchも充電できます。
定価4,990円とちょい高めですが、充電ケーブルが1000円くらいと考えれば実質3,990円。35W充電器として考えるとまだ現実的な価格設計かと思います。
4. Ankerの絡まない充電ケーブル

なんで絡まないんでしょうね?
Ankerが市場を切り開き、昨今多くのメーカーから登場している「絡まない充電ケーブル」。
ケーブル絡まず、折りグセ付かず。意図的に絡ませようとしても"スルッスル"とほどけていく謎の紐ですね。
古今東西のケーブルの絡まりリスク、こんがらがるリスクを軽減どころかゼロにしたイノベーション的な製品です。

Ankerの絡まないケーブルは定価1,890円(1.8m)と充電ケーブルにしては少し高めですが、1回使うと病みつき間違いなし。というか普通の充電ケーブルを使うのが億劫になるので注意。
5. Qi2.2対応ワイヤレス充電器(UGREEN MagFlow 25W)

今年夏に登場したワイヤレス充電規格「Qi」の最新バージョンたる「Qi2.2」。
ワイヤレス充電ながらも最大25Wで充電できる高出力仕様で知られます。
現状で充電対応するのはiPhone 17シリーズ、iPhone 16シリーズくらい(iPhone 16eは非対応なので注意)。
とはいえ、AndroidスマホでもGoogle Pixel 10 Pro XLがQi2.2対応を果たすなどしており、来年にかけてメジャーなAndroidスマホにも普及していくと思われます。

MagSafe規格と統合されているため、背面に"ぺたり”とくっつきます。
AppleやGoogleが6,000円超のQi2.2仕様ワイヤレス充電器を展開していますが、UGREEN MagFlow 25W なら定価3,290円と破格。
iPhoneユーザーで流行りもの好きな人なら早めに買ってドヤりましょう。
6. 燃えにくいモバイルバッテリー(HAMAKEN WORKS)

出典:Amazon
モバイルバッテリーの発火ニュースが多い今日このごろ。
現在一般的なリチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーだと高温や衝撃に弱かったり、そもそも安全品質が保証される充放電回数のサイクル寿命が理論値300回〜500回止まりなので思っている以上にコスパが悪いです。
そうした背景あってか昨今は「燃えにくいモバイルバッテリー」を謳う製品が続々登場。
主に以下3つの次世代モバイルバッテリーが業界トップを取るべく競い合ってる最中です。
- LiFePO4系(リン酸鉄リチウム系)モバイルバッテリー
- ナトリウムイオン電池モバイルバッテリー
- 準個体モバイルバッテリー
なかでも人気なのが「3. 準個体モバイルバッテリー」。
ゲル状の電解質を用いて高温や衝撃をカバーします。コストと安全性でバランス取れており、1万円以下で買える普及しやすい価格帯の製品も増えてきました。
今年夏には秋葉原の老舗電機屋「浜田電機」が「HAMAKEN WORKS」ブランドのモバイルバッテリーを発表して話題に。これも準個体モバイルバッテリーです。充放電回数のサイクル寿命も2000回とコスパよし。
それでもって価格は8,890円と意外と安め。燃えにくいモバイルバッテリーを探している人なら検討余地ありです。
イヤーカフ型イヤホン(ながら聴きイヤホン)
7. Anker Soundcore C30i・C40i

最近そこらで使っている人が増えたイヤーカフ型イヤホン。
耳の軟骨部分に噛ませて装着するイヤホンですね。イヤホン装着しても耳穴を完全にふさがず。オーディオ再生しながら周囲の環境音が聞き取れます。
昨今はPodcastやラジオ市場(総じて"ながら聴き”市場)が拡大していますが、その時勢をしっかり捉えたトレンド商品です。

装着イメージ
なかでも人気なのがAnker Soundcore C30i・C40iシリーズ。
先端キャップの付け替えで耳に挟み込む領域幅を3段階に調整可能。しっかりと挟みたい人、ゆるく挟みたい人、いずれにも対応できる汎用性の高さが評価ポイントです。

先端キャップの付け替えで挟み込む領域幅を調整可能
バッテリー駆動時間はイヤホン単体10時間とスタミナ仕様(C40iは同7時間)。数時間〜半日と付けっぱなしにしておきたい人でも問題ありません。
価格も1万円程度なので気軽に試せていいですね。とりあえずの入門モデルがC30i。低音重視の上位版モデルがC40iです。
▼ Soundcore C30i(価格5,990円)
▼ Soundcore C40i(価格12,990円)※こっちの方が低音重視
8. Shokz OpenDots ONE


装着イメージ
ハイエンド帯のイヤーカフ型イヤホンとして人気。Shokzのイヤーカフ型イヤホン。
Shokzは「OpenRun」シリーズで知られる骨伝導イヤホンブランド。ランナー向けのオーディオ機器としておなじみです。
音漏れを防ぐための技術に長けており、同技術を転用したShokz初のイヤーカフ型イヤホンが「Shokz OpenDots ONE」。
イヤーカフ型イヤホンの弱点たる音漏れをノイズキャンセリング機能を用いて低減するギミック仕様。電車やバスの中でも億劫なく使えます。
価格が2.7万円とちょいお高めですが、公共スペースや屋内などで音漏れ気にせずに使えるイヤーカフ型イヤホンを探している人だと検討余地ありです。
LE Audio(LC3コーデック)対応ワイヤレスイヤホン
9. JBL TOUR PRO 3(ドングルあり)

どこもかしこもLE Audio言ってる時代です。
LE Audioは次何年かで普及が見込まれる次世代のBluetooth規格。Bluetoothの国際団体レベルで推進しており、遅かれ早かれ世のBluetoothオーディオコーデックはLE Audio準拠の「LC3」「LC3plus」に統合されていくと思われます。
JBL TOUR PRO 3は、充電ケースをドングル代わりにしたLC3plus接続にJBL製品で初対応。
2025年時点でLC3plusに対応するデバイスは皆無ですが、JBL TOUR PRO 3 ならドングル経由でLC3plus接続が可能です。
理論値10msの低遅延通信、というかほぼ有線イヤホンと変わらぬ勝手でオーディオ再生できるのでゲーミング向けの低遅延イヤホンとして使いたい人だと気になるところ。

利用イメージ
ドングルはUSB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャックに装着可能。スマホやPCもちろんNintendo SwitchやPS5などゲームデバイスでも利用できます。
定価4万円近いですが、昨今は相場3.3万円前後で買えます。
10. オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」(ドングルなし)

オーディオテクニカの現行フラッグシップ「ATH-CKS50TW2」。
昨年10月に発売開始。例のごとくLE Audio初対応。LC3コーデックが使えるワイヤレスイヤホンです。
接続を仲介するドングルこそ用意ありませんが、LC3コーデックはGalaxyスマホ、Pixelスマホ、Xperiaスマホあたりで普通に使える時代なので特に困ることはないかと思います(関連記事)。
LC3接続なら理論値30msの低遅延通信が可能。もっぱらワイヤレスイヤホンでゲームしたい人だと通信ラグなく使えて重宝しますね。

LE Audio対応あり
ATH-CKS50TW2 は業界随一の長時間バッテリーモデルとしても有名。イヤホン単体25時間。ケース併用で最大65時間駆動する変態仕様です。
イヤホン単体で電源ON/OFFできるなどネックバンド型イヤホンのような使い方も打ち出しており、これまたガジェオタ好みの仕上がりです。
カラー表示対応Kindle
11. New Amazon Kindle Colorsoft

2025年夏に突如として登場した「Kindle colorsoft」。
カラーE-INKを搭載したカラー表示対応のKindleですね。
競合の楽天koboやBOOXあたりだと一昔前からありましたが、なにをいまさらのKindle版が誕生です。
カラー表示時の解像度は最大150ppi。水彩画のような淡い色合いです。肌艶ビビッドな肌色コンテンツの閲覧だと微妙な出来ですが、カラー漫画を読んだり、カラー資料を見たり、マーカーチェックの色合いを判別するには問題ない性能かと思います。
定価39,980円。セール期間だと3万円前後で買えます。
そのほか最近のトレンド・ガジェットまとめ
12. Spigen「ゼロ・ワン」シリーズ(iPhoneケース)

ここ1年くらいのベストセラーiPhoneケース。米大手・Spigenが展開する「ゼロ・ワン」シリーズ。
MagSafeリングを見せるために作られたiPhoneケース。Nothing Phoneのような基板デザインを売りにしたケースです。
透明ケースにMagSafeリングがくっついてるとビジュアル的に違和感あったりしますが、基板デザインの中にあえてMagSafeリングを見せることでTech感を演出したアイディア商品ですね。

コテコテなTech感がガジェオタ好みです...
ケースはiPhone 17シリーズ、16シリーズ、15シリーズに用意(2025年11月時点)。
ケースを使いたい、MagSafeも使いたい、なおかつMagSafeリングをお洒落に魅せたい人なら検討余地あるiPhoneケースです。
13. XREAL One Pro

今年夏に登場したスマートグラス「XREAL」の最新フラッグシップ「XREAL One Pro」。
視野角が従来50度から57度に拡大。眼鏡スクリーン上に最大428インチ相当の巨大スクリーンを表示できる変態スペックマシンとして注目を集めた1機です。
スマホと接続すれば投影ディスプレイとして使えるほか、PC、Nintendo Switch、PS5向けの外部ディスプレイとしても利用可能。いつでもどこでも大画面でお仕事あるいはゲームできちゃいます。
電源は接続先デバイスから供給されるので、接続先デバイスの電源さえしっかりしてれば永久機関仕様です。
価格が定価84,980円と結構いい値段がしますが、外付けディスプレイと考えれば安い... ?
14. 分割キーボード
ガジェット界隈でちょくちょく盛り上がってる分割キーボード。
左右キーボードが完全無線接続できて、なおかつキーボード配置から再構築したカスタムチューン仕様の分割キーボードが人気を集めます。
なかでもガジェットYouTuberの堀口英剛さんが展開している「conductor」が有名どころ。
キーボード上にトラックボールも搭載しており、キーボードだけで作業が完結できます。
一向に販売が再開されず、かくいう筆者も購入できないままですが、在庫があったら買いたいです。
定価29,800円。公式通販のみでの販売。
▶ conductor ver.0.1.0(公式サイトを開きます)
15. AYANEO Pocket S2 Pro

出典:Amazon
ここ数年で急速に知名度を拡大したゲーミングデバイス「AYANEO」。
Android OSベースの携帯型ゲームデバイス。Google Play、Steam Link、GeForce NOWあたりのクラウドゲームをプレイするのに特化した性能と仕様を備えます(※YouTubeやNetflixと言った通常のAndroidアプリも利用可能)。
その最新モデル「AYANEO Pocket S2 Pro」が今年9月より国内正規版の販売開始。
価格が12万円と高価ですが、Snapdragon G3 Gen 3や冷却ファン搭載、そしてなにより「AYANEO」ブランド製品として考えれば妥当な価格でしょう。
SIM通信機能を搭載しない潔いまでのゲーミングデバイス。選ぶ人を選ぶ、ならぬ選ぶ人は選ぶ理想的なゲーミングデバイスです。
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