USB Tyep-Cポートを採用した現行MacBookシリーズに同梱される「Apple USB-C充電ケーブル」。
言わずもがなApple純正ケーブル。レビューも今更感があるが、公式商品ページにデータ転送規格などのスペック仕様が書かれておらず、そこらへんが気になったので記録かねてレビューしたい。
この記事の目次(タッチで移動)
広告
「Apple USB-C充電ケーブル」クイックレビュー
仕様一覧
eMarkerの内蔵を確認、およびデータ転送規格はUSB 2.0だった。
eMarker内蔵
eMarkerは60W以上の高出力充電で使う充電ケーブルへの内蔵が義務化。内蔵されていないものは不適合品だ。
Apple USB-C充電ケーブル は、全MacBookシリーズで同一のものが使われてるとあり、もとよりMacBook Proなど60W以上の高出力充電モデルにも対応できるようeMarkerを内蔵したものと思われる。
データ転送規格はUSB 2.0
データ転送規格はUSB 2.0だった。
データ転送規格は昨今だとUSB 3.2までアップデートされているが、Apple USB-C充電ケーブル は意外にもUSB 2.0止まり。
Appleは最大40Gb/s、USB 3.2よりも超高速でのデータ通信が可能な「Thunderbolt」規格のケーブルを展開しているため、もとより Apple USB-C充電ケーブル のデータ転送規格をアップデートさせるモチベーションはなさそう。
【補足】Thunderboltケーブルを選ぶ必要性について
Thunderboltケーブルは、Appleとインテルが共同開発した独自規格「Thunderbolt」準拠のケーブルのこと。
コネクタ部分にはUSB Type-C端子が使われており、USB Type-Cポート搭載の現行MacBookシリーズを充電することもできる。
とはいえ、Thunderboltケーブルは基本的にはデータ転送ケーブルとして使うもの。
最新モデルである「Thunderbolt 4 Proケーブル」であれば最大40Gb/sでのデータ転送が可能。ケーブル1本で外部ディスプレイへの5K映像出力もできる。
USBの業界団体が推進する通常のUSB Type-Cケーブルだと最上位規格「USB 3.2」でもデータ転送速度は20Gb/s止まり。Macユーザーでデータ転送を主とするケーブルを探している人であれば最初から「Thunderbolt 4 Pro ケーブル」を選んだ方がいい。
一世代前の「Thunderbolt 3」ケーブルもまだまだ現役。
Mac以外のPCと接続すると最大10Gb/s止まりだが、Macで使えば最大40Gb/sでのデータ転送が可能。
充電それ自体が目的の人であれば、あえてThunderboltケーブルを選ぶ必要はない。通常の Apple USB-C充電ケーブル で十分だ。
この記事のまとめ
Apple USB-C充電ケーブル をひととおりレビューした。
eMarkerを内蔵した100Wの充電にも耐えうる充電ケーブルとあり、Amazonあたりに売っている下手な充電ケーブルよりも心理的な安心感あり。ここはやはり大手Apple製品。
データ転送規格はUSB 2.0止まり。充電ではなくデータ転送用途のケーブルを探している人ならThunderbotケーブルを検討あれ。
Mac向け充電ケーブルならAnkerの絡まない充電ケーブルもおすすめ
Anker「絡まない充電ケーブル」レビュー(Anker PowerLine III Flow)
続きを見る
MacBook向けの充電器を探す
MacBookシリーズが充電できるAnker充電器(急速充電器)まとめ。おすすめ製品もピックアップ【2024年】
続きを見る
MacBook向けのアクセサリーを探す
MacBook Air / Pro向けのおすすめ周辺機器・アクセサリーまとめ(2024年)
続きを見る