iPhoneと相性がいいモバイルバッテリーを一挙紹介。
iPhoneの充電仕様はAndroidスマホと異なる部分がある。Androidスマホで使うことを前提にしたモバイルバッテリーをiPhoneで使うと、せっかくの充電スペックが活かせず、大枚はたいて購入したわりに充電速度が遅かったりする。
こうしたミスマッチを避け、よりiPhoneに特化した、iPhone向けにおすすめのモバイルバッテリーを紹介するのが当記事の趣旨だ。
iPhoneユーザーは記事を参考にベストな1台を見つけてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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iPhone向けのモバイルバッテリーを選ぶ前に知っておきたいこと
バッテリー容量は5000mAhあればiPhoneを約1回フル充電可能
モバイルバッテリー選びで悩みどころのバッテリー容量だが、目安として5000mAhあればiPhoneが約1回フル充電できる。
昨今だと10000mAh級のモバイルバッテリーが普及しているが、毎日モバイルバッテリーを使うわけではなく、時々使うくらいの人であれば5000mAhあれば十分だ。
バッテリー容量ごとの用途目安は以下のとおり。
バッテリー容量 | 用途目安 |
5000mAh | たまに使うサブバッテリーとしてカバンの中に忍ばせておきたい人に |
10000mAh | 日常的にスマホゲームやビデオ通話をがっつり使ってはバッテリーが減りがち人に |
20000mAh | 旅行や出張、あるいは災害時の電源を兼ねて |
急速充電したい場合は「USB PD」仕様のモバイルバッテリーを選ぶ
iPhone 8以降のすべてのiPhoneは急速充電規格「USB PD」に対応。
USB PD仕様で18W〜20W出力できるモバイルバッテリーを選べば(理論上)iPhoneがフルスピードで充電できる。
iPhoneのバッテリー残量が少なければ少ないほど充電速度が速くなる仕組みなので、バッテリー残量が少ないときに使うことが多いモバイルバッテリーとの相性は抜群だ。
Quick Charge(QC)はiPhone非対応
スマホ向けの急速充電として有名なQuick Charge(クイック・チャージ、QC)だが、iPhoneはQuick Charge非対応。Quick Chargeは基本的にAndroidスマホ向けの急速充電規格となる。
5000mAh前後のおすすめの小型モバイルバッテリーまとめ
5000mAhあればiPhoneを約1回フル充電できる。
本体サイズは小さく、本体重量も100g台と軽いのでiPhoneにかぶせて持ち運びながら充電したいときにも丁度いい。
おすすめは次の2機種だ。
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厚み1cm、本体重量113g、カードケースサイズの軽量&薄型モバイルバッテリー。
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本体重量126g。スティックサイズのモバイルバッテリー。急速充電(USB PD)にも対応。
1. Anker PowerCore III 5000
発売時期 | 2021年1月 |
直販価格 | 2,980円(税込) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
充電ポート数 | 2 |
ポート最大出力 | ①USB Type-C(12W) |
②USB Type-A(12W) | |
本体重量 | 113g |
名刺入れを思わすコンパクトサイズが魅力の薄型&軽量モバイルバッテリー「Anker PowerCore III 5000」。
厚み1cm、本体重量は113g。iPhoneの裏に被せて持ち歩き充電するときでも邪魔にならない超絶スリムなモバイルバッテリーだ。
これだけの薄型・軽量サイズながら充電中の発熱がほとんどない。充電ポート部分がほんのりと温かくなるだけで、電池部分(本体中央部分)はそこまで温度変わらず。
小型モバイルバッテリーだと充電中に熱くなりすぎて精神衛生上の不安を覚える製品も多いが、そうした心配をする必要なし。言ったところで大手Ankerが手がける製品なだけあって安心感あり。
▼ レビュー記事を見る
Anker PowerCore III 5000 レビュー|本体重量113gの軽量&薄型モバイルバッテリー
続きを見る
2. cheero Power Plus 5 Stick 5000mAh
発売時期 | 2019年12月 |
直販価格 | 2,680円(税込) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
充電ポート数 | 2 |
ポート最大出力 | ①USB Type-C(18W)※急速充電対応 |
②USB Type-A(12W) | |
本体重量 | 126g |
国産モバイル周辺機器メーカー(ブランド)として知られるcheero(チーロ)。
「cheero Power Plus 5 Stick 5000mAh」は、スティック形状が特徴的なモバイルバッテリー。USB PD(急速充電)に対応。iPhoneが最大18W〜20Wで急速充電できる。
USB PD対応のハイパワー・モバイルバッテリーとあり、充電中の発熱はわりとある。
ただ、そこはやはりの大手製品。モバイルバッテリー内部が一定の温度以上になると自動で充電をシャットアウトする安全機能を搭載している。下手なノンブランドのモバイルバッテリーより不安なく使えるのは紛うことなき評価ポイントだ。
▼ レビュー記事を見る
cheero Power Plus 5 Stick 5000mAhレビュー|USB PD対応のスティック型モバイルバッテリー
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10000mAh前後のおすすめの中容量モバイルバッテリーまとめ
10000mAhのモバイルバッテリーならiPhoneを気持ち2〜3回充電できる。
スマホゲームやビデオ通話をヘビーユースしていて日常的に外出先でiPhoneを充電する機会のある人におすすめ。
おすすめ製品は次の2機種。
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10000mAhモバイルバッテリーの王道モデル。急速充電(USB PD)にも対応。
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充電器一体型のモバイルバッテリー。急速充電(USB PD)にも対応。
1. Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W
発売時期 | 2021年2月 |
直販価格 | 3,980円(税込) |
バッテリー容量 | 10000mAh |
充電ポート数 | 2 |
ポート最大出力 | ①USB Type-C(20W)※急速充電対応 |
②USB Type-A(12W) | |
本体重量 | 212g |
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W は、急速充電「USB PD」対応のモバイルバッテリー。最大20W出力できるのでiPhoneもちろんMacBook Airの充電にも活用できる。
バッテリー容量は10000mAh。ただ、その割に本体重量は212gと軽く、サイズも縦15.0cm、横6.9cm、厚さ1.5cmとスマホみたいなサイズ感。10000mAhのモバイルバッテリーにしては異様に軽く、そしてコンパクトなモバイルバッテリーだ。
▼ レビュー記事を見る
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W レビュー|MacBook Airが充電できるモバイルバッテリー
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2. Anker PowerCore Fusion 10000
発売時期 | 2021年1月 |
直販価格 | 4,790円(税込) |
バッテリー容量 | 9700mAh |
充電ポート数 | 2 |
ポート最大出力 | ①USB Type-C(20W)※急速充電対応 |
②USB Type-A(12W) | |
本体サイズ | 縦8.2cm、横8.2cm、厚さ3.5cm |
本体重量 | 278g |
Anker PowerCore Fusion 10000は、充電器一体型のモバイルバッテリー。
9700mAhのモバイルバッテリーとして利用できるほか、内蔵された電源プラグをコンセントに挿せば、そのまま充電器に様変わりする。
モバイルバッテリーとして、充電器として、どちらも急速充電「USB PD」に対応。最大20W出力が可能なのでiPhoneやMacBook Airが充電できる。
さながらカレーハンバーグのような、美味しいとこ取りしたガジェオタないしズボラのための理想的なモバイルバッテリー(充電器)だ。
ただ、厚みが3cmと結構ぶ厚い。iPhoneの裏に被せて持ち歩き充電するシチュエーションだと文字通り手に余る。
持ち歩きながらiPhoneを充電したい人だと先に紹介した Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W の方がいい。Anker PowerCore Fusion 10000 はカフェなどそこそこ落ち着いた場所で充電したい人におすすめ。
▼ レビュー記事を見る
Anker PowerCore Fusion 10000 レビュー|MacBook Airが充電できる充電器一体型のモバイルバッテリー
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20000mAh前後のおすすめの大容量モバイルバッテリーまとめ
20000mAhはiPhoneを約4回前後フル充電できる大容量。
ただ、それ相応に本体重量もヘビー級。日常的な利用よりかは旅行や出張で、あるいは災害時の予備電源として使うのが妥当かと思う。
おすすめは次の2機種。
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iPhone充電(スマホ充電)に特化した格安・大容量モデル。本体重量343g。
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最大60W出力の急速充電(USB PD)対応。iPhoneもMacBookも諸々充電できる。本体重量422g。
1. Anker PowerCore Essential 20000
発売時期 | 2019年11月 |
直販価格 | 3,999円(税込) |
バッテリー容量 | 20000mAh |
充電ポート数 | 2 |
ポート最大出力 | ①USB Type-A(12W) |
②USB Type-A(12W) | |
本体重量 | 343g |
Anker PowerCore Essential 20000は、iPhoneが約4回フル充電できる20000mAhの大容量モバイルバッテリー。
同等サイズのモバイルバッテリーの中では最安クラスの製品となる(主要メーカー品に限る)。
最大出力は12W止まり(通常充電のみ対応)。急速充電には対応していないが、とはいえiPhoneを充電するには問題ない出力だ。
デメリットはやはり重量。343gと重い。iPhoneに被せて片手で持つのは結構辛くて、↑上記写真もわりと頑張って保持して撮影してる。
もとより20000mAhバッテリーなので使う人、使うタイミングを選ぶかと思うが、20000mAhバッテリーが必要な人ならばAnker PowerCore Essential 20000は真っ先に検討すべき1台だ。
▼ レビュー記事を見る
Anker PowerCore Essential 20000 レビュー|スマホ向け格安大容量モバイルバッテリー
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2. Anker PowerCore III 19200 60W
発売時期 | 2021年3月 |
直販価格 | 7,990円(税込) |
バッテリー容量 | 19200mAh |
充電ポート数 | 3 |
ポート最大出力 | ①USB Type-C(60W)※急速充電対応 |
②③USB Type-A(12W) | |
本体重量 | 422g |
Anker PowerCore III 19200 60Wは、60Wの急速充電に対応するハイパワー・モバイルバッテリー。
iPhoneの充電だけだとオーバースペックなので、MacBook Air、MacBook Proなどセットで充電したい人におすすめ。
バッテリー容量は19200mAhあり、iPhoneなら約4回フル充電できる。MacBook Airだと約1回分フル充電できる。
これだけのハイパワー・モバイルバッテリーながらサイズは意外とコンパクト。
縦17cm、横8cmと少しばかり大きいスマホと変わらないサイズ感。
片手で持つのもラクラク... と言いたいところだが、本体重量は410gとガチで重い。持てない重さではないが、カバンの中に入れておくと”ずっしり”感があって気になる重さだと思う。
日常的にMacBookなど持ち歩いてる人でMacBookプラスαでiPhoneも充電したい人なら検討余地あり。
▼ レビュー記事を見る
Anker PowerCore III 19200 60W レビュー|MacBookがフルスピード充電できる高速&大容量モバイルバッテリー
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この記事のまとめ
iPhone向けのおすすめのモバイルバッテリーをまとめてきた。
大手の製品を中心に取り上げた。Amazonなど探すともっと安いモバイルバッテリーもあるが、どこの馬の骨とも知れぬノンブランド製品ばかりなので価格につられて手を出すのは危険。きちんと発熱処理されてて、いざとなったら保証が受けられる大手製品を選んだ方がいい。
とりあえずの1台を探している人ならAnkerの薄型&軽量モバイルバッテリー「Anker PowerCore III 5000」がおすすめ。価格も2,980円と安価でよし。
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