Ankerの「絡まない充電ケーブル」こと Anker PowerLine III Flow をレビュー。
同製品は2021年より発売開始したAnker充電ケーブルの新シリーズ。ケーブル絡まず、折りグセ付かず、なおかつ25000回の折り曲げに耐える耐久性を売りにする。
古今東西のケーブル製品ならではのケーブルの絡まりリスク、こんがらがるリスクを軽減どころかゼロにした。きれい好きの人はもちろんだが、ケーブルをついごちゃごちゃにしちゃうズボラ気質の人にもおすすめだ。
以前はライトニングケーブルのみの展開だったのだが、つい先日、USB Type-Cケーブルの販売が開始された。筆者もさっそくUSB Type-Cケーブルの方を購入してきたのでひととおりレビューしたい。
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【レビュー対象製品】Anker PowerLine Ⅲ Flow
製品の特徴
- 文字どおりの意味での「絡まらない充電ケーブル」
- eMaker内蔵(最大100Wまで通電可能)
- データ転送規格は「USB 2.0」
主なデメリット
- 充電ケーブルにしては少し割高(価格1,790円〜)
USB Type-Cケーブル版(4色展開、直販1,790円)
ライトニングケーブル版(5色展開、直販2,190円)
Anker「絡まない充電ケーブル」(Anker PowerLine III Flow)レビュー
Ankerの「絡まない充電ケーブル」こと Anker PowerLine III Flow は、2021年春にAnkerより発売開始となった充電ケーブル。
古今東西のケーブル製品のデメリットであるケーブルの絡まりリスクを軽減した、というか廃した革命的な1品だ。
ケーブルを意図して絡ませようとしてもスルッスルと解けていく、さながら軟体動物のようなケーブルで面白い。
ケーブル外装はシリコン素材で柔らかく、一方でケーブル内部は耐久性としなやかさを兼ね備えたグラフェン素材を使用。ケーブルの絡まりを軽減しつつ、他のAnker充電ケーブル同様に約25000回の折り曲げに耐えられる耐久性を実現した。
いざ手に取ると本当に柔らかく感じる充電ケーブルだが、ケーブル内部は思いのほかしっかりとした作りになっているので断線リスクにも強い。
端子部分はさりげないおしゃれ。薄いカッパー色の装飾が高級感を演出している。
オリジナルの結束バンドも付属。必要なければ取り外せる。
充電ケーブルとしてのスペックを確認
USB Type-Cケーブル版
USB Type-Cケーブル版は、5AケーブルでeMarkerを内蔵。USB PD充電器とセットで使えば理論値最大100Wまで通電できる。
そもそものUSB PD充電が理論値最大100Wの充電規格なので、USB PD充電で使える充電ケーブルを探している人ならこれ1本あれば十分だ。
データ転送規格はUSB 2.0。USB 3.1ではないので外部ディスプレイへの映像出力には使えない。
ちょっとした画像や音楽データをパソコンとやり取りする程度なら問題ないが、基本的には充電ケーブルとして使った方が活躍できるだろう。
ライトニングケーブル版
ライトニングケーブル版はApple認証ことMFi認証を取得しており、USB PD充電器とセットで使えばiPhoneを最大20W、iPadを最大30Wで充電できる。
データ転送ケーブルとしても利用できるが、もとよりライトニングケーブルとあり、転送速度はUSB 2.0相当。MacでiPhoneのバックアップを取得したり、iTunesで音楽データを転送する程度の使い方が限度かと思う。
USB Type-Cケーブル版同様に充電ケーブルとして使った方が活躍できるだろう。
この記事のまとめ
Ankerの「絡まない充電ケーブル」こと Anker PowerLine III Flow をレビューしてきた。
「絡まない充電ケーブル」に嘘偽りない。さながら軟体動物のような充電ケーブルなので、いくら意図的にケーブルを絡ませようともスルッスルとほどけ落ちる。
おまけにケーブルの折りグセも全くつかないので、きれい好きな人だと精神衛生上も満足できそうだ。
USB 2.0仕様の充電ケーブルとしては気持ち割高だが、それを考慮しても購入したくなる魅力ある製品だと思う。こだわり派のための充電ケーブルとしておすすめしたい。
レビュー対象製品
USB Type-Cケーブル版(4色展開、直販1,790円)
ライトニングケーブル版(5色展開、直販2,190円)
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