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Anker PowerCore Essential 20000 レビュー|スマホ向け格安大容量モバイルバッテリー

2020年6月19日

Ankerのモバイルバッテリー「Anker PowerCore Essential 20000」を購入したのでレビュー。

2019年11月に発売開始した同モバイルバッテリー。最大12W出力のスタンダードなモバイルバッテリーとなるが、その分、20000mAhの大容量ながら直販3,999円とコスパよい。

流行りのUSB PD(急速充電)には対応していないが、スマホ充電だとしょせん18W止まりなので、最大12W出力できる同モバイルバッテリーと出力的に変わらない。スマホ用のモバイルバッテリーとして使うだけなら同モバイルバッテリーでも十分だったりする

スマホ向けの大容量モバイルバッテリーを探している人などレビューを参考にしてほしい。

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【レビュー対象製品】Anker PowerCore Essential 20000

発売時期2019年11月
直販価格3,999円〜4,299円(税込)

カラーリングはブラックとホワイトの2色。レビューはブラックで行う。

 
Anker PowerCore Essential 20000 の評価ポイント
安くて大容量のモバイルバッテリー(20000mAh)
モバイルバッテリー本体への給電はUSB Type-Cポートから可能
× ダメなところ
本体重量が重い(340g)
最大出力12W止まり、もっぱらスマホ向け

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Anker PowerCore Essential 20000 レビュー

製品概要

Anker PowerCore Essential 20000 は、2019年11月に発売開始されたAnkerのモバイルバッテリー。

USB PD充電(急速充電)には対応せず、最大12W出力のごくごく一般的なモバイルバッテリーとなる。ただ、その分、20000mAhの大容量ながら直販3,999円とコスパに優れる。

もとよりスマホ向けのモバイルバッテリーを探している人ならスペック的にも価格的にも丁度いい製品だ。

 

充電スペック

USB Type-Aポートを使って最大12W出力できる。QuickCharge(最大18W)やUSB PD(最大100W)などの急速充電には対応しない。

なお、USB Type-Cポート、microUSBポートも備えるが、これはモバイルバッテリー本体への給電専用ポートであり、外部デバイスへの充電ポートとしては使えない。

 

バッテリー容量

バッテリー残量ランプあり(1個25%×4個)

バッテリー容量は20000mAh。通常サイズのiPhoneが約4回フル充電できる。なお、Wh換算で100Whなのでギリギリ国内線の機内に持ち込める。

 

外観

外装ボディは、ここ最近のAnker製品でよく見かけるザラザラ&網目スリーブ仕様。

見た目いかにも黒くて地味なデザインだが、網目スリーブのおかげで無印良品に通づるデザインセンスが加味されている。ガジェットとして、モノとして映えること違いない。指紋が付きにくいのも評価ポイント。

 

サイズ感・重量

iPhone SE(2020)より縦に2cmほど長い

縦15cm、横7.5cm、厚さ1.7cmほど

サイズはほぼほぼiPhone SE(2020)と同じ大きさ。厚みはiPhone SE(2020)2枚分。スマホと重ねたときに違和感なく片手で握れる厚みとサイズ感をキープしている。

本体重量は340g。20000mAhのモバイルバッテリーなのでしょうがないが、予想していたよりも重かった。手で持つとずっしり感がある。

サイズ、厚みだけを見ると片手持ちでも余裕なのだが、重さを考慮すると片手持ちは辛いかもしれない。スマホが約180g前後とすればモバイルバッテリーと合わせてゆうに500gを超えるので、これを長時間片手で持ち続けるとさすがに疲れる。

 

Anker PowerCore Essential 20000 PDとの違い

ほぼ同型の製品として「Anker PowerCore Essential 20000 PD」がある。こちらは名前のとおり、急速充電「USB PD」対応版であり、USB PD規格で最大18W出力できる

18Wと言うと、もっぱらスマホの急速充電がメイン。また、USB PD規格の充電となるため、30Wで充電できるiPad ProやMacBook Airなども充電カバー範囲となる。

スマホだけでなくiPadやMacBook Airも充電したい人であれば、PD対応版の「Anker PowerCore Essential 20000 PD」を検討してもいいかもしれない。

充電レビュー

スマホ充電は問題なし

約6W(写真クリックで拡大)

まずはスマホ(iPhone SE 2020)を充電してみたが、だいたい6W前後の充電となった。

モバイルバッテリーの理論上の最大出力が12Wなので、さすがに急速充電に比べて充電の時間はかかる。ただ、それでもきちんと100%まで充電できるのでモバイルバッテリーとしては問題ない。

 

タブレットもとりあえずは充電できる

約10W(写真クリックで拡大)

タブレット(iPad Pro 10.5)で試したところ、約10W前後の充電になった。タブレットのバッテリー残量が少ない状態だと11Wを超え、理論値最大12Wに近い出力に。

タブレットは仕様上はスマホ向けのモバイルバッテリーで充電できる。ただ、iPad基準だと通常iPadで18W前後、iPad Proで30W前後で充電できる時代なので、あえて最大12Wの同モバイルバッテリーで充電するメリットも薄い。

 

ノートPCは充電できない

MacBookシリーズなど急速充電「USB PD」に対応しており、USB PD準拠のモバイルバッテリーを使えば充電できる。

他方、Anker PowerCore Essential 20000 はUSB PD非対応のモバイルバッテリーとなるため、ノートPCは充電できない。一応システム上でモバイルバッテリーとして認識されるが、充電はできない。

MacBook Proに接続したところ、「接続済み」表示も充電はできず

 

ワイヤレスイヤホンも問題なく充電できる(低電流モード対応)

低電流モード時は充電ランプの1つが緑色になる

AirPods Proを約1Wで充電できた。

Anker PowerCore Essential 20000 は「低電流モード」を搭載。ワイヤレスイヤホンなど充電するときは低出力かつ最適な速度で充電できる。

なお、低電流モードへの切り替え方法だが、電源ボタンを2秒長押しすることで切り替わる。低電流モードになると充電ランプの1つが緑色に光り、低電流モードかが確認できる。もう1度電源ボタンを押すと低電流モードがOFFになる。

 

モバイルバッテリー本体への給電はMAX10時間かかる

USB Type-Cポート、microUSBポート、どちらを使っても最大10W

モバイルバッテリー本体への給電時間が異様に長かった。バッテリー残量0%から残量100%まで給電するのに約10時間かかった。単純計算で1時間で10%の給電ペースだ。

モバイルバッテリー本体への給電はUSB Type-C、あるいはmicroUSB端子から可能だが、どちらを使っても最大10Wしか受け付けないため、さすがに時間がかかる。ある程度時間には余裕を持って給電した方がいい。

 

この記事のまとめ

Anker PowerCore Essential 20000 をレビューした。

Anker PowerCore Essential 20000 の評価ポイント
安くて大容量のモバイルバッテリー(20000mAh)
モバイルバッテリー本体への給電はUSB Type-Cポートから可能× ダメなところ
本体重量が重い(340g)
最大出力12W止まり、もっぱらスマホ向け

スマホ向けの大容量モバイルバッテリーとして考えればドンピシャりな製品だ。

本体重量が340gと少しばかり重いのがネックだが、アウトドアや遠出のときのサブバッテリーとして、災害時の予備電源として1台あると便利かと思う。

なにより20000mAhながら直販価格3,999円とコスパに優れる。下手なノンブランド製品まだしも大手Ankerの製品であり、18ヶ月の製品保証も付く。スマホ向けの大容量モバイルバッテリーとして考えればこの上ない1品だろう。

 

レビュー対象製品

 

 

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